変圧器たち

へんあつき-たち

トランスフォーマーレガシー ユナイテッド TL-65 バンブルビー(アニメイテッド)

トランスフォーマーレガシーのアニメイテッドユニバースからのピックアップもこれで3体目……一瞬全然似てないバルグヘッドがよぎったけどアレはプライムバースなのでノーカンですよね?アニメイテッドバースはプロール、オプティマスプライムに続いて3体目だと思います。

trans-formers.hatenablog.com

trans-formers.hatenablog.com

レガシーのアニメイテッド勢は第一弾のプロールが全然似てなくて 正直「G1 ナイズキツいな?」と思ってたんですが、「Amazon で安値になってたので買う」というバッドパターンの典型みたいな買い方で入手してみたらスタイルは兎も角玩具としては大傑作だったので「やっぱりTFは買って触ってみないと判らんなー」という思いを再認識してしまいました。プライム感謝祭様様やで。

ところがですね、レガシーのアニメイテッドユニバースとして発表された第二弾(発売は前後しましたがビーの方がリークは早かった覚えがありますのでその記憶で進めますが)のバンブルビーがまんまアニメイテッド顔になってて、「えええ?プロールそんなに不評だったの?!」と見直した後に思ってしまって心境が複雑。

「この頭部ヘッドでイケるんだったらプロールもメイテッド顔で出してくれよ……」と「顔とボディがアンバランス過ぎん?」って第一印象が同時に沸いてきて正直ビーも当初はネガティブ評価になってたんですよね。わたしアニメイテッドのデザイン大好き侍でござるからね。そうは言っても前回のプロールで思い知らされてる訳ですし、触ってなんぼや!の気持ちで予約してしまいました、バンブルビーも。そしたらこれも買って大正解TFだったので良かった。少し前だったら発売後のレビュー見てからでも普通に買えてたので予約の時にこんな風に悩む事なかったんですけどねー。

オルトモード:

上が初回の変形、下が二回目。取説見なくても変形できるくらいパターンは判りやすいんですが、綺麗に仕上げるのにコツがいる類なのでトータルの変形難易度は高い気がします。初回変形時の方はルーフ部分に段差が出来ちゃってたりボディとウィンドウの接合がちょっと完全ではない。

これについてはロボットモードの太腿部の下に下腕が重なるように収納される箇所のクリアランスが設計時点でギリギリ過ぎなんじゃないのかな?って思ってます(あるいは私の変形が完全ではなく、ヒンジの角度とかが正しくないとか)。そのせいでドア周りがちょっと歪んじゃうんですよね、どうしても。

その他オルトモード変形の留意点としては、ウインドウ部の小さなタブ(上画像の赤丸内)がきちんと収まっていないとウィンドウとドアの間に隙間が出来ちゃうので注意。ドア側にこのタブの受けは多分なくて、単に左右ドアの位置を適切に調整する役割だと思うんですがこれがなかなか難しい。おにぎりして握り方のバランス悪いと直ぐに歪んでタブが上に飛び出しちゃう。

全体ぐるっと回ってみても結構パネルの合わせ部分に隙間が多い。これが私の変形の下手糞さ故なのか、玩具の精度的にこんなもんなのかはもうちょっと変形往復させてみないと判らん感じですね。

(追記)その後何度か変形させてみて判ったのはプラパーツ自体のゆがみや金属ピンによる固定箇所の遊び、そしてそもそもタイトな設計などの要素が複合してオルトモードのパネルの合わせが微妙に隙間が出来る箇所が多い結果になって居るように思います。コストダウンや破損防止、そして組立工程での作業効率とか多重な要素が影響していると思いますけど、最近のTFの設計の傾向としてロボットモード重視てのがある気がしているので(そういう思い込みがある上での穿った見方ですが)、オルトモードにしわ寄せが来ちゃってるのかな?という気もします。

オルトモードはチョロQ的デフォルメが施された小型のハッチバッククーペ。アニメではシーンによってフロントスクリーンとボンネットのラインがほぼ一直線で繋がる様なデフォルメがなされていましたが、それとはちょっと方向性が違う気がします。

