変圧器たち

へんあつき-たち

Magic Square (MS-Toys) MUKUDO MS-G04 TRUCK BOY (not G1 Optimus Prime)

もうタカトミ 11 月勢がすぐそこまで来ている(※宅配ボックス)んですが、11 月 7 日に届いた非正規の彼をどうしても触りたいんですよ!という訳で MS-Toys のトラックに変形するからトラックボーイ君です。全体的にアレンジ強め、デフォルメ体形故の省略も多く(例えばオプティマスプライムに例えると、どのバリアントかを見極めるのに重要な腹-脇腹のディティールが殆ど省略されています)元ネタを見極めるのが難しく、目つきの鋭さ、顎側がすぼまったマスク形状等から IDW 以降がモデルかな?位で概念の司令官を立体化した感じですかね。

パッケージの背景にキノコが描かれているんだけど何か意味があるんだろうか?

オルトモード:

今回変形の参考にした動画で言及されていましたがバンパーサイドの部分はパーツの「裏側」が表面に配置されるため肉抜き穴が非常に目立ちます。私はこういうの、これはこれで苦肉の設計感あって好きなんですが。

カラーリングやフロントの形状は例のトラクターヘッドを連想させますが、キャブヘッド部分が高さよりも奥行きが強調されたデザインなこともあってトラクターヘッド感は薄め。

そしてリア側がフェンダー上部に構造物がある様な形状になっているため、トラクターヘッドというよりは荷台付きトラックに見えちゃうんですよね。もうちょっと高さ押さえる変形パターンは考えられるかもしれないですが、これはこれで良いデフォルメだと思います。

リアには手持ち武器のレーザーガンを取り付け可能。この銃自体も変形ギミックが仕込まれているんですがその使いどころが良く判らない。

マウンド部分は仰角を付けられるので前方に向けて迫撃砲的な角度で配置させることも出来ます。

変形パターンの都合ですがドア開閉が可能です。開けたところで中はみっちり埋まってるんですけど、こういうのなんというか「擬態している」感じがして私は好きです。

後方から見るとキャビン後端部分にロボットモードの胸部が丸ごと見えますね。このプロダクトでは背面部分に変形のしわ寄せが来ちゃってる感じがします。ロボットモードのつま先のガワも綺麗に畳み切れず斜めに配置されちゃってるんですよねえ。

SS ビースト覚醒オプティマスプライムとサイズ比較。幅は同じ位なんですよね。

MS-Toys の MUKUDO シリーズとのサイズ比較。ボリュームは兎も角全長は大体同じサイズになるように設計されているようです。まあ後発になるにつれて僅かにデカくなってくんですけど。

底面から見るとこう。キャビン内部にロボットモード時の巨大な頭部が収まっているのがなんとなくわかりますね。変形パターンは非常に複雑ですが、とりあえず一回ロボットモードからオルトモードに変形出来たらあとはもう何も参考にせずにどっちにも変形させることが出来るようになったので、複雑ですが比較的判りやすい変形パターンだと思います(所見ではロボットモードからオルトモードにさせれる気がしませんでしたが)。尚、両モードとも各部はかなりしっかりロックされますが、マニュアルではそこが判りづらいので最初は変形動画観ながらどこをどう固定するのか確認するのが良いと思います。幸いなことにどちら向きの変形パターンも動画が公開されていました。

プラの質感はスチロール樹脂に近い感じなので、無理すると多分簡単に破損してしまいそうなので壊す前に動画観た方が良いですね。

ロボットモード⇒オルトモード
www.youtube.com 轮子竟然全部隐藏了!变形金刚 MS 蘑菇头 Q版 擎天柱 - YouTube

オルトモード⇒ロボットモード
www.youtube.com 它竟然还是三变!变形金刚 MS 蘑菇头 擎天柱 逆变 - YouTube

さて、上の方で武器にも変形ギミックが仕込まれているって書いたんですが、可動軸を目いっぱい使うと下の様な形状にすることが出来ます。

角度にもよるんですが背中に取り付ければぬえ版宇宙の戦士パワードスーツのバックパックの一部のようにも見えるこの形状、ロボットモードでもオルトモードでも取り付け方法が全然判らんのですよ。

