変圧器たち

へんあつき-たち

トランスフォーマーレガシーエヴォリューション TL-35 スカイクエイク

本玩具はプライムユニバースのスカイクエイクのリメイクと言う事になっているようですが、その姿はG2直前にヨーロッパで展開(後にタカラが輸入販売)されたG1の最後っ屁の大型玩具の方のスカイクエイクの姿も取り込んでおり、肩アーマーや脚部はプライムから、胸部や胸部がG1からの引用となっているように見えます。

今回のスカイクエイクは非常にユニークな変形パターンを持つ玩具なので変形スキー的には大好物ですが、ロボットモード時の各部固定が非常に外れやすく、また一部定位置が判らない箇所がある、踵が殆どないのでロボットモードで立たせ辛いなどいくつかの欠点もある為、比較的扱い辛い玩具でもあります。まあ格好いいからそういう欠点は些細なんですが。

オプティックと後頭部が同一のクリアパーツで形成されているように見えるのに、何故か集光ギミックが働いておらず、後ろ頭を照らしても真っ黒目のまんま。某タファ氏は「目はクリアパーツの上から塗装されている」と言ってた気がするんですが、どう見ても塗装はされてなかったのでどうなってんの?とバラしてみました。

後頭部のパーツ外したらバリバリ光るでやんの!どうやら後頭部を覆うパーツが後ろ頭のクリアパーツからの光のルートを塞いでしまっているようです。パーツ割り的には集光ギミックを意図しているようにしか思えないので設計ミスか知らん?発光目は滅茶苦茶格好いいので勿体ないですね(´・ω・`)。

後頭部のパーツをクリアで複製するとかしたらイケるんじゃないか?って思うんだけどどうだろう?

このネジ穴の上の下向きの「C」の左右に張り出している部分が光を遮断している気がするので、ここを削ったらいけそうな気もするんだけどどうだろな? 尚、後頭部のパーツは私の奴では2か所接着されていたので、外してみようって人は自己責任でお願いします。

オルトモード:

G1スカイクエイクのそれに似た架空の爆撃機にトランスフォームします。G1スカイクエイクのユニークなギミックである ”Megavisor” 機構の構造物のディティールも再現していますね(形状のみ。Megavisor の潜望鏡ギミックは非継承)。ニードルノーズとの唐突な合体ギミックはG1スカイクエイクが自身の軍団であるディセプティコンプレデターズの小型機たちとの合体機構を有していたため、そのオマージュと思います。私はレガシーニードルノーズ購入していないので試す事は出来ませんが。

ランディングギアは三か所展開可能ですが、コロ走行は無し。武器のガトリングガンと剣は一体化させて機体底部に設置が定位置。キャノピーが開閉可能ですが、これは変形に必要な可動部分として意図されたのではないかと言うのが割と多くの人の見解(但し取説上でその記載無し)。底部にロボットモードのパーツがはみ出しているように見えない秀逸なデザインですが、その分航空機としては異様に分厚い機体となっています。爆撃機設定だからこれはこれでアリかな。

コックピット内部は複座のシートなど操縦席のモールドがしっかりあって精密感があります。

うらおもて。正三角形に近い異様なフォルムで、レガシーシリーズで顕著なオルトモードのスタイル軽視の表れなのかもしれないんですが、この製品に関しては却って強キャラ感あるオルトモードになっているので結果オーライだと思います。

リア方向。ジェットノズルが3つ見えますが、中央の部分がその上部構造含めてG1の潜望鏡になっていた部分の造形を継承したところですね。ブラッシュアップされて全体の異形デザインの一部として生かされていると思います。

5mm ジョイント用のスロットが非常に多く、本来一以外にも武器をマウントできるので様々な俺設定運用が出来そうですね。

ロボットモード:

若干足短い気がしますがスタイルは良い。肩アーマーはもうちょっと深く被せるのが正位置な気もしますが、良く動くので好みの状態で保持できます。手首の蓋、ふくらはぎ裏部の尾翼が非常に外れやすく、この画像では右手首の蓋のロックが外れて手首が一寸ズレてますね(´・ω・`)

