変圧器たち

へんあつき-たち

Transformers: Legacy United Origin Weeljack

オリジンのラインだったので自動的にハスブロ版を予約してしまったんだけど、レガシーユナイテッドのラインで発売って事はもしかしてタカトミでも発売される可能性あるのでしょうか?しかし仮に国内版発売されるとして、本玩具最大のギミックはオリジンバンブルビーを収容可能という連携ギミックなのでオリジンバンブルビーも国内販売してくれないと困るよね。タカラトミーモール限定でオリジン3パックとかそういうの企画してるのかな?

そういう事情で私はムーンベースさんからハスブロ版を購入しました。7900円+国内配送料でしたが最新の国内版ボイジャークラスの定価が6600円(TL-73 アルマダスタースクリーム)なので1300円程が輸入玩具割増ですが、個人輸入の海外配送料考えたらかなりの薄利なのでは?って要らん心配をしてしまいますな。

オルトモード:                                                                                            

オルトモードは箱!ではないですが、車種なんだろう?セイバートロニアンワンボックスカーとかかな?絶妙なダサさから昨今のDQNミニバンではなくハイエース的なはたらくくるま的雰囲気。

比べると似てないんだよなあ……フロント部分から側面下部に繋がるグレーのパーツは劇中ではホバークラフトのスカート的なパーツですが玩具ではロボットモードの肩部分がむき出しなのでひとつながり感が損なわれているのは残念なところ。ボディ形状も本来は台形断面ですが、玩具ではギミック優先で殆どすぼまってない形状にアレンジされています。また、これもオリジンバンブルビーとの連携ギミックですがリアウィング基部側面にオリジンバンブルビーに付属していたエネルギー棒(劇中では「凝縮エネルギー」とか言ってた奴)を取り付けるためのスロットが設けられていて、これらが劇中のデザインと異なる印象を与える要因な気がします。とは言え比較しなかったらホイルジャックのセイバートロニアンビークルだ!って思う程度にはイメージ捉えているので玩具的アレンジとして大正解だと思います。

なお、劇中ではルーフ部分にオートボットインシグニアが描かれていますが玩具にはないので私は e-HOBBY のノベルティだったインシグニアシール貼りました。大体20年くらい前にノベルティで貰った奴だった覚えがありますが、物持ちぃ!(未使用でした)。

側面から見るとなかなかの寸足らずっぷり。劇中デザインも前後長短い印象なんですが、それよりもさらにちょっと短くなっている気がします。オルトモードの膨張率考えたらこれは多分これ以上は無理だったんだろうなあ。

オリジンジャズの時もちょっと感心したんですが、タイヤなしのホバーカーなので底面のパーツ配置を車両側面より出っ張らせて設置した時にちょっと浮いてる感醸してるのが凄く良いんですよね。オリジンジャズのときはそのための腕パーツがボディ側面ギリギリに配置されていたのでちょっと見えてたんですが、オリジンホイルジャックでは真横から見ても全然支えのパーツが見えないので本当にちょっと浮いてる風に見えます。

ロボットモードと比較するととんでもなく体積が増えているのは箱の中身がほぼ空だからですが、車両側面がほぼ薄い板状のパーツを展開して組み合わせているんですが、これらがクリアパーツも含めて少し軟らかめのプラのせいなのかカッチリ組み合わさり感があんまりなくてほぼ位置合わせ程度のピンと各関節の渋みだけで保持されている(最終的には屋根パーツでしっかりロックされるんですが)ので、特にリア周りの薄い板状のパーツを君合わせるのがちょっと難儀しました。最初は力加減判らず密着させようとして勢い余ってヒンジから外れてパーツ飛んでっちゃったりしてね……プラのゆがみのせいなのか、パーツの合いが若干悪く隙間ができやすい気はします。

慣れる変形パターンなので手順と機構を理解すればパタパタ展開してオルトモードに変形させるのも非常に楽しいので変形玩具好きとしては非常に満足度が高いです。

今気づいたけどリアウイングの後ろ側抜けてないんだ……!強度的な問題かな?

