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2024 Transformers: Year of the Dragon Crimsonflame

イヤー・オブ・ザ・ドラゴン!昭和生まれの私からすればそれは「ディア・ハンター」でアカデミー監督賞を受賞したマイケル・チミノ監督、ミッキー・ロークジョン・ローン主演のニューヨーク市警対チャイニーズマフィアの映画を連想してしまう為、猛烈なバイオレンス感があるんですが、

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ようは「辰年」って意味ですよね。へー。じゃあ他の干支もそういう表現あんのかよ、と思ったら ”year of the rabbit” とか普通に言うんじゃんね。言われてみれば当然の話なんですが、あまりにも映画の印象が強すぎて干支の英語表現であるなんて思いも寄らなかったですわ(40年弱も?)

さて、本製品はハズブロアジア限定の辰年アイテム-だと思います-なのでオルトモードも東洋龍に変形いたします。東洋のにょろにょろドラゴンに変形するロボット玩具と言えばダイノゾーン1のギガノドラゴンやダイレンジャーの龍星王2、そして宇宙刑事ギャバンの電子星獣ドルー等、バンダイの独擅場という印象があります。タカラロボット玩具で東洋龍に変形するロボット居ましたっけ?(ガリューンは人型体形過ぎるのでノーカンです)

東洋龍のにょろにょろさならギガノドラゴンを超える細長は無いですけど、クリムゾンフレイムもなかなか細長く仕上がっています。

リデコ元が2017年の最後の騎士王(TLK)のトイラインで発売されたスティールベインなので、実に 6 年前の設計という事もありやや不安はありますが、細長東洋ドラゴンや古代中国の鎧モチーフはとても珍しいですし、何より当時スティールベインはスルーして買わなかったので私にとっては未知の変形パターンですからね、今回は縁起物として購入してみました。

オルトモード:

細長い!リデコ元のスティールベインもかなり細長いドラゴンに変形していましたが、あっちは前脚が翼に成っていたワイバーンスタイルでドラゴンとしては結構異形なひょろ長デザインでしたが、オルトモードでは上体を起こす様な姿勢がデフォルトだったので胴長ケツァルコアトルスという印象だったので、翼をもいだらここ迄細長く案るとはちょっと気付いてませんでした。これはもしやスティールベイン発売当初から次の辰年アイテムのパーシャル(正しい用法)を計画していた可能性もあんぞ……

オルトモードでは頭部、尻尾後端、各四肢の膝(肘)より下の部分がリデコされており、またカラーリングも名前の通りの赤系統に変更されているのでオルトモードでの印象は大きく変わっています。

日本だと東洋龍のカラーリングと言えばまんが日本昔ばなしでお馴染みの緑のイメージ強いですけど、”year of the dragon” で画像検索すると体色が赤系統の龍が多数表示されるので中国圏では干支のドラゴンは赤なのかもしれないですね。とは言え本アイテムの赤は黄色みが強くほぼ「朱色」なのでクリムゾンではなく、どっちかって言うとスカーレット3に近い気がします。

後脚の正解が非常に判り辛いですが、スティールベインに倣うとこんな感じでしょうか(後述の理由により一部画像はロボットモード時の肩アーマーの向きを変更しています)。この姿勢だと胴体に細長い首と尻尾が備わったディプロドクスの様な恐竜に近いスタイルになります。

私たちの知っている東洋の龍はもっとマンダとか、「育てよカメ」に登場した乙姫の怪竜(おっとこの二体は同じ操演人形だった)とか、まんが日本昔ばなしOPの「小太郎と母龍」の母龍とかの体形なんですがこの形状だとまだ西洋のドラゴンから抜け切れてないイメージですね。まあリデコ元はそうなんだから仕方ないんですが。

あー!それで取説ではロボットモードの腕をまっすぐ伸ばして出来るだけ龍の後肢を後ろの方に持っていって、ついでに後ろ脚部分を短く見せる見立て変形しているのか!

