変圧器たち

へんあつき-たち

トランスフォーマー レガシー TL-12 エリータ-1

ウーマンサイバトロンと言えばアーシーが有名であり、エリータ-1は非常にマイナーな存在だったと思います。G1ではゲストキャラ(多分1話限り)であり、玩具化にも恵まれない存在でした(こういうのは殆ど思い込みと憶測で書いているのでヨタ話と思ってください)。

オプティマスのかつての恋人という設定の為に、ゲストキャラの中ではまあ名の知られた存在、数少ない女性キャラという位置づけ。個人的にはアニメイテッドのブラックアラクニアの過去(ここでもオプティマスのかつての恋人という設定でした)として登場し、非常に複雑なキャラクターとして描写された時に「上手い設定のりフォーマットだなあ」と思ったくらいで全く印象の無いキャラだったんですが、その時もエリータ-1としては玩具化されず。

転機は恐らく実写映画からで、アーシー、クロミア、エリータ-1の三姉妹(というか描写としては1つのキャラが3分割してそれぞれ独立して行動可能だが人格はアーシーというコンバイナーの逆みたいなキャラでクロミア、エリータ-1は玩具に付けられた名称なのかしらん?)として登場、以降アーシー型のリデコとして玩具が出ることが多くなった感があります。

そして今秋から米ニコロデオンで放送開始された「Transformers: Earth Spark」で遂にとうとう(恐らく)主要キャラの一人として登場。オルトモード:オフロードカーで玩具も出るんだぜ!という今ノリにノってるTFの一人なのではないでしょうか。

そんなエリータ-1のオルトモードですが、レガシー版ではクラシックカーとフューチャーカーの奇妙なハイブリッドという趣。正直ダサい。G1のオルトモードはこれと比べたらもうちょっと”フューチャー”寄りだったのに、なんで?という感じ。

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リデコの都合かと思ったけどリデコ先のミネルバのオルトモードともかけ離れているので正直このフロントデザインの由来が判らんよね。なんならアーススパークの解釈でオフロードカーでもよかったんやで。まあ非常に特徴的なオルトモードなので個性的ではありますけどね。

ルーフのロボットモードの頭頂部は完全なダミー。5mmジョイントで刺さってるだけなので簡単に取り外せる。これはリデコでミネルバ出す都合なのかな?と思います(ミネルバではパトランプ)。

ボディ後半は脚部が変形して足首も180度ひっくり返して噴射口っぽく見立てているのが多分この変形の一番の見せ場だと思います。実際足首っぽさがまったくなくなる上手い采配。

武器はオルトモードでも取り付け可能。なんだけど取って付けた感は強いですね。頭頂部の行灯を外してそこに取り付けることも出来るようですがそうすると頭頂部が余剰になってしまう(まあどこか他の5mm穴に取り付けておく事は出来ますが……)ので、やらず。車両後方の膝下を車両のガワにしてしまう変形パターンは単純なれど効果的。

ロボットモードの裏側はこうなので、変形パターンに面白みはあんまりない。全体的によくある人間の体形に近い自動車に変形するトランスフォーマーのパターン。オルトモードのダサさの殆どはフェンダー上の角前照灯の印象なのでここだけシュッとした奴に交換するサードパーティーアドオンとか出てくれないかしらね?

ロボットモード。おフェイスは非常に美人。特徴的な奇妙なヘルメットも上手い具合にアレンジされてますね。私は涙ラインに非常に弱いのでこのフェイスは超加点です。首は多分ボールジョイントなんだけど(私の個体は)結構固く左右首振りもちょっとねじ切れそうな手ごたえ。上下も僅かに動きますが、判らん程度に俯くくらいしか出来ない範囲でした。

可動は標準的。立膝は出来ませんでした。足首が左右可動しかないのでこれ以上激しいポーズ付けると自立させるのがほぼ無理になる感じ。

前横後。上半身は完全なるガワ変形なのでスタイルは良好なので、素立ちに近いポーズで飾っておくに限る。