
"Transformers: The Covenant of Primus" に掲載されていた Ken Christiansen 氏のイラストではもっと海草っぽいデザインでしたが AOTP 版はイカのイメージでデザインがまとめられてる感じですね。カラーリングと合わせてこれまでの TF で最もクトゥルフに近いデザインではないでしょうか?

アーススパークでは主人公となるテランたちを生み出したまあまあ味方ポジのおじさんだったので油断していましたが、13 プライムの中ではメガトロナス、リージマキシモに次ぐ他のプライムと対立し得る役どころなようです。理想主義者で完璧主義者という、自称善人の悪人でありがちな性格設定らしいのですよね。とはいえ TF 族の味方を作ろうとしてクインテッソンを生み出しちゃう様な人なのでちょっと間の抜けたとこあるかもしれないです。
オルトモード:

タカラトミーのオフィシャルサイトでは「スペースシップ」と記載されていましたが、TFWIKI では ”squiddy-Cybertronian spaceship mode.” と記述されていて訳すなら「イカっぽいセイバートロニアンスペースシップ」辺りですかね。「接尾辞の -y をつけて形容詞表現」って奴ですね。確かにエンペラも備わって見た目はかなりのイカっぽさです。

恐らく設計上意図されたモードはこの変形パターンで、左右のループしたイカ腕もピンでカッチリ固定されてランディングギアを構成します。

設計は國弘高史さんなので単純変形でも見せ場がちゃんと作ってあって、変形させ甲斐があります。

ぱっと見は非常に生体っぽいオルトモードですが、機体後半のイカ脚部分は兎も角、コクピットより前半分は結構メカっぽい。このエンペラっぽい意匠も漫画版-TV版アルカディア号とかガミラス艦に通ずる松本メカっぽさを感じます。

コクピットハッチは開閉可能。中にエンバーストーンを収納していますが、まあまあ広めの空間なのでダイアクロン隊員位なら搭乗させられるかもしれません(そんな画像を見たような……)。

コクピットハッチ開けたところには操縦卓っぽいモールドがあって良い感じです。

フィギュアスタンド用の 3mm ポートが利用可能。これはロボットモードの尻に備わっていますがイカ脚で隠れないようにちゃんと隙間が空けられており、両モードで同様にアクセスできます。

取説には可動イカ脚を後ろ側に倒したモードもわざわざ記載されているんですが、これはどういう意図があるんだろう?ランディングギアを上げた状態ってコト?

タイヤついてない乗り物はフィギュアスタンドが使えると飾りようがあって良いですね。

初回の変形時には(また取説斜め読みで変形させちゃったせいもあって)足回りは割とフワフワした変形だな?と思ってたんですが、何往復化してようやく気付いたのは、

股間部のこのスリットに縮めた脛の上端部がカッチリ噛みあうように出来ていてしっかり位置決めが出来る構造でした。

そして脹脛側も尻の 3mm ポート周りの 8 の字部分にカッチリと覆うように取り付けることでしっかりした位置合わせが出来るように設計されていました。この辺地味に素晴らしい設計。
ロボットモード:

下半身は軟質パーツ製のスカートのせいであんまり代り映えしないんですが、前述のように膝下を縮める意外に丁寧な変形工程が入っています。
このスカート部分は数えた限りでは 46 本の脚(途中で分岐しているものも含む)で構成されていてイカタコとしては明らかに過剰でこれはビースト系統ではなくもっと冒涜的な存在を暗喩しているのではないかと(勝手に)思っています。

側面から見ると意外な程キブルは少ないんですよねえ。全体として聖職者のような外観で、下腕エンペラ部も聖職者の衣装の袖のように見えなくもないデザインだと思います。

背面はオルトモードのコクピット周りのくびれを脇からウエストの形状に合わせていて有機的でありながらメカっぽさも併せ持っていて非常に秀逸なデザインだと思います。
この聖職者っぽい意匠は「旧支配者の大祭司」ことクトゥルフそのものをモチーフのでは?という推定の根拠でもあります。イカモチーフの神って言ったらそりゃクトゥルフは避けて通れないでしょうし。

