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トランスフォーマー ビーストウォーズネオ VS-30 砂漠の対決(C-30 コラーダ D-30 セイバーバック)

ビーストウォーズネオ期の対決セット。「砂漠の対決」って謳われてるんだけどコブラは兎も角、ステゴサウルスに砂漠のイメージはそんなにない。 コラーダは西部のガンマンモチーフだからどっちかって言うと「荒野の対決」の方が相応しいのでは?と思うのだけどその名称はビーストウォーズ期のライノックスVSシャドウパンサーで使用済みだったわい。

中身はこんな感じでビーストモードでポージングされて梱包。

コラーダビーストモード。背中の模様からインドコブラ辺りをイメージしているのだと思いますがかなりデフォルメされちゃってるので良く判らない。(仮面ライダーV3の)デストロン怪人の趣もあるので設計者の心の中のコブラがモチーフかもしれない。コブラモチーフのトランスフォーマーは他にナイトバイパーが居ますが1、あっちのロボットモードの脚が物凄いことになって蛇のにょろにょろを構成する凝った変形に対して先発のこちらは意外にシンプルな変形をします。

とはいえ胴体を180度ひっくり返してロボットモードの脚部の脛、ふくらはぎをコブラのフードの一部に見立ててたりしているのでこれはこれで。尻尾後半は関節で繋がってて郷土玩具?の竹蛇っぽいギミックがある。

又蛇の口内にはロボットモード左腕の銃(水鉄砲になっている)が仕込まれており、蛇の後ろ頭辺りをプッシュすると上のように口を開けて水を噴射するギミックがある(実際に水入れて試したことないんだけど、本当に後ろ頭プッシュで水が噴き出すのかしらん)。

ロボットモード。尻尾は鞭上の左手になるという蛇怪人あるあるだが、コブラの意匠を上手いこと生かしてポンチョ着た西部劇のガンマン風なデザインになっているのがチャームポイント。

左手に銃、コブラ、だから赤い人連想するけど案外違う。

右手は肘、手首っぽいところにボールジョイントがあるけど、先端はくねくね動くのでポージングがなかなか難しい。

セイバーバックビーストモード。近年の復元では尻尾が持ち上がったデザインだったりするんだけど、この頃はまだそこまで変わり切ってない過渡期の復元図を基にしたって感じ。前足後ろ足の長さとかは結構いい線行っていると思います。後ろ足にメカモールドが露出している以外は有機体っぽくディスガイズできているのでは。

ロボットモードは羽根冠、股間の前垂れ、胸部に動物野の頭蓋骨をぶら下げているという呪術師か魔術師の様な趣で大変格好いいスタイル。ただし膝の可動域が狭く、踵もほぼないうえに肩のパーツがデカくバランスとりづらいためポージング難者であります。私の個体は肩関節も緩いのでほぼ棒立ち。

ロボットの癖に首から動物のづ骸骨ぶら下げてるんだけど、実はこれは自前の奴で、ビーストモードの頭部(実際には首の辺りなんだけど)に収納されているので、ビーストモードであるステゴサウルスの頭蓋骨って事のようです。こういうところ凝ってるのがビーストウォーズネオ期の設計って感じ。

武器は尻尾を展開したトリプルクロー。物騒なとげとげついてるけど、デザイン的にはメガホンとかに近い。

対決セットで同じデラックスクラスなんだけど、サイズ感が結構違ってて、セイバーバックが頭二つ分くらい小さい印象。肩のパーツとかがあるから全高はセーバーバックの方が高いんですが。 パッケージには「トリプルチェンジ!」って書いてて、それぞれにアタックモード(ビーストギミック)があるんだけど、コラーダのはコレ↓

なんだろうね?って言われると私も良く判らない。まあアタックモードは困惑する奴多いよな!これは超強力放水銃座という所謂砲台モードの様な感じらしい。蛇の顔隠せよ。あそび方的にはこのモードを後ろで他のTFが操作するみたいですね。

セイバーバックのはこっち↓

これも難しいけど、クロートラップモードという名称で花に偽装しているらしい。スリングも花に偽装したトラばさみだったりしたけど、こいつも食虫植物宜しくクローが閉じて敵を捕まえるトラップという事らしい。ステゴサウルスから花が生えてるみたいなビジュアルで冬虫夏草み(デッドフェイクモード的な?)あるけど、設定では胴体部分は地面に潜ってて花の部分のみが露出しているという事らしい。

どっちもロボットモードにもモチーフがあって好きなTFです。


  1. 他にはクイックストライクもフューザーズだがコブラモチーフが含まれてるけど、ここからする話は蛇をロボットに変形させる話題なので割愛。