変圧器たち

へんあつき-たち

Transformers Animated Deluxe Class Blackarachnia (2008)

本作も Alexander Kubalsky 氏による設計なのでビーストモード/ロボットモードともその造形、スタイリングは非常に美しいですね。しかしアクションフィギュアとしての観点からすると可動性能は低め。製造上の問題でポロリし易かったりもあるので扱いはまあまあ難しいです。この型を使ってビーストウォーズ版のブラックウィドーがトランスフォーマーレジェンズ枠から発売されていますが、(あれはアレでリデコも良かったんですけど)この体形はビーストウォーズキャラとしてはちょっと違和感ありましたね。アニメイテッド玩具はいずれもTFアニメイテッドのセンスを非常に濃く反映しているので他バースキャラに転生させるのは難しいと思います。


Transformers: Animated - Wikipedia

本筋とは関係ないけど私、海外版 Transformers Animated のロゴが滅茶苦茶好きなんですよ(”Trans” と ”Formers” が二行になってるデザインなのも少し珍しいですよね、と思ったらそうでもなかった1)。シンプルで未来感あって非常に素晴らしいデザインだと思います。このロゴのアクリルスタンドとか出たら買うわ!と思うんだけどまあ単体では絶対無理なのでトランスフォーマー歴代ロゴアクキーとか企画して欲しい。日本版 TF アニメイテッドのロゴは英語表記の癖してこれ使わずにベイバース映画版のロゴに似たヤツになっちゃててとても残念。このロゴもアニメイテッドでしか使いまわしできないと思うので、 あのキャラデザインでリブートした作品でも出来なきゃこのロゴが再び使われることは無いの勿体ないですね。

ビーストモード:

オルトモードは Archa Seven arachnid 大量のエネルゴンキューブを搭載したディセプティコンの軍艦が不時着したとされる有機惑星 Archa Seven に生息する有毒の巨大蜘蛛類の姿です。この蜘蛛に襲われたエリータワンが自らのダウンロード能力を有機生命体である蜘蛛に使ったところ有機毒を体内に取り込んでしまいりフォーマットされた姿、なのでディスガイズとはちょっと違う異形な姿になってしまう人間ものホラーのような顛末です。TF 的にはビーストウォーズ世界のテクノオーガニック(有機体を取り込む)のようです。

後ろ側の2対の肢はそれぞれロボットモードの脚、腕なので比較的よく動きますが、一番手前の肢には1か所関節がありますが付け根部分はほぼ動かず、その次の肢は軟質パーツでほぼ動きません。前2対の肢は付け根の回転軸を共有しており付け根部分で同時に上下させることが出来るのですが接地とか凹慮すると使いづらいです。前後方向のスイングはそれぞれ独立しているのでいい塩梅に均等な間隔で足を配置する、とかには使えます。

口吻と紫の牙は可動します。口吻は可動させたところであんまり見た目に影響しませんが牙はかなり目立つので表情付けに役立つかもしれません。

胴体部が非常に軽く、肢の保持力も高い為腹を浮かせた姿勢で保持できます。ビーストモードもロボットモードも細部は結構似ていないんですが、蜘蛛肢の一番後ろのカーブや、黒x金で統一された肢部のカラーリング等玩具オリジナルの美しい蜘蛛に仕上がっています。ハスブロ側のデザイナーはアニメイテッドアーシーと同じく Eric Siebenaler 氏のようなので、玩具のビーストモードは彼のデザインではないかと思います。

おもてうら。上から見るといい感じにデフォルメされたロボット蜘蛛、という趣ですが、設定上は有機生命体です。劇中の姿はなんつーか宇宙家族カールビンソンでアジーン、ドワーが撃墜し損ねて惑星アニカに不時着した敵性エイリアン(コロナちゃんとターくんで二人場折りしておもてなしした)に近い見た目の気がしました。

裏側から見るとかなり変態的なポーズをしているように見えますね。

ビーストモードの腹には糸を引き出すことが可能なクローパーツを取り付け可能で蜘蛛の糸として見立てることが出来るようになっています。

つまりはこんな感じで蜘蛛ボディを吊ることが出来ます。

あんまり必要性はないけど蜘蛛の腹はせり上げることが出来ます。

最近のデラックスクラスとサイズ比較。これはトランスフォーマーアゲイン BWVS-04 執念の対決版のブラックウィドーですがトランスフォーマーキングダムの型ですね。正史に繋がるのかどうかは判りませんが、アニメイテッド世界でのブラックアラクニアは暴走したトランスワープフィールドに飲み込まれて(その犠牲を最小にするため自らが犠牲となって時空を超えて別世界に飛ばされてしまうんだけど、その飛ばされた先で彼女を出迎えたのはゴリラ、サイ、チーター、ネズミだったというオチが付くのでこの二人は同一人物の可能性があります。当該話のタイトルも ”Predacons Rising” だしね。

アニメイテッドアーシーのオルトモードとの比較。本編では一切関わらないんですが、日本版OPで直接対決しているので。あのOPは最初に登場する謎黒幕(風)含めて全てイメージ映像というか、ボーナス映像的なものなので本編とは全く関係ないシーン多いですよね。

ロボットモード:

腕の側面のビーストモード時の蜘蛛肢の爪はキブルとして目立ちますが、これも武装と考えれば非変形のアクションフィギュアとして十分通るデザイン、スタイルだと思います。

ビーストモードの口吻と牙が腹部、わき腹に綺麗に収まってウエストラインを形成する設計の見事さには感動してしまいますが、この牙部分が非常にポロリしやすいんですよね……蜘蛛頭をスライドさせてロボットモードの胸部にするんですが、このスライドが最後まで行ってなかったりすると畳んである腰部を定位置に嵌める時にボールジョイントからこの牙がはじけ飛んでいきます。

後頭部は丸っとクリアパーツで無塗装。背部に蜘蛛の腹部に内蔵されていた武器を取り付けることが出来ます。脚部は膝下にカーブがつけられており、自然にS字立ちになるデザイン。蜘蛛肢時の側面の突起の一つが踵になって後ろにコケるのを防いでいますが、フットプリントが非常に小さいので自立安定性は非常に低いです。但しアクションポーズ時に自立安定性を助ける為のギミックがあります。

蜘蛛の腹部は腰の位置に移動して固定されます。重MSの推進器内臓リアスカート程度のサイズに収まっているのでキブルっぽさはありません。

https://tfwiki.net/mediawiki/images2/e/e8/FinalAniBlackarachnia.jpg
Blackarachnia (Animated) - Transformers Wiki