リアハッチは(いったんルーフを開ける必要はありますが)開状態にすることも出来るのでシーン再現派も安心。

オプションパーツは全て本体内部に収納しておくことが出来ます。なんせ荷室はオリジンバンブルビーを収容できるほど広いのでバリアエフェクトパーツをそのまま突っ込んでおくことが出来ます。

但し内部の床面は結構スカスカで床下が見えてしまっているので小さいパーツを荷室に放り込んでおくだけだと隙間から転げ落ちちゃう可能性はあります。

真正面から見ると屋根部が殆ど絞られてなく寸胴なのが判りますね。また布団路部分のクレーパーツはロボットモード下腕部のモールドやホットリンク(スカイワープじゃないのか、アイツ……)のファイヤーアタック攻撃で炎に囲まれた時に使った正面に展開されるプロペラパーツを取り付けるピンがあるせいでホバーカーのスカートパーツというよりはゴツいバンパーに見えますね。カバっぽいかも。

しかしですね、なんでセイバートロニアンビークルがこんな車両だったのに生命再生装置はなんだってランチアストラトスを選んじゃったんだろうね?

底面。シャシー部分にロボットモードの殆どすべてが配置されているのでオルトモードのボディが消え去ってしまうの脅威としか言いようがないですね。TFWIKI によるとタカトミ側のデザイナーは大西裕弥さん。

ブラストシールド(The blast shield)と炎を吹き飛ばすのに使用した前面部に展開されるプロペラ。

このブラストシールドは取説によると組み替えてレール的なパーツになるよう記述がありますが、これがなんなのかはさっぱりわかりません(TFWIKI によるとセイバートロン製の道路の一部(a portion of Cybertronian "road" )とのこと。細くない?)。

劇中にも登場しないエネルギー棒搭載ギミック。オリジンホイルジャック買ってオリジンバンブルビー買わないなんてこと絶対ないでしょ!的な自信を感じる。私的にはこのギミック自体は特になくても良いかな?という気がします。

G1はオルトモードの膨張率半端ないキャラが多数いますが、ホイルジャックも大概ですね。これはバンブルのロボットモードの方が縮みすぎかもしれないですが。

オルトモード同士だと意外に良いサイズかも知れない。オリジンバンブルビーの翼部分がはみ出すので実際に収容するには羽根を畳む必要がありますけど(※この画像ではオリジンバンブルビーの手首に銃を持たせて角度付けてつっかえ棒的にして機体を水平に保っています)。

この次のシーンのホイルジャックの台詞「じゃあクランクシャフトで踏ん張れ、これからオーバードライブでぶっとばすからねえ!」っての、意味は全然判らないんですが「ねえ!」の言い方が物凄くG1ホイルジャックの人柄出てて好き。

オリジンバンブルビーのオルトモードが本当にジャストサイズ!設計時はここから逆算して内部の容積や形状決めていったと思うので当然なのかも知れないですけど、もうこれが実現できれば多少の外観のアレンジなんてなんも気にならなんね。

窓から中に詰まったオリジンバンブルビーを堪能できるのもヨシ!

トランスフォーム:

全体的に面白い変形するんですが、オルトモードで足首を畳むときに軸部分の円筒形のパーツにぴったりはまる凹部があるので定位置きまるところとかが好きですね。前述の車体を少し浮かしている車両底面中央部のロボットモードの胸部パーツを開いた構成も胸部前面が擦れないように

右半身だけロボットモードにしてみるとこう。ウエスト180度回転と胴体部のクランク移動はこの状態ではできないので割愛していますが、オルトモードのルーフ部分は背負いものに、側面部分は畳まれて膝下を構成するという設計。発想としてはプライムヴィーコンにちょっと近いかも知れないですね。

5ステップ!JADA TOYS のトランスフォーマーのミニカーで底面にロボットモードのレリーフが刻印されているヤツ的な趣。

ロボットモード:

ロボットモードはやや太ましいですが、あの真四角いビークルのガワが消えてしまいます。変形の構造上腕部肘上が短い、脚部膝下がデカいというバランスの悪さはありますが、変形機構の都合なので私的にはむしろウェルカムです。胸部‐腹部はベースの白いパーツの腹側の幅を詰めてずん胴体形解消できたのでは?と思わなくもないですが。あと胸部前面のクリアパーツは別にクリアパーツじゃなくてもとかったというか、ウィンドウ表現部分はもうちょっと薄くても良かったのかな?という気はします。このホイルジャックと対になるアースモードホイルジャックは多分WfC版だと思います。私はオルトモードがちょっとストラトスに似てなかった(ストラトスとしては薄すぎ)ので買わなかったんですが、並べて飾りたいよね(´・ω・`)ウェザリングの無いアースライズ版(WFC-E06)が欲しいけど価格高騰してんのよね。今度発売されるジェネレーションセレクトの5pack(Legacy United Autobots Stand United 5 Pack)にも含まれてるけどオルトモードの塗装が大幅に減ってるからねえ……

