変圧器たち

へんあつき-たち

トランスフォーマー スタジオシリーズ SS-140 バンブルビー (2025)

ハスブロでは The Transformers: The Movie 版という事で SS86 で番号ふり直されていますがタカラトミーでは全部スタジオシリーズなので SS-140 になっています。私の Twitter timeline 辺りでは非常に評判が良いんですが、劇中再現度で言ったら全然似てないよね?設定画の小胸小足首の体形再現出来てるのは未だマスターピース MP-45 バンブル Ver.2.0 のみで、あれはあれでロボットモードが見立て変形みたいな色々妥協しての設定画体形再現だったのでいつか変形パターンを大発明してすんごい奴出して欲しいですね(無理かも)。

オルトモードとロボットモードの殆ど実現不可能な差異とか恐らくライセンスの問題なんかで劇中の姿とは大幅に異なるプロダクトですが、これはこれでなかなか面白い変形トイなので私的には大好物でした。

対象年齢 8 歳以上!おかーさん!これおもちゃだよ!玩具!ええー?てことはレガシーの方がハイエイジトイって事なの?そうなの?変形難易度的には「これは玩具ではありません」のTL-85 スリップストリームと大体おんなじ位なんだけどね。

オルトモード:

絶妙に面影を残しつつ別車種にしてしまっているという恐るべきエンジニアリング。多分フロントフェンダーはもう一回り大きくしてもうちょっと丸みをつけてやって飛び出したカンデラみたいなヘッドライトも埋めてしまえばもうちょっと似る。ただまあそういうパーツを作ったとして固定方法がちょっと思いつかないので接着するしかないからアドオンとか作るのは絶望的に難しい。

後姿はもうワーゲンの面影殆どなくかなり角ばったデザインに変更されていて、似せない努力が凄い。まあライセンスとってないですからね。その癖リアボンネット部の謎の四角い突起や妙にデカい長方形のリアコンビランプは割と忠実再現しているこのアンバランスさよ。

前後異径のタイヤや寸詰まりのデザインはチョロQに通じる初代玩具オマージュ……なんだけどやっぱりなんとも歪なエクステリアですね。

オルトモードの時にインシグニアが2つ見えちゃうのはちょっと残念ですね。ルーフの方はどんでん返しで隠すとかしてくれると嬉しかったんですがここはコスト的な制約かしら。

底面は意外に余裕がありますね!(伏線)

オルトモード時には武器はここに取り付けて「余剰じゃないですよ!」という言い訳にしているんですが、私ゃこの方式が大っ嫌いなんですよ!まあ昨今のコスト事情的に武器側に折りたたみ軸を設けるのも大変なのは判ります。判りますがどうにか本体底面とかに収納して外観に影響しないで欲しい訳ですよ(アニメイテッドバンブルビーみたいにブースターに見立てる的な奴はセーフとしても)。

という訳でオルトモード内部には割と隙間が多いからどうにかそこに格納できないか試行錯誤してて、「あとちょっとなのぉぉぉ!」みたいなtweetをしたらですね、エリマキ(@RUBB3R_S0UL_LUV)さんがですね、中毒患者(@2Starscream)さんの収納方法を教えてくださいまして、

無事武器内蔵出来ました(´^ω^`)

全然判らんけど上の画像は本体内部に武器を収納した状態です。

こういう感じ。グリップしたままイケる(というかグリップしたままの方が収まりは良い。欠点としては両腕をタブでロックして収納する本来の方法のかっちり具合が相当に素晴らしいんですが、その美しさが損なわれてしまうくらいですかね。引っ繰り返さないと判らん部分ですが。

これはクーペっぽく出来るのでは?と思ってやってみた巨大レーシングウィングを装備したバージョン。これは酷いアイディアですがリアカバー部分をリデコしたらちょっと違う車種もイケそうな気がしますね。

最近の似たサイズバンブルビー達と。クリアカラーのはテレビマガジンの本物ふろく「バンブルビーシャイニングサンダーVer.」ですが、脚部の変形パターンがちょっと似ていると思ったのでサイズ違いですが並べてみました。オリジンやアニメイテッド版よりもオルトモードは小さいですね。

もしや!(高さあるので無理です)

ロボットモード:

変形途中で生まれたヘッドレスロボット。

確かにどっからどう見てもイメージ通りのバンブルなんだけどどっからどう見ても劇中のバンブルに似てないんだよ

だって劇中のバンブルこんなんでっせ?今回の腹ぼて、足デカロボット全然違うじゃん?

