変圧器たち

へんあつき-たち

トランスフォーマー カーロボット D-001 ギガトロン

実にイケメンで80~90年代和製アニメの敵ボス感。胸部の意匠もトランスフォーマーというよりはダンガイオーとかそっちのOVAロボットアニメ感ありますん。

箱は結構なダメージありました。まあ捨てるから良いんだけど。

「闇の破壊神」という二つ名が確認できますね。これはシックスチェンジャーですが、リデコの「デビルギガトロン」は10弾変形でモードが4つも増えている!本当に微妙なパーツの改良だけど、ロックできなくていいならこのノーマルなギガトロンでもあと4弾変形は出来るみたいです(今回は試してませんが)。

足首が若干緩くなってきてるので立たせ難くはありますが、大型トイのわりにまあまあポーズが決まる。肘関節があまり曲がらないのが偶に傷。あと経年劣化でクリック関節が固くなってきてるので破損も怖いしあんまり気軽に動かせない雰囲気。

脚部の可動は非常に優秀で自然な立膝もこなします。

第二形態のギガバット。遠目には頭部ギガトロンのまんまに見えるんだけど、

犬の口マスクみたいのが展開していてワーウルフ的な口吻の長い動物に見立ててます。とはいえハロウィンの衣装みたいだな……

第三形態のギガドラゴンは双頭のドラゴン。ややスペクトルマン怪獣の趣。ボディカラーが暗いので画像が小さいとディティール潰れて判りにくいのな。そういう意味ではボディカラーを白にしたデビルギガトロンは正解なのかも知れんですね。

続く第四形態のギガジェット。SFジェットですがこの辺からかなりの見立て感出て来てますよ。機首を固定したり着陸脚がちゃんと展開してたりと芸細なんですが。

第五形態のギガフォーミュラ。本当はもうちょっとフロント部が下向くはずなので後ろ側の角度調整とか甘いかも知れません。羽根とロボットモードの腕にモールドされているタイヤで設置するSFカー。

そして最後の第六形態、ギガハンド。ガ~ブリ~ン。

これはどうにか手に見えると思いますが、親指がちゃんと片側によってたり、背部のレバー操作で親指除く四指の第一関節部が稼働して握る動作が出来たりと気合入ったモードです。羽根の処理が邪魔くさいのと、グーとかチョキとかにしちゃうともう何を写してるんだか判らん感じになっちゃうのが残念。あとこの個体は人差し指と小指の基部(ロボットモードの肩部)がちょっと緩くて横に開いちゃうので調整しないとちょっと触っててストレスフルな感じでした。

これだけの変形こなす割に横から見ても無駄な厚みがなく、人型として違和感ないスタイルの良さ。

背面も、ギガジェットの機首を背負ってはいるものの非常にすっきりしています。全体的にディティール過多なのでこれで異形な体形だったらごちゃ付き過ぎなので、良いバランスだと思います。ディティールはなんとなくタカラSFシリーズの敵の意匠を受け継いでいるようにも思えますね。

腰に手を当てたかったんだけど肘が曲がらないのでコマネチ!みたいなポーズにも見えるな(´・ω・`)

ロボットモードで羽根広げると実に悪役らしくて格好いい。

頭部の左右についてる羽根みたいなパーツは頭部収納の都合で後方に畳めるのだけど、畳んだ状態でもこれはこれでシュッとしてて格好いいですね。

おフェイスは滅茶苦茶男前な彫刻で惚れ惚れします。大張ロボっぽいね。なんとなく。こうやって見ると顔横の羽根、畳んでた方が格好いいかも!