ネーミングの La Hire は100年戦争で活躍したフランス軍人、ジャンヌダルクの戦友だそうです。まあフランス訛りなのでその辺から採用したネーミングかと。
最後の騎士王版ホットロッドによく似たロボットに変形する ThirdParty 製品ですが、劇場公開の翌年2018年に発表され、実際に発売されたのは2019年というスケジュールだったと記憶しています。
同時期に同じmotifの TFEVO HOT FIRE も発表されていて、グレー試作では HOT FIRE の方が断然劇中に似たスタイルと（私は）思ったので、そっちを予約して購入したんですが、そっちの出来がですね……という訳で急遽こっちを購入した覚えがあります。
でもロボットモードのスタイリングは今でも HOT FIRE の方が劇中に似てると思ってるよ……
オルトモードはランボルギーニ センテナリオですが、鼻先のリブ上の段差が省略されている上に分割線が幅広い（胸の幅詰めされる幅に合わせているため）のと、特徴的なヘッドライトの印象（消灯してる時のふちの部分だけが白く光っている状態）が全然ないんであんまりランボ感がない。どっちかって言うとちょっとフォードGTみたいな強面感ありますよね。
フロント以外のエクステリアは全体的に似てるんですが、ややシャープさが足りない感じ。サイドウィンドウ後方の立体感ある造形はちょっと省略されてるトコありますね。
正直オルトモードのエスくテリアだけで言えば令和最新版こと SS-96 ホットロッドの方が何枚も上な感じです。流石ライセンス取得してるだけのことはある。
こっちの売りはメタリックブラックの艶々塗装でしょうか。でも天井部は艶消しになってるんですよね。これはもしかすると変形でパーツ同士が重なる部分の塗膜強度的なものを計算した結果かもしれないです。
リアは結構いい感じ。ウィングも滅茶苦茶薄く、稼働します。ただし後ろから覗くリアタイヤの幅が細く、そこに気付いてしまうと格好悪いですね。
令和最新とツーショット。全体的な「ぽさ」は令和最新版の方がやっぱ良いですね。
多分ヴィヴィアン・ウェンブリーじゃないかと思うんですが全く似てない人形が付属。そうです。実はヒューマンアライアンスでもあるのです。まあそういう程人形と組み合わせた遊び方は無いんですが。
この人形は肩、股間、膝が二軸で稼働するのでオルトモードでシートに座らせることが出来るんですが、車内のインテリアはシートバックのみが造形されていて他は良くて見立て、悪くて無しなのでちゃんと着座させるのにも難儀します。
一応こんな感じで搭乗させることが出来るという奴ですね。このままドア閉めることも出来るんですけど、正直無くても良い要素ではあります。
武器は2種類。上はお馴染み時間の流れゆっくり銃ですが、下の銃は劇中でこんなの使ってましたっけ？って感じ。ただしこれ、玩具としては全く同じ銃に上は銃身の周りに7個のレーザーサイトみたいなパーツを取り付けているだけ、下はマガジンを取り付けているだけで銃本体は同じ型です。あとは銃口部に取り付けるエフェクトパーツが1点付属。
ロボットモードはなんだか「パワー！」とか言いそうな顔してんね。劇中に似てない訳ではないんだけど黒目があるせいでかなりイメージ違う印象があります。もうちょい首が長くても良い気がするんだけど、どの玩具も首短いのよね。
胴体はやや胴長短足で足が太い印象。なんというかロボコップ体形って感じ。劇中では非常にスマートな印象だったのでちょっと違う感あります。
横から見ると胸部のボンネット前方部分が地面に対して平行に配置されていて、劇中のイメージと大きく異なります。正面から見るとあんまり目立たないんですが。劇中イメージではもっと斜めに下に傾いた感じに配置されてる筈なんだけど変形機構との兼ね合いなのか、ここはSS-96 ホットロッドでもあまり傾いてなかったですね。実際にはもっと奥行きがないんですよ、ボンネットパーツが。そんな変形できるわけないだろ！
背面にはしっかりV12エンジン。オルトモードの天井が畳まれて胴体内部に消えてしまう変形機構の設計とか頑丈さとか、玩具としては大傑作です。
脚部関節は結構深く曲げることが出来ますが、太腿が短く脛下が長いため、膝立はやや苦手。結構斜めになっちゃいます。
足首は前後方向の可動軸がなく左右（開脚時の接地）しかない。代わりにつま先に可動軸があるけどそれ使っても足首前後可動は貧弱。
銃は掌のペグにがっちり固定できるので持たせて安心。
各部にダイキャストパーツが使われており非常に高級感があります。腰前屈とか一通りの関節は備わってます。
指は親指、人差し指が独立稼働。残り三指は纏めて可動のタイプ。
肘はダブルヒンジで非常に深く曲げることが出来ます。手の甲のオレンジ色の部分が小指側に偏心してるのなんでかなー？
SS-96 ホットロッドと比較ツーショット。こうやって見ると令和最新版は結構細身でプロポーション良いかも。
2019年7月 show.z store にて購入。 USD$92.99
