変圧器たち

へんあつき-たち

Transformers: Generations Cybertronian Optimus Prime

まあついでだからね。SSGE 版オプティマスプライムも片づける前に軽く記録を残しておきます。頭部含めてデザインは断然こっちの方が好みなんですが、可動性脳に反しては断然新版の方が良い。経年劣化も相まってこっちはかなりビンテージな味わいになってました。

パッケージは捨てちゃってるので取説でも……裏表使ってまあまあ判りやすかったと記憶しています。

オルトモード:

側面のガワの赤と青の配色は成型色による色分けで、しかも青い部分は全て畳まれて脚部の一部を構成するパーツになるので変形パターンに説得力があります。設計は TFKIKI によると 大大傑作 BW2 ガルバトロンも設計されてる幸日佐志さんのようです。素晴らしい合理性!

tfwiki.net

デザイン的にはシュッとしたラインでシャープに纏められていて、重厚感さえある SSGE 版とはまた異なる格好良さがあります。というか私はこっちがオリジナルの WfC 版オプティマスプライムとして刷り込まれているので断然こっちの方が格好良く感じてしまうんよね。

車両後部はゲームデザインと大きく異なるんですが、本来存在しないグレーのパーツが荷台に乗っかったような解釈は滅茶苦茶格好いいんですよ。

特にこの辺の造形が好き。SSGE 版では隙間が空いていた天井部の赤と青のパーツの境目も隙間なく埋まっており、ロケットノズル様のパーツは固定用のタブは特にないんですが丁度いい角度で配置されるようにデザイン的な切り欠きがありなんというかですね、「凄い!」って思っちゃうんですよね。

ロボットモードの武器は畳まれてオルトモード上部に固定されます。バネが見えているので判る通り、上部のフィンの様なパーツ(マガジン?)がロックの役割をしていて、銃の中ほどで半分に折って固定しているんですが、このフィンを軽く触るとロックが外れて手持ちのレーザーライフルに変形します。その仕組み上非常に暴発しやすいギミックなんですが、格好いいです。

オルトモードで搭載するとこんな感じ。

底面。司令官の顔は丸出し。 180 度回転させると収まらないので顔丸見えがデフォルトです。

ロボットモード:

巨大な肩アーマーは玩具独自デザインですが、これはこれで格好いいですね。ボンネットを背中に背負っているので投影面積的なウエストは幅広になってしましますが、実際のウエストは明るいグレーの成型色でちゃんと目立ってくれるのでちゃんと本来の良スタイルに見えます。

フロントタイヤはこちらも背中側に配置されるんですが SSGE 版と移動方法が全然異なるのでタイヤの向きが逆になっています(多分ホイールが外側向くのがゲームデザイン準拠だと思います)。

リアタイヤもしっかり太いの格好良くて良いですね!最近の TF の変形の都合でタイヤ薄くしてるのちょっと嫌いなので、この頃の玩具の太タイヤが本当に良く見えてしまう。

背中に畳まれたガワの青いパーツの裏側にタブがあり、ロボットモードで銃を手持ちしない場合は畳んだ状態でここにマウントできます。

背中に畳んだガワで完全に隠れてしまうというのに、ロボットモードの背中にはゲーム内 CG で描かれているオートボットインシグニアが刻印されています。こういう拘りは好き。

あと書き漏らしてましたけど各タイヤのホイールの造形が非常にリッチです。プラの弾性を利用した簡易なはめ込み式ではなく、全てピン固定している故なんですが、今考えたら豪華ですよね。

脚部はフロントスカートが太ももと別パーツで造形されており、通常の状態では前脚はこれ位しか動かせません。このスカートパーツはフンドシ部分で 90 度上に撥ね上げることが出来るので、そうしてやると太もも付け根が 90 度くらい曲がるようになるので立膝が可能になります。

これ位は曲がるようになります。尚、腹部前面のパーツをタブで固定する方式の為、ウエストの回転はナシです。その為スーパーヒーローランディングは絶望的に難しいと思います。

まあ素立ちでも格好いいのでヨシ。

レーザーライフルは展開した状態で手首に握らせることが出来るんですが、展開時には比較的弱いバネの力だけで真っすぐを維持しているのでブンドドしていると折りたたみ部分から結構折れ曲がる(バネの力ですぐに戻る)為、静止画では判らないふにゃふにゃ感があります。

下腕部にちょうどいい深さの 5mm 穴があるのでそこに取り付けて固定武装の様に見立てる事も出来ますよ!

デラックスクラスの為サイズが小さめな上、武器もレーザーライフルのみだったんですが、今回の SSGE 版の大斧を持たせてみると、サイズ感的にもベストマッチで滅茶苦茶似合いました。このオプティマス用にデザインされた武器なので似合うのは当然なんですが。とても格好いい(´^ω^`)

実はオプティックはクリアパーツで成形されており、集光ギミックもあるんですが、後頭部クリア部分が小さいせいもあってあんまり目が光りません。これは後頭部の集光窓部分に光硬化レジン用の紫外線LEDを当ててみた絵ですが、これだけ近づけてもこの程度の明るさでしか青く光らなかったです。

踵が無いためやや後ろに倒れやすい、フルポーザブルだが可能に制限が多いなどの設計の古さも若干感じますが、まあ 13 年前の玩具ですし!その分今ではなかなかできないようなリッチなパーツ構成があったりするのでプラマイで魅力は同じくらいでは!太腿内側の肉抜きが塞がれていない辺りは今に通じるコストダウンを感じるので新しくて古い、そんなころの製品です。大体 15 年を境に急に希少になって高騰しだすのが TF玩具って個人的な感覚なのでそろそろ入手困難になってくる頃じゃないかと思います。個人的にはトイザらス限定のクリアパーツふんだんに使った 3 pack の奴(Rage Over Cybertron)欲しいんだけど、これはもうとっくに希少で価格高騰していました。