変圧器たち

へんあつき-たち

Transformers: Legacy United Origin Weeljack

オリジンのラインだったので自動的にハスブロ版を予約してしまったんだけど、レガシーユナイテッドのラインで発売って事はもしかしてタカトミでも発売される可能性あるのでしょうか?しかし仮に国内版発売されるとして、本玩具最大のギミックはオリジンバンブルビーを収容可能という連携ギミックなのでオリジンバンブルビーも国内販売してくれないと困るよね。タカラトミーモール限定でオリジン3パックとかそういうの企画してるのかな?

そういう事情で私はムーンベースさんからハスブロ版を購入しました。7900円+国内配送料でしたが最新の国内版ボイジャークラスの定価が6600円(TL-73 アルマダスタースクリーム)なので1300円程が輸入玩具割増ですが、個人輸入の海外配送料考えたらかなりの薄利なのでは?って要らん心配をしてしまいますな。

オルトモード:                                                                                            

オルトモードは箱!ではないですが、車種なんだろう?セイバートロニアンワンボックスカーとかかな?絶妙なダサさから昨今のDQNミニバンではなくハイエース的なはたらくくるま的雰囲気。

比べると似てないんだよなあ……フロント部分から側面下部に繋がるグレーのパーツは劇中ではホバークラフトのスカート的なパーツですが玩具ではロボットモードの肩部分がむき出しなのでひとつながり感が損なわれているのは残念なところ。ボディ形状も本来は台形断面ですが、玩具ではギミック優先で殆どすぼまってない形状にアレンジされています。また、これもオリジンバンブルビーとの連携ギミックですがリアウィング基部側面にオリジンバンブルビーに付属していたエネルギー棒(劇中では「凝縮エネルギー」とか言ってた奴)を取り付けるためのスロットが設けられていて、これらが劇中のデザインと異なる印象を与える要因な気がします。とは言え比較しなかったらホイルジャックのセイバートロニアンビークルだ!って思う程度にはイメージ捉えているので玩具的アレンジとして大正解だと思います。

なお、劇中ではルーフ部分にオートボットインシグニアが描かれていますが玩具にはないので私は e-HOBBY のノベルティだったインシグニアシール貼りました。大体20年くらい前にノベルティで貰った奴だった覚えがありますが、物持ちぃ!(未使用でした)。

側面から見るとなかなかの寸足らずっぷり。劇中デザインも前後長短い印象なんですが、それよりもさらにちょっと短くなっている気がします。オルトモードの膨張率考えたらこれは多分これ以上は無理だったんだろうなあ。

オリジンジャズの時もちょっと感心したんですが、タイヤなしのホバーカーなので底面のパーツ配置を車両側面より出っ張らせて設置した時にちょっと浮いてる感醸してるのが凄く良いんですよね。オリジンジャズのときはそのための腕パーツがボディ側面ギリギリに配置されていたのでちょっと見えてたんですが、オリジンホイルジャックでは真横から見ても全然支えのパーツが見えないので本当にちょっと浮いてる風に見えます。

ロボットモードと比較するととんでもなく体積が増えているのは箱の中身がほぼ空だからですが、車両側面がほぼ薄い板状のパーツを展開して組み合わせているんですが、これらがクリアパーツも含めて少し軟らかめのプラのせいなのかカッチリ組み合わさり感があんまりなくてほぼ位置合わせ程度のピンと各関節の渋みだけで保持されている(最終的には屋根パーツでしっかりロックされるんですが)ので、特にリア周りの薄い板状のパーツを君合わせるのがちょっと難儀しました。最初は力加減判らず密着させようとして勢い余ってヒンジから外れてパーツ飛んでっちゃったりしてね……プラのゆがみのせいなのか、パーツの合いが若干悪く隙間ができやすい気はします。

慣れる変形パターンなので手順と機構を理解すればパタパタ展開してオルトモードに変形させるのも非常に楽しいので変形玩具好きとしては非常に満足度が高いです。

今気づいたけどリアウイングの後ろ側抜けてないんだ……!強度的な問題かな?

リアハッチは(いったんルーフを開ける必要はありますが)開状態にすることも出来るのでシーン再現派も安心。

オプションパーツは全て本体内部に収納しておくことが出来ます。なんせ荷室はオリジンバンブルビーを収容できるほど広いのでバリアエフェクトパーツをそのまま突っ込んでおくことが出来ます。

但し内部の床面は結構スカスカで床下が見えてしまっているので小さいパーツを荷室に放り込んでおくだけだと隙間から転げ落ちちゃう可能性はあります。

真正面から見ると屋根部が殆ど絞られてなく寸胴なのが判りますね。また布団路部分のクレーパーツはロボットモード下腕部のモールドやホットリンク(スカイワープじゃないのか、アイツ……)のファイヤーアタック攻撃で炎に囲まれた時に使った正面に展開されるプロペラパーツを取り付けるピンがあるせいでホバーカーのスカートパーツというよりはゴツいバンパーに見えますね。カバっぽいかも。

しかしですね、なんでセイバートロニアンビークルがこんな車両だったのに生命再生装置はなんだってランチアストラトスを選んじゃったんだろうね?

底面。シャシー部分にロボットモードの殆どすべてが配置されているのでオルトモードのボディが消え去ってしまうの脅威としか言いようがないですね。TFWIKI によるとタカトミ側のデザイナーは大西裕弥さん。

ブラストシールド(The blast shield)と炎を吹き飛ばすのに使用した前面部に展開されるプロペラ。

このブラストシールドは取説によると組み替えてレール的なパーツになるよう記述がありますが、これがなんなのかはさっぱりわかりません(TFWIKI によるとセイバートロン製の道路の一部(a portion of Cybertronian "road" )とのこと。細くない?)。

劇中にも登場しないエネルギー棒搭載ギミック。オリジンホイルジャック買ってオリジンバンブルビー買わないなんてこと絶対ないでしょ!的な自信を感じる。私的にはこのギミック自体は特になくても良いかな?という気がします。

G1はオルトモードの膨張率半端ないキャラが多数いますが、ホイルジャックも大概ですね。これはバンブルのロボットモードの方が縮みすぎかもしれないですが。

オルトモード同士だと意外に良いサイズかも知れない。オリジンバンブルビーの翼部分がはみ出すので実際に収容するには羽根を畳む必要がありますけど(※この画像ではオリジンバンブルビーの手首に銃を持たせて角度付けてつっかえ棒的にして機体を水平に保っています)。

この次のシーンのホイルジャックの台詞「じゃあクランクシャフトで踏ん張れ、これからオーバードライブでぶっとばすからねえ!」っての、意味は全然判らないんですが「ねえ!」の言い方が物凄くG1ホイルジャックの人柄出てて好き。

オリジンバンブルビーのオルトモードが本当にジャストサイズ!設計時はここから逆算して内部の容積や形状決めていったと思うので当然なのかも知れないですけど、もうこれが実現できれば多少の外観のアレンジなんてなんも気にならなんね。

窓から中に詰まったオリジンバンブルビーを堪能できるのもヨシ!

