変圧器たち

へんあつき-たち

トランスフォーマー スタジオシリーズ SS-106 アーシー

このパッケージイラストのアーシー、随分と悪役宇宙人みたいな顔してない?目が小さいうえに黒白目で悪もんじゃん!今回ばっかりは窓あきパッケージで良かった。玩具の方は 1cm にも満たない頭部に素晴らしい彫刻が施されて大変美形に仕上がっています。

目視だともうちょっと丸顔の童顔に見えるんだけどこの画像は微妙に印象が違いますね。予告編のカーチェイスシーンでバトルトラップのミサイル避けるシーンあたりと比べると顔のデザインラインは劇中とは全然似てなくて、このテイストはどっちかって言うとミラージュの顔のフォーマットに準拠している気がします。特に口元とか。

劇中のアーシーは基本背中にタイヤ二本背負ってその外側に G1 アーシーの意匠を引き継いだと思われる盾状のパーツを背負ってますが、上の画像の両肩の後ろから少し覗いてる白いパーツ(小さい丸穴が多数空いた部分)がそれを再現しているあたりが今回のチャームポイントの一つだと思います。

眉間の辺りの結構深めの凹モールド、下の画像("アーシー・阿爾茜・雅希・艾茜 • Arcee all scenes 全シーン集" ネタバレ注意)観るとどうも劇中のモデリングでもあるっぽいんですが、最初はメインラインのホイルジャックみたいにクリアパーツのゴーグルを接着する予定があったんじゃないかと期待しちゃったんだけど、このサイズでゴーグル別パーツは流石に無理よね。

Twitter を眺めているとこのアーシーは重塗装や改造している人が結構いるので(フェイスを大人っぽく彫刻し直している人まで居て羨ましいことしきり)、そのうちゴーグル着用に改造する人が出てくるかもしれん。

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今週末位に漸く映画見に行けそうなので、そこで正式に惚れちゃうと思いますが、この動画観た時点ですっかり本作のアーシーに首ったけているので three zero あたりから再現度高い非変形のフィギュア出たら買っちゃいそう。ロボットモードのプロポーションも再現した変形フィギュアは難しいと思いますので。

オルトモード:

ライセンス取ってないので「ぽい」バイクですが、劇中でのオルトモードであるドゥカティ 916 の雰囲気は醸せていると思います。但しハンドル位置は酷い(´・ω・`)

全長 10cm 弱のコアクラスとして可能な限りオートバイとしてのスタイリング、ディティールを再現していると思います。手のひらサイズ以下なんだもん、これ。

ロボットモードの武器はアンダーカウルの底に取り付けてスタンドの代わりになりますが、前後のタイヤをしっかり変形させ切らないとこれで自立できないので注意が必要です。

テール部分はりびっとモードの腕剥き出しですがこの小ささだとあんまり気にならないですね。サイドカウルの後端からロボットモードの頭部が丸見えになっていますが首の付け根のモールドを見る限りここはエンジンパーツの一部を模しているという事なんでしょうか。タンク形状やチェーンなどの造形は非常にしっかりしています。

バイク型のTFのオルトモードには誰かを跨がせてみたい!と思っちゃうのは世の常、今回はコアクラスフリーザーがすぐそこにあったのでまずは彼を跨がせてみました。これはかなりのオーバーサイズ、ポケバイとは言わんけど原チャリですね。ちなみに第二腕をマフラーに見立ててみました。

こっちは覚醒ウェポンのチーター。コアクラスと比べればだいぶ小さいと思ってましたが、実際にはそれほど小さくなくて原チャリ感は消えない感じ。彼は首の後ろのブレード部分がいい感じにマフラーっぽくなりました。

Generations Shattered Glass Collection Decepticon Flamewar が近くにあったのでデラックスクラスのバイク代表として並べてみましたが、見事に大型バイクと原チャリ位のサイズ比になっているのではないでしょうか? VFR400 と NSR50 位かな?知らんけど。全体的な「バイク感」はデラックスクラスにも全然引けを取っていなくて素晴らしい。

ロボットモード:

サイズ考えたらこれはなかなか驚異の完成度ではないでしょうか?胸のカウルはダミー。武器は手持ち以外は余剰。ここら辺はちょっと残念ですね。正面から撮影するとバイクのタンクの幅がウエストの幅に見えて寸胴ですが、実際には腹部の黒いパーツ幅で認識されるので画像程寸胴感は無いです。どう変形しているのか判りませんが劇中ではフロントカウルのヘッドライト部分が消えてるので、ダミー胸部にするならそっち準拠にしても良かったと思いますが、多分パッケージイラストみたいな初期稿に基づいて玩具デザイン作ったんじゃないかなと思うので文句は言うまい。むしろオルトモードとのつながりが見えてこれはこれで良いと思います。