腕とか脚とか、設定上のデザインは細くデフォルメされているので実は劇中の姿とはそれ程似ていません。アニメイテッドアーシーとは逆に玩具の方が頭身高くなっちゃってるのでもうちょっと頭部が大きくても良かった気はしますが、これはこれで良いアレンジだと思います。

ちょっと塗装がダルいですが細かく塗り分けられた頭部。尚ヘルメット部分は自前の物ではなく、蜘蛛女に変貌した醜い顔を隠す為にディセプティコンの戦艦内に偶々転がっていたヘルメットをかぶっています。2

ヘルメットは劇中では釣り鐘型というか下部が絞ってない形状なんですが玩具では下の方が狭まったデザインになって居るのでヘルメットをかぶっているというよりは覆面レスラーみたいな印象になっちゃってる気がします。

オプティックは集光ギミックありで4眼。このアイディアはビーストマシーンズからですかねえ。関係ないけどマシーンズブラックアラクニアをロボットモード劇中そっくり顔でリメイクして欲しい。

アニメイテッドは絵柄に反して重い話が多いですが、このブラックアラクニアも非常に重い出自を持つ姿で、元はエリータワンだったのが宇宙巨大蜘蛛の毒に侵されて(劇中での「説明」では自信のダウンロード能力を有機生命体に使ってしまったが為に有機毒を体内に取り込んでしまって機械生命体x有機生命体のハイブリッドであるトランスオーガニックに変貌してしまったという設定があります。この辺の設定はビーストウォーズの「なんやエネルゴンつよつよだから胴部にになっとこうぜ!」みたいなノリではなく、アニメイテッドでは映画「ザ・フライ」のブランドル=フライの様に人間でいえば DNA レベルで融合してしまって異形化した、みたいな設定のようです。Season 3 #07(ep 36) "Predacons Rising" でどうにか元の姿に戻ろうと実験を繰り返していたらしい様子が描かれており、その研究の為ワスプを自分と同じトランスオーガニック体にする実験を行うんですが、その時の装置がまんま映画「ザ・フライ」の転送ポッドだったし、融合してしまう理屈も大体一緒でした。

元の姿に戻りたい、自分を見捨てたオプティマスを許せない、やらでこんな顔になってしまう位には切ないです。それでも最後は元の仲間たちを守るために自ら犠牲になってしまう尊さよ。あとセンチネルがオプティマスに冷たく当たってたの、性格もあるかも知れないけどこの一件も絡んでたんですよね。

可動範囲は全体的にバランスよく狭め。腕可動軸は肩ボールジョイントと肘ボールジョイントの2か所しかないので手首に表情つけるのが非常に難しいです。

腕組みっぽいポーズはこの位が限界。よく見ると破綻していますがぱっと見は腕組みしているように見えると思います。

脚部はまあまあ動きますがバランス取るのが難しい。

で、足首部分を開いてつま先と踵を離すことが出来ます。但しこれをやると接地角度が変わってしまうので膝とか腰で角度調節してバランス取らなきゃならないのでポージングは難しいです。

太腿の長さと膝下の長さが見栄え優先でデフォルメされているので立膝は大変に苦手です。とは言えアニメイテッド玩具でここ迄立膝っぽいポーズできるのはまあまあ優秀な方ではないでしょうか。

股間部はボールジョイントに加えて回転軸があるので胡坐書いたみたいなポーズもまあ取れなくはない。蜘蛛腹は背中側で伸ばして接地させるので後ろにコケる事も無く安定して座らせることが出来ます。意図してませんでしたがビーストモードの爪が良いバランスで光背みたいに見えるのでちょっと仏像っぽさが出ますね。

武器のクローは手首内側にスロットがあり固定可能です。

これは全然公式ではないですが蜘蛛肢を展開して手甲剣的な武器に見立てるとかね。

キングダム型ブラックウィドーと比較すると今のデラックスクラスがかなり小型化してますね。

アニメイテッドのDeluxe同士の比較。どうして見るとアーシーもメットの幅があるだけで頭部自体はそんなに変わらないからもうちょっと身長があれば劇中感出たのかもしれないですね。というか身長が逆な感じがします。

アニメイテッドブラックアラクニアのロボットモードのスタイル、Transformers R.E.D. のプライムアーシーっぽさあるなと思ったので並べてみたら身長や頭身が割と近かった。 R.E.D. は非変形のアクションフィギュアって位置づけだけど思いのほか可動しないからある意味テイストは似ているかも。


  1. Logo - Transformers Wiki
  2. Season 1 #09 (ep 09) "Along Came a Spider"

    素顔は Season 3 #07(ep 36) "Predacons Rising"で初めて晒される。

トランスフォーマー アニメイテッド TA-12 アーシー(2010)

本作もアレクサンダー・クバルスキー氏が設計担当なので非常に気に入っております。トランスフォーマーアニメイテッドは日本放送開始は米国から2年半くらい遅れており、米国では2009年5月に放送終了しているんですが、本玩具は米国ではトイザらス限定で日本での発売と同じ2010年に発売されているので、殆どキャンセルされかけていた商品を日本発売にかこつけて蓮からも発売したという事なんでしょうかね?そのため私は安く入手できるタカトミ版を購入しています。

大戦中は「記憶屋ジョニィ(Johnny Mnemonic)」バリの方法で機密データを運ぶ諜報員でしたがそれが仇となりアニメイテッド後半の悲惨を一手に担う女性キャラでした。

オルトモード:

もしかしてオルトモードの設定画って存在しませんの?この玩具のオルトモードデザインは TFWIKI によるとハスブロの Eric Siebenaler 氏とのこと。

tfwiki.net

取説ではオルトモード/ロボットモードとも「フェンダーのジョイントにウィングをセットすることができます。」と表記されているので、ウイングつけない状態が標準状態とみなすことも出来ますが、外しちゃうと完全余剰パーツになってしまうので付けときますね。

オルトモードはハスブロ版パッケージの裏には ”Rocket Car Mode” と記載があります。ロケットカーなんだ。なお、タカトミ版パッケージの背面では「フューチャーカー」と記載されていました。

リアフェンダー部がアーシーの特徴的な背負いものになるという構造を含め全体的なスタイルは G1 アーシーの流れを汲むデザインですが、フロントフェンダーの特徴的な面取りなど、アニメイテッドのでzサインラインにガッチリ乗っかってて非常に格好良いですね。

コックピット部のキャノピーが濃い目のブルーなので中が見えづらいですが、座席のモールドがしっかりあります。

側面中央の白いパーツはオルトモードでは側面出しマフラーの様なパーツにも見えますが、これは Derrick J. Wyatt 氏のデサインしたロボットモードの腰に付けてるミリタリーポーチみたいな奴なので、ロボットモードの設定画から逆算してオルトモードをひねり出しているって判りますね。

変形は比較的簡単なのが透けて見える背面。

巨大なウィングなのでスタンド付けて飛ばしてみたんですが、写真の絵面的には全然変わらなかったのであんまり意味なしでした。

ウィングを外した恐らく玩具的に意図した本来のオルトモード。ロボットモードでもこのウイングの場所はないので本来はこれがアーシーのオルトモードだったのかもしれません。

変形は簡単ですが唯一悩んだのがつま先の収納向きだったので画像として残しておきます。未来の俺みてる?イエー!(役立ててください)。

車両後端部は手の血が出頭を覆って隠している状態なんですがぱっと見判らんのよね。これにウィング付けたらもう全然気づかない。もしかしてウイングはこの為に追加されたデザインなのでは??

