変圧器たち

へんあつき-たち

トランスフォーマー スタジオシリーズ SS-91 サイドウェイズ

劇中瞬殺キャラではありますが、何故か待ちに待ってたサイドウェイズ

SSでの発売が発表された時にはコレじゃないオルトモードになってしまって、もうちょっとアウディR8に寄せてくれよと思たんですが、実際に触ってみるとこれはこれで。

おフェイスはバリケードに通じる極悪顔で、よく見ると目も周りの黒い隈取の奥に赤いオプティックがちゃんと備わっていて、その複雑さ故になかなか劇中のイメージ再現できないムービーディセップ勢の中でも顔のスカルプトは劇中再現度高めと思います。まあ劇中では顔の詳細判るほど映ってないけどな!雰囲気的な。

オルトモードは「スポーティーハッチバッククーペ」って感じですかね…… 尻が高くてなんとなく本田車かマツダ車の趣。

側面ドア付近の分割線が目立ちますが、雰囲気は悪くない。フロントはまあまあA8の雰囲気残してる、というか、A8からデザインいじって特徴的なところを変更したような気がします。バンパー真ん中の吸気部とか台形をわざわざ逆にしてんじゃないかな?って気がします。

オルトモードでは武器を尻に取り付けて「余剰無しですYO!」のヤーツ。SSでは割とお馴染みですね。私はあんまり好きじゃないんですが。

この方式の奴結構ポロリが多い気がするんですがサイドウェイズでは結構しっかり固定できます。関節ゆるゆるの癖にこういうとこはしっかりしてんのな。

SSのお楽しみ、ディスプレイスタンドの背景はDOTM冒頭で大人しく過ごしてたところを凶暴な地球人とオートボット連中に発見されて逃走するシーンで突き抜けるアパート。

ロボットモード。上半身マッシブな異形スタイル。股間と足首のボールジョイントがゆるゆるだったので、足首側はバーニッシュ的なもの塗布してみましたが1回塗布だと全然緩い。でも緩くても本体が軽いので自立にはあんまり影響ない感じではあります。バランスとるのちょっとめんど臭いですが。

ギガンテックアームまでは行かない迄もスケール間違ってる感すらあるデカ腕なのでアポロン・トングラーに似る(それ程でも)。

いかにも回転しそうな手首デザインですが、変形機構の都合で回転しないのがちょっと残念ですね。

ロボットモードで畳んだ手首基部にトゲ付きタイヤのモールドがあって、つまり変形完了するとタイヤからスパイクが飛び出したように見えるの、設計した人天才か!?って思いました。

手首はあえて畳まないでオルトモードのタイヤをむき出しにするとバリケードのタイヤ武器みたいな意匠になるのでこれはこれでいい感じ。こうすると手首を内側に曲げることが出来るので表情付けにも良いかも。

関係ないけどこの角度から見ると正面から見るよりもサイドウェイズ感強いですね。

適当にポージングつけてもまあまあ格好いい!やっぱり腕強調ポーズが似合いますね。各関節緩めですが保持力はギリある感じ。

下半身は可動域狭め。上半身デカいわりにバランスは良いみたいで二足が接地すれば大体自立する。脚部内側は肉抜き多いですが、悪目立ちはしないので埋めパーツ買わなくてもよさそう。

武器は指に被せて掌当たりのスリットにペグを差し込む方式ですが、親指だけ外に出してその親指で外側からも固定するのでポロリしないし、一体感があります。

立膝は苦手。これはデカ腕で支えてそれっぽく見せてます。

オルトモードで裏側を見たら設計の凄さにうならされました。

このみっちりは3D CADとかで隙間なくパーツ配置するような設計に最適化したんじゃないかって思います。知らんけど。

左右の両腕と脚部の収まりの良さもそうなんですが、手指の、特に親指位置が上手ーく収まってて感心しちゃうんですよね。設計者が気になりますね。

あー胴体この位のバランスでも良いかもん。