変圧器たち

へんあつき-たち

GENERATION TOY GT-05

発売当時は、もともと片方の出自はボーナスパーツだし、出来は気になるとはいえ、Legend Class サイズに $35 も出せんわなあ1と思っていたのですが、ムーンベースさんの蔵出しで1体2000円以下になっていたので条件反射で購入してしまいました。

https://moon-base.jp/?pid=119344127moon-base.jp

今やあーた、オフィシャルのレジェンドサイズだって2000円位する時代になってしまったてるのよ。5年の歳月は私の金銭感覚もおかしくしてしまったのです。

はい、閑話休題。これが「出自がボーナスパーツ」のメガトロン似。これには確か Tyrant という固有名がつけられていた筈2。もともとは GNENERATION TOY の糞デカデバステーター似こと GT-01 Gravity Builder の特典として非売品キットで提供されたものを、塗装済み完成品として単体販売し、オプティマス似とセットで販売したのがこの GT-05 だったと記憶しています。ロボットモード右脚側面にある4つの突起は Gravity Builder の掌の凹に勘合して保持するためのペグですね。これ買うんだったら Gravity Builder も買っておくべきだった(本末転倒)。 当時は TFC Toys Hercules と MAKETOYS GIANT を抱えてて、結局 GIANT は未だに未開封だったりする状態で Gravity Builder まで買う気にならなかったのよね(´・ω・`)アレンジは MAKETOYS のよりも好きだったんですが。

側面と背面。背負いもので分厚くならないのはいいんですが、引き金周りのパーツと銃身の固定方法が割と適当で、畳んだ引き金パーツの凸に重心の凹をかみ合わせて固定する方式ですが、銃身が引き金パーツの別の出っ張りに干渉してちょっと斜めにしか固定できないので、銃身を垂直にするにはまとめた引き金パーツをちょっと斜めにしないとならずやや気持ち悪いのです。

ポージングはこんなくらいが精いっぱいかな。もともと「コンバイナーの武器として手持ちさせられる」3がコンセプトなので関節自由度がやや低め。

肘膝はこれ以上曲がらない感じでした。あと右腕型の付け根が引き出せないので前後方向の可動に制限あり。これ本当は引き出せるけど糞固いだけかも知れないですが、分解して確認とかはしてません。左肩は問題なく回転できます。

変形パターンはなかなか面白い(´^ω^`)。パーツ移動の際のアームの逃がし方とか変な工夫があってパズルっぽくて楽しいです。残念なのは銃身取り外さないと変形出来ないトコ。購入前に変形動画とか見てなかったのでこれはちょっと残念な気持ち。

銃モード。隣はセットのオプティマス似ですが、オルトモードでは同クラスと思えぬほどサイズ差があります。ワルサーP38には見えないけど、”メガトロンの銃”にはちゃんと見える絶妙なデザイン。小サイズ故引き金部分はヒンジが邪魔して(スケールが大きくても)引き金引けそうにないですね。

銃身とスコープ外した状態だと、ちょっとグリップ部が長すぎますが、コルトベストポケット的な護身銃的な趣あるのでこれはこれで差し替えなし変形(強弁)。ワルサーだとモデル9とかですかね……

サイズ感はこんな感じ。ちょっと大きめのレジェンドクラスって感じでしょうか。

続いては相方のオプティマスプライム似の方。こっちは出自がちょっと判らなかったんですが、このセットモデル用にわざわざ新規で作成したんでしょうか?脚部の短縮やジョイント部の設計はメガトロン似の Tyrant と共通しているように感じられるので、関係ない奴を流用したわけではないと思いますが。

個人的にはオプティマスよりメガトロン好きですけど、このセットに関してはこっちのアレンジが好きなので買ってしまった感じあります。

フロントウィンドウが非常に小さくデフォルメされていて、頭部も非常に小さいのでARTっぽい趣4があると思います。

アオリだと巨大感が出てちょっとレジェンドクラスには見えないですね。

俯瞰だと頭部が小さくて胸板が異様に厚く見えるのが良く判ります。

フルポーザブルですが膝可動は最大限曲げてこの程度なのでダイナミックなポーズはちょっと苦手だと思います。肘は90°以上曲がるのですが裏側が塞がれていないため動的ポーズだとちょっとみっともないですね(とはいえオフィシャルもコスト削減で背面塞がれてないパーツが増えているので、相対的に気にならなくなってしまってますね……)。

メガトロン似と異なりこっちはオプティックがクリアパーツで成形されているので滅茶苦茶光ります。メガトロン似も構造的にはこちらと同様にオプティックが後頭部パーツと一体なので赤いクリアパーツ使えば目を光らせることが出来たと思いますが、ランナー構成的に腹部の赤いパーツと同じ5なのでクリアパーツにしなかったっぽいですね。

オルトモードも ART 的デフォルメのスクウェアデザイン。パーツがタイトなのと若干精度が悪いのでちょっと段差出来てる箇所があるんですが、私が変形下手なのかもしれません。パーツ配置は比較的オーソドックスですが、ロボットーモードの下腕を回転させて(つまりボットモードの肘をオルトモードで曲げているのと逆に曲げる事で)車両のシルバーのラインを腕の内側に配置するなどの工夫が見られます。

ライト部分の展開とか前輪~バンパー部の展開辺りが小サイズなりに工夫されていて変形させ甲斐があるという感じ。

手持ち武器の銃は折り畳んでキャブ下部に収納可能。固定ピンは位置決め程度で左右のフェンダーパーツとの摩擦で固定されている感じなので、バンパー左右のロックが甘いと左右の押さえが弱くて直ぐ取れてしまいますが、バンパーをカッチリロックできていれば問題なし(最初これに気づかないで「緩いなー」って思ってたので……)。

正直定価でこれだけ買うとがっかりしていたと思うけど、この価格で買えたのは良かった(´^ω^`)


  1. 1体当たり。発売当時、TFsource で$69.99(Images Of Generation Toy GT-5 Mini Leaders: Legends Scale Optimus Prime And Megatron - Transformers News - TFW2005)だった。当時の為替レートは1ドル=113円位だったのでまあ8000円弱(送料含まず)。ムーンベースさんは9180円で販売していたけど確かにサイズの割に割高感あるぅと思ってた。2022年現在では MS-Toys や NewAge が精度高いレジェンドサイズ多数展開していて $35 ならむしろ割安感さえあるんだけど。尚今のレートだと1万円超えてしまうので、円安で非正規トイは2割も値上がりしてしまった((((;゚Д゚))))
  2. Generation Toy GT-01G Tyrant model kit partial build & Review - YouTube
  3. ”GT-01 Gravity Builder の特典として非売品キットで提供されたもの”の手持ちした画像は見つからなかったので代わりにGT-99と Tyrant のゴールドモデルの画像をどうぞ……
    https://www.tfw2005.com/boards/attachments/bd017ba6-db18-4663-b5ae-8133348ab8ac-jpg.29207652/
    Generation Toys-GT-01 Gravity Builder (Devastator) | Page 417 | TFW2005 - The 2005 Boards
  4. 例えば映画”デッドプール”のエンドクレジットの可愛いイラストを担当した Justin Claus Harder 氏の↓こういう ART っぽい奴ね。
  5. Generation Toy GT-01G Tyrant model kit partial build & Review
    www.youtube.com