トランスフォーム:

全体的に面白い変形するんですが、オルトモードで足首を畳むときに軸部分の円筒形のパーツにぴったりはまる凹部があるので定位置きまるところとかが好きですね。前述の車体を少し浮かしている車両底面中央部のロボットモードの胸部パーツを開いた構成も胸部前面が擦れないように

右半身だけロボットモードにしてみるとこう。ウエスト180度回転と胴体部のクランク移動はこの状態ではできないので割愛していますが、オルトモードのルーフ部分は背負いものに、側面部分は畳まれて膝下を構成するという設計。発想としてはプライムヴィーコンにちょっと近いかも知れないですね。

5ステップ!JADA TOYS のトランスフォーマーのミニカーで底面にロボットモードのレリーフが刻印されているヤツ的な趣。

ロボットモード:

ロボットモードはやや太ましいですが、あの真四角いビークルのガワが消えてしまいます。変形の構造上腕部肘上が短い、脚部膝下がデカいというバランスの悪さはありますが、変形機構の都合なので私的にはむしろウェルカムです。胸部‐腹部はベースの白いパーツの腹側の幅を詰めてずん胴体形解消できたのでは?と思わなくもないですが。あと胸部前面のクリアパーツは別にクリアパーツじゃなくてもとかったというか、ウィンドウ表現部分はもうちょっと薄くても良かったのかな?という気はします。このホイルジャックと対になるアースモードホイルジャックは多分WfC版だと思います。私はオルトモードがちょっとストラトスに似てなかった(ストラトスとしては薄すぎ)ので買わなかったんですが、並べて飾りたいよね(´・ω・`)ウェザリングの無いアースライズ版(WFC-E06)が欲しいけど価格高騰してんのよね。今度発売されるジェネレーションセレクトの5pack(Legacy United Autobots Stand United 5 Pack)にも含まれてるけどオルトモードの塗装が大幅に減ってるからねえ……

正面から見ると見事に隠れていますがビークルモードの巨大なルーフ部分は半分に畳まれてまんま背負っているので側面や背面から見ると結構目立ちます。とは言えそれ以外のボディを良く隠せたな!と感心するロボットモードです。

頭部は下膨れで丸顔の作画のホイルジャックを上手く表現しています。オプティックが塗装表現となっておりやや奥まっているので普通に撮影すると暗くなってしまうのがちょっと残念ですが、普通に触ってる時は全然気にならないからまあええか。

下腕部の蓋が開きやすい(これは蓋の端がはみ出している構造的な理由もあります)のと、個体差と思いますが股関節の前後可動部がやや緩いですがそれ以外は遊びやすいロボットモードだと思います。

上腕部が短いので腕組みっぽいポーズは出来ませんが、それ以外の可動は非常に優秀で体幹のバランスも良く片足立ちも難なくこなします。足首ボールジョイントは遊び過ぎのヘタりは怖いですがバランス取らせるには最適ですね。

太ましい膝下にも関わらず立膝も可能。腕の長さが足りませんがスーパーヒーローランディングっぽいポーズもなんとか出来そう。

武器はハンドガンが1丁。

各部に5mmジョイント用のハードポイントが多数あるので手持ちしてない時の収納場所には困らないんですが、ホルスター的な位置に無いのでどこに取り付けるかは結構悩みます。脛外側側面とかもうちょっと上に5mm穴あればなあ……下腕の5mm穴に取り付けて直付け武器っぽくするか背中に背負わせるかでしょうか。

オルトモードのフロントに取り付けるファンパーツはロボットモードの時に背負いものの3mmジョイントに取り付けて置けますが、私は前述の通りルーフ部分にオートボットインシグニアを貼ってしまったのでその赤色が唇に見えてなんか巨大な顔っぽい。ちょっと増田ジゴロウ(@ SAKU SAKU)に似てる気がします。

ブラストシールドのパーツはロボットモードでは背中に取り付けてウイングっぽく見立て出来るようですが、これも多分劇中にはない奴だし、逆ガル形状とは言えジョイントの凹みやパーツの厚み的に「見立て」以上にはならない気がします。まあロボットモードでも余剰無しで飾れるのは良いのかな。背面にファンパーツ取り付けていると僅かに干渉しますが問題ないレベルです。

このエネルギー棒取り付けスロットはロボットモードの方がぽいかな?

ハンドガン手持ちしてない時の定位置はここでした!肩キャノン再現用に右肩上部にも5mmジョイントがありました!