頭部ヘッドは輝く三対のオプティック(クトゥルフも六眼の設定ですね!)、豚鼻に見える意匠、そして半開きのへの字口ですが、”Transformers: The Covenant of Primus” 版の冠のような角や多眼デザインと、アーススパークや TFONE の頬が痩けた痩せた顔の老人のイメージを上手にミックスして独自の禍々しさを醸した素晴らしいスカルプトだと思います。

個人的にはこの生体っぽい生々しい禿げ頭にマスクが張り付いているような造形にジェイソンやヒューマンガスの系譜を見出して、マスクをはがすと瞼や唇が欠損した恐ろしい顔が隠れてるんじゃないかと想像してしいますね。禍々しさを「想像する」造形。

後頭部が丸ごとクリアパーツなのでオプティックのライトパイピング(集光ギミック)が猛烈に機能します。胸部中央の丸い発光部はクインタスのアーキテクトであるエンバーストーンをオルトモードコクピットに固定する 5mm ピンの尻が露出しているんですが、これも上手い設計だなと感心したところです。背中のコクピットハッチを開いておくとここも発光するので強力な胸ビーム武器なのかもしれません。あるいはカラータイマー的な生命の兆候。

軟質パーツのスカートが邪魔なので派手なアクションポーズは取りづらいんですが各部可動範囲は現代基準で広く、ポージングしやすいですね。適当にポージングしてもまあまあ極まってしまう奴です。

聖職者っぽい見た目に相まって腕組みっぽいポーズが似合います。こういうポーズの時にエンペラの袖が映えますね。

太腿が短いので立膝は苦手ですが、足首が柔軟なのでどうにかそれっぽいポーズは取れます。脚だけでは全然バランス取れないんですけど開いたスカートの裾も使えば安心。

バランスがとれば片足立ちも出来ます。安定して片足立ちさせたいなら軟質パーツのスカートの裾で支える等の工夫が必要です。

宣材画像でも同様のポーズが掲載されていて、多分この為に爪先を下に伸ばす可動が設けられているので、フィギュアスタンド使った浮遊ポーズは極まりますねえ。

頭部は変形の都合で上を向かせられるので飛行ポーズも良い感じ。総じてグッスマのシンプルスタンドと相性が良いです(白菜モードの時などもフィギュアスタンドあると良い感じに飾れますし)。

聖職者なら杖かな?と思って最初はボーンシェイカーの武器を持たせてみたんですが、ちょっと派手過ぎて似合わなかったのでオニキスプライムの三面杖を借りてきましたが、このアーティファクトも宗教臭いので少しオーバーサイズですがよく似合いますね。

剣を握らせるとこれはこれでジェダイの趣があって似合います。なんでも似合うな……
ちなみにロボットモードの腕でもイカ腕でも両手持ち可能でした。

剣と銃併用してポーズ。この戦闘スタイル最近どこかで見たな?と思ったらギャバンインフィニティだった(´^ω^`)

多椀で銃器沢山構えるやつ。聖職者キャラがこれやってる絵面、見た覚えあるんですけどなんだっけな……

サイズ感はこれ位。コンバイナーの腕担当よりは少し大きいですが、Deluxe Class としては標準的なサイズだと思います。
珍モード:

オルトモードを引っ繰り返しただけで「白菜モード」とかですね、 Twitter (旧表現)でもタイムラインに面白い奴回ってきてるんですが俺変形が結構捗るタイプの TF なんですよね。
これはイカモンスターモードっぽい見立てですが、帰マン怪獣の趣がありますね。ビルガモ、バリケーン、ミステラー星人、ササヒラーとかその辺りのミックス感。

これはメカトロール人形かな?幸福を呼びそうにはありませんが。

これは今日イチ顔っぽくなってくれた奴。ララーシュタインの顔を作りたいんですがギョロ目で垂れ眉になっちゃって似てくれないんだよねえ。全然悪の天才が時に野心を抱く感じにならんの。でもグランゾートの新キャラとしては行けるかもしれません。

イカ腕の裏表を入れ替えたら釣り眉になるのでは!と思ってやってみたけど目と目が離れちゃってインスマス顔になっちゃうねえ……はっ!クトゥルフだけに!(ララーシュタインには程遠い)




















































































































































































































































































