変圧器たち

へんあつき-たち

トランスフォーマーレガシー エヴォリューション TL-33 プロール

蓮はちゃんと「Animated Universe Prowl」って表記してるのにタカトミが「プロール」名義にしちゃってるので、これはトランスフォーマーレガシーでは他バースのプロール玩具は出ない!(名推理)。レガシーユナイテッドでリセットされるかもしれないけどね!

アニメイテッド版プロールなら極端にデフォルメされた細い顔だろ!っっていう拘りがですね、最初に Transformers: Animated のキービジュアルに描かれていた二次元過ぎるオプティマスプライム1で不安になって、Youtube に(多分違法に)アップロードされていた原語版を字幕も無しに観て、英語全然判らんけどそれでもなんとなくストーリーは理解できて動いているアニメイテッド絵の TF 達に魅了されて玩具はそのイメージのまんま!!って言う超衝撃を受けた私にはあるんですよ。

なので発売当時はこの顔のアニメイテッドバースプロールに滅茶苦茶抵抗があったので購入しなかったんですが、プライム感謝祭で 4 割引き超で売ってたのでついつい注文してしまいました。普段は「買う理由が価格なら買うな!」とかえらそーに思ってる癖に、ちょっと値引きされちゃったらすぐこれよ。で、買ってみて大正解でした。有難うプライム感謝祭!

オルトモード:
ロボットモードもそうなんですが、オリジナル玩具のシュッとしたでサインはスポイルされており、オルトモードではフロントカウルがかなり丸みのあるデザインに変更されています。このフロントカウル形状だとヘッドライトは正面側に設置されてないと前方を照らせないんじゃないのかな?と思うんですがどうなですかね。ゴールドxブラックのカラーリングはオリジナルを踏襲していますが、ゴールドの色味はレガシー版の方が明るくなっています。あろ、特筆としてフロントフェンダーがちゃんとある!

シート後方に赤青のパトランプが配置されているのもオリジナル同様ですが、実際にこんなデザインの警察車両って存在するんでしょうか?オリジナル版の玩具はロボットモードだけでなくオルトモードもかなりデフォルメされた造形でしたが、今作はオートバイの造形もややリアルによっているように感じます。

メーターはオリジナル版は 3 個も付いてたんですが、今回は 2 個だけです。今作ではメーター類はロボットモード時の後頭部に配置されているため、まあ単純に幅を稼げなかったという事もあるんですが、バイクの一般的なメーター普通に 2 連で良くない?という気もするのでこれはこれで。

大体どのオートバイTFでも一緒ですけど、幅にオルトモードでの変形のしわ寄せがきています。シート幅に比べてちょっと太ましすぎですね……

今回のオルトモード変形ではロボットモードのつま先がフロントカウル下部にぴったり収まってカウル下部を構成するんですが、その恩恵でつま先のゴールドのラインがここに配置され、非常に格好いいアクセントになっています。

アニメイテッド世界のオリジナルプロールとオルトモードで比較。シート側面あたりのラインは初代玩具版の方が美しいですね……

オルトモードのサイズが初代玩具版と殆ど一緒だったので、Samurai PROWL のサイドカーがサイズ的に合うんじゃないかと思って並べてみたら、前述の通り色味が一寸合わないですが、割といい感じのサイズ感でした。もっとも固定する方法はないのでこれは横に置いているだけですが。DNA DESIGN詳細不明なメーカーからレガシープロール用のサイドカーに変形するサムライアーマーアドオンが発売されてますが、4000円~5000円位するので今回は我慢かな。

ロボットモード:
ヘルメットサイズは標準的なトランスフォーマーのバランスですが、その中で最大限に顎を伸ばしたデザインになっています。顎ではあるけどなんかちょっとさわやかイケメン風味にというか、チンピラ風味になっている気がします。

手首は左右とも開き手ですが右手側だけ 5mm 穴を兼ねており、手裏剣以外の武器を装備出来ます。

変形は大雑把にはオリジナル玩具版を継承していると言っていいと思いますが、微妙に低コスト化されていたり、工夫されていたり微妙な差異がありますね。

全体的なスタイリングはひょろ長方向にデフォルメされていたアニメイテッド版に比べると上下に縮んだような体形になっています。太腿部分は洋ナシみたいな形状になっていて乗馬ズボンとかニッカボッカというかナスカドーパントと言いましょうか、なんつーか全体的に一寸ヤンキー風味を感じてしまうのよね。

