変圧器たち

へんあつき-たち

トランスフォーマーレガシー エヴォリューション TL-45 アクセルグリース

ウェポナイザーは私の遊び方にあんまり合致しないので基本買わないようにしてまして彼女についても当初は見送り予定だったんですけれども「ジャンキオン出身のディセプティコンで女性TF」って設定はちょっと抗いがたい魅力がありました。買わない理由を探しているような状況なんだったら買っとけYO!という訳で割と意気揚々と予約して楽しみにしてたんですがなんせこの10月購入商品が多いわ、それと関係なしに届いたサイバーバースチートアの出来が滅茶苦茶良くてそっちが楽しいわで開封が少し遅れていたんですけれども、その間に Twitter (旧称)では腕がもげやすい肘がゆるゆるだのと言う厳しめの評判。リデコ元のスクラップフックよりも金型劣化してる(と推論できる)評価もあってちょっとドキドキしながら開封したんですが、結果私基準ではそうでもなかったです。まあ 30 年近く TF 触ってきてますからね!こちとら!これっ位の肘取れやすいは沢山経験しているので普通の範疇でした(´^ω^`)良いんだか悪いんだか。

オルトモード:

アクセサリーパーツ付けない状態だとやや貧相ですがスクラップフックとの差が判りやすいですね。思ったより全体的に金型改修されているようです。外装ではドア部のパネルとそれより後方のリア部分は恐らくリデコ元からディティール変わっていないと思いますが、それ以外は全て手を加えられています。

特に運転席部分は天井高を低くしており、ピックアップトラック型から、(車両後部のアクセサリーパーツ込みで)クーペタイプに見えるよう工夫されています。アクセサリーパーツ付けてない時はちょっとスズキマイティボーイ(49万8千円!)風の軽ピックアップトラックボディに見えちゃいますね。カワイイ。

アクセサリーパーツ取り付け後。スクラップフックのレッカー部分のフックが付属しますがボディタイプの変更によってレッカーアームは付属しないため取り付け場所に困ります。取説では増設したルーフ後端部に取り付けるよう指示されてるんですが、そこはジェットの排気口なので片側をフックで塞ぐのは違う気がするんですよね。

非常に戦闘的なスタイリングで「マッドマックス怒りのデスロード」に出てくるジャンルのカスタムカーっぽい仕上がりですが、前後方向に圧縮されたデフォルメがなされているのでハンナ・バーベラ版のマッドマックスに登場しそうな趣。

結局フックはここに取り付ける事にしました。プラレール感は出ちゃいますが。

ボンネットから飛び出したエンジンはスーパーチャージャー付かな?「V8を讃えよ!!」と言いたいところなんですがスペースの都合でV6エンジンになっちゃってますね、多分。

エンジンは前後逆に取り付けると2門の銃身が備わったさらに攻撃的な車両になります。

裏側。向かって右側が車両後端部でロボットモードでは腕を構成する部分ですが、ここの変形がそれほど難しくないんですが比較的タイトでポロリもし易い為、変形時には最大の難所となります。パーツ構成観ても一部パーツが完全に畳まれ切らずに斜めにパーツ配置されているのでちょっと判りにくい変形であるのがパーツ配置だけでも判ると思います(慣れればどうってことないんですが)。

ロボットモード:

頭部はコーンロウを模しているのかな?と思ったんですが蓮のデザイナーである @markclonus 氏の Instagram

www.instagram.com

によると、この頭部デザインはジャンキオンの女性キャラであるナンシーをイメージしたとの事。ナンシーって誰?と思って調べたらレッグガーと一緒に TV 観てた女性 TF らしいですね。と言われてもさっぱりわからなかったのですが劇中では攻撃を受けてバラバラになっても瞬時に再結合してダメージなしという特技を見せた人らしいので、ウェポナイザーのモチーフとしてはぴったりかも。ナンシーの頭部は「ザ・ムービー」のアバンでユニクロンの襲撃を受けて滅ぼされた惑星リトーンの住人の意匠に似ているのでもしかすると「トランスフォーマー」ではない可能性があります。超ロボット生命体の一種ではあるんでしょうけど(ナンシーリトーン人の例)。

アクセルグリースはナンシーをもとにデザインされた、というよりも、ジャンキオン女性の一般的な髪型(?)をナンシーから引用した、位の関連性なのでは?と勝手に思ってます。

