変圧器たち

へんあつき-たち

Transformers: Prime Clifjumper

ファーストエディションでもラインナップされてて、「おっ、プライムではビーのリカラーキャラじゃない新規デザインって事は滅っ茶活躍すんのね!」と思ってたらアーシーにトラウマ受け付けるためのモブ要因でしかなかったという悲しきクリフジャンパーですが、オルトモードのボンネットに水牛の角を冠したマッスルカーという出で立ちや、ロボットモードのマッシブな体型が滅茶苦茶格好良く、どうにかして復活してくんねえかなと思い続けて Season 2 突入。まあその後の思い出エピソードで完全死亡が確認されてましたけどね(´・ω・`)

本アイテムは海外版の通常ラインの奴です。

オルトモード:

プライムのオルトモードは全て架空の乗り物となっていますが、クリフジャンパーのこれは結構な '70 ダッジ=チャレンジャーっぷりだと思います。水牛の角がボンネットを飾っているのがクールですけど、実際にマッスルカーに水牛の角を付けてた例ってあるんですかね?キャデラックとか大型車なら見た事あるんですが。

バンパーがちゃんと塗装されていないですが劇中ではしっかり鉄バンパーでした。

テールランプ周りのデザインはかなりオリジナルですが、'70 プリマス=クーダ(バラクーダ)に似ている気がします。兄弟車なのでチャレンジャーのフロントを移植したプリマス=クーダがモチーフなのかもしれません。1

真横から見るとリアトランク部分が短くなっていてロングノーズが強調されたデザイン。マッスルカー的なデザインを強調したデフォルメかな?実車でもこういうバランスの車は普通にあるのでリアオーバーハング切り詰めたレース仕様者がベースなのかも。

ボンネット部分が派手に分割されてますが大きな違和感が無いのは、昨今の作りと違いルーフ部分は赤いプラにクリアのウィンドウパーツを組み合わせているからであり、つまりはルーフ部分の赤は成型色であって塗装ではないので断面もちゃんと赤いからなんですよね。当時としては滅茶苦茶コストダウンした玩具なのにこういうところはちゃんと別パーツにしているの、オルトモードのリアリティを保つのに非常に貢献してくれていて好きです。

日本ではファーストエディション、AM-03、AM-08、EZ-05、EZ-SP2 と 5 種も玩具が発売されてしまうという破格の扱い。海外版も First Edition、Terrorcon Cliffjumper、Cyberverse Legion class、R.I.D.、Rust In Peace Cliffjumper ( SDCC Exclusive ) の5種出てるけど、本当にレギュラーキャラと見せかけてすぐ死ぬ、しかもショッキングな弄り殺されぶりなのにどうしてって気がします。嫌それだけ格好いいからってのは判りますけど。

底面。脚部は判りやすいですが肩より下の腕部分がどこに消えたのか一件では判らない感じ。 ロボットモードからオルトモードに変形させるときに手首が運転席内のぴったりサイズの隙間に格納される絶妙さはちょっと感動します。

ルーフ部分と左側面に 5㎜ 穴があります。アームズマイクロンとセットの国内版ではこれだけでは 5㎜ 穴が足りないと判断されたのか左右ドアの前方部にも 5㎜ 穴増設されてました。

付属の武器を取り付けるための物だと思いますがルーフ部分に取り付けると結構な違和感があります。

ファーストエディション版との比較。同じ Deluxe class ですがオルトモードではファーストエディション版よりもやや小さい。オルトモードのスタイリングで言うと個人的には僅かに本アイテムの方が寄り実車に(ねえけど)近い気がします。

あっ!ファーストエディション版リアからもマフラー 4 本出てんじゃん!どういう事??(劇中の動画一生懸命見直しましたがやっぱりサイド出しマフラーのみでリアにはマフラーついてないように見えました。

サイド出しマフラーがダミーとかヤンキーのなんちゃってチューンじゃないんだからやめてよね……人間に化けようとしてコピーエラーで人体パーツが沢山生えちゃった物体Xとかじゃないんだし。

ロボットモード:

ルーフ部が変形する胸部はその下のヘッドライト部分も含め完全なダミーですが、その分劇中によく似ています。

股脚部も脛側面のガワを除けばかなり正確なデザインになっています。腕部は肩はかなり正確なデザインですが赤い部分とグレーの部分の配色が逆ですね。下腕部が非常に長いですがこれはビークルのフロントフェンダーからドア部分を畳んで変形させているため実際のデザインよりも長くなっており、形状も全く異なります。

変形はかなり簡易で自動車ロボあるあるのボンネット、ルーフ部分を畳んで丸々背負ってるスタイルの為、ボディラインが完全に隠れてしまっています。股腕部の変形もかなり雑な感じで非常に隙間が目立ちます。

しかしこのバランスはこのバランスでパワーファイター感あって格好いいですね。

劇中ではほとんど確認できなかったんですがロボットモードでは太もも裏にタイヤが収納される変形をするらしく、塗分けられていませんが太もも裏側にタイヤのモールドがあります。特判らんけど劇中では太もも裏と、足首の中にタイヤが収納されているような気がします。

簡易な変形と言ってもフェンダーからドア部分が畳まれて下腕部を構成する変形パターンや、ギア構造で肩を広げると頭部がせり出してくるオートモーフギミックなど見どころも多く、非常に優れた設計です。胸部ダミーでガッカリしても取り返せる面白さがあると思います。

頭部ヘッドは劇中よりもパネルライン多めですが劇中にちゃんと似ており、怒り目食いしばり口モールドでファーストエディションと差別化されています。

集光ギミックも秀逸で目が光るとちょっと少年漫画っぽいかわいらしさが出ますね

可動はプライム玩具としては非常に秀逸。ウエスト回転もある!

足首がボールジョイントで非常に柔軟であり保持力も強めなので腰を落としたポーズもしっかり足裏設置して安定感あります。

また、プライムフォーマットの玩具としては異例の短足なので太ももと膝下の長さのバランスが丁度よく、自然な立膝が可能です。腕が長いのでスーパーヒーローランディングも無理なく出来るのが素晴らしい。

腕はちょっと形状が特殊なので腕組は苦手。

武器は特にギミックはありませんが、2モードで持たせることが出来ます。これはブラスターモード。この武器も2パーツを組み合わせて出来ており、当時のリッチさを思い知らされます。

画像だと非常に判り辛いのですが、手首の人差し指に微妙に表情がつけられており、ブラスターモードで武器を持たせると引き金に指欠けてるみたいにちょっと人差し指だけ突出した感じになるんですよ。これが単に開き手の表情付けだったのか、武器持たせた時にそう見えるようにしたのかは判りませんが、ここは気に入っています。

もう一つのモードは斧、というかウォーハンマー、というか棍棒の様な鈍器です。体形的にはこっちの方が似合いますが、劇中では多分使ってませんよね。劇中では腕変形三連ブラスターしか出て来てなかった気がします。

滅茶苦茶強キャラ感あるのでもっと活躍観たかったんだけど、ドウェイン・ジョンソンのギャラ高かったのかな……


  1. TFWIKIにも書いてありましたわ。
    Cliffjumper transforms from a muscle car that crossbreeds the rear of a Plymouth Barracuda with the front of a Dodge Challenger into a robot and back,

    機械翻訳
    クリフジャンパーは、プリマス・バラクーダの後部とダッジ・チャレンジャーの前部を交配させたマッスルカーから、ロボットに変形し、戻ってくる