Transformers: Animated | S01 E08 | FULL Episode | Cartoon | Transformers Official - YouTube

フロントウィンドウやロボットモードで胸部となるルーフの一部は無色のクリアパーツに塗装の一体成型、それに繋がるサイドウィンドウはルーフ部に突出するパトライトを含めてクリアパーツ製でルーフ後部のパーツに嵌め合わせになっており、今回はパトライトもちゃんとクリアレッドに塗装されています(当時版の Deluxe Class ではパトライト含めてクリアパーツだったのに濃いめのクリアブルーだったせいかパトライトはクリアではない赤色に塗装されてしまった居たんですよ)。

その他側面に左右合わせて4個、リアバンパー部に2個の5mm穴が備わっていて連携遊びを前提に設計されているのもレガシー版の特徴です。アーマーライザーとの連携遊びとかありますからね、レガシーは。

フロント側は私の個体では右側のフェンダーとフロントマスクの接合部の隙間が目立ってるんですが、これを調整しようとしたら、①フロントタイヤを固定しているピンを抜く、②フェンダー回転軸のピンを抜くという糞面倒な作業が発生してしまうので私はこのままでヨシとしています。正直これは仕様の範囲内の個体差だと思いますしね。

リアビューはウインドウ部も塗装されていない貧ぼっちゃま仕様でここだけ見ると非常に安っぽいですね。こうやってわざわざ画像にしない限りは気にならないですけど、コストダウンはこういうとこにしわ寄せが来るのよね(´・ω・`)

ウィンドウより上のキャビン部を小さくするデフォルメの悪影響だと思いますが、ルーフからボンネットに繋がる黒ラインがズレちゃってるのが残念ポイント。

底面。黄色い褌パーツを避けてそのカーブに沿うように下腕の黄色いパーツが収まるのが非常に美しい。この設計は TFWIKI によると大西裕弥さんだそうです。流石やね。

tfwiki.net

ターボブースターは本体ルーフ部分とは異なるアンバーっぽいクリアの成型色で無塗装。当時版 Deluxe Class でもクリアパーツだったけどクリアパーツ使う必要あります?これは多分レガシー版も Deluxe Class なんだけど、にしては少しサイズが小さい分固形にコストをかけることが出来た恩恵ではないかと思ってるんですけど、ロボットモード時の両手合体武器であるスティンガーのパーツはクリアブルーの成型色に銀塗装だったりするので結構リッチな金型使いなんですよね。正直ターボブースターは黄色成型色に黒塗装でも良かったと思いますけどね!

ターボブースターの噴射口には3mmジョイント用の穴があり、そこにスティンガーを半分に割ってそれぞれ取り付けることが出来ます。エフェクトパーツっぽく見立てることで余剰無しにしてるのかな?だったら苦肉の策ぅ。

レガシー版では更にこのターボブースターを車両側面前方に取り付けることで武器のように見立てることが出来ます(取説にも記載あります)。ドリルっぽいというか、レーザー武器っぽいというか。

当時版 Deluxe Class とツーショットです。サイズの違いがエグい。こうして比較すると当時版のオルトモードは自動車としてはそれ程デフォルメされておらず、小型ハッチバックだったら普通にこういうデザインの自動車ありますよね。オルトモードもロボットモードもアニメイテッドデフォルメなアニメイテッドバースバンブルビーもいつか出してね!(私は非正規からでも良いと思ってますけど怒られそうなので言いません)。

我が家のアニメイテッドバンブルビー型全部。一番右は Activators リデコのクリフですが。並べて初めて当時の Activators とサイズがほぼ一緒だと気づきました。

同じレガシーユナイテッドラインのオプティマスプライムとの比較。同一スケールと言っていいサイズ感だと思います。

似たサイズのバンブルビーという事でオリジンとも比較。オリジンホイジャにも入りそう!(入りません)。

今回アニメイテッドバンブルビーを触るにあたってバンブルビー活躍回を視聴してたら腕だけ変形させてパトライトをルーフに乗っける描写があって吃驚したんでちょっと玩具でもやってみたんですが、肩関節の制約でこれ以上は無理でした(´・ω・`)