ロボットモードのスタイルは元玩具がおっさんだし、ウェポナイザーでもあるので箱体形ではありますが、新造した胸部パーツで脇からウエストに向かって絞ってるラインを誘導することで(やや太ましい)女性っぽさを醸せているように思えます。胸部の装飾もスクラップフックより派手になっていて、チューブトップ風と言いますかビキニっぽいと言いますか、一部海外の革新的フェミニストは「女性も上半身裸になる権利をよこせ!」とか主張されているのでちょっとナニですが、「胸を隠していることで女性キャラであることを示す」というのは視覚効果として素晴らしい発想だと思います。

アクセサリパーツは好きに取り付ければいいんですが、私の場合オルトモードの荷台に取り付けてクーペ風にするパーツは背部に取り付けて飛行ユニット風にすることを好みます。ただしこうしちゃうとフックをどこに取り付けても収まりが悪くなってしまうという欠点がありますが。

仕方ないので手持ちさせるにしてもちょっと武器として良く判らん物体なんですよね。ベイバースオプティマスの顔剥ぎ鉤爪的な使い方する武器だとしたら怖すぎ。尚逆手に持たせるとゆるゆるです。あとは右手の肘裏についている 5mm ジョイントに取り付けておくかくらいですかね……そうすると肘をまっすぐ伸ばせなくなる副作用があるんですが。

少し前にこんなハッシュタグ流行ってた覚えがあんだけど、その時やっておけば……

ちょっとガーリーなポーズを……と思ったけど私にはその才能がないとい露呈した瞬間。

頑張ってこう。やや現場猫風味。

ちゃんと「ヨシ!」も出来ますよ。足首が巨大なので自立安定性は高いです。

片足立ちで安定して自立させれるのは足首の柔軟性とデカさのお陰です。下半身は腰部、膝部とも可動性は良好ですが、上半身は肩部が大きく可動には癖があります。

とは言え肘が変形の都合で二重関節になっていたりするので干渉を逃がしてやればこの位のポーズは取れます。なんか 2015 年の農協立てこもり事件の映像でネットミームとなった渋い農協職員さんみたいなポーズになってしまいましたが。

足首の優秀さは両足とも底面を付けずに自立させることが出来るのでフィギュアスタンド使わなくてもまあまあ普通に歩いてる風の姿勢で飾っておくことが出来ます。これでぼちぼち安定しているのが凄い。

立膝も難なく可能。しかしこの型、膝を曲げる時に太もものパーツと脛側のパーツが微妙に鑑賞してしまうので、そこを繋げている 5mm ジョイントが 1mm 位抜けてきちゃうんですよね……脛側のパーツにアールが設けられているんですがその幅が狭くアールついてないとこに太もも側のパーツが若干干渉してこうなっちゃうみたいなんですが、もしかするとリデコ時の金型からそうなっちゃってる可能性があるので元のスクラップフックでは発生していなかった可能性はあります(未所持なので比較できない……)。

武器パーツとフック使えばスーパーヒーローランディングも出来るぞ!(卑怯)。脛にエンジンパーツ付けっぱなしにしておくとそれが支えになってくれて股間部をそれほど深く曲げなくても立膝できるので上二枚みたいにそんな無理してない感じのポーズも取れるんですが、エンジンパーツ付けたままだと足首の可動に若干の制限が生じるのでポーズによっては邪魔になるかもしれません。

エンジンパーツを脛から取り外すとこれ位足首を前方に曲げることが出来ます。

アクセサリーパーツは組み替えて様々な場所に取り付けることが出来るし、様々な武器に見立てることが出来ます。

これはエンジンブロックを双眼鏡に見立てているんですが全然伝わらない画像です。

本来はベイバースジェットファイヤ爺のパターンで他の TF と組み合わせる合体遊び捗る一種のブロック玩具としての使い方が

、そういうのちょっと苦手。どっちかって言うとダイアクロン勢と牽引している人に刺さるギミックだと思うんですが、私はダイアクロン嵌らなかったんですよね……まあ 資源を TF に集中できるので非常に助かってはいるんですが。おもちゃショーでゼンマイギミックで頭部がせり出してくるダイアバトルス観た時は非常に感動して、玩具も買ったんですが未開封のままだなあ(´・ω・`)

で、組み換えの代わりにこういう四肢バラバラな惨殺シーン再現とかをしてしまうんですよねえ。これは不健全!

これは一部だけトランスフォームして敗走してる感じ。なんとなくロボダッチ感もありますね。

普通に素立ちが一番美しいじゃないですか!カラーリングもディセプティコン側に付いたジャンキオンとして納得の SG 配色で当初心配した程ダメな子じゃなくて良かった(´^ω^`)

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