変圧器たち

へんあつき-たち

Ocular Max PS-23 Ignis (リペアベイモード/コンバイナーモード)

前回からの続きです。変形ギミックの肝はコンバイナーモードにあったなー。滅茶苦茶複雑な工程を経てがっちりした Maximus Pro の胴体部に変形します。

リペアベイモード:

これはオリジナル玩具にもありましたが変形パターンもほぼ一緒で、腕部になるオルトモードキャビン部分を展開して両足を広げているだけ。オリジナルとの違いは胸部のパネルを水平に展開して卓状に変形させているくらいでしょうか。

接地面にオルトモードで両脚をまとめる際に使うペグが存在する為若干ガタつきますし、キャビン部分に位置決めのペグも存在しないなど、他の各モード程作り込まれたものではないようです。

左右に張り出した部分(ロボットモードの脚部)に武器を取り付ける方法としてアウトリガーの半円筒上の出っ張りに被せる方式なんですが、特にロックが見当たらず乗せてるだけなので一寸不安定です。その後方にある(コンバイナーモードの膝を180度回転した時に固定する爪)とか使ってどうにかするのかと思ったけどちょっと違うみたいだし、ここは良く判らないですね。

他メンバーとの対比はこんな感じ。オリジナルと比べると足が長い分左右に長くなっていますがいい感じに基地っぽさはありますね。

これは オリジナル版のインストラクションにしかない Emergency Car CARRIER Mode。日本版の説明書では「移動攻撃基地モード」と紹介1されている2ようですが、PS-23 Ignis のインストラクションには掲載されていないのでこれは俺変形です。

カーキャリアになる車両後方がちょっと斜めになってたり、そもそも長さが足りずに積載車両がつんのめったりしていますがしょがないね。そういうモードは想定されていないので!

コンバイナーモード:

手足が無いので非常にシンプルですが胸部、腹部が非常に恰幅が良く、また太腿部分が長く膝下が短く見えるのでスタイルはそこまで良くない印象。この状態では膝下から細いアームで接続された足首って構成なので仕方ないんですけどちょっとニッカボッカ的な雰囲気もあったりするね。

足首の大きさは十分ですが箱組で踵部分を合わせているだけの作りなので底面が無く、ちょっと箱組が外れやすいです。これ多分変形も間違ってる部分有るのでこの辺りの検証は両足揃ってからですかね。。。

背面はシンプル。背中に背負いものも無く肩甲骨的にカバーが配置されているのは滅茶苦茶すっきりしているのよく練られた変形パターンだと思います。

変形は工夫の塊ですが、股間部は単に関節増やして幅広にしているだけではなくそこから更にクランクで知事無用になってます。またフロントの左右スカート部は太腿側に配置されています。

フンドシ部分の合体時の巨体に見合うように大型化されています。

脚部の合体ジョイントは多分左右とも一緒なので入れ替え可能かもしれません(もしかすると膝部の仔のメインジョイント以外で細かい違いがあるかもしれないですが)。

ただですね、PS-25 Navigant のこの部分の合体ジョイントが90度引き起こしてジョイント部分を「L」字型に曲げる構成なんですが、差し込むときにこれが直ぐに折れて逃げちゃうんで滅茶苦茶取り付けに難儀しました。この辺も含めて全体的に繊細。足首側は左右合わせ部分で挟み込んで固定する箇所があるので完全に取り付けてしまえばかなりガッチリと固定されると思います。

頭部ヘッドはフェイスインフェイスな構造で、これは前作 Assaultus の胴体担当 PS-14 Incursus と同様の構造です。これで左右首振りは兎も角若干ですが仰角も取れるの良く出来てますね。

頭部はデフォルトの玩具風に加え、アニメ風の奴が付属。アニメ風の方はインストラクションには特に記載されていないのでもしかすると初回特典的な奴かも知れないです。この画像のはアニメ風ヘッドの方ですね。

また、オリジナル玩具版には変形の都合で襟状のパーツ(オルトモードのラダー旋回基部)が存在しますが、アニメでは描かれていなかった(設定画からそうなのかかんたん作画でそうなっているのかは不明)為、本玩具では両方の状態を再現できるようになっています。これはアニメ版頭部なので襟パーツなしにしています。

アニメ版頭部にも表情変更用のフェイスパーツが付属。食いしばり顔かな?咆哮顔かも知れないけど口腔内に奥行無いからそうは見えないですし。

どうでも良い画像ですがアニメ版ヘッドのフェイスパーツ外したところ。。。

左が別袋に入っていた交換用頭部でこっちが多分アニメ版。右が最初から取り付けられていた頭部で恐らく玩具版イメージのもの。右側の方が断然格好いいんですがアメリカンポリス風のグラサン掛けてる風イメージとしては左側の方が近いかも。右側はちょっとダイアクロンの匂い感じますね。

