変圧器たち

へんあつき-たち

TRANSFORMERS BUZZWORTHY BUMBLEBEE STUDIO SERIES 102BB OPTIMUS PRIME

BUZZWORTHY BUMBLEBEE のラインで発売されてしまったが為に(多分)タカトミ販売が遅れているとされており、一部から強いヘイトを寄せられている不幸のアイテムです。「パッケージのビーの顔が憎ったらしく見えてきた」まではオタクの大袈裟ネタって事で笑ってみてられたんですけど、本気で憎んでる風のtweet(旧表現)とか見かけるようになってきたのでちょっと心配。Target と HasbroPulse(数量限定)の独占 toylineですけどビースト覚醒の 3 pack のアイテムとか、単体でではありますが普通にタカラトミーから発売されてるから蓮としてはそのまま一般ラインで売れないけど、別メーカー(タカトミ)は制限無い可能性あるんだよね。いやもしかしたら「3 pack の奴は単体販売するのは仕様変更だからセーフ」とかなのかも知らんけど。でもだったら覚醒チェンジ付けるとかすれば、出そうと思ったらすぐ出せるんじゃないの?単にタカトミの販売戦略上の判断ってだけと言う可能性もありそうではあります。

個人的には国内販売の暁にはマスクオフ顔にリデコして欲しい気がするんですけど、これは買っちゃった奴の傲慢な発想と言う可能性あるのでどっちでも良いです。ThirdParty はチャンスだと思いますよ!

私は偶々 robotkingdom.comtweet(旧表現)見かけて日本円換算で 5900 円位(送料別)だったのでこれは本体だけなら国内版より安いじゃん!(現在ボイジャークラスは定価 6050 円)送料込みでも 8000 円弱だったので目が眩んでしまいました。

オルトモード:

全体的に劇中のプロップ車両によく似ていますが、ライセンスは取得していないようなので前部の微妙な傾斜やタイヤハウス周りなど実写と変えて概念としてのキャブオーバーエンジントラクターになっています。どうせどうやったってリアのダブルタイヤは再現できないんだから全体的に本物っぽい架空の車両にしかならんのですよね。

正面。オートボットインシグニアの箇所はベース型にモールドされていますが印刷は無し。バンパーとかメッキで欲しい感じしますがこの中央部はロボットモードで背中のパーツになる際のロックとしても機能するように設計されているのでメッキにしたらすぐに剥げてしまいます。フォグライトが省略されていたり、アニマルガードの上端部が省略されていたりと色々差異はありますが差し引いても十分リアル。

但し背面…… SS-30 で神設計だった脛の前面と内側を構成するパーツが一発抜きで非変形になっているので全く隠せていない(´・ω・`)

実際に畳んだところで実車には存在しない謎パーツにしかならんのならって事でコスト削減、パーツ数削減的にここの機構を省略したのかな?とも思うんだけど SS-30 で大興奮した部分なのでこの省略はかなり残念。足首もロボットモード優先形状になっているので結構目立ちますね。脛パーツが幅取ってるんですが手前側の厚みは抑えられているので手にしてみると意外に違和感はないんですが。

変形方法そのものは SS-30 に準拠しているので脚部が消えて車体後半がラダーフレームのようになる設計は継承。SS-30 で脚部消失変形に感動してなければ、この変形でも十分感心したかもしれない程度には上手く脚部を隠していると思います。しかしトレーラー接続用のカプラの意匠が全くなくなっているのはかなり残念ですね。

2023/9/11追記:変形1か所忘れてタワー。ロボットモード肩横に配置されるグレーのプレート上のパーツ、180 度回転してオルトモードでは隠すのね。

底面。武器は余剰無しで取り付けしておくことが出来るんですがブレードのグリップ後端の 3mm ジョイントをはめ込むスリットがちゃんとあるので角度的にもあやふやにならず、これはこれでカッチリ定位置があります。今回両形態ともかなりカッチリとした変形になっており、キャブヘッド部分のガワに関しては相互にロックしている部分も多く、変形順が重要になってくる感じでした。

という訳で SS-30 とオルトモードで比較。全長は同じ位なんですが、キャビン部分は SS-102BB の方が一回り位小型化されているので全長のバランスが劇中よりに改善されている気がします。大雑把な変形パターンはかなり似ていて、SS-30 のパーシャルでは?って言われていましたが、共通するパーツってタイヤ位しかないんじゃないですかね?変形含めた設計もブラッシュアップされているのでかなり別物です。

ビースト覚醒メインラインの BV-01 ボイジャークラスオプティマスプライムも交えて比較。メインライン版とはサイズが二回り位違うんだけど、多分どっちもボイジャーだから値上げが無ければ国内発売時の希望小売価格は 6,050 円で一緒になるのでは?

