変圧器たち

へんあつき-たち

FansProject CA-13 Diesel

FansProject のコンバイナーもとうとう5体目。胴体担当の Diesel です。名前の由来は当然ディーゼルエンジンからなんですが、 DIESEL ってカジュアルブランドのせいか、ちょっと格好いい響きなのズルいですよね。

元ネタの モーターマスター(motor master)は直訳すると「エンジンの支配者」って感じでしょうか?エンジン繋がりと言えば言えるネーミングだと思います。

これは珍しく箱が残っていました(これから捨てるけど)。箱には「CA-13 DIESEL And Military Multiplexer Kit」と記載があります。

MOTOR SQUAD MILITARY MULTIPLEXER」だから「M3」という訳で、これが「メナソー」に相当する名前という事ですね。

これらは Diesel の取説に設定として掲載されていました。他4体の取説は裏表カラー印刷のA4サイズの紙を四つ折りにしたペライチでしたが、Diesel の取説はオルトモード、ロボットモード、重武装モード、コンバイナーモードの変形説明に加えて、他4体のコンバイナーモードの変形説明も含まれているため、24ページのホチキス止め冊子となっていました。その為、まあまあの文字情報も掲載できたんだと思います。まあこのプロダクトの最後の1体ですし、これ位のおまけはあってもいいよね。

DeepL(無料版)で機械翻訳した奴を脚注に掲載しときます。1

Dieselwikialpha によると "almost a straight homage to the 1980s toy alternate mode he was based on." とのことなので オリジナルのG1玩具デザインを踏襲しているという事のようです。

元ネタのモーターマスターは形状的に(トラックとトレーラーの分離ギミックはありませんでしたが)牽引トラック+トレーラーであり、車種モチーフはコンボイと同じケンワースK-100 エアロダイン (ハイルーフ付き)でした。

しかし、 Diesel のオルトモードは変形の都合上キャビン部分とトレーラー部分の間に隙間が無いため、荷台が一体となった大型トラックの様なデザインとなっています。まあキャビンの形状はケンワースK-100 エアロダインのまんまなんですが。

荷室部分の天井には様々なモールドがあるのですが後方のプロペラの様なモールドは冷凍車の空調設備的だったりしてそれ程違和感ないですね。荷室前方の四角いモールドは Diesel の後頭部ですね。

尚、下の画像の様に荷室は二つに分割され、キャビンが付いてる方が Diesel に変形します。後ろ側は Diesel の重武装モード時の武器であり、コンバイナーモード時の合体用パーツです。実は後半側は上下で同じ形状のパーツが剣の刀身を挟んで合体しており、底面にも天面と同じモールドがあります(上の画像では後輪部分と剣の柄部分で隠れてしまっていますが)。

レガシーモーターマスターとオルトモードでの比較。大型トラック感は断然 Diesel の方がありますね。

後方の荷室部分が半分位から分割され、前半分でロボット、後ろ半分は増設武器(コンバイナーモードの合体用パーツ)になる構造で、前半分だけでショートボディの中型車に見えなくもない。

分割面は特に蓋もないので後ろ側から見ると中身が丸見えになるので、この状態で中型車モードという訳にはいかない感じ。

尚、荷台最後尾に狙撃銃になるパーツを纏めた奴が張り付いていますが、これは「余剰無し」の為の犠牲です。

トラック前半分のみ。この部分が Diesel のロボットモードを構成します。

再びレガシーモーターマスターとロボット部分だけで比較。レガシーモーマス、よく考えたらキャブトレーラーだけの癖してちゃんとG1アニメっぽいロボットモードにトランスフォームするの凄いですね。

ロボットモード:

ヤー!レガシーモーターマスターとの2ショットでどうぞ。 Diesel のロボットモードは滅茶苦茶格好いいんですが、調整しきれていない部分がいくつかあり微妙に難ありです。肩関節のロックが甘い、トラックのキャブ前面がロボットの脛になるんですが、この固定が弱くすぐに外れてしまう、ふくらはぎ部の外装もロックがないので正位置が判らない、膝関節横のタイヤが固定されずパカパカする、膝関節が非常に華奢、あと腰部分のヒンジがラチェットの肩さに見合わず華奢なので非常に怖い、等。特に脛部の固定の甘さはストレス溜まります。

その為ガシガシアクションさせづらく、非常に丁寧に扱う必要があります。そこらへんに目をつぶればスタイル良し、可動良しの傑作玩具なんですけどね(´・ω・`)

特徴的な箱頭も格好良くアレンジしています。股間s熱含む腰部はまんまコンバイナーモードの股関節になるのでたくましい造形ですが、全体的にはスマートで等身高いスタイリッシュなデザイン。

肩部型突き出している円筒状のパーツはコンバイナーモードの肩関節基部ですが、 Dieselのロボットモード時はウェポンマウンタとして機能するため、こうやって露出しているのも意味があるデザインなんですな。こういう設計は大好きです。

横から背面。腕部分は変形機構の都合で余計な部分が多いんですが、それもデザインのうち。腰の後方にトラック荷台部分のガワを畳んだ巨大なパーツがテールバインダー的に配置されています。

背中には巨大な穴が開いてますが、その中から覗いている黒いパーツは コンバイナーの頭部ですね。こういう隙間を隠しきれていないのはコンバイナーモードでもちょくちょく見られます……

指は再び半開きっぽい奴になってますね。 Last Chance だけどうしてグーだったんだろう?

