変圧器たち

へんあつき-たち

Transformers Legacy Evolution Deadeye Duel 2-Pack Senate Guard Autobot Javelin

製品名に冠された Senate Guard は DeepL では「上院警備隊」と翻訳されていましたが、IDW バースの腐敗政治蔓延するセイバートロン元老院の議員警護にあたる職位名で、 アイアンハイド率いる集団の事を指すようです。

tfwiki.net

ジャベリンがここに所属する前にスナイパーとしてアセンティコンの急進派討伐に参加し、そこで逆に狙撃され頭を撃ち抜かれ瀕死の重傷を負っしまうのですが、そのジャベリンを狙撃した敵のスナイパーこそが、今回のセットのお相手であるカスケードだそうです。ジャベリンは生還しますが、その後頭部を撃たれたトラウマに悩まされるというストーリーがあるそうです。翻訳で読みたい(´;ω;`)ブワッ

今回私はこのジャベリンに一目惚れしてしまい、このセットを見つけた際、即時ムーンベースで予約してしまった訳ですが、もうちょっと冷静だったら米尼でもっと安く買っていた可能性もあります。我を忘れる程惚れてしまったという訳ですね。

私はどういう訳か口元だけ露わになったマスク顔(目を連想させるパーツは無いほど良い)が好きで、仮面ライダーJの蜂女とか。女バトルコップとか。そういうのが性癖にビンビン来てしまうのですよ。そりゃもうジャベリンはドストライクですわい!ドュフフ。おっと、これはキモオタが過ぎてしまいました。しかもTFWiKiによると隻眼とのこと。殺す気ですか!俺を。

キャラクターデザインは多分 Alex Milne 氏。リデコアイテムなのでオルトモードや変形機構に関わるパーツのデザインは異なるのですが、新造されたロボットモードの頭部及び胸部、そしてオルトモードのコクピット部分はかなりオリジナルデザインそっくりに仕上がっています。

リデコ元は TF6 アーシーですが、ムービーデザインの玩具をそれ以外のバースのキャラクターにリデコして大丈夫なの??的な意見が Twitter(当時)に有ったことを覚えています。確かにですね、ロボットモード時の鳥脚やつま先にムービーバースの意匠が感じられる元玩具で、そこは一切手を付けられていない訳なんですけれども、新造パーツが非常に効果的に機能しておりムービーバース感は全く感じられない造形に仕上がっています。

個人的にはこれよりもアニメイテッド ブラックアラクニアをレジェンズビーストウォーズ ブラックウィドーにリデコした時の方が驚きで、頭部と胸を変えた程度ではどうしたって全体に漂うアニメイテッド体形を消し去ることが出来なかったと言う点でもなかなか異質な玩具だったように思います。アニメイテッド ブラックアラクニアが傑作玩具なのでレジェンズ ブラックウィドーも玩具としては非常に優秀ではありましたが。

オルトモード:
https://tfwiki.net/mediawiki/images2/c/c4/SeaOfRustII_JavelinVehicle.jpg
Javelin - Transformers Wiki

オリジナルのオルトモードは上図のデザインなのでダッジトマホークの様に2本のタイヤが連なったデザインの TF6 アーシーのセーバートロニアンバイクとはかけ離れた形状をしており、短いウィングの生えたリアカウルもオリジナルデザインではコクピット後方のすぐ脇に配置されているので全体的なシルエットは全然違うんですが、コクピット含めリデコしたパーツのお陰でなんとなく似た感じになっています。このリデコでサインした人凄いぞ。

武器のスナイパーライフルはオルトモード時はコクピット部分天面の 5mm ジョイントに取り付けるよう取説では指示されていますが、下図↓のようにコクピット両サイドにあるタブに固定することも出来ました。

個人的にはこっちの方が馬上槍みたいですき。あージャベリンだけに?って一瞬思ったけど、ありゃランスだった。

逆向きにして前2輪のトライクっぽく見立てられねーかなーって思ったんですが(アーシーの時にもやりましたが)こっちは手持ち武器がないので手首丸出しなのであまりよろしくないですね。

という訳でリデコ元と2ショット。フロントが全く一緒なので完全な別物感は無いですが、コンシューマー向けモデルと軍用モデル位の差は出ていて結構差別差に成功していると思います。

上からと、裏側。リデコ元のアーシーは両手首に銃を持たせて排気筒に見立ててるのでそれ程目立たなかった手首が結構悪目立ちしてますな。

裏側から見ると足を延ばしてるだけなの丸わかりなんですが、これを上手いことカバーして脚感消してる変形パターンは相変わらず素晴らしいと思います。

コックピットを跳ね上げてこんにちわ。アーシーではこの状態でコクピットカバーを再び完全に閉じることが出来たんですけど、ジャベリンでは無理でした。

無理やりコミックのビークルに似せてみたけど各部のロックはされないわ、フロントタイヤを支持するアームは平行にならないわなので駄目でした。

ロボットモード:

TF6 アーシー型最大のアドバンテージである太腿!当時この型は唯一サル顔がガッカリポイントだったので(言っちゃった)頭部がリデコされたジャベリンは最早パーフェクトボディではないでしょうか?