ファンパーツは形状的に第48話「デバスターを倒せ」(episode #40 The Core)に登場したドミネーターディスク(dominator discs)に似せているとの事。肩キャノンの銃口の3mmジョイントにも取り付け出来るようになっています。このドミネーターディスクはビルドロンたちに取り付けて合体後にビルドロンを意のままに操る洗脳兵器なので要はビースト覚醒でスカージがエアレイザーに用いたアレと同じなので正義の味方側が使うには倫理的にヤバイですよね。メガトロンが即座に対抗装置用意できる程度にはバレバレだわ両陣営からの洗脳攻撃でデバスターが狂っちゃうわそれを元に戻すのに両陣営が一時協力してドミネーターディスクのコントローラーと、その対抗投資を組み合わせて2倍の出力をデバスターに浴びせちゃうとか、まあデバスター受難の回でした。

比較となるアースモードホイルジャック買い適ったので手近にあった スタジオシリーズのBBホイルジャックとの比較。BBホイジャはデラックスクラスとしては小さめなのであんまり適切な比較ではなかったですね。

オリジン御三家と。あとは見立てではなくガチのオルトモードが街灯のサウンドウェーブとビーストモードがUFOみたいな形状のコンドル位しか未発売のオリジン残ってないんじゃないですかね?まあ出るとは思いませんけど(´^ω^`)

3D Printing Upgrade Kit Chest For SS-104 NIGHTBIRD

www.ebay.com

最初 ebay でこのパーツ見つけた時に「必要?」って思ったんだけど、実際に SS ナイトバードを触ってたらボンネットが変形した胸部の奥の胴体フレーム部分がただの直方体である事が結構気になってしまったので購入してみました。

荷姿はいつものサイズの段ボール

個人的には非常に満足していますが、しかし普通に触ってたらほとんど気にならない部分なのでこれはもう裏地に拘るの域に近く、殆どの人にとっては USD $11.45 (日本円で 1700~1800円) の価値を見出す事が難しいのではないかと思いました。

箱の中身は構造やサイズの割にしっかり目にプチプチに包まれてました。

今回商品名に「in stock!」って明記されてましたが 4/3 に注文 発送は 4/8 でした。Amazonヤフオクに慣れてるとちょっと待たされてる気もしますが ebay の中国セラー大体こんな感じだと思います。発送から到着は6日間と平均的な輸送期間で 4/14 に到着しました。

シンプルなアドオンですが軸可動が1か所あります。

一部に積層跡残っちゃってますけどディティールと言えない事もないで許容範囲内です。

取り付けはフロント側底面のコの時型のくぼみに差し込むことで固定します。適切な渋みはありますがてこの原理で比較的外れやすいので私は木工用ボンド的な接着剤で固定してみました。それなら可逆的に取り外すことも出来ると思いますし。

現時点ではまあまあいい感じです。

これが何かと言えばこれ(上の画像)がこう(下の画像)なるアドオンです。”Chest Beautification”(胸部の美化)用パーツという事のようです。

ボンネット部が変形したワイドな胸部の直下に絞ったウエスト感を出すパーツって言えばいいんでしょうか。ここ、全然気になってもいない人には全く無用のパーツなんですが、このパーツの存在を知ってしまった私はオリジナルの状態の胸下部が結構気になってしまったのでこのパーツを買って満足するという何か本末転倒な感じでした。

DNA DESIGN DK-49 SS-99. SS-101. SS-104 UPGRADE KITS

一体何個目だSSスカージアドオン。今回はバトルトラップ、スカージ、ナイトバードのアドオン詰め合わせなのでパッケージも玩具の2キャラに今回のアドオン取り付けた画像をイラスト化したようなデザインになっています。裏面見たら判りますがパーツ数は結構少なめ。

www.instagram.com

SSスカージ滅茶滅茶格好いいんだけど1点だけ劇中登場のデザインに全然似ていないという欠点があって、しかしこれは 初期のコンセプトデザインに基づいた形状なのでこれはこれでそっくりではあるので玩具としての満足度は非常に高くてそれはそれで納得なんだけど、それでもやっぱり劇中そっくりにしたいよね、という呪いに似た熱意に駆られてしまった感はあります。

trans-formers.hatenablog.com

最初に購入したアドオンはこれ。capcomkai さんの Twitter(旧称)だったか Instagram で紹介されててその交換ヘッドの出来の良さに戦慄して販売ページ出来るのをリアルタイムで待機して早速注文しちゃった位。未だにこれを超える頭部ヘッドにはお目に掛かれていない(※個人の感想です)ので、不動のヘッドアドオンとなっています。

trans-formers.hatenablog.com

そん次はこれ。DNA DESIGN の奴。多分今回の DK-49 の前提になるセットだと思います。言わば DK-49 のスカージアドオンはこのセットの追加分。購入してみたんですが私にはちょっと合わなかったのでヤフオクで処分してしまっています。私的にはこれを取り付けると変形パターンが大きく変わってしまって面白みが減少しちゃうのが一番の難点でした。

trans-formers.hatenablog.com

そしてその代わりに購入したのがこれ。右腕はブレードが長すぎて元に戻してしまいましたが、左腕のクローはほぼオリジナルと同形状(微妙に大型化してます)で関節が追加されており非常に良い感じ。脚部追加装甲も当初はごつ過ぎてイメージに合わないかな?と思ってましたが取り付けてみたらなかなか良い感じに太ましくなってくれたので非常に良い買い物でした。 DK-46 に付属の脚部装甲と比べて非常にがっちり取り付け出来て外れにくいのも良かったです。何より安い。送料込みで2300円位でした。

しかしこれまでのアドオンでどうにもならなかったのが肩部なんですが、ここをどうにかしたい。しかも変形に支障なく、差し替えも無しで!これはかなり無理目な望みだなあと思ってたんですが DNA の新しいアドオン(本作)が劇中にかなり近い方デザインだったので期待してしまった訳ですよ。しかし全部売っ払ちゃった DNA のアドオンまた買う?って悩んだんですが、ナイトバードの刀が2本と大型のウィングが付属なのでそれも併せてだったらまあお買い得かな?と思って注文してしまいました。

SS-99 BATTLETRAP アドオン

腕変形ガトリング。劇中では左腕が変形して右手はチェーンメイスをブン回している状態が多かったような気がします。武器形状としては手首の 5mm 穴に差し込むジョイントが付属した手持ち武器ですが、手首をカバーする形状の為一体武器に見える造形になっています。

両手とも変形したシーンあったような気もするんだけど、それはミラージュの腕変形ブラスターと混同しているのかも。

鉄球部は本体玩具に付属の物。チェーンがややオーバースケールですが良く動きます。これも手首の5mm穴に取り付けるジョイントで手持ちさせるのでロボットモードの取り付けで悩むことはありません。