側面は70年代アイドルの様なパンタロン的裾がまず目立つ。続いて尻に接続されたバイクのフロントカウル。改造してここをどうにかしてしまっている強者も数名いらっしゃるので、これはコアクラスの強度とコストと変形難易度を勘案した結果なのでビースト覚醒玩具バースのアーシーとしてアリだと思います。

フロントカウルもうちょっと畳めてタイヤをリア同様半分に割って開きに出来れば劇中にさらに寄せれた気がしますけど、これはコスト的な制約だろうな……フロントカウル付け根の可動軸も特にロックがないので渋みを足さないと気付いたら垂れさがってきがち(自重で垂れさがるほどではないのでロックがないので知らんうちに触って動かしちゃってるって意味です)。

劇中では背中のタイヤが踵に移動しているときがあるのでどういう変形しているのかさっぱりわからんですね。

尻のフロントカウルが一寸悪目立ち。背中のタイヤが背中や肩にぶつかって腰回転が制限されるのですがタイヤ自体の角度を背中に沿わせてやるとかなり軽減できます。

私はようやらんですけどロボットモード固定ならカウルごと取っ払っちゃうのもアリかも。太もも裏が単なる肉抜きではなく、メカモールドになっているのとてもいいですね。

首はボールジョイントでぐりぐり稼働します。但し私の個体は角度によってはゆるゆるすぎで全然首が座らない。頭部が丸く重心がボールジョイントの辺りにあるようで首が座ってなくてもポージングに影響はないですが。

ポージングはサイズの割に結構動きます。首以外の関節は全て適度な渋みがあって小サイズながらポージングも決まります。なんせ末広がりの脚なので自立安定性も非常に高いのです。

武器は恐らく予告編でライノックスに乗っかって突撃してた時に両手に装備していた奴なので、もう一個追加で欲しい。3D プリント製アドオンとかで出てくれないかな?と期待。

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あるねー。注文しちゃお。

一応立膝っぽいポーズも出来ました。とは言えタイヤが干渉して膝を深く曲げられなかったりしていろいろ無理があるので腕で支えないと倒れてしまいます。逆に強制的にスーパーヒーローランディングしか出来ない感じ。

手首は完全に握っておらず軽い開き手なので、「天下無敵の向こう傷」みたいなポーズとか「俺こそナンバーワン」みたいなポーズが出来ますね。最近のTF玩具では、手首はデラックスクラスまで 5mm 径に統一されてしまいましたが(フリーザーはコアクラスでも 5mm 径だったり)、デラックスクラスでも拳の穴デカすぎてやや不格好なので、良し悪しではあるんですが、アーシーは 3mm 径でした。まあ流石にね……

専用武器しか持てない残念さはありますがここは良かったと思います。

バランスが良いので若干斜めの姿勢も出来るからコーナリング決めてる感じもイケるぞ!

フロントタイヤも取り外しできて、ここも多分 3mm 径だと思うんだけどちょっと緩い。緩いけど手持ちは出来る。出来るんだけどなんですかねこれ?ちょっとタイヤみが強すぎて武器に見えない。

踵のリアタイヤを展開してなんちゃって高速移動モード。オルトモードでシート下部に固定するためのペグを踵にしてバランス取ってやるとなんと自立します。

タイヤがデカいのでなんか玉乗りしてるみたいになっちゃいますがこれはこれで。

予告編のカーチェイスシーンをメインラインホイルジャックと再現してみましたがホイジャが小さくて巨大感出すぎ。ex.Twitter で撮影角度とアーシーの角度を絶妙に調整してもうちょっとそれっぽく撮影している人が居ましたが、私には無理でした。

手元にあったワンボックスカーに変形するロボットの中でもうちょっとサイズ大きい奴が ThirdParty 製のぽい玩具のしかなかったので、ホイジャの代わりにしてみましたが、あと一声大きいサイズが欲しいですね。

コアクラス同士の比較。微妙にアーシーのほうが背が高い。劇中だと多分フリーザーは人間よりもやや小さいサイズで、アーシーは人間よりもデカい(劇中ではシーンによって微妙に身長伸び縮みしてる気がしますが、エレーナ・ウォレスの倍近くはありそうなので 3m 位ありそう)ので、この対比は全然微妙。

デラックスクラス フレイムウォーと。劇中だとノアとアーシーがこれ位のサイズ差だった気がします。

ボイジャークラス バトルトラップとの比較。実際のサイズがオプティマスの膝下位っぽいのでかなりオーバーサイズですが、玩具で絡ませるならこれ位が丁度良い気がします。

Amazonにて1586円で購入。