脛横部分にはオリジナル玩具同様畳まれた手裏剣(ソーサエッジ)が収納されています。これ初代玩具についていた奴よりも凝った構造になっていて、ハンバーガーで言ったら上下のパンズを持ってそれぞれ逆方向に回転させることでギアで連動した 3 本の刃が展開される仕組みになってします。本玩具の方が展開した刃がうっかり畳まれてしまう事が多くなっているので凝った構造と使い勝手はリンクしませんでした(´・ω・`)

背中に 5mm 穴があるんですが左右のカウルに挟まれて奥まっているので正直取り付けできるものがあまりないんですよね……。付属の武器は手裏剣だけなのに肩部や下腕にも 5mm 穴があり、前述の通り右手側にも 5mm ジョイントを取り付け可能なんですよね。エボリューション最大の売りである合体武器「EVO-FUSION」が本玩具には全然なく、パッケージ裏の EVO-FUSION ギミックのところは手裏剣手持ちしているだけなのちょっとおかしくないですか?(まーた推理が始まりますよ!)

……これはもしや当初はサムライアーマーに変形する側車も付ける予定だったのでは!オリジナル玩具のプロールはデラックスクラスでのボリュームが足りなかったのか、謎に信号機が武器として付属してたので、その部分とコストのかかる手裏剣をオミットした分でサムライアーマーを付属出来ましたが、レガシーのデラックスではデラックスクラスでサムライアーマーに変形する側車をつけるの多分無理ですもんね。

可動は良好。また全体的な関節位置などのバランスも良い為、誰が触ってもそこそこ格好良いポーズ付けやすい気がします。私でもまあまあ「これはいい感じ!」って言うポーズにさせやすいので。

腕組み風のポーズもなかなかいい感じにキマしますが、アニメイテッド劇中のプロールも警察キャラというよりは間違った東洋人キャラで禅とか忍術とかそんな感じで全然警察官キャラ差はありませんでしたが、本玩具はヤンキー風になってしまいますね。

膝関節は 90 度以上曲がるうえに、足首が非常に柔軟に可動するのでうんこ座りも決まります。

太腿が短いので膝が 90 度以上曲がっても立膝は苦手かとおもいきや、変形の都合でタイヤの回転軸の箇所にも第二の膝関節(?)があり、この 2 箇所を組み合わせることでいい感じの立膝にすることが出来ます。

しかも首が上を向くので腰の捻りも併せて割といい感じのスーパーヒーローランディングも可能!これは買って良かった感が高まりますね。

すたすたすたっとこれは左足が面で設置してますが、右足は爪先で支えているだけというバランスの良さを示しています。

やっぱり走ってるとか蹴り入れてるとかはディスプレイアームで支えないといい感じにはなりませんね。これは左足だけで自立しています。

手裏剣?ちょっと刃が短いのでちょっと違う武器に見えますね。

左手は手裏剣をガッチリホールドできますが、右手側はちょっと緩いです。

その分右手は 5mm ジョイントついた武器が持てますからねー。肩肘の渋みも丁度いいので大型武器もガッチリ保持できます。

これは自身のハンドルを自身で握って操縦するというロボダッチ的センスを再現しようとしたヤーツ。ハンドル位置がおかしいので背負った武器を抜き出そうとしているようにしか見えないんですけど。

オリジナルのプロール、サムライプロールと 3 ショット。ロボットモードだとちびっこいですね。

安物買いは銭失いですよ!と思って買ったら大傑作だったので安値で買ってごめんなさいの気持ち。

Amazon プライム感謝祭にて 1729 円で購入。


  1. 多分このDVDパッケージに描かれているオプティマスのイラストだったと思います。このビジュアルを最初に見た時は当時放送されてた「サムライジャック」とかに通じるカートゥーン絵でトランスフォーマーやんの?!って衝撃を受けたんですよね。
    https://m.media-amazon.com/images/I/911PHzJLaxL._AC_SL1500_.jpg