保持力もあるのでブン回してる途中の姿勢で固定できますね。

鉄球との取り付けはこの為用なんじゃないかって鉄球側のスロットにチェーン側のタブを差し込みます。

最終決戦ではこのあと悲惨な目にあってましたねー

SS-104 NIGHTBIRD アドオン

ナイトバード用のアドオンは刀とウイングです。オリジナルの玩具ではどちらもちょっと残念なところだったので非常に有り難いパーツです。

刀の方は延長され、塗装も施されているのでオリジナルよりも見栄えがします。柄の部分は突き出しピン位置が異なりますがモールドはほぼ同じで恐らくオリジナルをコピーしてるんじゃないかと疑っています。駄目だよ、KOだよ……(´・ω・`) そうでない事を祈るばかりですが。

ウイングは大型化されて見栄えが非常に良くなっています。 オリジナルのピヨ羽は殆どギャグの域に達していたのでこれは念願。 但しピヨ羽との交換なので取り付け位置は背負いものの後端になり、背中から随分離れた場所なのは変わらない為、見る角度によってはちょっと違和感ある位置から生えています。

回転軸と交直する向きで上下可動の軸が追加されているので角度変えることも出来るのでポージング自由度は格段に良くなっています。

刀はオルトモードで本体底面に取り付けて置くことが出来るのはオリジナルの物と同じです。最初から二振取り付けて置ける設計なんだから本当は刀二本付く筈だったんだろうなとは思いますが、コストですかねえ(´・ω・`)

大型化されたウィングも本体内蔵可能と裏割れており、実際にこの位置に収納するよう指示されているんですが……

実際にこのウイングを本体に収納するとロボットモードの太腿部分辺りが干渉するためにガワが浮きまくってサイドウィンドウとドアパネル辺りに大きな隙間が出来るんですよね。滅茶苦茶タイトでぴったりはまる正解位置があるのかもしれないですけど、現時点ではそこにたどり着けてません。

両方とも取り付けた姿はこんな感じ。羽根位置がやっぱりおかしいんですよね。個人的には太腿横に配置されてるサイドスカードのフロント側をどうにかしてウィングに変形させることが出来れば余剰も減って良かったんじゃねーの?と思うんだけど、このサイズだと難しかったのかもしれないですね。

刀はブレード部分が延長されているだけなのでオリジナル同様サイドスカート部分のタブに取り付けることが出来ます。

又、背部の隙間に突っ込むことで劇中同様背中に差した状態を再現できます。オルトモードの屋根部分をタブで固定した辺りの隙間に差し込んでるので屋根が外れやすくなる欠点はありますが、個人的には劇中再現になるのでお気に入りです(設計上意図されたものはどうかは不明)。

やっぱり二刀流が似合いますね。

これはオリジナルの玩具本についてですが、尻部にあるフィギュアスタンド用の3mm穴が、背負ってる屋根が干渉して私のスタンドだと固定できなくてカニアームみたいなやつを隙間に突っ込んで固定したんだけどええフィギュアスタンドだったらこの薄い隙間で使える3mm軸のパーツあるんですかね?

SS-101 SCOURGE アドオン

先ずは左腕。オリジナルのクローから交換する通常腕。オリジナルに肘下から丸ごと交換するギミックがあるのでこれは交換簡単。手首回転、各指の付け根が独立可動するギミックがあります。モノとしては DK-46 の右腕と対になるデザイン。ブレード固定用のT字スロットは備わっていません。形状としてはオリジナルの右手首同様、開き手の指の付け根にC型の5mm穴がありますが、キツキツな上に親指が干渉するので持たせることが出来る武器はちょっと制限ありそう。私はこれは使いません。

これが DK-49 の大本命。SS スカージの両肩アーマー&ボンネット左右パーツ。購入するまで本当に差し替えなしで変形するのかいな?という心配がありましたが杞憂でした。それ位このスカージ型で肩のデザインを劇中に寄せる変形パターンは想像できませんでしたが、上手い方法見つけたな!と感心しています。

取り付け!劇中と比べると小さめ、奪ったインシグニアが貼られていない(ライセンスの問題だと思います)、等百点満点の出来ではないんですが、かなりいい感じの肩アーマーを再現できていると思います。本来肩部に配置されるオルトモードボンネットの両サイドはロボットモード背面に内蔵される為、この部分の変形方法がかなり変わりますが個人的には変形の面白さは損なわれていないと思いました。

オルトモードではこんな感じ。微妙に形状が違うのかオリジナルのパーツと比べると微妙にボンネット中央のパーツとの間に隙間が出来る気がしますが正面から見たらこんなもんかな?という気もします。側面の円筒がハマってる部分は遊びが減って隙間が少なくなっているのでその部分のリアリティはちょっと上がってる感じ。

正面から見るとインシグニアが減っていますがそれ以外はオリジナルとほぼ変わらないオルトモードにトランスフォーム可能です。

私は左腕と脚部に Machine Capsule MC-01 を組み込んでいるのでオリジナルと比べて細部が若干違っていますが特に問題なく変形可能でした。

オリジナルの変形パターンよりも確かに面倒くさくなっているんですが、それよりもオリジナルのフロントフェンダー取れやすい問題の方がストレスなので個人的な感想としては「変形の面倒くささはオリジナルと大差ない」でした。

ボンネット左右のパーツがやや取れやすいので接着という選択肢もありますが、わざわざ別紙で「接着しちゃったら元に戻せなくなるかもしれないからよく考えてからやれよ」って警告が入ってました。そりゃ接着したら戻せなくなるかもだろうよと思うんですが、こういうのわざわざ注意書きしなきゃならん程度には糞客からのクレームあったりするんでしょうかね?