正面から見ると見事に隠れていますがビークルモードの巨大なルーフ部分は半分に畳まれてまんま背負っているので側面や背面から見ると結構目立ちます。とは言えそれ以外のボディを良く隠せたな!と感心するロボットモードです。

頭部は下膨れで丸顔の作画のホイルジャックを上手く表現しています。オプティックが塗装表現となっておりやや奥まっているので普通に撮影すると暗くなってしまうのがちょっと残念ですが、普通に触ってる時は全然気にならないからまあええか。

下腕部の蓋が開きやすい(これは蓋の端がはみ出している構造的な理由もあります)のと、個体差と思いますが股関節の前後可動部がやや緩いですがそれ以外は遊びやすいロボットモードだと思います。

上腕部が短いので腕組みっぽいポーズは出来ませんが、それ以外の可動は非常に優秀で体幹のバランスも良く片足立ちも難なくこなします。足首ボールジョイントは遊び過ぎのヘタりは怖いですがバランス取らせるには最適ですね。

太ましい膝下にも関わらず立膝も可能。腕の長さが足りませんがスーパーヒーローランディングっぽいポーズもなんとか出来そう。

武器はハンドガンが1丁。

各部に5mmジョイント用のハードポイントが多数あるので手持ちしてない時の収納場所には困らないんですが、ホルスター的な位置に無いのでどこに取り付けるかは結構悩みます。脛外側側面とかもうちょっと上に5mm穴あればなあ……下腕の5mm穴に取り付けて直付け武器っぽくするか背中に背負わせるかでしょうか。

オルトモードのフロントに取り付けるファンパーツはロボットモードの時に背負いものの3mmジョイントに取り付けて置けますが、私は前述の通りルーフ部分にオートボットインシグニアを貼ってしまったのでその赤色が唇に見えてなんか巨大な顔っぽい。ちょっと増田ジゴロウ(@ SAKU SAKU)に似てる気がします。

ブラストシールドのパーツはロボットモードでは背中に取り付けてウイングっぽく見立て出来るようですが、これも多分劇中にはない奴だし、逆ガル形状とは言えジョイントの凹みやパーツの厚み的に「見立て」以上にはならない気がします。まあロボットモードでも余剰無しで飾れるのは良いのかな。背面にファンパーツ取り付けていると僅かに干渉しますが問題ないレベルです。

このエネルギー棒取り付けスロットはロボットモードの方がぽいかな?

ハンドガン手持ちしてない時の定位置はここでした!肩キャノン再現用に右肩上部にも5mmジョイントがありました!

ファンパーツは形状的に第48話「デバスターを倒せ」(episode #40 The Core)に登場したドミネーターディスク(dominator discs)に似せているとの事。肩キャノンの銃口の3mmジョイントにも取り付け出来るようになっています。このドミネーターディスクはビルドロンたちに取り付けて合体後にビルドロンを意のままに操る洗脳兵器なので要はビースト覚醒でスカージがエアレイザーに用いたアレと同じなので正義の味方側が使うには倫理的にヤバイですよね。メガトロンが即座に対抗装置用意できる程度にはバレバレだわ両陣営からの洗脳攻撃でデバスターが狂っちゃうわそれを元に戻すのに両陣営が一時協力してドミネーターディスクのコントローラーと、その対抗投資を組み合わせて2倍の出力をデバスターに浴びせちゃうとか、まあデバスター受難の回でした。

比較となるアースモードホイルジャック買い適ったので手近にあった スタジオシリーズのBBホイルジャックとの比較。BBホイジャはデラックスクラスとしては小さめなのであんまり適切な比較ではなかったですね。

オリジン御三家と。あとは見立てではなくガチのオルトモードが街灯のサウンドウェーブとビーストモードがUFOみたいな形状のコンドル位しか未発売のオリジン残ってないんじゃないですかね?まあ出るとは思いませんけど(´^ω^`)