変圧器たち

へんあつき-たち

トランスフォーマー スタジオシリーズ SS-120 ナイトバード

オルトモードは実車そっくり!あと、これは意図した訳ではないんでしょうけど、リアタイヤがはめ込みの遊びでネガキャンついちゃっててヤン車感増してるのが個人的に Good です。

パッケージのデザインは多分コンセプトアートを使っていると思われ、劇中の姿とはちょっと違っているような気がします。

オルトモード:

日産のライセンスを取得しているだけあってオルトモードはかなり劇中に似ています。

日産スカイライン R-33(BCNR33)のオーバーフェンダー仕様でオーバーフェンダーの形状やボンネットのエアスクープ位置、特徴的なカスタムバックミラー(ドアミラーではなく運転席付近のボンネット上に設置)などサイズや成型の制限はありますがその限りで非常に似せて造形されています。散々擦られてますが BCNR33 1995年1月発売ですね。

リアウィングはスケールと素材の都合でかなり太ましく造形されていますが構造や形状は極力似せられていると思います。

リアウィングは流石に一体では抜けないので別パーツ化されていて、これは取り外すことも出来ました。リアランプ周りなどはかなり忠実に造形されており、ボンネット部分の「GT-R」のエンブレムもモールドされています。これはええですね(´^ω^`)

テールパイプが結構上から出ているようなモールドがあるんだけど、本当にプロップカーもこんな上から生えてるんですかね?今回武器の刀はオルトモードで車両底面に配置されて、その柄の尻がリアフェンダー下部から少し覗いているので、これをテールパイプに見立ててるのかな?と思ったんですけど。

ウィンドウはかなり透明度の高いクリアパーツですが、プロップカーは殆ど中が見えないスモーク貼られていたのでクリアブラックの成型色でも良かったんじゃないかな?と思いました。

フロントグリル中央にはプロップカーと同様テラーコンのインシグニアがモールドされており、メタリックパープルで塗装もされています。

底面。変形パターンはかなりの部分でメインラインナイトバートと共通していますが、非常に面倒くさかった太ももの回転収納などが変形しやすく改良されていました。

RotB ナイトバード玩具との比較。サイズは全車同じくらいですが車種が全部違う感じですよね。クルっとチェンジは日産車じゃない感さえあります。オルトモードは圧倒的に SS-120 が素晴らしい出来栄えですね。

ロボットモード:

頭部はバイザー部分が念願のクリアパーツ化されたんですが、その副作用でヘッドパーツがちょっと大きく見えるようになってしまって等身が低く見えちゃう原因の一つになっています。又胸部幅詰めのギミックが搭載されましたが、幅詰めした分バンパー部分が縦長に見えちゃってちょっと劇中と違う感出ちゃってんですよね。RotB の劇中ロボットデザイン、ビーもそうだけど車両ボンネットが多分実車よりも小さいんですよね。ナイトバードはエアロパーツにゴールドの差し色が使われてて、それが悪目立ちしちゃってるというのもあるし、玩具的にはここが分離してどっかに隠れてくれれば胸部もっと似たんじゃないかと思います。

そして背負いもののデカさよ。糞デカ背嚢背負い過ぎ感ありますね。そしてピヨピヨ羽根。この設計なら収納考えてもこうしかならんのは理解できるし、メインラインの焼き直しみたいな変形パターンであることから考えても相当スケジュールきつかったんだろうな、というのも判るのでこれがベターな選択肢だったのは理解するんですけど、いかんせんピヨ過ぎるんですよ。

太腿に直結した車体サイドのガワはここにある必要ないのでどうにかそれらの一部を使ってウイングにするとか期待ではあるんだけど、Ver.2 とかなさそうだしな(´・ω・`)

その他にはメインラインと比べても脚がちょっと短め、とか準備不足感が微妙に見え隠れしちゃってるんですけど個人的に一番気になってるのは正面から見たら頬骨が目に見えちゃう造形かな。ここはオリジナルに忠実で、発光アイがバイザーごしに見えるべきなので造形としては絶対正しいだけにどうやったらいいのか判らんん。ムービーマスターピースでリベンジして発光目備えるくらいしか解決策判らんですね。

対策としては私がもっと「頬骨である」を意識してそう見えない位迄に脳を鍛えるしかないですね。一寸下からのぞき込むとちゃんとオレンジ色の眼がモールドされていて塗装までされているのが判るだけに残念過ぎる。しかし1話限りの TF でさえないゲストロボットから随分出世しましたよね。

彼女が G1 ナイトバードと同キャラではないにしろ、そこからインスピレーションを得ているのは腹部にしっかり星モールドがある事からも推定できます。

可動はまあまあ秀逸。メインライン版同様に腰のガワと背負いものが干渉しますが、SS では腰のガワが若干小型化されているためメインラインよりは腰回転できます。

ピヨ羽根が目立ち過ぎんだよなあ。。。価格に対してコスト制約が厳しかったのか、刀は、オルトモードでリアウイングとして用いられるという制約故に脇差みたいな短さになってしまったメインライン版に比べると長いんですが、それでもちょっと短めなのでせめてあともう 5mm 可能なら 10mm 位は伸ばしてほしかった。オルトモード底面への搭載に支障がない程度に。それとやっぱり二振欲しかったですね(アドオンへの誘惑。。。)。

立膝可能。メインライン版と同様膝関節が左右2か所ずつあります。又それらを使って獣脚っぽい逆脚にすることも出来るんですが、一層脚が短く見えちゃうのでメリットはないです(微妙なS字立ちみたいな感じに使うといい感じかも)。

取説では、刀は太腿に接続されているサイドスカート部分に固定して帯刀風にするか、または背負いもの上部(ピヨ羽根の付け根辺り)に横向きに固定するよう指示されていますが、背中と背負いものを接続する隙間に差し込んでおくことも出来ます。劇中再現的にはこっちなんですが、やっぱり二振欲しいですね。

メインラインではリアウイングの支柱を君合わせて手鉤武器を構成していましたが、スタジオシリーズ版ではモールドで行減されています。ちょっと目立たないですけど劇中でもこれを駆使したシーン無かった気がするのでまあええか。

スタジオシリーズ恒例の背景台紙はノアとエレーナが最初にテラーコンに襲われた博物館の屋外に展示されていた石柱ですが、ここはエリス島国立移民博物館という場所らしいんですが、少なくとも現在はこんな柱は存在しないようです(金属エイリアンに破壊されて撤去されたのかもしれないですけど)。

サイズ的には丁度よろし。

他のビースト覚醒版ナイトバードたちと。

ピヨ羽根は簡単に引っこ抜けるので劇中再現してみました。難しいわ。。

ようやく三悪揃ったぞ!という記念撮影。劇中ではここ迄サイズ差ないのでもうちょっと大きめサイズのナイトバードは欲しいですねえ。。しかし出せるシリーズがない(ThirdPartyに期待するしかないのかしらん)。

総じてプロポーション等に不満が無いと言えばうそになりますが、玩具としての魅力はしっかりあるので