2018 年に TF アンコール枠で再版された時は 2 万円オーバーの高額商品となってしまった Supreme class の糞デカプライマル。これは 2002 年に U.S.A. エディションとしてトイザらス限定で発売された奴の中古品。この時の定価は 6,990 円だったと記憶していますが、16 年で 3倍超の物価高ですわ。 2002 年時点では日本国内でビーストマシーンズは放送されていなかったのでキッズたちからすると全然似てないビーストコンボイの糞デカ玩具が唐突に発売された感じだったんではないでしょうか?
おじさん的には当時新宿にあった洋トイ屋さん1で細々とマシーンズ玩具などを買いそろえていて、確かそこにも置いてあったけど結構な高額だったのでスルーしてた覚えがあります。ざらすで販売された時には当然のだだ余りで最後の方は結構な安値で叩き売りされていたんですが、Supreme class はチートアとナイトスクリームでおなか一杯だったのでスルーしてしまったんですよね。その時の安値の記憶があるのでずーっと買わずに来たんですが、そろそろ価格も高騰しそうなのでここは一発中古の安い奴をヤフオクで落札しようって思いたったのが昨年の 12 月。7,000 円位で買えたので当時品の定価と思えば 20 年超えのプレミアだから安い!と自分に言い聞かせました。
ビーストマシーンズのオプティマル玩具はどれも「ゴリラからゴリラにトランスフォーム」とか揶揄されがちですが ロボットモードの見た目ならこのエアアタックが一番劇中に近いんじゃないでしょうか?サイズの割に可動ギミックは少な目ですが、その分発光&音声ギミックで勝負しているタイプですね。
ビーストモード:
ゴリラちゃんモードは劇中とは全然似てない印象。ゴリラの頭部が小さすぎなんですよね。テクノオーガニック要素強めで前腕はトランスルーセントというこの辺りはマシーンズのマクシマルズ玩具の共通フォーマットを踏襲している気がします。
パッケージ裏の製品写真だと最初の2枚の状態なんですが、インストラクションの説明では胸部と腹部の関節をサバ折りに折って、尻を突き出したゴリラ体形にするよう指示されているんですが、そうすると腹部のカバーで隠したロボットモードの頭部がむき出しになってしまうので、設計意図としてどっちが正しいのか良く判んないんですよね。
ロボットモードの後頭部剥き出しになっても尻の位置などがより適切に配置されるこっちの状態の方が設計意図に適ってる気がしますがどうなんでしょうか。
頭部アップ。滅茶苦茶怒ったゴリラの顔が彫刻されていて、劇中の温和なゴリラの面影が全然ない。しかしこのメカ+動物の丁度いい感じのハイブリッドはデザインとしては大好き。
これ、胸部の変形忘れてますけど、ゴリラモードでも首振り可能ですの画像。手首は回転するので手の甲を手前側に向けたナックルウォークの姿勢も取れますが、腕カバーが邪魔していまいち極まらないですね。
ビーストモードでもこれだけのデカさ。滅茶滅茶縮んでるんですが Voyager class よりもデカいですね。とにかくデカくて扱いが大変です。
ロボットモード:
まあデカい。関節はクリックが入っているんですが固くて怖い。というか買って早々左足の脛部分が盛大に割れてしまったので以降ビビッてあんまり動かせませんのよ。
左腕は肘部に回転軸ありますが、右手側は肘曲げ関節しかありませんが、その代わり肩部にバネ仕掛けのパンチギミックが仕込まれています(腕を前に突き出して、手動で後ろに振りかぶって手を放すとロボットの腕がバネ仕掛けで勢いよく前方に振られる)。
親指をのぞく四指は第二関節と第三関節がそれぞれ独立可動するのですが、人差し指は親指に干渉してしまい人差し指と親指の腹をくっつけるような配置にしか出来ず、完全な握りこぶしが作れないのはかなり残念。
足首は形状的に左右首振りできそうなんですが、ちょっと固くて試せない雰囲気(固着しているのか、そもそも左右首振りできないのか)。
腹筋部はボールジョイントで接続されているカバーですが、私の個体ではここが緩くてパカパカする感じ。ちょっと補強してみたんですけど全然ダメ。背筋のカバー(こっちは軸可動)の方もちょっと緩いんですが、胴体フレーム側にタブを固定できそうなスロットがあるのでもしかすると設計段階ではタブとスロットで固定する機構だったのかもしれません。製品版ではカバー側のタブが存在しないので全くロックできない状態です。
背部のクリアブルーのふさふさは横にあるボタンを押すと展開して(電池が入っていれば)ジェット噴射的効果音が鳴ります。
頭部は口開けっぱなしで当時からアホ面って言われてましたけど、せめて口開閉してくれりゃねえ、とは思います。目と口内がクリアパーツで音声ギミック発動させるとピカピカ点滅します。
変形の都合なんですけど後頭部のところにゴリラの尻が配置されちゃうのが大胆というかなんというか。
可動は制限多いですが何とか立膝は可能。
安心できる目一杯のアクションポーズはこんな感じ。破損怖くてあんまり大胆ポーズ取らせられなくなっちゃってんの(´・ω・`)
このほかには腹部(ビーストモードでは首の付け根)に円盤型の投擲体をセットして発射する武器ギミックがあります。
買うべき商品化というと正直他人に勧めるのははばかられるんですが、買って良かったかというとそれなりの満足度があるので、2023 年の自前クリプレとしては大成功です。