変圧器たち

へんあつき-たち

トランスフォーマー プライム ファーストエディション スタースクリーム

米軍のジェット戦闘機にトランスフォームするディセプティコンの No.2 キャラですが、外観には G1 スタースクリーム成分あんまり入っておらず、ベイ映画による外観似せなくてもイケるわ後の解釈という気がします。それでもプライムサウンドウェーブよりは過去のキャラのデザインを引き継いでいるとは言えますが。

トランスフォーマープライムは原語版を VPN 経由でちらほら視聴しているんですが(まだ冒頭の数話程度)、その範囲で言えばゴマすり、無能、卑怯者の三拍子揃っているのでスタースクリームにしか見えません。映画トランスフォーマー 1 作目も見た目全然違う異形エイリアンロボがいきなりメガトロンにゴマすり出すの見た瞬間に「これスタースクリームだ」って直ぐ納得したからね(´^ω^`)そういう意味では外観じゃなくて性格によってキャラ立たせてるし、それ理解する TF ファンは「内面見て人を好きになるタイプ」かも知れんよね!嫌スタスクに関しては嫌いになってんのかもしれないけどw

オルトモード:

オルトモードは F-16 (風)戦闘機。F-16 戦闘機も薄い機首の下に巨大なエアインテークを装備してそこから後ろは結構厚みがあるんですが、恐らく機首下に位置する腰部から後ろの下半身丸ごとをそれに見立てているんだろうと思います。それでも厚みありすぎですがデラックスクラス玩具として上手く纏めていると思います。

プライムファーストエディションはどれも複雑怪奇な変形しそうと見せかけて変形難易度的には実はそれほど高くない、しかしこれまでの既存の変形パターンからかけ離れた工夫しているシリーズって事なのかな?急いで作らされたからパーツ数にあんまり糸目つけずに設計したろ!って風にも見えますが。

私の贔屓目が相当に入ってる気はしますが、側面から見ると思ったほど胴体の厚みは気にならない……それよりも今回着陸脚の展開ギミック的なものはないんですが、腰、足首部分にタイヤとまでは言いませんが半円状のモールドがあり、オルトモードではそれを着陸脚のタイヤに見立てるという事をしていますね。

前後。真後ろから見ると胴体の厚みがかなり減じています。垂直尾翼を覗いた胴体はコクピット直後が一番高く、後端のジェットノズルに向かってなだらかに低くなっていく(薄くなっていく)デフォルメがなされています。

裏側から見ると意外にもシンプルな構造で、頭部と腕部が完全に隠れる変形パターンであることが判ります。実際変形玩具スキーが好きそうな変形パターンなのでそういう嗜好の人にはお勧めです。

前述の通り機体後方に行くほど胴体厚が薄くなるデフォルメのお陰か飛行姿勢は結構様になると思います。昔の設計なのでフィギュアスタンド用の穴とか特にないので飛ばすのが面倒ですが、ヤッタランよろしく手でもってブーンってさせるだけでも実感できますよ!

ガウォーク形態やってみましたが腰位置が機首側にあるためバランス悪く、こんな姿勢でしか自立しませんでした。ガウォーク!というよりはコマネチ!って感じ。

ロボットモード:
アニメイテッドではマッチョな脳筋というアホなジョックス的外観でしたがプライムでは一転してガリガリ猫背の庵野巨神兵の様なナーディーな外観になっています。

これは下半身だけ変形させた状態。ロボットモードの胸部両サイドにあるエアインテーク上のモールド、赤く塗装されていて目のように見えるのでビーストハンターズ版のシャークティコンメガトロンの様に胸に顔あるデザインに見えなくもなく、このモードだと 手を生やしたら戦隊怪人みたいになるのでは……1

んまーかなり劇中デザイン感あるスレンダーボディ!胸部と腹部の間に関節仕込んでわざわざ猫背にしているのも素晴らしい。惜しむらくはプライムのTF玩具は軟質パーツ使用箇所が多く、左額のツノと両腕のミサイルパーツが若干曲がってます。煮ないと。

足首可動がなく、踵と爪先が軸でそれぞれ独立可動するのでここを調節して自立させる必要があるんですが、結構コケ易いですね。

後。機首(ここも軟質パーツですが流石にこの形状なら変形の心配はないと思います)がそのまま残って股間部に生えてるのは違和感ありますが、背中の羽根が大小 2 対重なっている表現や、ジェットノズルがちゃんとした向いていたりと変形パターンの芸細さが光る背面。

鼻無し眉毛のプライムフォーマットでこの卑怯者ニヤリ顔という完璧なプライムスタスクです。素晴らしいスカルプト。誰だよプライムユニバースのキャラに鼻付けた層なんて言い出したのは!

可動は結構良好。ニヤリ顔のせいなのか、どんなポーズ取っても姑息に決まるのでなかなか良い。ふくらはぎ部分にロボットモードで展開する小さな尾翼(恐らく)があるんですが、取説の工程では特に展開するような指示が書いてないように思います。

あーそういえば変形の際にミサイルパーツは取り外して付け替える必要があるので【完全変形】ではないと言う人が居るかもしれません(各人の定義による)。武器と考えればまあセーフかな。殆どのスタスク玩具は伝統的にナルビーム付け替えてるからこのスタスクはここがナルビーム相当って事なんでしょうけども。

腕にミサイル、ふくらはぎに尾翼ってことから恐らく劇中の変形パターンは玩具と違って腕部は主翼の下に、脚部が機体後部に配置されるんでしょうねー。

首はボールジョイント接続なので可動範囲が広く真上に向けることも可能です。

薄い胸板、細く長い両腕、非常に柔軟な肘関節、軸可動で内側に倒すことが出来る手首などのお陰でかなり自然な腕組が出来る稀有な TF です。あまりに嬉しくて似たようなポーズなのに沢山写真撮っちゃった。

手首に回転軸がないんですが肘部に二方向の軸関節があり、上の画像では本来の肘関節は曲がってない方の(上側の)関節なんですが、下腕引き出し用の軸も可動関節として使えるので、こっちを使うと掌を上に向けた状態で肘を曲げることが出来るのです。

まあこういうポーズも取れるって事ですねえ。どれも卑怯者ポーズに見える人徳よ。

脚部も可動範囲はまあまあ広いんですが股間がパンツ付きボールジョイントなので太もも部をまっすぐ前方に上げた場合 80 度程度しか上がらない(横方向に股を開けば 1 回転させることが出来る程可動しますが)うえに、脛が長く太腿とのバランスが悪い為立膝はかなり苦手です。膝から伸びてる軟質の突起を使って支えてギリギリって感じでしょうか。変形が怖いのでこのポーズで長時間放置は出来ないですね。

変形の都合でウエストのロールが可能なのでどうにかこうにかスーパーヒーローランディングは出来ました。

ちょっと指が見切れてしまった&額の角が傾いてますけどスタスクのスーパーヒーローランディングはこうだな!これは右脚爪先、左足、左手指先の三点支持で自立しているので右ひざの軟質パーツは地面についてないと言う点でも安心。

横から見るとこんな感じのポーズですが、顔を上向きに出来るのが功奏しました。

手首は開き手で何かを保持する事は出来ないですが、下腕の売り側中央当たりに 5mm 穴があります。構造的に浅い穴ですが武器名をを取り付けることが出来ると思います(未確認)


  1. 言いたかったのはこういう事です。これはそこら辺にあるもので適当に腕っぽい物用意して後ろに引っ掛けてるだけですが、ジェット機怪人とか言ってこういうデザインありそう(´^ω^`)