金型の関係か SS-102BB はキャブの天井部にグレーのパーツが使われていてちょっと美しくない感じがします。メインライン版、足首の収納諦めてダンプカーの荷台みたいな形状にしたのにカプラはちゃんとモールドしてくれてたのでもうちょっとなあ、どうにかなってくれたんじゃないかなあって思ったんですが、サイズ的にも変形パターン的にもボイジャーで納めるの厳しい位攻めてると思うので、この辺は非正規アドオンに期待ですかね……(現時点ではここ大改修するアドオンは無し)。

続いてロボットモードでーす。キャビン部分の変形は非常にガッチリとしていて各部が各部をロックする的な構造になっているので、単に頭部を出す、と言う変形は出来ません。頭部を出すことによってフロントウィンドウ部が浮くので、下腕に畳まれるドア部分の干渉を避けるために下腕を逃がす、下腕を逃がすためにオートボットインシグニアが描かれたパーツをロボットモードの位置にする、フロントウィンドウ部を浮かすインナーパーツがあるのでフロントグリル周りのパーツはオルトモードの正位置まで押し込めない、と言った事態が生じます。結果オルトモードで頭部ヘッド展開したいだけなのにこういう汚い姿になってしまいます。上にも書いた「各部が各部をロックしている」とか「変形順序が重要」みたいなのそういう事ですね。今回これまでよりもそういう箇所増えていてかなりキッチリカッチリ変形できるように設計されているんだと思います。

ロボットモード:

劇中ぅ~ラストバトルも終盤でユニクロンの引力圏から逃れる時、玩具の変形パターン踏襲して上半身ぐるりの変形見せてくれて玩具者的には非常に興奮しましたね!

付属武器のうち、ブレードは握らせることも、劇中の様に手首の際から生やすことも可能です。片側の側面に微妙なサイズ(4mm?)のピンがあり、未使用時に背中のホールに固定することが可能です。また同サイズのホールが下腕の側面(灰色のパーツ部分)にもあるのでここに取り付けることも出来ます。手首付け根付近の 3mm ホールに固定した方が手首生えブレードとしては長さも稼げるし正しい気がするんですけど、どういう意図なんですかね?腕変形ブラスターも未使用時はこの微妙なサイズホールに固定しておくことが出来ます(画像)。

ロボットモードのスタイルは非常によろし。等身、太もものサイズ感、ウエストの絞られ具合等、かなり劇中に近いと思います。

可動も秀逸。立膝は楽勝ですが、スーパーヒーローランディングもどうにか出来ました。

腰スイングも当然。肩は付け根側が可動する方式の為、排気管が付いている肩ブロックが結構干渉しがちですが、その分自然なポーズが取りやすくなっています。肘は二重関節で 90 度より深く曲げることが出来るのでポージングに有利。

足首がボールジョイントで各方向に微妙に角度付けられるうえに良い塩梅の渋みもあるので片足立ちもバランス取りやすくてGoodです。

股関節が独特で所謂引き出し関節のような形状。但し必要時に引き出しするのではなく、クランク軸みたいに前方に曲げると太もも側の軸がずれて常時引き出されるイメージ(簡易引き出し関節?)お陰で太もも付け根は 90 度以上上げられるので立膝含むポージングに非常に役立ちます。目一杯引き出してもそれほど不自然さも無いですし。但し後ろ方向には大きく曲げられなくなっています(ヒトの股間部の可動域に近くなっています。

あとですね、腰を前方に倒せます!お陰でおじいちゃん輸送機ことストラトスフィアの中で座ってた時っぽいポーズも可能ですよ!

武器のブレードは剣の様に手持ち可能。これはこれで血の気多い司令官って感じがします。

手首生えブレード形態も再現可能。側面の微妙なサイズのピンが干渉して左手側にしか取り付け出来ないのでは?と思いましたがそんなことありませんでした。劇中同様右手の未装備も可能ですし、そっちの方がこのピンが目立たなくなるので本来意図としては右手に装備が正解な気がします。

右手側に装備。そういやこの型、誰よりもアクションフィギュアに近いTF玩具の癖にフィギュアスタンド用の 3mm ホールなくないですか?尻に2つ穴あいてるけど(下ネタに非ず)、どっちもネジ止め用なので 3mm には緩いし、3mm 穴って手首横のブレード取り付け用しかない感じ。ウエストも太いから手持ちのスタンドの自在クリップも合わなくて引っ掛けるだけしか出来ないので結構不安定。

腕変形ブラスターも手首収納して反対側の 5mm ジョイントにパーツを接続して再現可能ですが、劇中に比べるとかなり小ぶりで色味も灰色一色のパーツなので迫力に欠ける。でもこういうパーツ付けてくれるのは嬉しい。嬉しいんだけど、余剰パーツ忌避原理主義者としてはどうにか変形で対応してくれんか……と言う無茶ぶりを要求したくなる気もするけど、(多分)パーツ数縛りで脚部変形も省略されてるのにそんなとこに部品や組立工数費やせないだろ!と言うのもわかる。

このブラスター劇中ではプライムとプライマルが対峙した際に左手を変形させていますが、その際短剣上のパーツが外側で短い筒状の照準的なパーツが上に付いているのに、玩具では短剣側を外側にした場合筒状パーツが下になってしまうので、多分右手用なんですよね。

このパーツは未使用時に背中に取り付けてると形状的に割と外れやすいし、サイズ的に紛失しやすそうなので、私はロボットモードで手首変形ブラスター未使用の時には胸部の空洞部分に突っ込んでます。

この辺りに関しては DNA DESIGN DK-44 の注文しちゃったのでそっちに期待。

SS-30 と比較。身長はほぼ一緒で、股下もそんなに違わないんですね。 SS-30 随分足短いイメージあったけど、そうでもない。腕の長さは大きく改善されています。

メインラインの ビースト覚醒メインラインの BV-01 ボイジャークラスオプティマスプライムと比較。同じクラスと思えない体格差ですね……他キャラのメインラインに比べるとかなり劇中再現してたんだなって言うのが判ります。

バズワージーにも背景はあるんだな……(;゚д゚)ゴクリ…

という訳で背景はペルーの街並みでした。

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