変圧器たち

へんあつき-たち

トランスフォーマー プライム ファーストエディション ディセプティコンビーコン

プライムのビーコンと言えばTF史上最高傑作の候補の一つに入ってくるであろうガワ消失マジックでお馴染みですが、これはそっちではなく、ファーストエディション版です。

ファーストエディションは 2012 年のトランスフォーマー プライム放送開始に先立ち発売された玩具で、後発の製品よりも複雑な変形ステップと謳われていたんですが、ビーコンは後発品がおっそろしい出来の良さなのでちょっと分が悪いんですがこっちはこっちで別の良さがあるんですよ。

オルトモード:

劇中そっくり。私の個体は右リアタイヤががっちりロックされずにプラの弾力で若干浮いてしまうのと、左側フロントバンパーが地面と平行にならない不具合があります。

車高は非常に低く下部や底部からのはみ出しもなく、又ロボットモードで背中に大きなガワを背負っている事には不自然な分割線を見せないという「オルトモードを完全に見せるための目的」があります。その結果このオルトモードは変形玩具のように見えない程自然な外観になっていると思います。

悪人の乗る高級ヤン車(語彙力)みたいな趣あって非常に格好いいと思います。

ロボットモードの武器をボンネット上のスロットに取り付けることで劇中のアタックモードを再現できますが、劇中ではボンネット左右から 2 門の機銃が展開されていたのでもう 1 丁付属して欲しかったですよね。

脚部が非常にコンパクトに畳まれるのが特徴的。銃は底部中央に取り付け可能ですが私の個体はタブが緩い為ポロリしやすいです。

ロボットモード:

表情豊かなキャラが多いプライムの中で無表情のロボット顔(嫌、そもそも超ロボット生命体ではありますけど……)で所謂戦闘員(Army-building)キャラですが、長い腕によるややクリーチャー感あるデザインは非常に格好いいですね。ただし劇中デザインに似てるかと言うとちょっと微妙な気がします。下腕部のサイドウィンドウを畳んだヒンジが玩具っぽいと言えばそれまでなんですが私はデザイン的にもメカっぽさが出て格好良さに繋がっていると思います。

背面は畳まれたボンネットからリアウイング部迄のガワを背負っているため胴体部分は殆ど隠れてしまっています。

腕にロール軸がない為腕を広げるか曲げてポージングするしかないのはちょっと欠点ですが首は非常に良く動くので表情を付けやすいのは良い点ですね。顔は無表情ですが……

股関節および膝関節は深く曲げることが出来ますが太ももが短く脛が長い為、立膝は可能ですが非常に制限されます。

手持ち武器は小型のハンドガンが 1 丁付属します。短いグリップ上の造形もあり、TFWIKI の説明では 「手で(緩く)握ることが出来る」"be (loosely) held by his hands" と記載されていますが右手で保持させるのはほぼ無理でしたが、左手ではガワで押さえるようにして把持させることが出来ました。

下腕部にある 5mm 穴に固定する方法の方が安定感あって良いと思います。下腕部の 5mm 穴は 2 か所あって、上側を使用する時は手首を畳んで腕変形ブラスターの様な見立てになります。

下側に取り付けると飛び出し式の隠し武器のような見た目になります。

このブラスターはロボットモードで未使用時に取り付けておくところが背負ってるボンネットのスロット部分しかないのですが、ここに取り付けるとヒップホルスターを吊るしているように見えなくもない、というのが上の画像です。ガワもブラスターも同色の紺色成型なので非常に判り辛いんですが。

大胆なアクションポーズはやや苦手ですが立たせてるだけでも格好いい良フィギュアだと思います。

オプティックは集光ギミックがあり光ります。

何処で購入したのかもすっかり忘れてたんですが、Amazon の購入履歴によれば 2011 年 12 月 17 日と 2011 年 12 月 27 日に各 1 個ずつ2回購入した履歴がありました。という事は未開封品も探せば出てくるな?