ムンベさんが「自分とこから買ってない商品の交換とか出来るわけねえだろ」(意訳)ってtweet(旧表現)してたりなさってたの見かけたりしてるので、私の想像の及ばない恐ろしい糞客(ムンベんさんのは客でさえないないですが)が居る可能性はありますね。

オリジナルの変形で肩に来ていたボンネット左右のパーツはこのアドオンを取り付けるとロボットモードでは背中の背負いものの内側に収まります。

これが若干厚みがあるので背負いもののタブでロックする部分に届かなくなってしまいますが、ここらの関節は十分固いのでこのロックが出来なくてもほとんど影響ありませんでした。

又オリジナルでも一部俺変形で排気筒のあるパーツを後方に倒していましたが、このアドオンを取り付けた場合はこの状態がデフォルトになります。まあこれは格好いいから「こうする理由」が出来たのは良いことだと受け止めました。

劇中風スカージにかなり近づいたと思います。とは言えコンセプトデザイン風スカージもあれはアレで格好いいので、もう一つSSスカージ欲しくなってきますね(並べて飾りたい)。

これは Machine Capsule MC-01 のクローの可動範囲で実現できたスカージアロー(´^ω^`)

SSスカージのアドオン旅は恐らくこれで完了だと思いますが、SSナイトバードアドオンはまだもう1個注文しているのでまだちょっとだけ進化の予定。

トランスフォーマ―レガシーユナイテッド TL-58 シルバーボルト

旧版を超えたか?って言われたら断然超えてるんだけど、しかし旧版より格好いい?って訊かれたらちょっと答えに窮してしまうかもしれない。TF玩具の魅力は多義的なので評価軸が沢山あるんですよね。

パッケージに描かれているビーストモードのシルバーボルトはペガサスっぽい翼とイカ耳でちょっと私のイメージと違う感じがします。オルトモードは旧版の見た目が最の高過ぎるのでね……

今回も評判の悪い窓ありプラ窓なしパッケージです。日本では躾のなってない馬鹿キッズは少ないから店頭でもこのタイプの箱で酷いことになってるの見かけたことないんだけど、今回のシルボルは腹部の赤丸パーツ周囲のパーツが簡単に取れちゃうのでちょっと不安ではありますね。

個人的には折角ここが別パーツになってるんだから安全対策で先端が丸く表現されてる赤丸周囲の小さなぽつぽつを劇中同様尖った円錐っぽく造形したアドオンとか出てくれないかなーとか期待するんですが流石にニッチ過ぎるか……

ビーストモード:

ビーストモードはパタパタ犬!狼と鷲のフューザー戦士ですが鼻の頭が黒いせいもあって個人的にはジャーマンシェパード的な犬に見えますな。各部がカッチリ固定され、設計上は固定モデルとしてみた方がよさそうです。

この状態では肩も股関節も可動しない為、肘、膝、主翼、口が可動しますが、前脚、後脚はポージングとしてもこの程度のバリエーションしかないですね。

前腕の肩幅がロボットモードの股間幅と変わらない、変形の都合でやや胴長、そのため尾羽の位置が狼の尻より手前になってしまっており犬の尻がむき出しになっている等はスタイリング上のウイークポイントになっているように思います。

旧版との比較。ビーストモードの前肢がロボットモードの脚、後肢が腕、という基本的な配置は一緒ですが、旧版はヒンジを展開して前肢後肢ともダイナミックに基部が移動する変形パターンに対し、新版は比較的簡単な変形で劇的にスタイルを変えているのが面白い。

ビーストモードのデザインについては旧版の圧勝ですね(※個人の感想です)。

旧版のミサイルギミックが廃されているはわりに羽根の可動域が増えており羽根を畳んだ状態や、アタックモード的な取ることが出来るのは新版の良いところですね。

顔アップ。やっぱ犬にしか見えないんだよなあ。旧版もアニメのCGモデルにはあまり似てないんだけど、耳の形状は旧版の方がCGモデルに似ていると思います。

各部ロックを外せば前脚後足の可動域は増えますが、前脚首の可動方向などの制約であんまり極まったポーズ取れないですね。。。これは私のセンスの問題かもしれないんですが。

胴体下部中央付近にフィギュアスタンド用の3mm穴が用意されているので飛行姿勢で飾ることも出来ます。下手糞ですけどね!

お、レディホークっぽい!このカップルの場合、狼も鷹も片方で担っちゃってますけども。本当はどっちもビーストモードで2ショットにしようと思ったんだけどちょっと異様な画になってしまったのでこうなりました。

トランスフォーム:

旧版では脚部がヒンジで移動してオルトモードではロボットモードの脚部の股間幅よりもビーストモードの前肢の肩幅を広くする変形をしていたんですが新版ではご覧の様にビーストモード前肢の肩幅とロボットモードの股間幅は変わらず、ビーストモードを逆立ちさせただけの様な変形になっています。

旧版ではビーストモードの前肢の肩幅は人間の肩幅くらい広く取られていて、狼の解剖学的にはそんな筈ないんですが、しかしこの変形のお陰でビーストモードが滅茶苦茶格好良くなっていました。新版はビーストモードの前肢と後肢の肩幅股間幅がほぼ同じなので解剖学的には旧版よりも狼に近いはずなんですが、なんか違うんだよねえ。

これは変形途中に現れる犬面鷲。ロボットモード上半身は肩幅増し増しなどで結構な見どころがあって決して単純な変形ではないですが、大変にわかりやすくかなり直感で変形させることが出来ます。

但し1点だけ胸部中央のパーツが両肩のパーツでロックされる構造の為、先に両肩のパーツを外してからでないと胸部中央のパーツを前に倒せないので要注意ですね。私は最初「ここかったいなー」とか思って危うくゴリラパワーで破損しそうになってしまったので未来の私の為に書いとくぞ!壊すなよ!

上でも書きましたがオルトモードはかなりキッチリ固定されます。本来ビーストモードでもフルポーザブルは期待したい派なんですが、このシルバーボルトに関しては、ビークルモードの発想で各部かっちり固定してしまおうという意図がこのかなりしっかりしたピンから感じることが出来て、これはこれでアリかな?という気がします。

ロボットモード:

ロボットモードはかなり劇中のシルバーボルトです。若干股間の幅が広すぎな気もしますが、フロントスカート(褌)で上手い事誤魔化せていると思います。

両肩外側の腕部変形ヒンジはダミー。劇中のCGデザインが旧玩具を元にしてるためここにヒンジがモールドされたデザインになっているので今回もこのモールドを入れてるんだけど、だったらこの関節も使って欲しかった気はします。ここを使えなかったのは今回の腕部変形パターンの都合ですけど、この関節使ってどんでん返し出来れば狼の尻を伸ばさずに済んだんじゃないかと思うんですよね。レガシーはビーストモードのデザインを優先しない設計思想だと思ってるんですが、その割に今回のシルバーボルトは(旧版は非常に胴体が短かったのに比べて)狼の体形をリアルに再現しようとしているのか結構胴長になっていて、それを再現するためにロボットモード肩部をビーストモードで展開する際のヒンジの向きが変わってしまってここがダミーになっちゃったのかな?という理屈は判るんですが。けどそうやって狼の尻を1cm程伸ばしてしまったせいで尻が尾羽からはみ出しちゃって若干みっともない後ろ姿になってしまっているってトコもあるんだよね(´・ω・`)