それなのにどうしてこんなにバンブルに見えてしまうんだろう?どっちかっていうとこれは初代玩具イメージからのアップデートであるんだけどもう刷り込みが凄い。G1 バンブルどっちかっていうとこっちだもんね(これは私がアニメを殆ど視聴していないせいもあると思いますが)。

MP-45 バンブル Ver.2.0 の顔もあんまり好きじゃなかったんだけど、このバンブルの顔もちょっとダサい感じします尿。なんというかウデスパー感というかですね、口元辺りからは二所ノ関親方感。先週のニチアサのCMからはいなくなってましたけどね!この顔よりはオリジンバンブルビーの方が好きかも。

こんなデカ足なのにポージングは滅茶苦茶決まってしまうのでちょっと面白くなってしまうんですよね。

つま先立ちみたいなポーズが出来るのでカワイイが捗ります。

これはディズニーキャラっぽいポーズのつもり。

立膝はねえ……これが最も立膝に近づけたポーズですが、流石に足デカ過ぎでなんちゃってにしかならないですね。

脚がデカいので片足立ちも安定。

足裏の変形に工夫があって、この足底パーツを展開することによって側面のタイヤがギリ設置しないようになってるのが凄い。あとですね、オルトモードのボンネット上のインシグニアがロボットモードでは隠れる仕様になっているんですが、これは多分上で掲載した設定画で「※ロボットになるとマーク消える」って書かれてるのを再現している!

脚がデカいので体を傾けてもバランス取れるからこういうポーズもイケちゃう。

なんですかね?この感覚。オルトモードは意図的にバンブルビーの特徴を保ちつつフォルクスワーゲンに似ていない車両にしているので劇中に似てない、ロボットモードも体形のバランスや細部のディティール(特に腕の形は全然違う)が似てない。けどこれはもうかなり理想のバンブルビーっぽく見えてしまう不思議。これアニメのバンブルが好きな人的にはどうなんだろう?

ただまあ玩具としての魅力の異常さでひたすら無言でポージングしたり変形させたりして遊んじゃう玩具なんだよなあ。玩具スキー的には今月アダマスマキナロディマスも、レガシースリップストリームも触って楽しい玩具過ぎるのでかなりやばい。先月のG1ユニバースオプティマスプライムもそうだったし、タカラトミーが傑作で襲い掛かり過ぎてて嬉しいが辛い(´^ω^`)

惜しむらくはフィギュアスタンド用の穴がない事くらいかしら。これは背中に銃をくっつけてそこにごぎゅあスタンドのアームをひっかけてます。

こっちは腰を挟んでる感じ。頭部は変形機構使ってるこの角度限定のトリックアート的な奴。トップのバナーも同様ですが別角度から見たらおかしなことになってます。

最近のビー集合。みんな違ってみんないい過ぎるのよね。

冒頭の変形途中ロボ、わきの処理のいい方法見つけたのでこれはこれでまたカワイイ。安いし小さいし楽しいのでこれは買いですよ!買い!まだ買えるし!(2/28現在)

そうだ、スタジオシリーズなので背景台紙が付属してるんだった!今回のは多分ユニクロンの胎内巡りだと思います。どこだろうね?なんだか頭皮っぽくも見えるけどユニクロンに毛は生えて無い筈ですし。

ちょっと!この状態で自立する!どうなってんのこれ!接地側の踵浮いてんのよ??

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