変圧器たち

へんあつき-たち

トランスフォーマー スタジオシリーズ SS-108 チーター

さて、可愛い大型猫ちゃんことチーターは「cheetah」、ビーストウォーズの彼は「cheetoa」なので綴りが違います。結構前はチータス(和名)の海外名称って「チートア」だった気がするんですけど、最近は普通に「チーター」表記なのでカタカナだともはや涙ラインカワイイ大型ネコ科動物なのか人型ロボットになる猫型ロボットなのか区別がつかないですな。チートアで良くない?

劇中ロボットモードでは終始高速で動いていたのではっきりと顔を確認できなかったんですが、眉から上の頭部に関してはもうちょっと王冠被ったようなボリュームがあったように思います。基本的な造形やパーツ配置は非常に似ていると思います。ロボットモードフェイスは猫ちゃんっぽさを残した獣人顔で好感。

パッケージのビーストモードはチーターと言うよりはブチハイエナっぽい気がします。なんですかね?劇中ではまた別のテイストでチーターっぽくない顔だったんですが、全体的な動きは非常にチーターっぽくて引きで観たビーストモードの動きは結構よかったと思います。ただまあ自動車よりもデカいチーターって言うのは非常にシュールな絵面ではありましたが。

ビーストモード:

ビーストモードの額にマクシマルズのエンブレムが有った筈なんですが、玩具では非再現。てゆうかどこにもエンブレム付いてなくない?額エンブレムは欲しかったと思います。

ビーストモードの頭部はボールジョイントで接続されていますが、上下左右の首振りはクリアランスが無いためほぼ無理です。首傾げるようなポーズは出来ますが。うなじの辺りとか喉元辺りは如何にも上下に可動しそうな雰囲気の構造なんですが、どうやら無理ですね。口の開閉はあり。

ビーストモードの顔に関しては、ネコ科と言うよりはちょっとクマっぽくもあり、ちょっとチーターには見えない感じ。ジャガーとかの方が雰囲気似てるかもしれないですね。

よく見ると結構かわいい顔してますね。

ビーストモードでも武器は背中のスロットに固定できます。取説での推奨方向は切っ先が後ろ向きになります。

けどまあ切っ先を頭部方向にして固定することも可能です。ただし、二本の槍の長さが異なるので切っ先の位置は揃いませんね。

横から。今回のチーターはロボットモードと完全に手足が共通しており、比較的簡単な変形なんですが、肩の幅詰めや後脚の獣化等、単純にして非常に効果的なので設計満足度は非常に高い。

肩はかなりがっちりめにロックされてしまう為、可動にかなり制限されます。

肩のロックを外すとまあまあ動きますね。どうにかネコちゃんに見えるポーズを取らせたいんだが……

親子マシン!こうやって見たらやっぱり熊だね。

「オーバーヒア!吉里吉里!」って言ってたからこれは何か井上ひさし的な?と思ったけど ”Over Here Kitty Kitty” って言ってたんですなあ。字幕でなんて訳されてたのか忘れちゃいましたが直訳だと「猫ちゃん!こっちよ!」とかになるんでしょうか。子猫ちゃん呼ばわり好き(´^ω^`)

ロボットモード:

劇中では常に高速で動いているので正直ロボットモードのディティールは良く判らないんですが、多数あるコンセプトアートのうち、最も劇中に近いであろう奴に激似です。

数少ない欠点は脚が微妙に短い、つま先がやや小さい、脇からウエストにかけてのシェイプがやや足りない、位でしょうか。

あと後ろ姿はビーストモード時の尻の上側のカバーがそのまま尻になっているのがちょっと邪魔ですね。但しこの状態で尻尾は絶妙なカーブで背中に沿ってなんとなく背骨を彷彿さす位置に収まるの辺りは非常に良く出来ています。

これはキルモンガー(@ブラックパンサー)に似てない?って思ってワカンダフォーエバーのポーズ取らせようとした奴。当然ですが肩の前後スイングがないのでかなり厳しい感じです。

脚部の可動はまあまあ優秀で、なんちゃって座禅や立膝が可能。スーパーヒーローランディングもギリギリ出来ますね。

武器は二本の槍。今回の設定ではガットガンは無し。今回の映画では恐らくセイバートロニアンとの対比でマクシマルズはより原始的な戦い方をする戦士として描かれていたような気がするので、そのための選択でしょうか。ライノックスもデカハンマーでしたしエアラザーも口からの火炎放射を武器としてましたし。

そして槍は繋げて1本の双頭槍を構成することも可能です。武器としてどうなのかしらん?と思うけど。

銃を持たせようと思ったんですが、同じ Cheetor なのでこっち持たせてみました。なんだろうな?ちょっと忍者っぽい?

ロボットモードの肩は腕可動の妨げにならないように可動するんですが、もしかして開いたらシルエット変わってもっと格好良くなるかな?と思ってやってみたけど、ポーズ取って誤魔化し効いてるうちはまだいいけど巣立ちに近いポーズにしちゃうと変形失敗してるみたいになっちゃうのね。

これはその肩広げで格好いいポーズさせようと四苦八苦してる時に回し蹴りさせようとして片足立ち、しかもつま先のみが出来た時の奴ですが、バランス取るのには成功したけど回し蹴りに見えずに妙なポーズ取ってる人にしか見えないという失敗作です。

皆が一度はやる獣人モード。仮面ライダーアマゾン(昭和)の怪人感あり。

この辺はブラックパンサーのポーズ再現しようとしているヤツ。動かすとあんまり気にならないけどポーズによってはちょっと短足に見えるのが玉に瑕でしょうか。

という訳でキメキメのあおりで撮影して足長に見せようと頑張ったのがこちら。足長く見えてるかどうかは兎も角結構格好良く撮れたと思ってるので結構お気に入り。

スタジオシリーズ恒例の背景はオートボットとマクシマルズが初めて対峙したペルーのジャングルの水辺。