変圧器たち

へんあつき-たち

トランスフォーマー ビーストウォーズⅡ D-18 オートクラッシャー

役職は「デストロン陸上親衛隊員」。オートスティンガーの役職は前の記事で書き忘れちゃったけど「デストロン親衛隊長」なので、オートスティンガーの部下という事になるんでしょうか?まあニューリーダーが役職「航空参謀」だったけど他のジェットロン連中も同僚以上の扱いしてなかった気がするのであくまでも玩具の伝統で役職付けられているだけかも知れないんですが。

ビーストウォーズⅡって海外で放送してないんでしたっけ?日本ではサイバトロン/デストロン呼びのままでしたが、インシグニアはビーストウォーズから継承しているので「プレダコン」だし、もし海外で放送されてる場合この人たちも変形時の掛け声は「テラライズ!」だったんでしょうか?この見た目でテラライズは違和感あるな。

同梱物の紙物。「自動変形!!」を非常に売りにしていたのが偲ばれますね(´^ω^`)

オルトモード:

スクラッパーやんけ!ホイールローダーの形状と言い、カラーリングと言い、かなりのスクラッパー感。ミサイルの色と取り付け位置的にもデバスターの胸部パーツを取り付けた飛行モードのカラーリングっぽい気がします。どこまで意図された設計なんだろう。ミサイルはオートスティンガーと同じものが 4 本付属します。

比較的簡素なディティールですが特にギミックとは関係ない排気筒がちゃんと備わっていたりしてビークルのデザインに説得力を持たせています。

前側は引っ込んだ頭部が丸見えですが、実際に遊んでいるとバケットの方に意識が言ってしまうし、目線が見下ろす姿勢になるのでそんなに気になりません。というか今回撮影してこんな丸見えなんだ!って気付きました。

バケットは2組のアームで接続されており、基部のレバーで上下できるように設計されていますが、それが逆に仇になってしまってもっとも下げた状態でもバケットの爪が地面と平行にならないので土砂類を集めるって本来業務に支障が出る気がします。

バケットはこれ位上がります。2 本のアームでリンクされているため一定の位置までバケットの向きを一定に保ったまま持ち上がるんですが、上げ切ると抱えた土砂を自分にぶちまける方向にバケットが傾いてしまうのが玉に瑕。このリンク機構はロボットモードでバケットを胸部位置に自動変形させるために使っているのでここは仕方がないところなんですが。

車両底部に回転鋸の様なパーツが見えますが、草刈とか用なんでしょうか(すっとぼけ)。

真上から。なんかボディが歪んでいるように見えるのは多分ミサイルが平行に取り付けられていないからだと思います。多分今の設計ならミサイル取り付け部分をピンではなく、細長いタブ形状にして車両と平行に取り付けできるよう工夫されると思うんですが、この頃はそういう発想有りませんでしたよね。

裏面。オートスティンガーと異なり両腕は車両下部に畳まれる為、腕パーツが見えています。回転鋸は左腕の固定武装でした!

ロボットモードで足底になる車両後部のモールドは自立安定のための出っ張りがモールドされているのみで非常にシンプルです。

ギゴガゴゴ……オートクラッシャーは脚部の伸長ギミックがなく、その代わりにオルトモードで収納されていた頭部がせり出してくるギミックになっています。

肩部が両サイドに開いて、空いた車両底部(ロボットモードの胸部)にバケットが収まる絶妙なクリアランスの自動変形機構が素晴らしい。

ロボットモード:

自動変形ではここ迄展開されます。あとは肘を伸ばせば完成。さっきスクラッパーやんけ!とか言いましたがロボットモードはスクラッパーと異なりバケットが胸側に収まる為、シルエットは当然ですが大きく異なります。自動変形の都合もあるんだけど、こっちはガチムチ体形。胸部の前面にドーザーのバケットが配置されているのがボディアーマー感あってなかなかのリアリティ。

前述の通り脚部の伸長ギミックがないんですが足の長さ敵にはオートスティンガーと大差ない気がします。

腕を展開して完成!ロボットモード!(ロボットモード!)。

右手がブラスター(風)、左手が回転鋸と日常生活に全く向かない構成。オートローダーズいち不便な人ですね。劇中でどういう描写されていたのかは気になります。

型上部にスモークディスチャージャーというか、ロケットランチャーというか三連の丸いモールドがあったりから全面にも簡単ですがモールドが入っているのでオートスティンガーにあったチープトイ感はかなり薄れていると思います。彼が最初の設計だったんだろうな……

回転鋸はレバー操作でギュンギュン回転するので非常に楽しい。手で回しても結構回転します。

尚、オートスティンガーは巨乳故のフロントヘビーでどうやってもつま先側に倒れた姿勢になってしまうため、本来地面に対して垂直になる踵側接地が出来なかったんですが、オートクラッシャーではその体幹バランスが修正されており、爪先でも踵でも設置できるるので、恐らく本来の正位置である踵接地で立たせることが出来ます。

右手はミサイル発射ギミック付きですが、差込口にブラスター銃口の様なモールドがあるので、ミサイル挿さなくてもまあまあ見栄えが良いですね。ミサイル挿すと腕を真下に下せないのでこれがデフォルトだという事にします。

ミサイルは 1 本しか挿せないので、ミサイル挿した状態だとなんというか指揮者感出ちゃうのよね。タクトかよって感じ。

発射するぞのポーズでしたがこれは圧倒的にセンスがない(´・ω・`)

胸部のバケット部は手動で上げることが出来ます。バケットなしでもちゃんと胸部のモールドがあって、そこにシークレットエンブレムが備わっています。こうやってバケットを後ろ側に回すと配置的にはスクラッパー感出るかも、と思いましたが顔もボディも全然違うのでちゃんと別の人ですね。

頭部ヘッドはバイザーアイのマスク顔。ケモミミかな?マスク両サイドのモールドが髭に見えなくもないのでかなりの猫顔感。嫌、猫というよりは鼠かなあ?ここに動物モチーフ追加することでプレダコン感出してるってコト?まあそれは無いと思いますが。

集光ギミックありなので後ろから光を当ててみましたがオートスティンガーと一緒でちょっとレンズ的な形状になっちゃっているのか上手い具合にこっち側に光が回ってこなくて真後ろから光を当てても発光はちょっと弱めな気がします。

頸が回るのもオートスティンガーからの改良点。というか本当に首廻らないんだろうかオートスティンガー。私の個体だけ固着しているとかいう事なのかもしれないな……

とは言え可動箇所は腕と頭部位なのでポージングは非常に厳しいです。動くぞ!って位。

オートスティンガーと2ショットだとこんな感じ。身長や体形は似た感じなのでチーム感はあります。色味的にはレモネードとミントかな……