ウイング取り付け部のジョイントはデザイン的に小さい垂直尾翼に見えなくもないデザインで、アニメイテッド時代のデザインセンスはこういう事なんですよね。いまなら普通に5mmジョイントにしちゃってたかもしれない。

ロボットモード:

https://tfwiki.net/mediawiki/images2/archive/6/68/20180520185906%21Animatedarcee.jpg
Arcee (Animated) - Transformers Wiki

オルトモードとの兼ね合いでバックパックが設定よりも大きくなるのは G1 アーシーからの伝統ではありますがなかなか良いアレンジではないでしょうか。頭身バランスがちょっと異なる印象ですが、玩具は玩具でなかなか良い造形だと思います。

顔のパネルラインは稜線という解釈で造形されており、あまりにも人間的な造形になりがちなアーシーの顔造形の中でもこれはかなり好きなアレンジです。

バックパックに加えてオルトモードのコクピットが尻に配置されているのは後ろから見ると結構目立ちます。オルトモードの機首周りを膝下に変形させていますが、機首のカーブをふくらはぎの表現に使っていてセンスを感じます。

最初のロボットモード前後は劇中デザインと対比させるために剣やウィングを取り外した状態でしたが、全部搭載するとこんな感じ。これはこれで強化モードっぽくて格好いいんですが劇中の姿とは大きく異なります。

可動に関しては下半身が兎に角動かない。太腿の可動含意が狭く、膝も深く曲がらないので妄想しようも無いのです。反面腕は変形都合の肩上下、手首回転(二の腕部より)等があって割合良く動きます。

女子っぽいポーズは苦手。内股にすると非常にコケ易くなります。

首がかなり上を向けるので飛行ポーズとか取らすこと出来そうですね。だったらウイングパーツ付ければよかった……

唇の位置はもうちょっと下でも良かった気はしますがこれは他のアゴメイテッドにあわせたんでしょうか。集光ギミックは後頭部がまるっとクリアパーツだけあって非常に良く光ります。

平手なのでスペシウム光線的なポーズを、と思いましたがちょっとワイドショットっぽい感じになってしまいました。

これはアレです、映画コンスタンティンで両腕の「錬金術の硫黄」のタトゥーを合わせるポーズ。

アーシーの開き手は5mm穴になっており、武器を手持ちさせることが出来ますが付属のブレードの柄頭の部分が微妙に出っ張っており、慎重に取り付けしないと親指の付け根に負担がかかってしまい最終的に親指を折損してしまうというような恐ろしいことが TFWIKI に記載されていました1

私の個体は未だ大丈夫そうですがあまり付属の武器を持たせない方がよさそうです。通常の5mmジョイント武器であればストレスなく盛らせることが出来ます。

脚があまり動かないのでキメキメ動的ポーズは苦手。私のセンスではこの位が関の山ですねえ……

じゃあ飛ばしてみたら?って思ったけどこれもいまいち……

結局静的なポーズがええ感じで似合うのかも。

G1系アーシーだったら現時点ではこの二人が私の中でお気に入り。


  1. The more Arcee's swords are inserted into the hands, the more the thumbs weaken and will eventually snap off.
    Arcee (Animated) - Transformers Wiki

Transformers: Generations Autobot Drift (2010)

ディセプティコン、元デッドロックIDW 出身キャラの中ではウィンドブレードと並ぶ人気を誇る(と思います)。特に日本では「ヤン車にディスガイズする」と言う点に於いても人気(と思います)。

なんとあーたモデルグラフィック誌上で「今月のMS少女」を連載されてたメカデザイナーこと女子高生モデラー(でしたっけ?)で大変有名な明貴美加氏がドリフト大好き過ぎて3体もこの型3つも所有しているらしいよ!てゆうか私の Bluesky 垢の TF 投降に時々良いね付けてくれるどこかで見た字面の人が居るなと思ってたらさあ。本物だと良いな(´^ω^`)

今回久々に触って判ったのは Generations 当時の TF 玩具は結構固いプラが使われていて、各部のロック用タブが結構ガッチリ噛み合う割に薄いので扱いによってはペキンと割ってしまいそうという事だったので、3個とは言わず予備でもう1個くらい買っとけばよかったわと思いました。

しかしもう14年前の玩具ですよ!人気の割にこのドリフトはなかなかリメイクされてないなーなんて思いますけどベイバース AoE で同名のサムライキャラが登場してたんでそっちが沢山出ちゃったからというのはあるかもしれない。しかしあっちは同じサムライキャラかつスポーツカーにディスガイズするって共通点はありますが、同名の別人だと思っている1ので、こっちのドリフトのリメイクをマジで期待しています。

こっちのドリフトとバース違いの同キャラだと、キュートランスフォーマートランスフォーマーアドベンチャー2位なもんっすよね?

今技術で滅茶苦茶動くドリフトを出してほしいと思う反面、レガシーのフォーマットから出てしまうとオルトモードが愚性になってしまうのでは?という不安もあり悩みどころです(妄想で悩むの阿呆っぽいですが)。あっ!鉄鋼機神[アダマスマキナ]ラインで新たにフレイムトイズのデザインでアースモードの奴!どうよ?タカトミ?

ThirdParty からも似た人が2種発売されていますがどっちもオルトモードがセイバートロニアンビークルなので国産車モチーフでオルトモード、ロボットモード、可動性能を全て兼ね備えた決定版を出してほしいのよね。

オルトモード:

オルトモードはヤン車、ですかねえ。車体は走り屋、マーキングはヤンキーのハイブリッドみたいな車両だと思います。TFWIKI では

a cross between a Nissan Silvia S15 and a Mitsubishi FTO.