でも今回ロボットモードを足長にしたせいで狼の前肢と後肢のバランスを取るには胴長にしないと横から見た時にバランス悪くなるって事情もありそうでしゃーねーな、って若干後ろ向きの納得感はあります。やっぱりロボットモード優先の設計なのかなというね。

後ろ姿では犬面鷲が背中に埋まった都合で羽根の生え位置が若干下になっちゃっている気がします。個人的な好みでは肩甲骨の辺りから生えてて欲しいんですけども(※個人の感想です)。劇中のCGモデルでも正面から見たらこれ位下についてるように見える事あるからその再現なのかな?と思ったけど、それは胴体部前後に結構厚みがあるので角度によってそう見えてただけっぽく、後ろから見たらやっぱり肩甲骨辺りから羽根生えてたからこれは「変形の都合」だと思います。

可動性能は現代基準で標準的。この変形パターンで腰回転があり、手首にもロール軸があります。膝関節が何カ所かでロックされるんですがそれ以外の可動域では結構緩いのと足首が前方向にあまり曲がらないので大胆なポーズを付けた時の接地性に課題ありですね。

立膝は問題なく可能。

エストロールもあるのでスーパーヒーローランディングもかなり自然にこなせます。これは良いぞ。

頭部フェイスは旧玩具以上にマズルが強調された犬顔になっています。個人的には旧玩具くらいの控えめなマズルの出っ張り具合が好きなんですが、旧玩具はちょっとモールドがダルかったので今回の非常にシャープな頭部の造形は素晴らしいと思います。

非常に立体感のある顔なので角度によってその見た目の印象が結構変わるんですが、正面からの見た目は非常に格好いいイケメンですね。

最近基準でフェザーミサイルは割愛されていますが、一番先端の風切羽を取り外して二振のボルトサーベルとして手持ちさせる事が可能です。この取り付け部分のタブ形状が左右で異なっているので左右逆に取り付けることが出来ないようになっており、ユーザの(そして恐らくは工場の組立工程での)ミス防止になっています。

ロボットモードで羽根を前方に向けたフェザーミサイル発射姿勢も、羽根の角度が違いますが何とかできますね。

新旧ロボットモード比較。アニメ準拠のフィギュアとしては旧版はいろいろ難ありなのは判りますが、変形パターンの面白さでは負けてないと思います。

もう先週ずっとこれ。この二人をずっといちゃつかせてニヤニヤしちゃった。BWVS-04 執念の対決はタイガトロンのリカラー確保の為だけに購入したつもりだったんですが、カップル描写にはアニメ準拠カラーのブラックアラクニアが非常によく似合うので買って良かった。シルバーボルトの国内発売早かったのってこれが理由だったりしないだろうか?体格差も(劇中比ではブラックアラクニアが若干オーバースケールですが)非常に良くもう永遠にイチャイチャさせてたい。

ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマーアゲイン BWVS-04 執念の対決

これもキングダムチーター型買わずには居られない病の為に購入したものです。キングダムタイガトロン型も買わないと駄目だから。

この組み合わせのオリジナルは「VS-8 密林の対決」なのでセット名や通しナンバーには繋がりないですね。完全なリカラーなのでかんたんレビューです。

ブラックウィドーのカラーリングは蜘蛛脚真っ黒のキングダム版から塗装箇所が追加されて初代玩具版に近いカラーリングとなりました。蜘蛛肢付け根側が黒成型色に茶色の塗装、蜘蛛肢先端側は茶色の成型色です。

タイガトロンはキングダム版でもまあまあ塗装されていましたがさらに塗装箇所が植えた感じ。虎縞のパターンは一新されています。虎の赤目も劇中カラーに寄せてるんだろうけど個人的には顔の塗装派キングダム版の方が好みですね。。。

そろそろパタパタ犬が発売されるので多分絡むと思いますが、今回両名とも金型が下手って来ているような部分が若干見受けられて、ブラックウィドーでは左の膝パーツの軸突起のモールドが劣化してるのか全然機能しないので直ぐに外れてしまいます。あと蜘蛛肢のボールジョイントも少し取れやすくなってる箇所がありますね。とは言えそれほどひどくはないので個体差のレベルかも知れませんが。

タイガトロン側についても金型調整不足が何カ所かあるようで、足首はピン止め関節部分がちょっと緩い、足首ボールジョイントは異様に硬い、等の劣化が見受けられました。こっちも致命的なほどではないですし、調整でどうにかなりそうなとこなので問題視はしていませんが。タイガトロンに関してはもうリカラーは出ないだろうけど(この型でメタルスカラーは可能性あるかもですが)、チートアの方はやろうと思えば目の色違いとかまだだすぇるバリエーションがあるのが怖い。

Transformers: EarthSpark Warrior Class Terran Jawbreaker

Toga/Shin (@toga_shin) さんのこんな楽しそうなtweet(旧表現)見せられてしまったらそりゃ注文してしまうんよ。という訳で当初は「仮に国内販売あったとしてもサイズ小さいしロボットモードの背面スカスカだし買わないだろうなあ」と思ってたウォリアークラス テラン・ジョーブレーカーですが、我慢できずに米尼で注文してしまいました。

3/20に注文して3/25に着なので平均よりも少しだけ早かった気がします。米尼はこのサイズの玩具の場合段ボール箱に入れてくれることも稀で今回もビニール製クッション封筒にそのまま入れられた状態で海を渡ってきたのでパッケージはまあ若干ダメージありですね。

価格は USD $13.49 + 送料 $12.31。これでも国内輸入ショップで見かけた奴よりも安く上がりました。総額で $25.80 は日本円で JPY 4,009円。円安が恨めしい(´・ω・`)

