変圧器たち

へんあつき-たち

Transformers: Prime Robots in Disguise Thundertron

世間ではレガシーサンダートロン(海外版)がそろそろ入荷している昨今ですが、私は旧版推しですよ!サンダートロンと言えば肩爪でこそ、という刷り込みがあるのでリメイクされた TL-62 サンダートロンは肩にデカいコンテナ乗っけてるデザインなので予約もしなかったんですが、あのデカコンテナにライオンの前脚収納してるみたいだから前方向かせるのは難しいにしても俺変形で両肩から前脚の爪露出させられないかな?とちょっと期待しております。まあそれが判った時に買えるかどうかは知らんですけどね。

しかしリメイク版はビーストモード、ロボットモードともに良く動きそうなのでアクションフィギュア的な可動重視の人とかは断然リメイク版の方が高評価になるのではないかと思います。なんせこっちはまあ動かないんですよ。無論フルポーザブルではあるんですけども。

私は「今」プライムを視聴しているんですけど多分本編には出てこない人ですよね?出てくるのかな? 15 話迄観たけど宇宙海賊出てくる余地は今のところなさそう。

インストラクションの役職名は「Ster Seeker ™」になってますが(ここに書いてある奴役職名ですよね?)、「星の探索者」ってなかなかにロマンチックな名前ですけど要は宇宙海賊の事のようです。

※2023/12/20 追記:ウルマグのインストラクション見たらここは「autobot ®」になってたから役職じゃなくて陣営でした!

その為インシグニアも Ster Seeker 専用の物になっています。

ビースト覚醒スカージのトロフィーコレクションには含まれていないようなので彼らとは遭遇していないか撃退した可能性があります。

ビーストモード:

ビーストモードは青い(概念的な)ロボットライオンです。しかし私たちはどうしてこのロボット動物を「ライオン」と認識できるのか。獣顔の両頬を覆う硬質なカバー、顎下の一部が毛のようなディティールとなったアーマー、そして恐らくロボットモードのクリアパーツ製の下腕が組み合わさって「たてがみ」を構成しているものと思われ、なかなか抽象レベルが高い「ライオン」なんですが見たら一発でそう理解できるのはデザインの優秀さ故でしょうか。

尻尾は背中から生えており持ち上げると背骨が露出しているような違和感があります。

ライオンの口は稼働せず半開きのまま、一応前脚の肘より下、後脚の股間に相当するロボットモード時の膝下が可動しますが、昨今のネコ科猛獣にトランスフォームする人たちが備えている飛節は無いので(一応ディティールはある)今の眼で見るとビーストモードのスタイリングは緒と厳しいものがあります。

とは言え後方側面の羽根状のパーツが視線的に目立つので後足の違和感はかなりごまかしがきいており、この辺も設計として上手い。

武器は扱いに困るでお馴染みのパワーライザー。ライトギミック付きの大型武器ですがギミック優先の為非常に使い勝手が悪いです。ビーストモードでは背中のここに取り付けられますが、武器側 5mm ジョイントも 背中側 5mm 穴もクリアパーツなので割れが怖い。この取り付け状態で上部の青い箱上の部分が電池ボックスですがここを 90 ど倒すとブレードが前方に展開してライトギミックが作動します。ここにスプリングが仕込まれているので手を離すと直ちにこの状態に戻ってしまうので「飾って楽しむ」派には辛い武器です。

前と後ろ。前足はロボットモードで肩飾りになるので獣爪がアダマンチウムの爪の様に長く、ビーストモードの前腕としてはちょっと不自然かも。

後足は義足ギミックの為左足首が取り外せるのでディティールも左右で異なっています。

天面と底面。軟質の尻尾は確か買った時点でもう曲がってた覚えあるんですが、長期保管で更に変形しちゃってますね。プライム玩具は尾翼とかにも平気で軟質パーツ使っているのでジップロックで長期保管には厳しい仕様……これは尻尾だからまだ曲がってても表情のうちと思えますが。

ロボットモードでライオン頭部が収まる腹部のパーツはスプリングが内蔵されており、ライオンの頭を上げると自動的にせり出してくるのが好きです。

ロボットモード:

上で言ってるのは腹部のここのパーツですね。ケーブル配線の様なディティールがあって、ロボットモードではたてがみパーツで完全に隠れる部分だけど、ビーストモードの時は弱点じゃないここ?大丈夫?

ライオン丸だよ!ビースト頭部がデカいので着ぐるみ感ありますね(´^ω^`)前垂れ部分がデカ襟にネクタイみたいに見えるからちょっとかわいいキャラだなこれ。

左足首はボールジョイントなので左右スイングもあるんだけど右足首はギミックの都合で前後スイングの 1 軸しかないので股を開いて立たせるのが結構難しい。あと私の個体は股間部と膝が緩めなのでかなりコケ易くポーズの幅が狭い。爪肩は実際の肩アーマーとは独立しており、肩アーマーの上に被せるような方式となっているため、私の様な雑な人間だと画像の様にうっかり肩アーマーの角度を左右で違えてたりしちゃいがちです。

左右のたてがみ状のパーツを手前側に展開してV字の胸をデザインするという天才的な変形の設計。その後ろのビーストモードでりぼっと頭部を左右から隠す役割のクリアパーツは開いて襟に見立てているのも素晴らしい。全体的なプロポージョンはヒロイックな程格好良く、日本でレオプライム(つまりはライオコンボイ)や、トランスフォーマー GO! の最強剣士ゴウプライムとしてリカラーされるのも納得です。