と「日産 S15 シルビアと三菱 FTO を掛け合わせたような」デザインと記されていますがい言えて妙ですね。

このロングノーズからしてフロントエンジン車と思いますがルーフ部に謎のエアスクープがあり、これはどこを冷やす目的なんだろう?とか思わせちゃう辺りはヤン車の形状だけ持ってきてデフォルメしたビルドに近い気がします。

リアコンビランプ辺りはあんまりいじってない感じなの凄く良いですね。

側面にはヤンキーテイストのマーキング。ギリギリセーフですがデザインソースは旭日旗だよなあ。

ちょっと左右のパーツの合いが悪いのは私の腕のせいなのか経年劣化なのか。

このドリフトの登場でトランスフォーマーのディスガイズ先としてヤン車もイケる!ということが判明してしまったので竹槍出っ歯のガチヤン車にトランスフォームする人とか、痛車にディスガイズする人とかも存在しうるという事が確実になったのは良いことですね。痛車をオルトモードにする奴、ディセップであって欲しいですね。

オルトモードの外観に全く響かない形ですべての武器を収納可能。亡き恩人の形見のグレートソードが車両底面てのはどうなんだ?というのはこの際置いといて。

ロボットモード:

肩部と腰の左右から生える脇差の鞘になってる巨大なサイドスカートが特攻服みたいな効果を生み出していますが、本体自体は比較的スリムなロボットです。

比較的オーソフォックスな自動車から変形する TF ですが、各部の変形はかなり独創的で特に脚部の変形はあんまり他に見ない独特なものです。タカトミ側の設計は蓮井章悟さんだそうです。

Drift (G1) - Transformers Wiki

つま先部分は多少稼働して接地性を稼ぐことが出来るのですが、そうすると脛部に隙間が空いてしまうのでそこは可動を意図していないと思われます。

そのつま先を最大限に伸ばすと足長ドリフトにすることが出来ます。

可動性能はそれほど高くないので動的ポーズよりもどっしり構えた静的ポーズの方が似合うと思います。せめて腰が回転してくれればなあ、とは思いますが。

腕組み的なポーズはどうにか出来ますけどちょっと下手糞ですね(私が)。

脚部はあまり曲がらず、膝最大限に曲げてこんな感じです。立膝すら無理。でもこれはこれでこの状態で自立できてるの凄くないですか?

数少ないは同褒めポイントとしては首がかなり上向かせることが出来る点です。これ結構表情付けに重要なのでもっと対応して欲しい。

オプティックには集光ギミックあり。集光箇所は頭頂部のみですが良く光ります。

メインウェポンは形見のグレートソード。刀身に「天下無双」の刻印があるってどういうことなの…… IDW 劇中に登場したグレートソードに形状もそっくりで素晴らしいんですが、軟質パーツなのでちょっとぐにゃぐにゃになっちゃってるのが悲しいところ。買った当時はもうちょっと固かった気もするので経年で軟らかくなってきちゃってるのかもしれないです。

蚊y区部に比べて腕部は巨大な肩アーマーやタイヤが干渉しがちですが可動箇所も多く、肘も二重関節でぐ各曲げることが出来るのでグレートソードの両手持ちもこなせます。

ロボットモードでは背部にグレートソードをマウントするハードポイントが備わっていますが、それにも関節があり角度をつけることが出来るので抜刀ポーズも取れるんですよね。蓮井さんどれだけ凝った設計すれば気が済むねん!

グレートソードを授かる前はこの二振りの刀がメインだったんだと思いますが、刀身が太く短いのでなんだか青龍刀っぽい迫力があり、殺傷能力高そうに見えますね。

最後の鞘から抜刀しているポーズは結構格好いいのでは?と自画自賛です(´^ω^`)


  1. ベイバースのオプティマスやビーは他バースの同名キャラと同じキャラクターという気がするんだけどね……
  2. しかもこのドリフト、2015年の RID 版ドリフトのリぺ/リデコ品ですが、元になったドリフトはどっちかというとベイバース版と同キャラ感ある見た目の人なんですよね。

Transformers Animated Voyager Class Outimus Prime

アニメイテッドのオプティマスプライムはものすごい数の玩具が商品化されており、TFWIKI で調べた限りでは Legends Class、Deluxe Class CYBERTRON Mode、Deluxe Class、Voyager Class、Supreme class、Activators、Bumper Battlers の7種が確認されています(Happy Meal 版は未カウント)。これにリカラー版もあるし、国内版だとボイジャークラスのリカラーに新規増設パーツ追加したウィングブレード オプティマスプライムとかもあるし、全部買う系のファンは超大変だったんじゃないでしょうか?私は当時も今もリデコリカラーは基本買わない派だし、アニメイテッドはデサイン気に入って全部買う!って思ってたけど同キャラは一番出来の良い奴有れば良いよねの気持ちもあってオプティマスは Deluxe Class CYBERTRON Mode、Voyager Classの 2 種しか買いませんでした。

アースモードはこの Voyager Class Outimus Prime がオルトモードも似てるし、マスクオフも出来るし一番良いだろ!って思ったんですよねえ……

オルトモード:

オルトモードは消防車のキャブヘッド?です。フロントガラス部分の傾斜が(恐らく元の Derrick J. Wyatt 氏のデザインよりも)きつくつけられていて、フロントインテーク形状もよりはっきりした台形にデザインされており、元デザインから更にデフォルメした形状になってます。多分この辺りの形状の解釈はレガシー版の方が元デザインに近いと思いますが、バンパー周りの解釈は断然こっちの方が元デザインに近く私は断然こっちの車両デザインの方が好きです。

但しパトライト部分はクリアブルーのプラで一体成型されているため左右とも青になってるのは残念です。

今見るとタイヤ位置がちょっとデザインと違ってて、前輪後輪がもっと接近しており、前輪位置はキャブ後端に殆どかぶさらない位置なんですよねえ。今の前輪の半分くらいまでバンパーが来て、その後ろ位に前輪がズレる、後輪は前輪の直後位に配置されて脚部のブルーパーツはもっと短い。結果としてもっとコロンとしたイメージの車両になる筈なんですが、ロボットモードのスタイリングとの両立を考慮したらこの設計になってしまうのは致し方ない気がします。

ただ前輪をこれより後方に配置してしまうとキャビンが重くて前にコケちゃうような気もするんですよね。レガシー版ではその対策としてバンパー内部に補助輪を足して6輪車にしてしまうという対策していましたが。とは言えですね、Supreme class の奴がオルトモードはかなり劇中に近いという事に気付いてしまいましてですね、デザイン画に近いスタイリングのオルトモード出来てしまうんだ!って俄然興味が沸いてしましました……今中古でどれくらいするんだろうねーなんてうっかり Google ってしまったが為に Supreme class の国内版である「TA41 オプティマスプライム」がAmazon で多分新品(未開封品であることは確認済み)で10,800円で売ってるの見つけてしまいまして、現代金銭感覚で「安い!」って即購入してしまったんですよ(ヤフオク落札相場が5,000円以下というのをその後知る)。まあ当時定価で8,400円だし!(だから?)