ロボットモード:

下半身は全然アニメイテッドしてないし、それが最初のリークみた時の違和感なんですが実際に触ったらそのサイズ感もあって全然気にならんの。普通にアニメイテッドバンブルビーです!って感じ。変形玩具としてはアニメ体形を捨てた恩恵で胸部がダミーじゃなくなっているのは当時版からの大アドバンテージだと思います。

反面、脛部の黒ラインが変形の都合で左右逆になっちゃってるのはウイークポイント。これはウエストを180°回転させる変形の都合で当時版 Deluxe Class も同様でした。

今回の変形ではビークルのフロントグリルは踵側に配置されており、爪先はダミーとなります。つま先部分には無塗装ですがヘッドライトなどのモールドがあります。ここはアニメイテッド体形を「消す」為に意図的な変更でしょうね。

肩の可動に癖があって若干の扱い辛さはありますが、それ以外は広い可動範囲を誇り手足の長さ、関節位置も非常に適切なのでビシバシポーズが極まるポージング下手糞にも有り難い玩具になってます。胸部のロック外して変形用関節使えば若干の腰部前屈も出来るし滅茶苦茶可動範囲は広い。頭部はかなり上を向けるし、なんとこのサイズ、手首回転収納なのに手首部分に回転軸が備わっています。

小さくて軽いので開脚や片足立ちでも比較的安定して自立してくれるのもいい感じ。注意点としては(個体差かもしれないですが)太腿部の回転軸が比較的外れやすいこと。

ディスプレイスタンド用の穴が無いのでアーム的な奴で腰部を挟むなり、背中の隙間に捻じ込むなりして固定しないとならんのはポージング重視の人にとってはマイナスかも。

これら可動範囲の恩恵で立膝は余裕。なんならスーパーヒーローランディングも余裕。首の可動範囲の広さはここで生きてきますね。

両腕合体武器のスティンガーは手首を収納した状態の基部に3mmジョイントで取り付けます。左右を合わせた時にまっすぐ前を向くように取り付け基部は斜めに角度がつけられています。

スティンガーを左右に割って手持ち武器風にすることも出来なくはないんですが手首から斜めに生えているのでなかなか格好良く構えられないので、これは多分意図されていないと思います。

ターボブースターの軸が 5mm なので当然手持ち出来ます。銃っぽい見立て。ソニックガンとか音響兵器的なフォルムと思えばそんなに違和感ないかな?

オルトモードの時同様にターボブースターに左右分割したスティンガーを取り付けてレーザーガン風に見立てることも出来るので、こっちの方が銃火器っぽさは出ますね。取説でもこうやって手持ちさせる事が記載されていましたし。

本来のターボブースターとしては本体背部の5mm穴に取り付けますが、この取り付け位置が気持ち低い気がしますが、この取り付け部はターボブースターごと角度を付けることが出来るので、ロボットモードのまま高速走行して要るっぽい奴とかの時に良いかも。

単体だとまあまあ密度感もあるのでそんなに小ささ感じないんですよね。アオリも格好いいぞ。

同サイズオリジンバンブルビーと。ロボットモードもほぼ同サイズですね。

レガシー版アニメイテッドオプとも。このサイズ差は劇中に近い気がします。そう考えるとプロールもロボットモードこのサイズにしてサムライプロールパーツ付けられたんじゃないかしらん?それは無理かな?まあプロールは当初からリデコが計画されてたっぽいのでこんなに小さくは出来なかったと思いますけども。

当時版アニメイテッド玩具と。ロボットモードでもサイズは Activators とほぼ一緒かあ。可動範囲胴については流石に16年の差を見せつけてくれますが、Activators は可動ではなく一発変形(でもないですが……)のギミック重視系なのでそこはそれ。

スタイル的にはデカいですけど当時版 Deluxe Class がやっぱり劇中に似てますね。爪先とかかなりの無理をしているんですが……その分全然可動しないので可動性能はレガシー版が良いのでみんな違ってみんな良い!