デフォルトの方にも食いしばり顔のフェイスプレート付属してるんですけど、こっちはかなり鬼の形相になってしまいます。こっちが玩具準拠の襟付き状態です。個人的にはこっちの方がシンプル過ぎないので好き。

こっちもフェイスプレート外した状態の画像付けとくか……耳あてとか頬あてだけじゃなくてわざわざ全部違う金型起こしてるの凄いね……尚、合体時頭部は上に引っ張るだけで比較的簡単に外せるので交換は容易です。

ガーディアンと言えば赤目なのでは?と思ってたんですけど、アニメではブルーだったんですね。しかしどっちの頭部も裏から見るとオプティック部分はクリアレッドで成形されていて、どっちも同じメタリックブルーを拭いているんですよね。玩具版イメージの頭部は赤目にして欲しかった。

コンバイナーモードで頭部だけ Ignis の物にしちゃうと、デッドプールの映画1作目のエンドタイトルのアニメの可愛いデッドプールをデザインされた Justin Claus Harder氏が一時沢山描いていた肩幅以上に広くて頭部が小さいイラストみたいなバランスになるな。広く比較的平坦な胸板、それほど絞られてない腹部辺りがそう思わせるのか知らん。

これは脚部だけ戻した状態。上半身がデカすぎるんだけど、逆に言うとこれ位ボリューム変化するという事ですね。凄い。

下半身を無視して上半身だけ見ればこれ位のボリュームになるという事ですね(片足だけ合体させた状態は非常に不安定なので暫くこうやって遊んでました。

ほうら見た目普通。

これは頭部だけコンバイナーモードのままのバランス。手首出し忘れてるけど。上半身が高さ詰められてるんですよね。そのせいでろぼっろモードの胸部パーツを閉じてコンバイナーの胸部を出せずに妙なことになってます。このバランスは昔のサンスターこどもシャンプーとか ブルマアクのマスクが取れるヒーローソフビ辺りの等身に近くなるのでこれはこれで感あらあね。

現在発売されている3体を合体させて Assaultus と並べてみるとこんな感じ。もうデカい方の背景からもはみ出しちゃって画面の上の方に生活感が漏れてしまっていますが、それは見なかったことにして上の方で書いた通り Assaultus の超セクシーボディに対して野暮ったい位太ましく、太腿が長く膝下が短い(Assaultus の方は追加アドオンの下駄履かせてしまっているので更に好スタイルになってちょっと卑怯ではありますが)。

膝上が気持ち長くなってしまっているのはここに膝下のフレームと足首を収めるための容量としてこの位必要だった故、という気がしますが、逆にこのバランスの対比がオートボット感醸している気がします。尚、この状態で自立するのは非常に困難でこの後コケてしまいました。

立膝も多分できそう。但し PS-25 Navigant のコンバイナーモードは割合華奢なので、オルトモードがバイクなグループ相当のキャラのコンバイナーモードの頑丈さによっては「出来るけど厳しい」とかになるかもしれない。

変形間違ってる可能性あるけどエネルゴンキューブで支えて無かったらフレームのみの右足が全然自立しませんでした。

右腕は Assaultus チームの PS-16 Volatus さんに協力いただきました。PS-16 Volatus は非常に重くて当初 Assaultus の合体用肩関節のラチェットが自重で垂れさがってしまう不具合で、交換パーツが配布されてましたが、PS-23 Ignis の肩関節では全く問題なく保持可能でした。

再度単体でコンバイナーモード試して膝下変形させないままの方が収まり良いじゃんって気付いたので追加撮影。ウエスト前屈関節とか肩関節の引き出し機構とか発見してしまったので完全体で可動させたくてしゃーない。

銃は背中に取り付け可能ですが、放水アームをどこに取り付けたらいいのか判らないですね。まさか余剰??

最後にこれまでに発売されたチームメンバーと3ショットです。サイズ感的に非常に丁度良いですね。手足組は Assaultus 組の様な身長差がそんなにないのかな?あっちは

ブロウル相当の PS-17 Probus が際立ってデカく、スィンドル相当の PS-15 Fraudo がチビという設定ちゃんと拾ってましたけど。まあ5体揃ってからのお楽しみですね。

発売中3体で再度合体。脚部変形や合体をちゃんと取説見てやり直したら結構がっちりと固定できるのでここ迄は全く問題なし。残り二体の精度や頑丈さにも期待です。

左足に体重掛けると片足空でもまあまあ安定して直立させとくことが出来ますがひっくり返る恐怖に耐えられないので長時間は無理。

肩の引き出し関節はこの程度しか傾かないので腕組みはちょっと無理だと思います。

腰前屈関節以外に背中の部分でも曲げられる(設計上意図しているかは不明)なので上半身は結構柔軟。

四つん這い。グレイズっぽい人先に発売されてれば2010のがーすとエイド失踪回っぽくなったんですが。