右側面には窓の様なモールドが肩関節の付け根と肩部の2か所にありますが、左側の肩部にはこのモールドが無いので恐らく劇中通り左肩部にオートボットインシグニア入れる予定だった(少なくとも設計段階では)と思うんだけどこのオプティマスはどこにもオートボットインシグニアが印刷されていません。お、ちょっとサードパーティトイみたいですね。

リア方向から。劇中でこの状態で後ろ姿あんまり見ないというか、そもそもオプティマスあんまりオルトモード披露してなくないですか?という気がします。多分キャブ単体でのこの後ろ姿は殆ど、あるいは全く劇中で披露されていない気がします。仮に設定画あってもたぶん似てないと思いますが、玩具としていつものオプティマストイに倣って手堅くまとめられていると思います。

底面。この画像見て気付いたけど前輪は最近のスタジオシリーズなどでよく見かけるようになったタイヤの半身だけ回転する奴、だったんですね。こんな昔からこのアイディアが使われているとは思わなかったというかあんまり気にしてなかった。

尚、タカラトミー側のデザイナーは TFWIKI によると蓮井章吾氏。

tfwiki.net

武器パーツをキャブの後ろに取り付けることで玩具オリジナルのデザインですが消防車のテイをなすことが出来ます。このモードだとタイヤの一は兎も角前後方向に圧縮されたデフォルメ形状の消防車は可愛らしいと思います。

レガシー版アニメイテッドオプとの比較。多少の G1 ナイズはあるとしてもデザインの解釈的にどっちも正解感あって、デザイナーの解釈やコンセプトの差で同じ車両でもここ迄形状変わっちゃうんだなと感心してしまいました。どっちもそれぞれのコンセプトに於いて正解なんだもんなあ。

ロボットモード:

このデカい胸部に細いウエスト!これこそアニメイテッドオプティマスのアイコンですよ!個人的には太腿部はもっと細くても良いと思いますが、これは膝関節の京都も考慮したら玩具的にはこれが限界だと思います。その分膝下を畳んだバンパーパーツで幅稼いでいるあたりは巧みな設計だと感じます。

プロポーション的には非常に理想に近いアニメイテッドオプではないでしょうか。パトライト部がロボットモードだと裏返しになっちゃってるのはちょっと残念なポイント。

頭部ヘッドはマスクオフギミック付き。一番最初のトランスフォーマーアニメイテッドのキービジュアルのオプティマスは多分下の画像の顔だったと記憶してますが、この時点では滅茶苦茶心配してたんですよね。

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しかし蓋を開けてみたらマスクオフ中心の生真面目ヤング司令官て感じのルックスだったんでかなり安心した覚えがあります。本玩具では後頭部のレバー操作によるマスクオフギミックが内蔵されており、劇中の状態とは異なり顎マスク(新型コロナが生み出したこの単語のお陰でこの状態の説明が楽になるなんて思いも寄らんよねえ)にはなりますが、かなり劇中のイメージに近いマスクオフ顔なので満足度は高いです。

マスクオフにすると首元のスロットにマスクの顎の下の突起がぴったり嵌るんですが、これがキツキツなのでレバーで下げても奥迄収まらないからって指でマスクを押し下げたりしたらガッチリ嵌ってしまってなかなかマスクを上げられない事になるのでご注意を。

当然集光ギミックもアリ〼。イケメン。

フルポーザブルですが可動には制限が多く特に下半身はあまりポーズを付けられません。膝関節はあまり深く曲がらず、上の画像の一番下が目一杯膝関節を曲げた状態です。

腰回転があり、肩や肘はかなり可動しますが、手首はオルトモード時のカバーパーツと手首をタブで接続してしまうので全く可動しません。

足首ロールも無いからあんまり肢開いちゃうと踵が浮いちゃいますしねー。

一応腕組み的なポーズはギリ行けます。但し手首が回らないのでちと厳しい。

劇中と全く異なるデザインの両刃の斧「イオンアックス」どっちかって言うと糞デカ軍配みたいな見た目でラブリュスにしても異形過ぎるんですよね。画像では赤いパーツ倒したままになってますが、取説では起こしたままになっています。

一応両手持ちも可能。肩関節がかなり引き出しできるのでどうにか可能ですが、手首の回転が無いので角度は限定されます。

劇中そっくりレガシー版の武器も持たせられるので手首は5mm穴と思われますが、かなりキツキツなので自己責任で。あんまり長時間持たせてるのは怖い感じします。

もう一つの武器、放水銃。実際に水鉄砲として機能するようですが、私は水入れて試したことありません。多分いったん水入れちゃったら分解清掃でもしない限り中に水が少し残ってしまうから後々カビの発生とかに繋がりそうで怖いですよね。

これは玩具オリジナルの武器で劇中では手首の辺りから放水ノズルが飛び出してそこから消火剤を噴出する攻撃をしていましたね。

背面にウェポンストレージがあり、イオンアックスと放水銃を合体させて取り付けることで武器を手持ちせずとも余剰無しロボットモードを実現できます。

最後にサイズ比較を兼ねてレガシー版とツーショット。スタイリングは圧倒的に当時版の方が勝ってますが、特に下半身が残念可動なので可動性能についてはレガシー版の方が上です。

これはどっちが優れているとかではなく、玩具のコンセプトの違いに起因するものと思ってるので「みんな違ってみんな良い」こそがTFの魅力であります。そのうえで個人の好みがあると思って居るんですが、私の好みは断然当時品ですね(´^ω^`)

トランスフォーマー アニメイテッド TA-10 クリフジャンパー

海外版で Activators として発売された製品をローカライズしたものですがオートボットインシグニアの色以外はほとんど違いが無いと思います。Activators は簡易変形ラインなので当初スルーしていたのですが、結局 Deluxe Class で発売されなかったため、クリフジャンパーの顔を確保するために国内販売時に追加購入しました。

オルトモード:

クリフ玩具の伝統としてバンブルビーのリデコ/リカラーなのでバンブルビーと同じ車種ですが、多分作品内のクリフジャンパーはセイバートロニアンビークルの姿しか披露していない気がします(バンブルビーのセイバートロニアンモードビークルと同形状)。その為このオルトモードは玩具オリジナルの形状という事になると思います。

ボタンを押下することでロック解除されて自動変形する(一部手直し必要)玩具ですが、パトライトがそのスイッチになっているので元の車両デサインに組み込まれているのが良いですね。とは言え肩部の変形関節が車両後端にはみ出しては居ますが。肩部の自動変形ギミックの機構の一部をリアバンパーとして見立てているのは上手い設計だなと感心します。TFWIKI ではハスブロ側のデザイナー Bill Rawley 氏しか表記されていないのでタカラトミーの設計陣は関わっていないのかもしれません(知らんけど)。

tfwiki.net

アサイドに余計な構造物が追加されていますが、それ以外は形状的にも Deluxe Class バンブルビーのオルトモードとほぼ同じ形状でロボットモードと比較してデフォルメ度合いは低めに見えます。

側面のドア~リアフェンダー部分は後部グレーのパーツのバネ圧だけで閉じている状態で、位置合わせのピンはありますが固定はされていない為、少しパカパカします。隙間開きがち。

裏側。グレーのインナーフレームに畳まれた頭部のボールジョイント基部がちょうど収まるなど巧みな設計であることが伺えます。

ロボットモード:

ボタンとなって居るルーフのパトライト部を押下するとスプリング仕掛けでここ迄変形します。局部左右の切り離し、足首の展開、肩部を下げる、腕部分を伸ばすという作業は手作業で行います。仕組みは比較的単純で、大雑把にはボタンを押す頃でロック解除されオルトモードのルーフが半分に折れる→クランク機構でルーフ前部が後方(ロボットモード目線では上方)に移動する、だけなのでビーストウォーズのフリップチェンジャーの流れを汲むトイラインだと思います。

簡易版玩具のしわ寄せは主に腕に集中していますね。変形部位としては Deluxe Class バンブルビーと同様にドア~リアフェンダー部が腕部を形成しますが非常に簡略化されています。一応フルポーザブルですが可動域は非常に厳しくより低年齢向けライン感あります。

頭部ヘッド。への字口の雰囲気と言い、恐らく下の設定画辺りを参考にしていると思われますが、丸い感じに仕上がっており、より「うし」感が強くなっている気がします。ここからプライムの水牛ヘッドに繋がったのかしらん。

https://tfwiki.net/mediawiki/images2/7/7e/AniCliffjumperModel.jpg https://tfwiki.net/mediawiki/images2/7/7e/AniCliffjumperModel.jpg

フルポーザブルですが可動に関してはからきし駄目なのでこれは自動変形ギミックと頭部デザインを愛でる玩具だと思います。

膝は最大限曲げてもこの位が精いっぱい。立膝は付けないですね。とは言えこの状態で自立するのは優秀ですね。

腕はほぼ変形が無く、クランク状の関節を伸ばすだけなので甲側から見るとドア部の四角い板にしか見えませんが、裏側に開き手にモールドがあります。

サイズ対比として現在最新アニメイテッドトイのレガシーデラックスクラスバンブルビーと。ちょっと小柄ですがほぼ同サイズ、頭部のボリュームはクリフの方があるので同クラス玩具に見えなくもないですね。

Transformers Animated Deluxe Class Bumblebee

アレキサンダー・クバルスキー仕事!!タカトミ歴代デザイナーの中で一番好きなデザイナーかも知らん。氏のもっとも有名な仕事は Classics Mirage (国内版としては「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」のミラージュ)だと思いますが優れたデザインの多かった Classics / 変形!ヘンケイ!玩具の中でもミラージュのスタイリッシュさは特筆物だと思います。

そもそも Classics / 変形!ヘンケイ!ラインは江島さんのメガトロンも滅茶格好良いですし(新規デザインとしては現状最後の銃にディスガイズするメガトロン?)、神作 Optimus Prime /コンボイは江島さんとアレックスさんの合作(アレックス氏は排気筒が変形する銃デザインのみ説)だったりして傑作が多いですがその辺り(2006年位)から2010年位迄在籍されていたようです。

tfwiki.net

タカラトミー退社後には非正規TFメーカーの設計にも携わっており、氏が MMC(MasterMind Creation)で手掛けた玩具は ThirdParty 製品で設計者が判明している珍しいケースとなっています。

web.archive.org

そんな天才デザイナーの設計したアニメイテッドバンブルビーはなんと言ってもブレイクダンスしながら変形するというコンセプトを変形パターンに落とし込むという素ん晴らしいセンスで俺内殿堂入りTF玩具の一つであります。

トランスフォーム

Interview With Alexander Kubalsky: An Inside Look At Transformers Toy Engineering - Transformers News - TFW2005

確かこれがアレックス氏の手による初期の変形検討用スケッチだったと記憶していますが、変形パターンを検討するのにブレイクダンスしながら変形さうるとか考えます?そしてこれがまあまあ実現できる構造になって居るのが凄いんですYO!

Twitter(旧表現)で @BWREX(ナカシマスプライム) さんがこのブレイクダンス変形画像をアップロードされていたので、上記の画像はそれの真似なんですが、この変形が再現できちゃうのが凄い。各関節の可動範囲はむしろ狭い位なのに滅茶苦茶可動しそうに見えるのも凄い。

オルトモード

最近のTF玩具は武器連携遊びがメインだったり、ロボットモードでの可動、スタイリングが最優先されてオルトモードにしわ寄せが来ている気がしますが、この時期のオルトモードはエクステリアに影響出るようなジョイントは装備されておらず、自動車デザインとして非常に美しい造形となって居ます。

写真下手糞すぎてクリアパーツ部分の黄色塗装と黄色成型色部分の色味が全然異なっちゃって見えますが、目視ではここ迄酷くありません(´・ω・`)

なお、国内版は全身がゴールドで塗装されていたため、多分パーツ間の色味の差は感じられないと思います。国内版未所持なので想像ですが。

これは昼光色のライト下で撮影。実際の目視だとこれ位の色差でしょうか。

ジェットパックは劇中同様オルトモードでも取り付け可能。ロボットモードと取り付け位置が一緒なので、取り付けたままでも変形できてしまう辺りも多分意図して設計していると思います。

前述の通り外観を損ねるジョイントは極力控えられているので、ジェットパックを取り付ける穴も位置、カラーリングが工夫されていて全く目立ちません。

裏側。両手合体武器であるスティンガーが展開された状態で格納されているのがちょっと珍しいですね。これは多分ブレイクダンス変形の見栄えを意図してるんじゃないかと思います。

