変圧器たち

へんあつき-たち

Magic Square (MS-Toys) MUKUDO MS-G03 Blueberry Girl (not IDW Chromia)

G1アニメのクロミアは妙にダサいフューチャーカーにトランスフォームするアイアンハイドの恋人(だった覚え)のほぼモブキャラだったと思うのですが、玩具以外は詳しくないので適当です。

おっと、この玩具は Magic Square オリジナルの Blueberry Girl って奴なのでトランスフォーマークロミアとは関係ないのです。という訳で以下は戯言ですね。まあこの blog の書いてる内容は言うまでもなく全部戯言なんですけど。なので、以下は筆者が錯乱してクロミアと混同しちゃってるという事です。

今回の姿は IDW コミックに登場した時のデザインに基づくクローズドコックピットのオートバイ(兄弟拳バイクロッサーに登場したギンクロンの様な?)に変形するクロミアで、ぼんやりした情報ではシティスピーカーであるウィンドブレードのボディガード的な役割の人だったと思います。

ヴィレッジブックスがIDWトランスフォーマーの翻訳から撤退しちゃった上にIDWトランスフォーマー継続できなくなりそうなので彼女たちの活躍の日本語訳版はもう絶望的な気がするんだけどどうにかならんもんだろうか(´・ω・`)

オルトモードはオートバイですが、ハンドルやシートが存在するはずの天面がウィンドウで覆われており、つまりは人が操縦する乗り物でではないというデザインで自立走行する二輪ドローン的なセイバートロンモードですかね。

私が買った個体は当初このウィンドウ部分の左右合わせが何故かキッチリ閉じない。左だけ、右だけなら問題なく閉じ切るのに左右合わせるとテンション掛かって浮いてしまうという軽い不具合があったんですが、よく見てみたら以下のように、前輪基部に妙な隙間がありました(下の画像は一遍修正した後に再現したもの)。

ここはネジ止めされてるんですが、白いパーツを奥迄きちんとはめ込まないでネジ止めされちゃってちょっと浮いてしまっていたようです。これはネジをいったん完全に外して、白いパーツを奥迄押し込んでから再度ネジ止めして解決。プラ自体は比較的柔らかい素材っぽいので強く締めるとあっという間にねじ穴がバカになりそうな感じでしたよ。これでカウル部分も問題なく閉じるようになりました。

先に発売されていた MS-G01 Peach Girl とのオルトモード対比はこんな感じ。オルトモードでありがちな二輪の方が大柄になっちゃう現象がこの2体でも発生しています。

折とモードもデフォルメデザインとなっているので前後輪ともタイヤが太く、スタンド等無くても自立します。ウィンドウ後端部はちょっと段差が出来ちゃいますね。

傾けても斜めの状態で自立するのでハングオン姿勢で飾っておけます。

横から見ると脚部と腕部がどこにあるかはっきり判るんだけど、頭部はどういう風に収納されてるのか変形パターン知らんと判らない位には隠れているのではないでしょうか?

惜しいのは盾で、これは車体後部の側面に配置されますが、本来はウィンドウが丸々盾になるデザインなのでそこに収まらなかったのは残念。反対側の側面には武器の斧が配置されますが、これはマフラーを模しているという解釈のようです(バイクに変形するトランスフォーマーの武器でありがちな処理)

前後も割と破綻なく纏まっていると思います。側面から見るとまんま脚部丸出しに見えるけど、前から見るとフロントフォークに見えなくもないな……フロントフォークなんてないデザインなんだけど。

底から見ても丸出し感無いですね。

ロボットモード:

見事に2.5頭身位(ねんどろいど頭身?)のロボットに変形します。基本首から下は大した変形してないですし、特に胴体部分は全く変形していないんですが、メインのギミックはデカい頭の中にあって、上手い具合に胴体部を隠すというのは MS-G01 Peach Girl と同じ発想の設計ですね。

MS-G01 Peach Girl には後方に展開できる踵の補助パーツがあったんですが、MS-G03 Blueberry Girl では省略されており、その代わり固定ピン付きのベースが同梱されています。