と思ったら先に紹介した変形動画の戻し変形の方(オルトモード⇒ロボットモード)にその答えと思われるものがありました。脚部にロボットモードでもオルトモードでも使わないヒンジや何かを固定するスロットがいくつか存在し、それらを組み合わせると確かにこういう方法でしか取り付け出来ないじゃん!ってのが以下の形態になります。

かなり見立てなんですがロボットの頭部と胸部の一部の様に見えます。とは言え目のように見える部分はスカスカの隙間であり、鼻と口もちょっとファニーに過ぎる。二本の白い角状のパーツはウルトラマグナスの頭部の様に見えなくもない。またキャビンの上に頭部の生えた形状はスーパージンライの変形パターンに準拠しているようにも思えるので、カーキャリア部分が変形して胴体部分になるリデコ商品でも想定してんのかしら?という気はするんですが、それにしては頭部が見立て変形過ぎるんですよ。なのでこれが正解なのか不明ですし、仮に正解だとしていったいこれは何?ってのは不明のままです。

ロボットモード:

上の謎頭部をロボットモードに戻すとこうなります。キャブトレーラーのキャブ部分が上半身、トレーラーの後半部分が脚部に変形するのでパーツ割は判りやすい。

ひっくり返すとこんな感じになります(下半身は腰部で 180 度回転していますが)。キャビン部分側面は展開した腕パーツがガワを構成しており、これを畳むのが初見では全然判らないところでした。キャビンのフロント部分はバンパーがロボットモード頭部のトサカ、フロントグリルやライト周辺のガワは後頭部から頭の中に押し込まれます。

このシリーズは巨大な頭部をどう構成するのか、オルトモードで頭部をどうやって隠すのかが変形パターンの肝になっていて、そのユニークな設計が見どころだと思って居ます。

頭部が大きく胴体は腹部分が圧縮されて等身を低くしているデザインで、肩幅は非常に広くなっています。この型幅は頭部の首振り時に干渉しないためのデザインだと思います。

胸部はダミーです。フロントガラス部分がハイライトが入っているように二色で色分けされているように見えますが、これは角度が付いており光の加減でそう見えているだけなので実際には一色で塗装されています。

側面から。胸部にはマトリクス(非正規なので「の様な部品」)が格納できるギミックがあるため巨乳となっています。腕の短さも相まって腕組は絶望的です。

背面。側面同様ヒンジや分割線が多くゴチャ付いた印象ですが実物は立体物として捉えられるのでもっとわかりやすいと思います。後頭部にオルトモード時のフロントグリル周辺を畳んで押し込んでいるので赤色になっています。

頭頂部の鶏冠状パーツはデフォルメされ非常に大型化しています。耳部から生えてるブレードアンテナは外側に広がっているタイプ。またその手前にある 1 対の突起も三角形の突起という解釈を採用しています。耳から生えてるアンテナ上の突起がブレード状になってる解釈って割と最近な気がするけど、オプティマスの(言っちゃった)ヘルメットデザインの変遷とか比較している研究資料何処かに無いだろうか……

デフォルメ体形ですがフルポーザブルでほとんどの関節が可動します。但しそのデザイン上の制約で可動範囲はそれ程広くはないですね。首は若干俯かせることが可能ですが、上を向かせる事は出来ません。

制限は多いですが、なんと立膝どころかスーパーヒーローランディング迄できてしまいます。

武器はレーザーライフルが 1 丁のみ付属。手持ちしていない時本体にマウントさせる場所はなさそうです。

胸の中にはマトリクスの様な部品が収納可能。胸部は観音開きするんですが、閉じた際にクリアランスが全くないので開くのに非常に苦労しました。フロントウィンドウの上部についてるオレンジのランプ(あれ何なんだろう?日本のトラックなら速度表示灯かも知れないけど)のところに爪引っ掛けて無理やり開ける方法で対処していますが一番最初はとにかく固いわ、プラ製のスパッジャが入る隙間もないわで非常に悩んで薄刃のカッターナイフを傷がつかないように慎重に差し込んでどうにかこじ開けました。

MUKUDO シリーズの Girl 達と。サイズ的には統一されており等身もほぼ同一なのが素晴らしい。このシリーズウーマン TF しか出さないんだと思ってたんですがオプティマスプライム似の人が発売されちゃったので今後も男子キャラが( Beetle Boy とか、Fire Boy とか?)発売される可能性あるので楽しみというか悩ましいというか。

ムーンベースにて、6490円で購入。

moon-base.jp