変圧器たち

へんあつき-たち

DNA DESIGN DK-44 SS-102 UPGRADE KITS

MPM-6 ムービーアイアンハイド用の DNA DESIGN のアップグレードの DK-12 MPM-6 Ironhide Upgrade Kit のパッケージはアイアンハイドにおしっこ引っ掛けた糞チワワのモージョ(風)がパッケージに描かれていて、そいつが付属していた訳ですが、今回は Noah Diaz Exo Suit (風)がイラストになっていて無可動のフィギュアが付属しています。パッケージに描かれてる位なのでこんかいのアップグレードキットのメインアイテムはこれですね!私もこれ目当てで予約してしまいました。当初購入するつもり全然なかったんですが、映画観て盛り上がってしまった勢いでノアだよな!と注文してしまった訳なんですが……

肩関節増設パーツ:

向かって左が DK-44 に付属のパーツですが、肩ブロックを丸ごと交換します。腋関節の追加と、排気管の曲がってる方向を変更できる機能の追加がメインですね。劇中ではオプティマスプライムの排気管はオルトモードでもロボットモードでも後方に向かって曲げられてる訳ですが、玩具では変形の都合でロボットモード時に左右方向に向いてしまう為、この曲がってる筒部分を回転できるようにしています。サイズ的にもオリジナルの排気管パーツはややオーバースケール気味なので小型化されて劇中のサイズに近くなっている気がします。

二の腕側の脇関節の追加は効果絶大で、オリジナルよりも自然に肩を横に上げることが出来るようになります。ただし肩関節の前後方向の回転軸がむき出しになってしまうのはちょっと格好悪いですね。

排気筒は軸で回転するだけで特にロックも無く触っているうちに向きが変わってしまうので正直ちょっと扱い辛さが増えました。内部で六角断面とかにして一定の角度である程度止まってくれたらよかったんですけどねー。

他には肩の上部構造物がグレーから赤いプラに置き換わっているのでロボットモード時により劇中に近い見た目になります。オルトモードではそもそも首基部のパーツがグレー成型色なのでここだけ赤成型色になってもあんまり意味がない感じです。

これは DK-44 全体に言える事ですが、赤成型色の色味が本体とちょっと違ってるので目視だと結構気になるかも。上のオルトモード天面の画像でも下腕展開したカバー部分とその後ろの肩パーツの色味違ってるのちょっと判りますね。

オートボットインシグニアが印刷されているパーツと、肩の後ろのオルトモードで起こした脛のカバーを固定するペグが付いたグレーのパーツはオリジナルを流用します。

足首パーツ:

爪先に可動軸が追加されました。上の画面では向かって左側のがそれです。オリジナルのパーツは左右でボールジョイント受けの位置が偏心していて異なる部品だったんですが、DK-44 では左右とも同じパーツでした。

ボールジョイント受け位置だけじゃなく全体的に形状が修正されており、足首を交換するとオリジナルのオルトモードの変形パターンである足首を内側に畳むことが出来なくなってしまうので必然的にオルトモードは殆ど脚部を変形させないものになります。

オリジナルのオルトモードの脛カバーの悪目立ちを隠す為の変形方法として G1 から伝統の「脚はほぼそのまんま」変形になってしまうのはまあ判るんですけど、キャブオーバートレーラーヘッドタイプのオプティマスプライムの変形は「そうは言っても如何にして脚部を変形している風にするか」の歴史だと思うので、私は脛カバーが悪目立ちしてようともオリジナルの変形パターンの方が優れていると思います。

殆ど脚のまま変形で足首を脛の内側に畳めなくなってしまった代わりの足首らしさを隠す方法として DK-44 では足首をブロック状に畳む方式(これも G1 コンボイ式変形だと割とお馴染みの方法ですね)採用しているんですが、後方に2㎝位突出しちゃうのでちょっと格好悪いですね。

シミュラクラー!

ロボットモードでは爪先はこれ位上がります。また、オルトモードでは足首を内側に畳めなくなっているため G1 オプティマスプライムの変形でありがちな爪先を逆方向に畳んで小さくすることが出来ます。

ふくらはぎ部フィラー

オルトモードで脛カバーを変形させない方法に変更したため、ふくらはぎ部の変形ギミックが不要になったこともあり、多分劇中の脹脛部に似せる目的でロボットモード時の脹脛の(オルトモード時に左右の脚部を連結するための)出っ張りを解消するのと、ブーツの様な形状に近づけるためのパーツだと思います。しかし元々そんなに目立つ場所ではないので交換して得られる効果は微妙です。

左右の脚部を連結するパーツは軸関節式で 90 度倒して引き出します。

ノア・ディアス エクゾスーツ(風)フィギュア:

本製品のメイン。非可動ですが例のポーズで非常に雰囲気があります。

"He is not alone !"