ロボットモード

これぞアニメイテッド体形。等身低め、細い二の腕/太腿に対してボリュームのある下腕と膝下、脚部は末広がりで非常にデカい。デリック・ワイアット氏の描くトゥーンナイズされたアニメイテッドのキャラクターはどれも非常に魅力的ですが、特にバンブルビーのこの佇まいを見てしまった時にはもう全部注文しちゃうもんね!と息巻いた覚えがあります。しかし発売当初は Animeted の国内放映もまったく決まっておらず、当然玩具も国内販売されるか不明の状況。個人輸入に頼るしかなく BBTS に wave1 を全部注文(実際にはリーダークラスメガトロンは注文しなかった筈)してしまい、ミカン箱よりデカい段ボールで届けられて私の並行輸入人生において唯一関税取られてしまった大量買いになってしまいました。

ロボットモードでは下半身は180°反転しているので、爪先に残るオルトモードの黒ラインが右側に来ていますが、本玩具では胸部がダミーパーツなのでそこの黒ラインも右側に描くことでラインの不連続を防いでいます。

アニメデザインでは脛にも黒ラインがある筈で、ロボットモードの脛はオルトモードでは車両の内側に隠れるのでここにも黒ラインあればなお良かったと思いますが、ここはコストの都合でオミットされたのかもしれません。

また両腕に内蔵されているスティンガーは折り畳まれた状態で完全に収納することが出来ず、先端が下腕からはみ出した状態にしかならないのですが、これは後期ロットでは改良されているようです。リカラー品のエリートガードバンブルビーや、2件後に国内販売されたタカラトミー版では改良版の金型が使われていました。

フルポーザブルですが各関節の可動範囲はまあまあ狭く、その上かなりガワが干渉するのでポージングは結構制限されます。しかしまあ体形バランスが絶妙なので適当に手足を動かせばまあまあそれっぽいポーズに見えてしまうというポージング下手糞に優しい玩具です。私の個体は結構凝関節ゆるゆるでしたがフットプリントのデカさ故又裂きになる事も少なく短時間なら片足立ちも可能です(時間たつと下がってきちゃう)。

まあ格好いいよ。太腿が黄色いのも良い!

File:TFA Black Friday Meltdown Bee.jpg - Transformers Wiki

アニメのデザイン的には背中のパーツ配置はこんな感じの方が正しいのかなあ?という気もしますがこの状態だと激しく肩パーツに干渉してしまうので、

背中が出っ張ってしまいますがやっぱりこっちの方が収まりは良いですね。

スティンガーは展開して左右組み合わせることで劇中同様の形態を再現します。

最近発売された子と(´^ω^`)

そして集光ギミック!やっぱりTFは集光だよね!最近のTFだとオミットされてる事多いですけど!

アレックスさん、今はどこで何をしているのかちょっと心配してるんですよね。私が最後に読んだ記事で氏がキエフSF映画撮りますみたいな事言ってて、割とすぐにウクライナが侵略されてるんで安否がね……無事でいてくれていつかまた氏の設計の新作変形玩具を触りたいと願っています。

トランスフォーマーレガシー ユナイテッド TL-66 オートボットチェイス

レスキューボッツバースの玩具は初!個人的には低年齢向けトランスフォーマーコンテンツという事くらいしか知らないですが、オプティマスに相当する赤くて大きいのがロイって言う名前の消防自動車のやt……念のためと思って調べたらそれはゴーボッツって言うさらに古い低年齢向けシリーズでみたいですね……

そもそも低年齢向けトランスフォーマーというと「ぼくのトランスフォーマー」って言うのが大昔にありまして、これは多分1980年代後期に SONY が ”My First SONY” という低年齢キッズ向けのブランドで滅茶苦茶ポップでシンプルなデザインが大人にも受けて大ブームになった煽りを受けて始まったんじゃなかったっけかなー?と記憶しているんだけど、いろいろ調べてみると「ぼくのトランスフォーマー」は初出が1986年ともしかしたら ”My First SONY” よりも早いかも知れないので俺脳時空が歪んでいる可能性があります。

それ位全然興味ないし知らない低年齢向けラインからG1ナイズされてレガシーバースに登場なので買わない訳にはいかないですね。完全新規キャラって訳でもないのでどの位オリジナルバースの面影残しているのかも気になりますし。

オルトモード:

丸目4灯、クーペスタイルのマッスルカーをベースとしたアメリカンパトロールカーにディスガイズします。丸目4灯って事はダッジ=チャレンジャー辺りをイメージしてるのかな?と思いますが、架空の車両となってます。

https://tfwiki.net/mediawiki/images2/2/26/WalkWildSide_Chase_vehicle_mode.jpg Chase (RB) - Transformers Wiki

レスキューボッツに登場するオルトモードをリアリスティックに造形した感じに仕上がっています。パトカーにしては派手な左右出しマフラーのモールドがありますが、これは多分当初からリデコでプライムクリフジャンパーを出すことが決定していたからだと思います。というかレガシーでクリフ出すけどリデコでなんかできないかな?からのレスキューボッツクリフがオルトモードもロボットモードも似てるんじゃない?になった気がしないでもない。個人的にはクリフジャンパーで出るならそっちだけでも良かったんだけど、チェイスの予約開始後にクリフでも出すよって判明したし、あっちは 4 pack 製品なので手が出せないわい。角折、何ならゾンビ版でも良いからクリフも単体で出してくれんかのう。

Mark Maher | You want the horns? You got um! Prime Cliffjumper is ready to tear up some decepticreeps in your collection. Right now, I could use some... | Instagram

プライムクリフジャンパー用のディティールと思われる左右出しマフラーの他にリア中央下部に4本のマフラーエンドが見えるんだけど、これどっちかがダミーなのかしらん?まさかぜんぶ繋がってて各シリンダーからの直管なんて頭の悪いヤンキーみたいな仕様ではないですよね?排気脈動管理して抜けを良くするにはええ感じの集合管が有効なんだよね?(半可通)しかしリア4本、サイド4本のマフラーは、このオルトモードの元ネタと思われるプライムクリフジャンパーのオルトモードのファーストエディション版玩具でも同様だったのでもしかするとそういうカスタム車両があるのかもしれんので滅多なことは言えないよね。

ウィンドウガラスがクリアイエローになってるのはヘッドライトと同じクリアパーツのランナーから部品取ってるからなのかな?と思ってたんですが(いま考えたら「なんで?」って思いますが)、これは劇中の配色を正しく反映したものでした。私は昭和世代なので黄色いヘッドライト割と好きなんですが今もう道交法で禁止させられちゃってるからチェイスは日本で行動走行NGですね。

