変圧器たち

へんあつき-たち

LUCKYCAT EXTREME TRANS ET01-MEE

TF6バンブルビーによく似た玩具です。胸部は丸ごとダミー、手首は握り手と開き手の交換式、バトルマスクは頭部丸ごと交換式なので純粋完全変形の定義(何それ……)からは少し外れてしまうと思いますが、なんといってもロボットモードで全長 7cm (公称では 6.8cm)しかない極小変形ロボット玩具なので手首やバトルマスクの欠点については仕方あるまい。

カテゴリ名?の「EXTREME TRANS」は多分ムービーTFっぽい人のシリーズ名だと思いますが、同スケールのTF6 オプティマスプライム風が計画されているようです。「mini-bee」だから「MEE」なんでしょうか?ネーミングセンスが良く判りません。

LUCKYCAT は過去にボルトロン(ゴライオン)の非正規、Beast Lord Megazord(戦隊で言うところの大獣神)の非正規や、"セイバートロンのすがた"なのかSF建機に変形する(そのうえビーストボックスみたいに立方体にも変形する)デバスターそっくり玩具を発売していました。TFは兎も角ゴライオンとかメガゾードとかライセンス的にヤバいのでは?と思ってしまいましたが、オリジナルデザインで「偶然似てしまった」の強弁が使えるのはオリジナルデザインのデバステイター位でムービー版TFは3D的に正解があるので緩い作画のG1アニメの立体物よりもグレーの度合いが濃くなってるからメガゾードだのボルトロンだののこと言ってらんないんだった。ただまあ立体物の著作権侵害立体商標とか取ってないと侵害の成立が難しいって聞いたことあるので独自設計はセーフの原則で買うし後ろ暗くないって判断でやってる blog ですので何卒よろしくお願いいたします。

パッケージサイズも 10.5cm x 10.5cm なので小さいんですが、先日買ったOcular Max の PS-04A Azalea Alternative も 実質マスターピースサイズの玩具の癖して 8.5cm x 15cm と小さかったので箱サイズ吃驚は無かったです。まあコアクラスサイズより小さいのでこれ位の箱サイズならむしろデカいくらいですな!ガハハ。

中身はシンプル。ブリスターに本体と付属品。付属品は左右の開き手、バトルマスク顔頭部、両刃ブレード、片刃ブレード、腕変形ブラスターの6点。

インストラクションの類は入っておらず、画像のQRコードが印刷された厚紙がその代わりに入っていました(QRコードのリンク先が公式のインストラクション動画1らしいけどグレーのゴム手袋した人が無言でロボットモードからオルトモードに変形させているので非常に不気味な動画です(´^ω^`)

別の動画サイトでは2色印刷された紙のインストラクションを紹介していたりするので当初はちゃんと紙のインストラクション用意する計画だったと思うんですが、インストラクションに不備があって急遽動画サイト方式に変更したんでしょうか(そうじゃなかったらわざわざビニール袋に動画サイトのQRコードを印刷した厚紙入れるなんて手間のかかることしないでパッケージの側面にでもQRコード印刷しときそうなもんだと思うので)。個人的には以下のモデルアニメーションで変形動画作ってるサイトが一番参考になりました。

www.youtube.com

オルトモード

これは変形4回目位の状態。初回はフィーリングで変形していたので一部間違った個所があって結構ガッタガタになってしまっていたんですが、だいぶマシになってきました。これは Transcraft TC-02 beettle 同様だんだん覚えてく変形パターンだぞ……

小スケール(オルトモードの全長は 6cm 程度)なので相対的にヒンジ類が目立ってしまう部分が結構あります。特にリアウィンドウ周りのボールジョイントの辺りとかね。

側面観るとまだ変形理解しきってない感じなのが判りますね(´・ω・`)

多分底部のどこかが縮み切れてなくて底側が広がってしまっているような気がします。リアタイヤも地面に設置できていないんだけど、どの辺修正すればいいのかなー。

底面みるとロボットモードの脛パーツが左右でちょっとズレて収納されているのでこの辺のどこかがまだしっかり曲げ切ってないところあるんだと思います。

ガワ部分には位置合わせのピンが存在しますが、中身のあんこ部分は殆どかっちりした位置決めが出来ないため、定位置を探る作業が必要な変形パターンですね。

Transcraft TC-02 beettle の変形パターンに似ているという指摘をどこかで見かけた気がするんですが、確かに胸ダミー脚部がオルトモードでフロント側を構成する、等変形コンセプト的には似ているんですが、内部のパーツ配置は結構異なっているので割と別物。変形はこっちの方が少し簡単になっていると思います。Transcraft TC-02 beettle はそのパーツ配置の異常さに吃驚しました。なんといっても車両前半分が脚部だけで構成されていて他に何にも入ってない(上半身は全て車両後半分に収まっている)と言う見た目の異常さは感動モノでしたが、それに比べると LUCKYCAT ET01-MEE は常識的なパーツ配置になっています。

ロボットモード:

素立ちだとこんな感じ。小スケールながらプロポーションは抜群に良いですね。前から見た限りではこれは全長 7cm とは思えない造形だと思います。

背面は結構色々しわ寄せがきていますが、リアフェンダーを全く消せなかったのはこのスケールなら仕方ないですね。タイヤやドアの一部が背面の正しい位置に配置されているのは素晴らしいと思います。足首部分もややフロントフェンダー、ボンネット周りが割と剥き出しですが、小スケールである事もあって違和感は殆どありません。

顔はアップにすると相対的にディティールが深くなってしまうため、非常に目力が強い顔になっています。塗装が少なめに見えますが、この頭部角を入れても 1cm あるかないかの曲小サイズだからね。頭部の銀色のモール迄しっかり塗装されているのが脅威だと思います。尚、頭部は胴体にピンで挿さっているだけなので、簡単に引っこ抜けます(ピンの頭部側はボールジョイントで接合)。通常サイズの商品でこの仕様だったら困惑する、と言うか多分胴体部分にボールジョイント用意する筈、ですがこれだけ小さいとそういう仕様でも全然困りません。但しピンを最奥まで押し込むとやや首が短くなってしまうので、ほんの少しだけ引き出すといい感じになります。アオリの時に下を向かせる際首を引き出しておけば二次元の嘘による格好いい見た目を作ったりできるので便利と言えば便利です。2

開き手はいい感じに表情が付いているのでフィギュア的にポージングするには重宝します……が、私は変形玩具スキーなので未だに交換手は微妙に一寸少しだけ抵抗感あるんですよね。まあ大サイズなら可動指にしてくれよ派ですが、このサイズだったらもう仕方ない。むしろこのサイズで可動指仕込まれても困るしね。

手首に限らずほとんどの部位のボールジョイントは非常に小さな力で外れます。なので遊んでる時に勢い余ってポロリしてしまう事も多いです。

又、私の個体は当初右側の二の腕上部の回転軸が異常に硬く、接着されちゃった不良品では!と思う程だったんですが、布かませてペンチで捻ったらどうにか外れました。ここは軸が挿さっているだけ(抜け止めの返しはあるかもしれないですが)なので引っ張ったら簡単に抜けます。

変形の恩恵で肩関節、肘関節は非常に柔軟に稼働します。特に肘は上腕に一軸、下腕にボールジョイントの接合部がある二重関節の為非常に良く動くので、腕組もいい感じに出来ます。

膝も二重関節(太もも側二軸、下脛部側ボールジョイント)ですが、こっちはそれほど深く曲げられないですね。僅かに 90 度を超える程度ですが、太ももと下脛部の長さのバランスがいいのか自然な立膝が出来ます。

スーパーヒーローランディングもイケますね!この画像で顕著な右肩部の汚れの様なもの、ここはグレーの成型色にイエローを塗装しているようなんですが、塗装剥げですね。多分最初っからだと思いますが、リアルなウェザリングっぽくなっているのでこれはこれでアリですね。

腕一体ブレードは TF6 バンブルビー玩具(そっくりさん含む)で一般的な籠手部のスロットにタブで固定する方式。片刃のブレードが剥き的に右手専用ですが、取り付け自体はどちらのブレードも左右どちらにも取り付け出来ます。

腕変形ブラスターもブレードと同様の方法で固定します。これも形状的に左右どっちにも取り付け可能。劇中だと常に右手でしたっけ?TF7では最終決戦時に両手ともブラスターに変形させて戦ってたので両手分付けてくれよ!(SS-103 バンブルビーに対して)。

バトルマスク。形状は似てるんですけど、色が足りないのかちょっと物足りない感じ。

これは映画ポスターのバンブルビーをまねようとして上手くいかなかった奴。

これはディスガイズ訓練で隠れたつもりのバンブルビー。ちょっと上出来と思ってます。

劇中でチャーリーの目線になるべく合わせようとして前屈みになってるビーのつもり。頸は上方向にはそれほど上がらないのでちょっと難しいですね。

サイズ比較の為、SS-106 アーシーに跨がらせてみました。割といい感じのサイズ感に見えますが、どう頑張ってもシートに跨らせた状態ではハンドルに腕が届きませんでした。

テレビマガジン 2019 年 4 月号に付属のエネルゴンチャージバンブルビーと 2 ショット。僅かに ET01-MEE の方が小さいですが身長ではほぼ互角ですね。肩幅では完全に負けています。つまりは EZ コレクションサイズでプロポーション再現及びフル可動のバンブルビーが実現しちゃったという凝れはなかなかのオーパーツなのではないでしょうか。

Show.Z Store にて USD 34.99(5,186円)でしたがポイントが残ってたので 3,302 円で購入出来ました。安いけどサイズで考えたら高いけど安い!(´^ω^`)

2023/10/1追記:
オルトモードもだいぶ綺麗に纏まるようになってきました。脛の左右もズレずに収納できるようになってきたし、リアタイヤもナントカ設置するようになりました。コツは特にないんだけどとにかく各パーツをキッチリ奥まで密着させるように押し込む事かな。


  1. luckycat et01 MEE
    www.youtube.com
  2. こういう事です