変圧器たち

へんあつき-たち

MMC R-27 Calidus 足首ヒンジ修理

数年前に棚から落として右足首のヒンジパーツを折ってしまいましてね(´・ω・`)

真鍮線と瞬間接着剤で補修してロボットモードで飾ってたんですが、やっぱり変形時の足首 90 度回転させる動作には耐えられなかったみたいで再びポッキリ逝ってしまったので、これはもう作り直すしかないぞ、とイキり立ちました。もとへ、思いたちました。

という訳でとりあえず再接着したヒンジパーツをおゆまるで型取り。今回複製材はプラリペア使う予定なのでほぼ片側に埋めて上側は蓋する感じにします。

そうすると押し込んだだけだと隙間も出来ちゃいそうなので、柔らかくなったおゆまるに複製するパーツを押し込んだ後に周り密着させるみたいにええ感じの力加減でおゆまるをパーツの周囲に密着するよう押してやります。結構逆テーパーにもなりますが気にしません(おゆまるは固まっても弾性あるので抜けますから!)。

gundamsblog.net

今回参考にしたのは上のサイトですが、手順読んだら「プラリペアの液をドバドバ垂らした後に粉をふりかけろ」って書いてんの。そんな雑な方法で上手く出来んのかよ?!って思って書いてる通りにやってみたら、まあ上手く型取りできんの。かんたんかよ!

オリジナルのパーツを取り出した型に2/3位プラリペア液をスポイトで注いで、そこに粉をドバドバ入れていきます。私は 100 均でステンレス製耳かき買ってきてそれ使いましたけど滅茶苦茶使いやすかったです。

粉を入れる傍から液に溶け込んでいって最初の数杯は全然固形っぽくならないんですが、ドバドバつぎ込んでいくとやや粉っぽい湿った塊になってきます。この時点でちょっと盛り上がってる位になってればオーケー。更にもうちょっと粉をつぎ込むと完全に粉のままの状態で液を吸わなくなるので、その状態で最後に液を数滴たらして粉っぽさを無くしたら上から蓋を被せて密着させます。

プラリペアの型をしっかり作ってれば上からぎゅーって押してやれるだけでオッケーです。

そのまま30分くらい放置して固化したものを型から抜いたものがこちらです。バリが凄いんですが本体は欠けも気泡もなくバッチリ型取り出来ました。

雑にバリを千切ったのがこちら。ピン穴の入り口まで型取りされて穴あけのガイドになってくれました。バリ以外は表面の質感まで型取りされており、ヒケもなくビッタリのサイズでした。サイズや形状にもよると思いますが、おゆまる+プラリペアでの複製物凄くいい感じです。

ヤスリとカッターでバリを削って綺麗に整形して、ドリルで穴あけした奴がこちら。1.6 mm のドリルしかなかったんですが片側の穴は 1.8 mm 位、もう片方は 1.5 mm 位だったようで片方はピンが入らない位キツキツ、もう一方は挿したピンがぐらつくほどゆるゆると言う状況だったので、狭い方は精密ドライバーのマイナス(1.8mm)で削って穴を太らせ、ゆるゆるだった方は UV 接着剤を充填してピン挿した状態で紫外線照射して固めるという方法でリカバリーしました。

完成。ピン抜きがやや面倒くさいですが抜き方向さえ見誤らなければトンカチなしでも抜ける程度の固さだったのでそんなに手こずりませんでした。向き間違えて付け直したりもしてますしね。

一寸足首の前後方向可動が緩めですが、バーニッシュ的なもの併用して許容範囲程度に渋み調整することが出来ました。左右方向はオリジナルとほぼ同等の渋みを確保しました。