武器は背面などの 5mm スロットに配置できます。キャノピーが外側にはみ出すのは取説ではそうするよう指示されていませんがその方が収まりが良いという多くの人の意見。しなくても収まるし、このキャノピーを外側に逃がしている部分の隙間はキャノピーを外側に逃がさない(取説正位置)の時にキャノピーが干渉しないための抜けなんだろうけど、措置側に外側に出した方が格好いいのでこっちを意図してたんじゃないのかな?と言う気がします。

他のTFに比べても多くの 5mm スロットが各部にあるので増設武器取り付けたりして武装強化できるのは良いですね。

あっちこっち外れやすいはあるんですが可動は非常に秀逸です。

本物のスーパーヒーローランディングが可能。太もも付け根が 90 度以上上げることが出来、膝も二重関節になっているので非常に深く曲げることが出来ます。

そのお陰で正座もイケちゃう。

肩基部がロックされていないのは一見欠点ではありますが、手前に引き出すことが出来るので腕組み様のポーズも可能です。まあよく見たら肩関節酷いことになってるんだけど。

武器は剣とガトリングガン。剣は折り畳んでガトリングガン後部底面に取り付けることが出来ます。

スカイクエイクの拳は親指と他指が繋がっておらず、手首の 5mm スロットの側面が抜けているデザインの奴で、剣の持ち手には円柱の片側にリブがあり、それがこの抜けてる部分を通過する仕組みなので剣として使うときは刃の向き的に右手専用になります。

柄の部分は程々長いので両手持ちさせたいんだけど柄側のリブのせいで叶わず。なんでこんな仕様にした。

剣の折りたたみ部分はどの状態でも特にロックされることも無いのですが、ええ塩梅に折り畳み途中の状態にすると鎌のようにも見えるのでウォーピックっぽく見立てることも出来ます。この場合折れ曲がる方向的に左手専用武器になります。

ガトリングガン。基部のグリップは手首の下側から取り付けてこう。滅茶苦茶様になりますね!

中央部にあるボールジョイント接合のグリップを使って腕に留めると固定武装の趣。

普通の銃の構え方させると長物感出ますね。

スナイパーとか突撃銃とか(ガトリングで?)。

胴体を前後逆にするとプライムスカイクエイクボディになるとか話題になっていたので真似した奴。手首が逆になってしまうんですが、案外違和感ないですね。

「荒野の用心棒」の防弾ポンチョ風。まあなんにも出来ん。

そしてオルトモードが空物なら試してしまう、ある種の指標ガウォーク・ファイターモード。これは後ろによっかからせていますが、普通に自立も出来ました。

肩アーマーを避けないと腕を展開できないのであんまり綺麗な形状じゃないですけど通増のガウォークモードもまあ行ける。

腰部の接合が肝で背負いものを出来るだけ本体に密着させてやらないと非常に後ろにコケ易くなるので、オルトモードの機首の折りたたみ定位置を把握する必要があるんですが、取説では絶望的にわかりづらいのでこれは動画サイトとかを参考にするのが良さげ。私は某タファ氏の動画参考にしましたけど、「機首を思いっきりおり切るとクリック感がある」になかなかたどり着けずに結構難儀しましたが、確かに行き切るとカチッと音がして定位置で固定されます。

足首の左右ロール軸はあるんだけど、私の個体はプラの弾性で直ぐに定位置に戻ってしまうのであんまり機能していない感じ。膝が二重関節ですが、上側の方は奥の方に固めのクリックがあるので深く曲げると、戻すときにちょっと壊れるんじゃないかと不安に成る程固かったです(初回)。私は分解して(ネジ止めのみなので簡単)構造把握して「これは力づくで戻して大丈夫」と判断して戻しましたが。膝はそのクリックから更に曲がるのでいったん分解して構造把握しとくと良いと思います(自己責任)。

ああ、あと首が前後にスイングするんだけど、オルトモードでは奥が正位置(そうしないと頭部収納出来ない)で、ロボットモードでもそっちの方が良い感じ(※個人の感想です)なのであんまり使いどころがない。ロボットモードだと前にせり出して正位置なのかもしれないんだけど取説には特に記載無し(と思います)。取得の端の折りたたみ関節も取説では特に使う指示ないんですが、こっちは私はロボットモードで翼端を 90 度折り畳んでいます。

駿河屋/5700円