武器は2丁の大型銃。これはなんとオルトモードの荷台最後部の扉のところが変形しています。そしてこれは合体してさらに大型のライフルに変形します。

可動は秀逸。膝関節は機構的に色々兼ねている割に90°程度は曲がってくれるので立膝もまあまあ様になります。

股開いても安定して自立するんですが、こういうポーズだと脛のロックが外れやすいのでちょっと難儀します。

まあこの位が私のセンスでは精いっぱいかな(´・ω・`)

頭部アップ。オプティックは黄色でややタレ目なので、箱頭以外の面影はないですね。

上半身のディティール。胸の左右の丸いモールドは踏襲してるかな、という程度。

武装モード:

肩のウェポンマウントと背中にコンテナを分割した武器を取り付けます。また コンバイナーモード用の巨大剣はテールバインダーのあたりに固定して取り付けできます。銃も合体したライフルモードですね。

全部写そうとすると滅茶苦茶引きでしかとれんな。オルトモードの最後尾部のタイヤはコンバイナー時の胸パーツになる自動車に相当する部品で、Diesel の時には盾として手持ちさせることが出来ます。

肩のウェポンマウントに取り付けら武器は角度を変えてミサイル一斉発射みたいなことも出来ます。

ただまあ、この状態でポージングつけるのは正直面倒くさいですね。もう素立ちでも様になるのでそのままで。

武装モードは情報量が非常に多くなるのでなんか物凄く装備が増えた気がするんですが、直方体のブロックを背中と両肩に追加してるだけなので案外下半身は寂しいんですが、違和感は全然ない。

この増設ミサイルポッドはそれぞれがコンバイナーモードの足首と脛部分になる設計なんですが、その接続部分を銃口に見立ててるのも良いセンスだなと思います。

Voyger サイズ相当なのでアオリが滅茶苦茶似合いますねー。これで普段は目立たないフィクサータイプって設定なんだからね。

異常なプレイバリューといくつかの不具合を含む、総合的に見たら大傑作玩具だと思います。次はいよいよコンバイナーモード、やるぞ!……

アップグレードコマンダーにて購入、15999円(2014年1月7日)。送料580円しか掛かってなくて時代の流れを感じる。Car Crash の記事の頭の方で、「これから支払う金額に震える」とか書いてたけど本体価格のみなら送料込みで4万円行かないのね。今思えば破格の安さよ。


  1. ディーゼル
    空飛ぶタイヤ、銃声、轟くエンジン音、そして観客の熱狂的な声。COMBAT RACINGのエキサイティングなゲーム以外に、人々は隅で待機している修理クルーに気づくことはほとんどない。DIESELはいつもそこにいて、静かで目立たない。そして、その質素な外装からは、彼が何台のCyaixを持っているのかわからない。
    時にはスピードで、時には技術で、時には運で、しかしほとんどの場合、ゲームの勝敗を決めるのはDIESELであった。彼のようなメカニックは、試合中にレーサーに指示はしても修理はしないことを知らなければ、誰も疑わないだろう。彼は、賭けのオッズとレーサーの成績を操作していたのだ。試合終了前に結果を知ることができる人だった。
    貴重な駒を見つける才能があり、その駒をあらゆる手段でコントロールする術を心得ていた。裏の黒幕は彼だったのだ。
    DIESELは、ヴューブロのようなレーサーに秘密にしておくことができるほど、賢い男だった。
    VUBROのような、自分ではコントロールできないレーサーには秘密にしていた。しかし、T-BONE、CAR CRASH、T-BONE、CAR CRASH、DOWNFORCE、LAST CHANCEの4人は、彼に協力し、ゲームを不正に利用している疑いがあった。
    ある意味、不正を働いているのではないかと疑われていた。
    DIESELは、ついにステルス社の潜入捜査で逮捕され、ほとんどの財産を没収されてしまった。処刑の瞬間、戦争が勃発し、反乱軍の待ち伏せの間に逃亡した。
    逃亡後、武器密輸業者となる。地下ビジネスを得意とする彼は、次第に地下最大の武器商人となる。しかし、彼はその権力とCyaixに満足することはなかった。第一次C³実験の暴走を目の当たりにした
    DIESELは、その組み合わせ技術が戦争のあり方を一変させると強く信じていた。
    彼は皇帝の軍隊に武器を提供し、その見返りとして最も先進的なコンビネーション技術を手に入れるという取引をした。彼はその技術でAIをアップグレードし、かつてのレーサーたちを集めてモータースクワッドを結成した。それ以来、コロシアム戦争に名を連ねるようになる。裏の糸を引く者が、ついにスポットライトを浴びることになった。