変圧器たち

へんあつき-たち

トランスフォーマー ビーストウォーズネオ S-3 時空調査員 ハインラッド

肩下げ忘れてんじゃん……

時空調査員という肩書なので胸にでっかい時計の意匠があるという判りやすいデザイン。そして何よりこの時計は目覚まし時計として機能する実用ミクロチェンジシリーズの流れをくむ由緒正しいタカラSFトイだ!(話半分)

目覚ましの止め方は首を引き上げておいたロボットモードの首を押し込む、なのでロボットモードに変形させないと目覚まし留められないぞ、というギミックがウリ。まあ狸の首を上に向けて隙間からロボ頭部押し込むことも出来るんですけどね。

なんといっても特徴はビーストウォーズだって言ってんのにこいつは動物ではなく、信楽焼の狸の置物にトランスフォームするという変わり種。それが何より証拠には巨大な金玉も再現されているのである。徳利と通い帳まで装備してんだから間違いない。

そうはいっても「ビーストウォーズ」なので生狸にもトランスフォーム出来ます。四脚モード。ロボットモード以外はオルトモードの化け狸が信楽焼の狸の置物に変装してるってテイなのかもしれません。

ロボットモードは頭部ヘッドがやや大きめ、上半身のボリューム大き目でややスタイル悪し。しかしイケメンフェイスなのでヒーローぽさはある。

巨大金玉は腰横のバーニアに、徳利と通い帳は合体して「トックリガン」に変形します。ロボットモードの腕部がビーストモードと共通の為、親指が可動してロボット時と狸時で差別化しているんだが、当時はまだこの仕組みに5mm穴搭載できてないので銃は掌の角ピンで固定する方式であり、左手にしか持たせられない。

バイザー下せるギミック付き。腰回転もついているし、踵の角度変えることでバランスもとれるのでまあまあポージングできる方だけど、かっちょええポーズはセンスが必要なのでなかなか難しい……

肩可動は非常に独特。

狸の尻尾も二軸で前後に稼働するのでデカいのは金玉だけじゃないぞ!というポージングも出来なくはない。

正しい肩位置。銃の弾(ミサイルパーツ)は2個ついており、脛部に取り付けることが出来ます。

20年ぶりくらいに箱から出しましたが、単四電池入りっぱなしで戦慄しつつも、液漏れもなく、新しい電池入れたら時計も問題なく動作したのでヨシ。