それでも国内ではデラックスクラスとして発売されたテランスラッシュが定価 3,850円であること考えたらそんなに差はないのでまあこんなもんかな、と思います。スラッシュは可動箇所やパーツ数が成程ウォリアークラスですがサイズはデラックスクラス相当なので国内でデラックスクラスとして発売しても違和感ありませんでしたが、ジョーブレーカーはデラックスクラスとするにはサイズが小さく国内では適切なクラスが現時点では存在しない為多分ラインナップされないんじゃないかな……という思いもあって今回蓮版の購入となりました。高富ごめんちゃい。

ビーストモード:

長い事自分にぴったりのオルトモードを見つけることが出来なかったジョーブレーカーは兄弟の中でも一番最後に自分に見合ったオルトモードを見つける事になりますが、それは絶滅した化石生物であるところのスティギモロクでした。

スティギモロクは堅頭竜類に分類される所謂頭突きする恐竜の仲間ですが最近では固有の種ではなく、パキケファロサウルスの幼体じゃないか説もあるようです。という事はビーストウォーズネオのハードヘッドの子供の可能性もある訳ですよ!(オルトモードが)。

頭部形状は劇中のイメージに非常に近く、全体的な印象もかなり劇中に寄せていますが、そこはウォリアークラスなので様々な制約で細かく比較すると案外結構違っています。

変形パターンは非常に凝っていて、ビーストモードではロボットモードの足底部分が背中の空洞部を塞ぐ構造が非常に良いです。

尻尾がよくある左右を合わせて1本にする、みたいなアプローチではなくロボットモードの右足側のみに接続されており、ビーストモードの背中の右側にある穴はこの尻尾を格納する時の干渉を避けるための物になります。

腹側から。抜く抜き少な目で以外に可動範囲も大きのでそれなりにポージングも可能です。

本体軽いこともあってバランスはとりやすい方です。

これは左足と尻尾のみで自立しています。

ビーストモードでは太腿の内側をピンで固定しますが、そこを外せば太腿部も大きく可動します。

トランスフォーム:

中間形態的な奴。これで判る通り変形自体はそんな難しくないんですが、それでも結構ワンダーが詰まっていて素敵な変形パターンでした。如何にこの型の変形パターンでグッと来たところなどを。

まずはここ。ロボットモードの足底が展開されて脛部分共々ビーストモードの背中~尻尾基部を構成する変形、簡易的な変形ならではの構造ですがビーストモードの背中の大穴を完全に塞ぐ素晴らしい設計です。

そして肩の基部を90°回転させてロボットモードの腕をビーストモードの脚部の位置に移動させる奴。上の画像では奥側がビーストモード位置、手前側がロボットモード位置ですが股間部/肩部の関節位置が大きく変化して両モードでのバランスを調整しています。ここも変形玩具の設計!という感じでとても好きです。

ロボットモードではここのビーストモードの前肢が格納される個所のセンスが良い。肩基部の90°回転部分はロボットモード側では特に回転部分ではロックされないんですが、この前腕をピンで肩基部の頂点部分にあるピンに固定することでロボットモード時の肩基部の意図せぬ移動を防いでいるようです。このビースト前肢側のピン受けの凹部分は肘関節のモールドを兼ねていてデザインセンスの良さを感じます。ピンの渋みは全然なくピン自体は位置合わせ程度ですがビースト前肢のボールジョイントがいい感じの固さなので肩基部のズレ防止としては十分機能しています。

このビースト前肢はロボットモードで展開することも当然できるのでサブアーム的な演出が出来るかも知れないですねー(玩具遊び的に)。

ロボットモード:

ロボットモードは腕長短足のパワーファイター体形。これも DX スラッシュと同じ瞳無のまんまる目になってしまっているので劇中と若干イメージ違ってますが、劇中ではピンクに白っぽい黒目(矛盾!)で非常に表情豊かなオプティックです。劇中ではもうちょっと首が埋まった感じだったり、肩部に収納されるビーストモードの前腕(劇中ではこの辺はトゲトゲで装飾されている)付近は違いますが、全体的にはロボットモードでも雰囲気を引き継いでいます。

側面と後ろ。無駄な背負いものが全くない!膝下の背面部分は肉抜きというか、蓋がされてない為スカスカ感ありますが、背中部分はビーストモードの頭部が格納されることでスカスカ感を誤魔化せておりよく考えられた変形とパーツ配置だと思います。

首は二軸で回転、腕は肩と肘のみ、脚は股間と膝のみと可動箇所は少ないものの一応のフルポーザブル。可動箇所の割に表情付けもなかなかに決まります。

腕組みポーズもまあまあ様になるのでこれは良玩具!

立膝も可能ですし、腕が長いのでスーパーヒーローランディングも出来る!

そしてこれが今回購入する事の決め手となった武器展開ギミック!非常に単純なギミックではあるんですが効果的で非常に格好いい。こういうの片手だけに内蔵されてる感じが(実際にはコスト的な制約なんだろうけど)ちょっとグッと来てしまうんですよね。

ウォリアークラス兄弟。身長差は劇中と逆でジョーブレーカーの方が小さいのでスケール揃えた玩具は欲しいですよねえ。あとオレンジ色はスマホのカメラだと色味の調整が難しい!