クリムゾンフレイムの後肢の処理はこれが正解かな?(後述の理由により一部画像はロボットモード時の肩アーマーの向きを変更しています)。

今回背中の固定には剣ではなく新規の盾を使っており、幅広なので、この「東洋龍変形」にした場合ロボットモードの肩アーマーが正位置の場合はちょっと盾パーツと干渉しやすいように思います。

という訳で改めてクリムゾンフレイムの(恐らく公式な)変形パターンで撮影してみましたが、確かにこの変形の方が前肢と後肢の位置も離れてより東洋龍っぽくなりますね。

ただしそう見立てた場合、足の付け根が胴体に固定されていない事になる(説明難しいですけど東洋龍の短い脚という事であれば、ロボットモードの手首の部分で胴体に接合されてないと駄目ですよね?)のでちょっと見立て変形感強くなる気がします。

底面(後述の理由によりロボットモード時の肩アーマーの向きを変更しています)。

ロボットモードの肩関節部分に幅詰めのギミックがないのでその部分は結構な横幅ありますが、全体的に上手くにょろにょろ感は出せているのではないでしょうか。

後肢の変形はインストラクションによるとロボットモードの肘関節の内側が上向きになるのが正解ですが、この画像では牛を脚を出来るだけ尻尾に密着させようと思って肘の内側を外向きにしています。

龍の頭部は「鹿の角」がクリアパーツでしっかりそれっぽいデザインになっています。頭部は角と同じクリアイエローの軟質パーツに朱色(これは胴体の成型色よりも黄色みが強い)で塗装されています。ちゃんと髭もありますし、駝の頭感もあります。角は頭部と同素材ですが多分別パーツで恐らく接着されていると思います。

頭の後ろのロボ足首は脛と同じ成型色なのでスティールベインの時ほど目立たなくなっているのは良いですね。

口内の 3mm ジョイントに炎のエフェクトパーツを取り付け可能なのは良いんですが、このジョイントが上顎側にあって、エフェクトパーツを取り付けると上顎に引っ付いてしまうので大口を開けるとちょっと妙な感じになります。

鎌首はこれ位持ち上げることが出来ます。これは後肢の変形方法も相まってちょっとフレイムコンボイっぽくもありますね。

ティールベインのレビューでは後肢だけで自立している画像結構見かけたんですが、クリムゾンフレイムでは後肢膝下の形状変更により、かなり厳しくなっています。

上の画像ではフィギュアスタンドを使って無理やり立ちコケ無いようにしてみましたがスタンドごと前に倒れてきかねないバランスの悪さでした。

スタンドで無理やり押さえつけずにどうにか自立させることが出来たのがこれ。尻尾部分を天地逆にして膝関節で曲げ、後肢は踵で支えることでギリ二足歩行出来ました。これはこれで主演二人が「出演したの恥ずかしい」とインタビューで言っちゃったことでお馴染み映画「怪竜大決戦」の大龍みたいなバランスなので昭和特撮好き的にはアリな体形です。

付属のスタンドに取り付けてみるとこんな感じになります。 3㎜ ジョイントだけでなく、竜の腹部も支えるため非常に安定して保持できますがアーム自体に角度を調整する機能がない為胴体部分はスタンドに対して直交する角度でしか飾ることが出来ません。

胴体を前傾させた姿勢で飾りたい場合は別途フィギュアスタンドを用意して工夫する必要がありますね。

首の後ろに配置されるロボットモードの足首は踵側に二本の突起があるのでそれを前脚って事にしてミニミニドラゴンって見立てられないかな?というテスト。いやまあ後ろ側に残りの胴体前部繋がってますけども。

ロボットモード:

ジャーンジャーンジャーン!ぱっと見ではかなり古代中国の鎧感ありますけどよく見ると頭部、腹当て、下腕から生えているビーストモードの後脚位しか変わってなくて(新規パーツの盾は装備していますが)外装の殆どはスティールベインのままなので、この印象は古代中国武将然とした顔とカラーリングによるところが大きいと思います。こういう「実はほとんど変わってないのに別物に見える」リデコはTF玩具で時々見られるんですけど割と大好物です。

背面。背負ってるビーストモードの前脚、ビーストモードの頭部、尻尾がリデコされた箇所ですが、ビースト頭部と尻尾は多分スティールベインから大型化されているので結構盛大にはみ出していますね。