MS-G01 Peach Girl では両太もも間の隙間がもっと空いていて、若干キューピー人形的な不格好さがあったんですが、だいぶ改善されています。

太腿部分の回転軸はただ挿さっているだけなので引っ張ると抜けます。私の個体は右脚側のここがやや緩くちょっと抜けやすかった。

https://s3.amazonaws.com/comicgeeks/characters/avatars/9534.jpg?t=1636196902
https://leagueofcomicgeeks.com/character/9534/chromia

IDWクロミアの鼻は、実際には額の装甲部が鼻迄伸びているデザインなので、鼻筋剥き出しなこのフェイスはちょっと違和感あるなーと思ったんですが、よく見ると鼻先の上にそのモールドがあって、

パッケージ裏を見るとその部分は塗装される予定だったみたいですね。ただし、実際に塗ったところで結構な段差があるので額と鼻筋が一体になったヘルメットの様なデザインとして見えるかどうかはちょっと微妙かもしれないです。

てゆうかパケ裏絵だとちゃんと顎の部分にもチンガード的なパーツあるんだね……

https://i.kym-cdn.com/photos/images/newsfeed/000/917/077/846.png

話それますけど、私は IDW ならサラ・ストーン先生の絵が滅茶苦茶好きなので、顎が平らで鼻の下が微妙に長く口が下の方についてるこのデザインの頭部な玩具も何処かで出してほしいとずっと願ってんのよね。スタチューでもええよ。

Shotgun Mermaid — Sarah Stone’s designs for Blurr, Chromia and...

サラ先生デザインのクロミアは上のリンクにあるけど滅茶苦茶チャーミングな大根脚なのよ。超変形でどっかから是非!

閑話休題。頭部は非常にデカい。特徴的な耳部の白いパーツや上に行くほど広がった冠状の頭部とかもちゃんと再現されています。

後ろ頭にオルトモードの前後輪がすっぽり収納されているのが良く判ります。この頭部はなかなか面白い変形するので変形玩具スキーにはお勧めです。

背中にはダミーですがバイクのタイヤが配置されています。背中から羽根の様に2つのタイヤが生えているのは IDWクロミアの特徴ですね。トランスフォーマーサイバーバースにもこのデザイン踏襲したクロミアが登場してるみたいですが、彼女は背中ではなく左右の肩にタイヤが配置されていて、左右の脹脛部にもタイヤのデザインがあるのでそれぞれ前輪後輪が半分に割れる変形パターンと思われます。これ脚部は Generations Thrilling 30 版 Chromia の変形パターンと足して二で割ったみたいな感じでそっちも玩具出してほしかったですね。

頭部上から見るとこういう。結構大胆なパーツ構成です。左右に割ったウインドウ部が頭部上部側面の広がった冠を構成するという発想は素敵。

ベースの固定ピンを片足だけ使えばそこそこ不安定なポーズでも自立可能です。

片足立ちもイケちゃう。

スタンドなしでもバランス取れば普通に自立します。

肘は変形の恩恵で深く曲げられるのでポージングはやりやすい。

首は上下左右にスイングできますが、可動範囲はそれ程広くないです。

上下方向は、上を向かすのはほぼ無理で、やや俯き加減に出来る程度。左右はデカい頭部の肩やらとの干渉を上手く避ければ真横位迄行けます。

今回は交換用のフェイスパーツ(笑顔)付き。個人的にはサラ先生絵オマージュのへの字口が欲しかったけどね。

立膝も出来ますよー。

ロボットモードで MS-G01 Peach Girl とツーショット。頭長高はほぼ一緒で10cm位。今回は顔にパネルラインが無いのでややシンプルな印象(多分その変わりが鼻筋部と顎部のモールドだったんだろうけど省略されちゃってる)。

フォーマットは結構統一されているけど、MS-G03 Blueberry Girl の方が微妙にデザインや造形が進化してる気がします。このシリーズまだ続くのか判りませんが、次はウィンドブレード似辺りに挑戦して欲しいですね。

moon-base.jp

ムーンベースにて 5,980円 で購入。まだ在庫あるぞ!