武器として2種類の投光器(これはパッケージに「本体パーツ」と記載されているのでレガシーアニメイテッドオプティマスプライムの回転等みたいな「取り付けた状態が標準状態」なパーツのようです。しかも今回の画像では赤色回転灯と揃えて赤い方は左、青い方は右にそれぞれ取り付けてしまったんですが、上記の劇中画像見る限り逆が正解のようです。

武器にもなるオプションパーツって認識だったので、赤い方は拡声器に見えなくもないのでドア横じゃなくてフロントフェンダー後方の5mm穴に取り付けても良くない?とか用途不明だけどリアバンパー側面に取り付ける手もあるのでは?なんて思ってましたがそういう事じゃないみたいですね。

クリアブルーのパーツはそれぞれパッケージに「武器パーツ」と記載があるのでオルトモードでは余剰ですが、リアウィンドウ部の5mm穴に取り付けて余剰無しと言い張る仕様です(取説で取り付け位置指示あり)。クレーンゲームのアームみたいな形状の武器ですが、手錠をイメージしてるんでしょうかね。取説ではアーム側を前方に向けて取り付けるよう書かれていましたが、アーム側を後方に向けた方が収まりは良いように思います。

上下。投光器パーツは左右に結構貼り出すので真上から見るとちょっと違和感ありますね。触ってる分には全く気になりませんが。底面から見るとボンネット裏側に結構なスペースがあるので、もうちょっと形状工夫して余剰の武器パーツはここに収まるとよかったな、と思いました。まあ今や武器収納にコスト掛けられないんだよね、多分。

ロボットモード時用のフィギュアスタンド用3mm穴がオルトモード時はボンネット上部に配置されるのでオルトモードでもディスプレイアームで支えやすいのでアクションっぽい走行姿勢再現したい人には良いかも。

トランスフォーム

オルトモードからロボットモードに戻す際の初手はここ。私の変形が下手糞なのも一因の可能性はありますが、オルトモードにする際、最後にここをはめ込むの結構固いというか、位置合わせをしつつ隙間に収める必要があり、特にタブなどでロックされていないにもかかわらず、ロボットモードに変形させるときにここを跳ね上げる際もまあまあの力とコツがいります。経年劣化でプラがもろくなって来たときに折っちゃいそう、って位変形時にテンション掛けちゃってるので将来的にはちょっと不安。

後は簡単ですが、オルトモードに戻すときはフロントウィンドウ前部のスロットにボンネット付け根裏側のタブを嵌め合わせるんですが、一度フロントウィンドウ前部をボンネット根元の下に入れて密着させるので微妙に判り辛い。これだけだとルーフを押したら簡単に外れてしまうので、側面ドア部分をはめ込む際にサイドウィンドウ下端のタブをドア部分のスロットに嚙合わせる事で下方向の力を抑える事が出来るようになってがっちり固定される。ここはフロントウィンドウとボンネット部も、サイドウィンドウとドア部もそれぞれは位置合わせのタブでしかないので保持力ないんだけど両方組み合わさって、最後に各パーツの組み付けに必要な遊びを側面のエキパイがモールドされているパネルを閉じることで塞いでガッチリ固定される仕組みが本当に凄い。何言ってるか判らんと思うので是非触ってみて欲しいと思いました。この設計は TFWIKI によれば國弘高史さんなので納得のスゴ技。

tfwiki.net

低等身ロボモードみたいな見立て。形態的にはガウォークの一種ですかね。なんかできちゃったので。

ロボットモード

等身高めの警察官っぽいロボットモードですね。脛部の前方を向いたヘッドライトや首の後ろから見えている回転灯などチェイスとしての意匠を全部載せちゃってる。違うのは体形だけ!G1ナイズ成功例ではないでしょうか。

頭部の造形は特徴的な顎を再現しています。マジンガーZの顎からスリットを除いたような形状で同じアメリカンポリスモチーフであるところのロボットはっちゃんに登場したエバポリスもこんな顎でしたが、サングラスにクッキングパパの顎っぽい無骨さってイメージなんでしょうか?アメリカンポリス。 cartoon 観てみたらこんな顎してマスクがもごもごするのではなく、口開いて喋ってました。そう考えるとこの分割線もなんか納得。

武器はクレーンゲームのアームの様な、カニバサミのようなクリアブルーの爪です。この武器には5mmジョイントが設けられており、チェイスの手首にも対応する5mm穴がありますが、手首周りの形状のせいでこの武器を把持する事は殆どできません。代わりに手首に被せるように取り付けることが出来ます。手持ち武器ではなくアームアタッチメント的な解釈ですね。

爪は基部に5mmジョイントで取り付けられているので向きを変えて鍵爪の様にしたり、爪をそれぞれ手持ち武器にすることも出来ます(但し手持ち武器としてはあんまり見栄えは良くないですね……)。

可動は非常に優秀ですが、背部にロボットモード変形初手で開くパネルが小さなウイングの様に配置されてしまう為、これが肩部の可動を制限して肩部から腕を後方に曲げることが出来ない点がちょっと残念。また手首回転が無い。手首周りはドアパーツなどの形状が独特で手持ち武器を持たせるのに若干の制限があります。

手首に回転は無いんですが、手首を内側に倒す軸関節があります。変形にも使わないしあんまり意味ないのでは?と思ったんですがいい感じで手首の表情付けになるのでこれはこれでなかなか良いと思います。

立膝はちょっと苦手。スーパーヒーローランディングには腕が少し短いんですが、肩関節部を下げることが出来るのでちょっとズルいことすれば出来てるっぽく見せかけることが出来ます。そう、肩基部はオルトモードでの収納位置からアームでロボットモードの肩基部に移動させるんですが、ロボットモードの肩基部位置に特にロックが無いので遊んでるうちにズレることがあります。

ロボットモードの尻部にフィギュアスタンド用の3mm穴が備わっており、最近買ったTF玩具の中では最も使いやすい位置なのでいい感じに支えることが出来ますね!

でもフィギュアスタンドなしでも片足立ちとかまあまあ不安定なポーズとか取れます。バランス取るのちょっと難しいですけど。私の個体は足首がちょっと緩いので片足立ちは重心位置慎重に決めないと直ぐに倒れがちでした。

チェイス、見た目は堅物っぽいですけど(実際劇中でどうなのかは良く判りません)、常連キャラになってバリケードで下げたアメリカンパトカーキャラの評判上げてくれると良いですね!(´^ω^`)