インストラクションでは背中に噴射炎エフェクト取り付けてオルトモードのオプティマスの後部に乗せて最後のユニクロン吸い込み圏からの脱出シーン再現が説明されてましたが、こっちの方がアガるよね!

オルトモード用トレーラー接続用 5㎜ 穴、武器搭載スロット増設パーツ:

こういう奴。DK-44 ではオルトモードの脛カバーの変形を端折る前提のため、交換した膨ら鍵部のフィラーのジョイントだけでは心もとないので上もガッチリ固定するという意味では頼もしいパーツです。何故か2つ入ってます。

このパーツを取り付けたうえでエクゾスーツを搭乗させると下の様になります。

オーバースケールですけどこっちもまあまあいい感じでは。

武器:腕変形ブラスター:

オリジナルとのサイズの違いは明白。劇中と比べるとちょっとオーバースケール気味。ブラスター単体は左右非対称デザインで、取り付け自体は左右どちらの腕にも取り付け可能ですが、形状からすると左手用だと思います。全く同じものが 2 つ入っているので右腕に取り付けると袖(?)の長い面が内側になってしまいます。

劇中では左腕からしか生やしていないと思うので1つで十分ではあるんですが他の武器も2個ずつ入ってるし、左右で生やしたい人向けに2個つけてくれたんだと思うんですが、左右で異なる金型は作らなかったって事なんですかね(´・ω・`)

銃口は3㎜穴なのでエクゾスーツに取り付け可能な噴射炎エフェクトパーツを取り付けて発射シークエンスっぽく出来るんですがちょっと迫力不足かも。

武器:ブレード:

形状は概ね一緒ですがディティールが異なる別物。クリアパーツにシルバー塗装なのでオリジナルのブレードより高級感があります。柄の後端に 3㎜ ジョイントがあるのでオリジナル同様と手首の横から生やすことも出来るし、鍔の付近に 4㎜ 穴に合うペグ状のジョイントがあるので下腕側面の 4㎜ 穴にも取り付け可能です。

つまり二振あるのでこういうことも出来ます。

劇中では両腕から生やしてる描写無かったと思うので実は一振だけでも良かったんですが、二刀流はやりたいですもんね。

柄は丸断面ではありませんが 5㎜ 穴にフィットするサイズなので手持ちも出来ます。

オリジナルのブレードも使えば三刀流も出来るぞ!口で咥える事は出来ませんけど。

武器:バトルアックス:

劇中でも登場していたのでこれも欲しかった武器ですね。劇中では一挺しか出てきてない筈ですが、これも二挺あります。絵の部分は長方形の各断面で、柄の尾部はエンドキャップがハマってるデザインですが、手持ちさせる時にはこの柄の尾部を外します。

両手持ちも出来るけど、それには小さすぎですね。

取説読んでて気づいたけど、4㎜穴取り付け用のペグは取り外し可能で、ブレードや斧のスロットに差し込んでペグを増設することが出来るようです。

上記のペグパーツを使う事で斧とブレードを一まとめにして4㎜穴や同サイズのスロットに取り付け可能になります。

武器搭載スロット増設パーツに専用のスロットが用意されているのでこのようにブレードx2,斧x2、そして腕変形ブラスターx1を取り付けることが出来ます。

5㎜ジョイントが前後に2つ備わっているので腕変形ブラスターも2個取り付けられないかと試行錯誤してみましたが、ブラスター側の5㎜ジョイントが微妙な長さの上に角が甘くそもそも5㎜穴の取り付けがしっかりできない(外れやすい)上に、ブラスター同士で干渉してしまう為2個同時の取り付けは無理でした。

結局脚部のアドオンは私の好みに合わなかったので元に戻してしまいました。オリジナルの変形パターンのオルトモードにエクゾスーツのフィギュア乗せてみると、このオルトモードは劇中に比べると随分と後部が短いって事に気付いたのでオルトモード+エクゾスーツで飾る場合は DK-44 取り付け後の脛カバーを変形させないパターンの方が見栄えが良い気がします。

国内ショップで売り切れになっていたタイミングに欲しくなってしまった為、今回 Robotkingdom.com から購入したので本体USD $35.90+送料USD $10.37の合計USD $46.27(当時のレートで7000円強)で買えたので結果輸入ショップから買うよりも安上がりだったんですが、それでも個人的にはちょっとその価値は無かった気がします。嫌お前が好きで買ってんだから知らんわ、って話ではあるんですが。