ティールベインではビースト前脚にドラゴンの翼が備わっていたのでロボットモードでもそのまま飛行ユニット的なデザインになっていたんですが、クリムゾンフレイムはそこがオミットされているので単に変形余剰物っぽくなってるのはちょっと勿体ない。

肩アーマーは全然位置が定まらないので肩口のところが地面に対して垂直になるスティールベイン準拠以外にもっと古来中華鎧っぽく見える位置がないか試してみてるんですが、上の2枚なら最初の肩口を開いた感じの方がそれっぽいかな?怒り肩の方はなんか全然違うファンタジー悪役アーマーっぽい?

頭部ヘッドは兜というよりも顔と一体化されてメカヘッドになってますが、この赤い飾りを見ると多分横山三国志の曹操の兜あたりの日輪仮面的な飾りを意図してるんじゃないかと思います。顔面に対して兜が小さく一体化しているのは武人フェイスをしっかり表現したかったからだと思いますが、抽象化された顎髭も格好良く大変に素晴らしい出来栄えです。

ロボットモードでは胸部のアーマーとバックパックを接合するこの小さい凹凸部ですが、結構位置合わせがシビアなのか当初全然位置が合わなくてがっちり勘合させることが出来ずに難儀しました。

そしてこの股間部分ですが、ここが本アイテムの最大のウイークポイントになっていて、非常に外れやすい。最下部内側の小さなタブとスロットだけで固定してるんですが、もう簡単にパッカパッカしちゃうんですよ(´・ω・`)せめてここがピン接合だったりすればもう少し外れにくくなったと思うので、もうちょっとやりようあったんじゃないかなという気がします。

ガワはそのままですが内部フレームで胴体を真っ二つに割って長さを稼ぐ手法はロボットモードのデザインに影響が出ないので良いですね。

可動は非常に優秀。変形パターンの都合で腰回転が無いんですが、腕部、脚部が非常に柔軟に可動するので大抵の場合は腰回転なくてもそれっぽいポージングが出来ました。

立膝も完全に自然にこなせます。膝を深く曲げるとふくらはぎ側に格納した龍の尻尾や頭部が褌パーツや太ももに干渉しそうになるんですけど、大体は上手く逃がすことが出来るので大変に優秀です。これを狙って設計したんだったら大天才ですけどどうなんですかね?

スーパーヒーローランディングは腕が届きませんでしたが、太腿が高く上がるため、それらしいポーズは取れます。

上でも書いた背中に背負った龍前脚ですが、隠し腕的な運用で武器マウントする使い道はありそうです(模索中)。但しこの龍の前肢部分は左右のボールジョイント受け部が軸と一体成型で繋がっている左右一緒に動いてしまう、また軸に可動範囲を制限する突起がある為ロボットモードでは二の腕部分があまり上まで可動させられないので滅茶苦茶便利な隠し腕、としては使いづらいです。

とりあえず八面旋風吐霧轟雷砲的な武器を隠し腕にマウントして付属品全部持ちさせてみました(轟雷砲的な武器はインストラクションでは右腕側面に取り付けるように指示されています)。

この右手に持ってる熊のプーさんカラー宇宙人みたいな武器(武器?)は当初剣的な奴かな?と思ったりもしたんですが、全然ブレード形状じゃないし、オルトモードで前肢に取り付ける指示もあったので多分下の様な集荷祝い事時飾り的なものなのでは?と思います。

https://m.media-amazon.com/images/I/71v6myHXMfL._AC_SL1500_.jpg Amazon.co.jp: 中国の結び目 中国のノットペンダントリビングルーム手織りの赤い中国風中国の旧正月お祝いの中国結び飾り 春祭りの飾り : おもちゃ

オフィシャルの説明が転記されているのではないかと思われるシンガポール Amazon の製品説明では、このパーツは

  • AWESOME ACCESSORIES: Comes with a shield accessory and 3 pieces and a blast effect to assemble into a spear accessory. Accessories attach to the robot toy in both modes

