ダイノボット、懐かしいですね。私はビーストウォーズⅡのスクーバから入ったので、これは当時店頭に余っていた在庫品を買ったものです。2000年より前のおもちゃ売り場は今ほど入れ替えが忙しくなかった覚えがあるんだけど。1期前の玩具なら普通に売ってた覚えがあります。あまりに大量に残ってる奴は特売行きでしたが。
ビーストモード：
パッケージでは「恐竜から戦闘ロボへ変身！！」と記載があり、カタログでも取説でも「恐竜」で統一されておりますが（メガトロンでは「ティラノザウルス」と明記されている）、ハスブロ版のバイオでは「ヴェロキラプトル」と属名が特定されています。
なので、尻尾持ち上げてなるべく胸部を下げた姿勢の方がらしいかも知れないですね。上目遣いに描かれている猫目もこういう姿勢の方が様になります。
多分金型の抜きの都合だと思いますが、掌が下向きになっているの昔から惜しいと思ってて、もうちょっと掌を内側に向けたポーズになっててほしいと思うんですよね。それでもキングダム版ダイノボットの恨めしやハンドよりは全然良いですが。アイツ、あのビーストモードの手首さえちゃんとしてたら決定版ダイノボットになったのにな(´・ω・｀)
ビーストモード後頭部の蓋部分が塗られていないのでやや違和感ありますが、それ以外はいい感じの塗装。尻尾はギミックで回転しますが、特にロックも無いのでうっかりすると模様がズレてしまうので注意。
下顎が開閉可能。
背中に謎の 5mm ジョイントがあるんだけど、どっちのモードでも特に使わないんですよね。
この頭部造形の素晴らしさよ。ヴェロキラプトルに似てる？って言ったらそんなに似て無いし、劇中のビーストモードにも全然似てないんですが、大胆な表情とかオブライエン版のキングコングの顔に通じる素晴らしい彫刻だと思います。
底面。ロボットモードの脚が腹部を構成するというか、あんまり全然隠しきれていないんですが、カラーリングで悪目立ちしないように工夫されています（と思います）。何気に肋骨っぽい意匠で彫刻されていて配置と合わせてるのも凄く良いですね。
ロボットモード：
申し遅れましたがこれは後期カラーですね。初期カラー版（ハスブロ版と同色）はボディがもっとピンクがかっていたようです。コレクターは大変ですね。変形のダイナミズムはビーストモードの脚部が基部から 180 度回転してロボットモードの腕部に変形する機構だと思いますが、この部分ロボットモードでは特にロックなどもなく型動かそうとすると結構ズレるので地味にストレスだったりします。しかしその分、肩基部を少し後ろに移動させたりしてポージングに幅が出るのでそれはそれ。フルポーザブルですが各関節の可動域は現代感覚ではそれ程広くないですね。
ロボットモード頭部。左右に割ったビーストマスクが側面に残りますが、首ふると肩に当たってこれの角度が左右で変わってしまいがちなので結構邪魔もの感あります。ここもクリア素材になっているので目立たなくさせようとしているのは判るんですが。外しちゃうって選択肢もあると思いますけど、余剰にしちゃうの嫌だしね。
頭部デザインはマスク顔なので劇中とは全く似てしませんが、ヘルメット部分のデザインは似ています。これはこれで滅茶苦茶格好いいんだよなあ。
取説では左シールドに右サーベルですが、パッケージ画像では逆になっているのでこう。
取説準拠。アニメだとこっちですね。パッケージはレイアウトの都合で写真逆焼きにしちゃってる可能性もありますが。
立膝は可能。脚部の可動はまあまあ優秀ですね。
この画像は肩位置を後ろにずらしています。
肩位置は全然固定されないので後ろにずらして肩軸の前後スイング的に使えます。
ビーストマスク。色味的にもなんかポケモンのヒトカゲを彷彿とさすデザイン。多分恐竜の頭蓋骨を模したマスクなんだろうと思うのでそういう意味ではカラカラ的でもありますね。
武器はビーストモードの尻尾が分離です。今やダイノボットではお馴染みですけど、最初にこの構造見た時は尻尾の骨がサーベルになる！って結構感動したものです。
謎の背部の 5mm ジョイントですが、こういうモードを計画していたのかな？と言う想像です。取り外した尻尾の基部に 5mm ジョイント用の浅いスロットがあり、本体側の尻尾基部の二重関節をいい感じに畳んでやるとそれぞれの凹凸が丁度良い位置に来るのでこれかなって気がするんですけどどうかな。尻尾のガワは畳んだままだと干渉してしまうのでこうするしかないんだけど、まあ意図不明やね。強いて言えばフライトモードかな？と言う気がするけど翼に見立てるのも無理やりすぎな気がします。
