変圧器たち

へんあつき-たち

Transformers: EarthSpark Warrior Class Terran Jawbreaker

Toga/Shin (@toga_shin) さんのこんな楽しそうなtweet(旧表現)見せられてしまったらそりゃ注文してしまうんよ。という訳で当初は「仮に国内販売あったとしてもサイズ小さいしロボットモードの背面スカスカだし買わないだろうなあ」と思ってたウォリアークラス テラン・ジョーブレーカーですが、我慢できずに米尼で注文してしまいました。

3/20に注文して3/25に着なので平均よりも少しだけ早かった気がします。米尼はこのサイズの玩具の場合段ボール箱に入れてくれることも稀で今回もビニール製クッション封筒にそのまま入れられた状態で海を渡ってきたのでパッケージはまあ若干ダメージありですね。

価格は USD $13.49 + 送料 $12.31。これでも国内輸入ショップで見かけた奴よりも安く上がりました。総額で $25.80 は日本円で JPY 4,009円。円安が恨めしい(´・ω・`)

それでも国内ではデラックスクラスとして発売されたテランスラッシュが定価 3,850円であること考えたらそんなに差はないのでまあこんなもんかな、と思います。スラッシュは可動箇所やパーツ数が成程ウォリアークラスですがサイズはデラックスクラス相当なので国内でデラックスクラスとして発売しても違和感ありませんでしたが、ジョーブレーカーはデラックスクラスとするにはサイズが小さく国内では適切なクラスが現時点では存在しない為多分ラインナップされないんじゃないかな……という思いもあって今回蓮版の購入となりました。高富ごめんちゃい。

ビーストモード:

長い事自分にぴったりのオルトモードを見つけることが出来なかったジョーブレーカーは兄弟の中でも一番最後に自分に見合ったオルトモードを見つける事になりますが、それは絶滅した化石生物であるところのスティギモロクでした。

スティギモロクは堅頭竜類に分類される所謂頭突きする恐竜の仲間ですが最近では固有の種ではなく、パキケファロサウルスの幼体じゃないか説もあるようです。という事はビーストウォーズネオのハードヘッドの子供の可能性もある訳ですよ!(オルトモードが)。

頭部形状は劇中のイメージに非常に近く、全体的な印象もかなり劇中に寄せていますが、そこはウォリアークラスなので様々な制約で細かく比較すると案外結構違っています。

変形パターンは非常に凝っていて、ビーストモードではロボットモードの足底部分が背中の空洞部を塞ぐ構造が非常に良いです。

尻尾がよくある左右を合わせて1本にする、みたいなアプローチではなくロボットモードの右足側のみに接続されており、ビーストモードの背中の右側にある穴はこの尻尾を格納する時の干渉を避けるための物になります。

腹側から。抜く抜き少な目で以外に可動範囲も大きのでそれなりにポージングも可能です。

本体軽いこともあってバランスはとりやすい方です。

これは左足と尻尾のみで自立しています。

ビーストモードでは太腿の内側をピンで固定しますが、そこを外せば太腿部も大きく可動します。

トランスフォーム:

中間形態的な奴。これで判る通り変形自体はそんな難しくないんですが、それでも結構ワンダーが詰まっていて素敵な変形パターンでした。如何にこの型の変形パターンでグッと来たところなどを。

まずはここ。ロボットモードの足底が展開されて脛部分共々ビーストモードの背中~尻尾基部を構成する変形、簡易的な変形ならではの構造ですがビーストモードの背中の大穴を完全に塞ぐ素晴らしい設計です。

そして肩の基部を90°回転させてロボットモードの腕をビーストモードの脚部の位置に移動させる奴。上の画像では奥側がビーストモード位置、手前側がロボットモード位置ですが股間部/肩部の関節位置が大きく変化して両モードでのバランスを調整しています。ここも変形玩具の設計!という感じでとても好きです。

ロボットモードではここのビーストモードの前肢が格納される個所のセンスが良い。肩基部の90°回転部分はロボットモード側では特に回転部分ではロックされないんですが、この前腕をピンで肩基部の頂点部分にあるピンに固定することでロボットモード時の肩基部の意図せぬ移動を防いでいるようです。このビースト前肢側のピン受けの凹部分は肘関節のモールドを兼ねていてデザインセンスの良さを感じます。ピンの渋みは全然なくピン自体は位置合わせ程度ですがビースト前肢のボールジョイントがいい感じの固さなので肩基部のズレ防止としては十分機能しています。

このビースト前肢はロボットモードで展開することも当然できるのでサブアーム的な演出が出来るかも知れないですねー(玩具遊び的に)。

ロボットモード:

ロボットモードは腕長短足のパワーファイター体形。これも DX スラッシュと同じ瞳無のまんまる目になってしまっているので劇中と若干イメージ違ってますが、劇中ではピンクに白っぽい黒目(矛盾!)で非常に表情豊かなオプティックです。劇中ではもうちょっと首が埋まった感じだったり、肩部に収納されるビーストモードの前腕(劇中ではこの辺はトゲトゲで装飾されている)付近は違いますが、全体的にはロボットモードでも雰囲気を引き継いでいます。

側面と後ろ。無駄な背負いものが全くない!膝下の背面部分は肉抜きというか、蓋がされてない為スカスカ感ありますが、背中部分はビーストモードの頭部が格納されることでスカスカ感を誤魔化せておりよく考えられた変形とパーツ配置だと思います。

首は二軸で回転、腕は肩と肘のみ、脚は股間と膝のみと可動箇所は少ないものの一応のフルポーザブル。可動箇所の割に表情付けもなかなかに決まります。

腕組みポーズもまあまあ様になるのでこれは良玩具!

立膝も可能ですし、腕が長いのでスーパーヒーローランディングも出来る!

そしてこれが今回購入する事の決め手となった武器展開ギミック!非常に単純なギミックではあるんですが効果的で非常に格好いい。こういうの片手だけに内蔵されてる感じが(実際にはコスト的な制約なんだろうけど)ちょっとグッと来てしまうんですよね。

ウォリアークラス兄弟。身長差は劇中と逆でジョーブレーカーの方が小さいのでスケール揃えた玩具は欲しいですよねえ。あとオレンジ色はスマホのカメラだと色味の調整が難しい!