機械翻訳
* 素晴らしいアクセサリー: シールドアクセサリーと槍アクセサリーに組み立てるための3つのピースとブラストエフェクトが付属しています。 両方のモードでアクセサリーがロボット玩具に取り付けられます

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と「槍を構成する三つのパーツ」としか記載がなく、これが実際には何という名称のオブジェクトなのかさっぱりわからないので正解かどうかは判らないのですが。

上記の説明の通り三つのピースとブラストエフェクトで槍を組み立ててみたのがこちら。非常に長さがあって両手持ちもさせられそうなんですが、5㎜ ジョイントになっているのは右手で持っている部分のみで槍として両手持ちさせるのはちょっと厳しくて、やっても片手は添えるだけ的な誤魔化してくが必要になると思われます。

誤魔化して片手を添えて両手持ち風にした奴。

片手持ちで構えた方が中華っぽいかも知れないです。

後ろに柄の付いた火筒みたいのなんて言うのか判らんのですが前述のインターネットの情報を参考にここでは仮に轟雷砲と称していますが、柄の後端を持って三本纏められた筒部分で支えて使うと 5㎜ ジョイントの位置が非常に適切なのでこれがこの武器の基本モードっぽいですね。

さて、さっきからちょいちょい肩アーマーの向きが逆になってる画像が出て来ているんですが、さっきはたと思いついて付け替えてみたんですよ。なんかこっちの方が中華鎧っぽい。少なくとも私はそう思うので我が家のクリムゾンフレイムの肩アーマーの向きは暫くこれで言ってみようと思います。

これは背部の隠し腕に轟雷砲を持たせてみた奴ですが、エフェクトパーツ付けっぱなしで静的なポーズなので槍っぽく見えますね。

インストラクション通りに轟雷砲を右腕に取り付けるとこんな感じ。

柄の部分に直接エフェクトパーツを取り付けるとトーチっぽくなるのでオリンピックイヤーにもネタ画像使えそうですね。

肩アーマー逆に取り付けた状態でのオルトモードもそれほど違和感ないと思います。手前味噌ですがこっちの方が背中の盾と肩アーマーが干渉しづらいように思います。

ロボットモードを付属のスタンドにセットするとこんな感じ。尻部分の 3㎜ 穴にスタンド側のピンを接続する方式です。スタンドのアームは基部での左右回転しかなく角度変更はできませんが、その分非常に安定した状態で保持できます。また可動アームがない分スタンド廃部への突出が小さく、台座自体のフットプリントも小さい為、狭い棚でもそれ程場所を取らずに飾れそうなのが良いですね。

盾以外の部品は支柱部分に全て取り付け可能なのでパーツの紛失防止的にもよさそう。

スタンドがあるので自立不可能な片足立ちにポージングでも保持できるのは良いですね。

これはカンフーっぽいポーズですが、古代中国の武将っぽい人にこういうポーズ取らせると、信長とかが空手の型ポーズさせてるみたいなもんで滅茶苦茶違和感あるんだろうなー。

東方不敗のポーズ。開き手なのでまあまあ様に成っちゃうのがな……

このパーツ組み合わせて別の武器にする奴 Evo Fusion ですよね?レガシーエヴォリューションラインで発売してるのに全然武器合体ギミック無い人も居る中でこれはなかなかちゃんとした Evo Fusion だと思います。

左腕の盾の先端形状的にこういう奴ですよね?敵の頸を撥ねる感じの。

ムーンベースにて、 8,580 円で購入。

moon-base.jp

パーツの固定に難ありですがこれは買って良かったトランスフォーマー(´^ω^`)


  1. 玩具のみ展開だと思ってたけど、OVA有ったんだ……
  2. ダイノゾーンが 1998 年でダイレンジャーが 1993 年??私の記憶ではダイノゾーンの方が断然古い覚えだったんだが……時空が歪んでる?電子星獣ドルーも「ドル」になってるし、違う世界線に迷い込んでしまった??……(´・ω・`)老化による錯誤かな……
  3. スカーレットと言えばムーンライダーズの「スカーレットの誓い」。歌詞中に「クリムゾン」も出てきますよ。
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