変圧器たち

へんあつき-たち

トランスフォーマー ビーストウォーズ C-8 タイガトロン

初代ビーストウォーズチータス型、これしか持ってないの。基本変形玩具スキーなので同一変形機構のリペイント玩具は複数買いしないの当時のポリシーだったからね。

ビーストモード:

見事なスカルプトのネコ科大型生物なんですが、原点のチーター見えるかって言ったら全然チーターじゃないよね。虎は虎縞さえあればとりあえず虎に見えるという利点があるので、タイガトロンはちゃんとホワイトタイガーに見えるんだけど、でもじゃあこの形状って実際は度のネコ科大型生物なの?って言うと個人的にはユキヒョウとかですかね。やや太ましくて丸っこい感じとか。と言う事はナイトプロウラーこそがこの型に相応しいキャラだったんじゃないかと思ったりする訳です(結局この型ではキャンセルされたナイトプローラーが、よりチーターっぽくなったビーストモードを持つキングダムチーター型のリカラーで発売されたのはかみ合わない運命を感じますね)。

閑話休題。次点でこのビーストモードは虎としても似合っていると思います。

ロボットモードの武器となる2丁の銃は腹部と尾部に格納されています。

ビーストマスク(ミュータントヘッド)が胸の隙間から覗いているのはご愛敬。この単純にして奥深い印刷表現による虎縞、凄く良いですね。

ロボットモード:

ビーストモードの前脚が 90° 回転して背中に回る変形パターンや、格納されているロボットモードの腕部のガワとロボットモードのフンドシパーツがビーストモードの背中のガワを構成している設計とか結構凝っててすき。

展開されたつま先がいい感じの角度で固定されて土踏まずがちゃんとできる足首がチャームポイントだと思います。

ただし虎の頭部の収まりは割と適当で側面から見ると判る通り結構前に飛び出している上に肩より高い位置に配置されるので、真正面から見るとロボットの顔が完全に隠れてしまいます。

もっともフィギュアとして遊ぶ場合は通常は常にやや俯瞰から見るのでこの設計でもそれ程違和感ないんですよね。タカラはそういうとこ非常に上手。

豊胸過ぎてポージング自由度はやや低い気がしますけど、これはいつもの私がセンス無いってだけなので。

腕は変形の恩恵で肘が 180° 近く曲がるので結構表情つけやすいと思いますし、脚も踵の形状のお陰でまあまあ安定して自立します。

太腿と膝は最大でこれ位曲がるんですが、股間のボールジョイントがやや外れやすいのでなかなか攻めたポーズが難しい感じ。

頑張って立膝っぽいピーズは出来ました。スーパーヒーロー着地方式で三点で支えないとコケちゃいますが。

ビーストマスク(ミュータントヘッド)はロボットモードの頭部を 俯かせるだけの簡単ギミックですが、ロボットモード頭部の角が牙に、トサカが顎に見立てられているという大変に素晴らしいデザイン。そしてその変形のお陰で前後方向に立体感ある造形となっているため、キングダム版のミュータントタイガトロンやエージェントラヴィッジよりも怪物感出てて非常に良いと思います。