背部は肉抜きも多いんですが、この時代の肉抜き穴は 1 個 1 個は小さく見ようによっては未だティティールに見えなくもないのが救い。但し雪壁の頭部はもうちょっと手心が欲しいかったと思います。

サンダートロンと言えば海賊、海賊と言えば棒状の義足、という訳で私的にはここ迄ヒロイックなロボだと海外版の上乗せ金額で見送ってた可能性高いんですが、これを迷わず注文してしまった最高ギミックがコレなのです。

メイン武器はパワーライザー搭載(?)のブレード。展開ギミックで遊ぶことを考えたら下腕横の 5mm 穴に取り付けるのが正解と思います。ブレードはギミックによって 180 度反転するので基本の取り付け方向はブレードが後ろを向くこれが正しい。

文句が多いコレクター(俺感想)こと石川よしのぶさんの blog 記事では丁寧に透明輪ゴムで展開状態固定して撮影されたりなさってて流石だなと思いましたが、当 blog は天才チンパンジーアイちゃんの言語訓練相当なのでそんなことしませんよ。まともな記事読みたい人はこんな場末に居てはいけません。

DEPARTURE TIME - MY COLLECTIONS - TRANSFORMERS Prime - 「THUNDERTRON」(サンダートロン)

写真も綺麗で流石だわ。

閑話休題ボタン電池入れっぱなしで10年以上寝かせてたけど普通にライトギミック生きてて感心しました。これを機に念のため 5-56 吹いて電池抜いて保管しておきますが。

取り付けは 5mm ジョイントなんですが、この玩具、主要な 5㎜ 穴が何故かクリアパーツにあり、武器の 5mm ジョイントもクリアパーツなので非常に怖い。シリコンスプレー吹いてもどっちか割れそうにギチギチいうので特に下腕横の 5mm 穴は使いたくないんですよね。

という訳で手持ちさせてみるんですがそうするとブレードが横向きになっちゃうので、こうやって静的に構えてるポーズはまあいいんですけど切りつけるようなポーズはちょっと違和感出ちゃいます。

手持ちさせていない時は背面の 5mm 穴に取り付け可能です。ここには上下 2 つ 5mm 穴があって、ロボットモードでは上側の 5mm 穴を使うのが正しい気がするんですけど、上側はフチが滅茶苦茶薄くてすぐ割れそうなので、上の画像では比較的丈夫そうな下側の穴を使ってい取り付けています。

あー構えてない時の取り付け位置の正解はこっちかな?サイドスカード基部のとこの穴、本当に 5㎜ ジョイント取り付け用なのかちょっと怪しい形状なんですが、ゴウプライムではビーストモードでここに武器取り付けてるし、大丈夫でしょ。武人感アップするのでここに取り付けるのは良いですね。

肩の爪アーマー(いろんな言い方するな)は前述の通り被せているだけなので近接攻撃時のクロー攻撃用隠し腕として使える、的な俺設定。義足から外した足首も腕に取り付けてクロー武器的に見立てることが出来る(こっちはちゃんと 5mm ジョイントも用意されているからオフィシャルで想定されている武器ですよ!)と合わせて三本腕でクロー+剣による接近戦が可能という事で、近接攻撃はなかなか強そう。レガシー版のサンダーロトンで羨ましいのは普通に持てるまあまあ丁度良さそうなサイズの剣が付属しているトコで、アレをこっちのサンダートロンに持たせたいという気持ちはあります。

可動性能については、フルポーザブルですがあまり優秀ではありません。肘が 90 度曲がらない、手首回転なし、太腿も全然上がらないのが結構痛い。左足首はボールジョイントで前後左右で首振りしますが左右方向は可動域が狭いです。右脚は更に左右スイングが無い状態ですが、こっちは足首外して義足状態にすればスイングも糞も無くなるのでどうにかなりますが、足首を取り付けている場合左右とも足底の接地性は非常に低いです。

またビーストモードから股間部の幅をスライドして詰めているんですが、ビーストモードで広げた時はロックされるんですけども、ロボットモードで詰めた時にはロックされないので遊んでると直ぐに広がっちゃうのも地味にストレスです。

立膝はギリ行けますが太ももが上がらないのでややのけぞった状態。膝が 90 度以上深く曲げられるのでなんとかできるという感じです。

良スタイルTFなので素立ちに近い格好でもまあまあ様になるのでポージング下手糞は格好いいアクションポーズを諦めてまあまあ格好いい性的ポーズを狙いがち。

頑張ってもこの程度だしなあ(私のスキルの問題です)。

サイドスカートとリアスカートも使って保持するって事は出来るので義足には仕込み銃が!みたいなこと出来るかな?と思ったんですけど太腿が上がらないのでバナナの皮で滑って転んじゃってる人みたいな絵面になってしまった。

頭部は非常に格好よろし。額当ては角度が付けられるんですが、最大に倒しきるよりも気持ち浮かせた方が目がはっきり見えるので良いかも(上の画像は最大に倒しきってます)。

頭頂部がクリアパーツなので集光ギミックある筈なんですが殆ど光りません。が、真上から強い光充てて目の奥覗くと青く光っているのが微かにわかるので完全に集光が死んでいる訳ではなさそう。新版のサンダートロンの方が若干若返ってるって評判なんですが、個人的には一寸奇妙な形状の額当て(イカっぽい?)とはっきり口元が見えてるスカルプトがなんとなく老人感増し増ししててこっちの厳つい顔の方が爺ではあるけど強キャラ感あって強そうに思えます(※個人の感想です)。

新版サンダートロンは海外版買った誰かが肩から爪露出させることが出来るか試してほしいなー