リアフェンダーが大きい分背負いものを大型化しているように見えますが、デフォルメされたデカめの背嚢って事にギリギリできるくらいに収まっています。これは背部の 5mm ジョイントに銃をマウントしています。

後ろから見るとこんな感じでリアフェンダーの左右の張り出しが目立ちます。逆にジェットパックみたいな奴に見えなくもない。ここはがっちり固定されるわけではないのでポーズ付けているうちにうっかり広がったりしがちなので要注意ですね。

肘のところにあるタブが銃をマウントするのに使えるんですが、向きが悪く肘を 90 度曲げとかないと様にならない。これはちょっと微妙。

銃はバレルとスコープを取り外しでき、バレル、スコープそれぞれにも肘横のタブに取り付け出来るスリットがあるので、外した部品をマウントしておくという設定にしてみた奴。各パーツを外した銃本体は大型の片手持ちブラスターと言った趣の銃になります。

背中の 5mm ジョイントがあるパーツは飽津程度稼働して角度をつけられるので、高射砲っぽい感じに見立てられるのでは?と言う画像。もうちょっと平行に近くなればパワードスーツっぽいハッタリ効かせられんだけど。

今ふいに気付いたけど、ジャベリンなんかに似てるなあと思ってた奴、バブルガムクライシスのハードスーツだ!今や熊本の老舗和菓子屋の店主こと園田健一さんのこういうデザイン滅茶苦茶好きなのよね。

その 5mm ジョイントのある背中に背負ったオルトモードのフロントスクリーン部分のパーツの脇にも 同様のタブがあるので銃をマウントできます。こっちはいい塩梅の向きなのでなかなか良い感じ。リアカウルを閉じられなくなる欠点はありますが。

あっ!これはさっきの高射砲とか言ってるのなんかに比べたらよっぽど良いのでは?宇宙の戦士やで!

ここのタブに外したバレル(右)とスコープ(左)を収納してカウルを閉じてやるといい感じで固定されるのでちょっとだけカウルパーツがずれにくくなります。

リデコ元と。全く個人的な感想だけどこのリデコについては完全にジャベリンの方がデザインのバランスが良くなってる気がします。それまで完璧デザインだと思ってたアーシーの胸周りがちょっと物足りなく感じるようになる程なので、これ設計したデザイナー凄いなと思いました。

腰が安定しているのでスナイパーライフル持った姿も様になります。

ただまあ手首回転がないので射撃姿勢で構えさせるの本当に苦労する。これはカスケードも同様なんだけどどっちの型も内側に手首を倒せるデザインの素体使ってるのなんでなんだろう?確かにわきに銃床を抱えるようなポーズ取らすには手首に角度付けられた方が良いんだけども。

尚、この銃は IDW コミックに登場するジャベリンの銃にそっくりデザインです。

立膝は苦手ですが、ギリギリ様になるポーズを見つけることが出来ました。

伏射姿勢。ここいら辺は試行錯誤と撮影角度によるごまかしを駆使してどうにかって感じですかね。

尚首の部分の胸部パーツに差し込むタブがデフォルトのままだと太過ぎてハマらなかったので若干削っています。先端部の角の部分が一寸膨らんでるっぽい形状になっていたのでそこをちょっとだけ削ったんですが、今度は若干緩くなってしまい胸部と背部のパーツが簡単に外れがちになっているのでポージングしてる時は結構ストレスになります。

スナイパー対決。至近距離で鉢合わせちゃうと長銃同士で打ち合いになったりするんだろうか?

自立性はまあまあ優秀で、鳥脚部分の角度変えることで結構無理目なポーズでも自立してくれます。

片手持ちの大型銃持たせたポージング。こっちの方がなんというか激しめのポーズ取らせやすい、と言うかそういうポーズをとらせて良いって気になってしまうというか。

ジャベリン最高に格好いいのでこのセットお勧めですよ!……まあ明らかに偏愛しているのでどこまで信用できるかって話ではあるんですが、私は本気でお勧めします(´^ω^`)

ムーンベースにて 13,680円で購入