トランスフォーマー アーススパーク ESD-09 DX テランスラッシュ

ストーリー全然知らない時点での初見では等身も高いし童顔でもないのでもっと大人キャラかと思ってたんですが、ツウィッチの方がお姉さんキャラな分ボンクラの末っ子キャラになってるのは意外でした。しかし彼も妹弟が出来た事で「長男」として少し成長が描かれてるのが earthspark の面白いところなんですよね。テランズ(原語では彼らは「スラッシュ・マルト」などしっかりマルト姓で表記されており、season 1 最後の方では所属も「テランズ」ではなく「マルトス」呼びになってたりして、そういうとこにグッと来てました。国内放送せめてシーズン1最後までやって欲しいんですけど、例の如くシーズン1最後は結構な絶望展開のまま終わってしまうので全部やれー!って思います。

彼のネーミングは「slash」ではなく恐ろし気な「鞭打つ」方の意味の「Thrash」が用いられているのは Twitch (国内で「ツウィッチ」表記なのは版権的なもので「トゥイッチ」「ツイッチ」が使えなかったからとかあるんでしょうか?)と同様テランだから「T」で始まる名前つけてるのかな?と思ったんですが下の3兄弟のネーミングでそのルールが守られてなかったので偶然なのか、すぐやめてしまったのか。

タカトミでは「DX(デラックス)」扱いですが、ハスブロではより廉価な Warrior Class としての発売でした。その為変形はやや簡易的で通常の Deluxe Class より関節可動箇所も少なくなっています。恐らくニコロデオンでの season 2 放映に合わせて発売されるであろう Deluxe Class Terran Thrash は恐らく本玩具のリデコで脚部等に関節が追加され変形も複雑化されており、成型色が本玩具と同じくらい明るい白色に変更されているようです。そっちは国内販売無いだろうなあ……

オルトモード:

カフェレーサー風のハーフロケットカウルを纏った細身のオートバイに側車が取り付けられたサイドカーにトランスフォームします。ロボットの腕がやや幅を取っていますが見た目は細身のカフェレーサーを上手く表現できていると思います。クラシカルなロケットカウルのヘッドライトにちょっとパイラ人みを感じますね……

細かいとこを見ていくとハンドル位置がカウルに対して後ろ過ぎとか、タンクの下半分がスッカスカとかシート幅はもうちょっと細くても良かったんじゃないかとか、色々(エンジン回りについてはもう目を瞑るとしても)あるんですが、個人的には非常にいい感じに纏められたオルトモードだと思います。

シート両脇に配置された謎のスラスターみたいな形状のパーツはロボットモードで背中から生えている突起を表現していてオルトモードでは邪魔な構造物だなと思ってたんですけど、この角度から見るとオルトモードではエキパイを表現している可能性がありますね。

これはもうサイドカーTFあるあるなので仕方ないんですが、側車が本体に近すぎて、これだとバイク側に跨った人の足のやり場が無いし、側車に登場した人もバイクに干渉してしまうので武装サイドカーとしても成立していない気がします。

という訳でなんか適当なスペーサーをかましたらもっと実際のサイドカーっぽくなるのでは?と思ってやってみたのが上記です。同じ軸上に5mmジョイントの雄雌が備わってて1cmの厚みを稼げるパーツであればなんでもいいと思うんですが、手元に覚醒ウェポンエアレイザーくらいしか無かったのでこれで試してみたら幅的には滅茶苦茶いい感じになりました。エアレイザーの情報量がちょっとうるさいのでもう少しシンプルなパーツがあればよりよくなりそう。手持ち武器無いから銃的な奴でなんかあると良さそう(あった気がするけど思い出せん)。

側車の車輪部分がオルトモードの固定位置に遊びがあるのでちょっとキャンパー角付きやすいので注意(上の画像は大体垂直になってないですね)。

ロボットモード:

細身のシルエットのスタイルは非常に劇中のイメージをつかんでいて、頭部の造形も相まって劇中に似ています。背中から突き出す二本の突起は劇中のデザインでは濃いグレーですが、玩具では白い成型色のままなのでここは塗ってやった方が良いかも知れないですね。丁度頭部に隠れてその後ろのシートバックが隠れているので正面から見たらこの部分は上手い造形だなと思いました。しかし両肩に配置されている非常に特徴的なフェンダーアーチ状の構造物が省略されているのは残念。

背面はオルトモードのシートが畳まれていますが、劇中の変形では背面はむき出しのシートがそのまま配置されているようなデザインなのでここは全然違います。ふくらはぎに配置されるタイヤはかなりイメージ通りですが、変形は結構変則的で単純ながら面白い構造だと思いました。

頭部デザインはかなりの劇中準拠ですが、まん丸いオプティックに瞳がモールドされていないのでちょっと魚っぽい不気味さがあります。自分がバイクに跨る訳でもないのに頭部にゴーグルを備えてるの可愛いですよね。

素立ちは極まりますが格好いいポージングはかなり工夫が必要な印象。フルポーザブルだけど首が軸回転しかなく上下動できなかったり足首可動が無いのが原因ですかね。足裏の接地面積も小さめなので最近のTF玩具としては自立安定性が低い方だと思います。

体形は理想的なバランスで胸部の突出もそれほどないので腕組み(っぽい)ポーズはそれなりに可能です。

立膝も可能ですが、こけない角度は結構シビアなので姿勢は限られますね。

確か劇中でやってた両足のタイヤ展開して左右移動してた感じのポーズは出来ました(´^ω^`)

こっちは上半身だけ変形させた高速移動モード的な奴ですが、側車を付けっぱなしにしとけば自立する上にコロ走行可能なので良い感じです。

側車は盾モード、銃モードに変形可能です。これは盾モードのつもりですが、スコープ状のパーツは変形させずに側車状態のままの方がそれっぽいかも知れないですね。

銃モード。1枚目は手首で把持、2枚目は下腕横の5mmジョイントに接続し固定武器の様にしてますが写真だと全然違いが判らないですね。

これが固定武器風に取り付けた銃モード。銃身とスコープ状のパーツを展開します。

背中の変形が劇中と違うのでシートを展開してみましたが完全に伸ばせないのでウォーカーマシンの荷台みたいな中途半端な状態にしかなりませんでした。

小さい人形乗せられるのでは?と思ってやってみたけどいまいちですね。

劇中でのキャラよりも見た目は格好いいから困る。個人的にはMPクオリティの可動、変形、両モードのデザイン再現した玩具が欲しいけど、まあ望むべくも無し。

ツウィッチとスラッシュ、というかマルトスは全員スケール合わせた玩具出してほしいけどこっちもちょっと叶いそうにないのよね。上の画像は遠近法の嘘で身長差付けてみたけど劇中だと多分これ以上に身長差ある様な気がします。

実際にはほぼ同サイズの大きさですが何ならツウィッチの方が翼がある分大きく見えます。顔の大きさもツウィッチの方がデカいし、体形も全然違うので普通に並べるとスケール合ってない感が凄い。