変圧器たち

へんあつき-たち

ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマーアゲイン BWVS-03 瞬速の対決

瞬足の対決って変換しちゃうとキッズ大人気スニーカーみたいですが「瞬速」ですって。変換候補に出てこないんですが。オリジナルは 「VS-3 最速の対決 チータスVSワスピーター」だったのでそれよりも早い感じって事なんですかね。

この当時玩具の対決セットオマージュのインナースリーブは物凄く評判良かったですけど、私は箱捨てる派なんですがちょっと勿体ない気がしてるんですよね(´・ω・`)どうしたものか。

さて、私はトランスフォーマーキングダムチーター(Cheetor:チートア)のリカラー/リデコを買わずには居られない呪いが掛かっているので本セットも買ってしまった訳ですが、セットのどっちも単なるリカラーなので玩具的魅力にはひとつも新規性がありません。

チータ

国内では現在チータスとチーターで表記揺らぎが発生していますが、今回のセットの場合パッケージや取説では「チータス」で統一、テックスペックカードでは「チータス(チーター)」と表記されています。個人的には動物のチーター(cheetah)と綴りが違う(cheetor)ので、ビーストウォーズ放送当時当たりの海外版の名称として使われていた「チートア」呼びにして欲しい希望があるんだけど、発音的には cheetor で「チーター」だ太t利するんですかね?

KD-03 チーターから始まったこの型、ロボットモードで肩回りの形状が非常に独特なのと、ガットガンを装備していない(出来ない)ので決定版とは言えないのでは?と常々思ってんのでいつか Deluxe Class で完全新規出してくれと願ってんだけど、まあ暫くは無理そうですよね。私が生きてるうちに出てくれるか知らん(´・ω・`)

今回のリペイントで恐らく6体目。過去のラインナップは以下の通り。発売順全然覚えてないのでタカトミ公式とか TFWIKI から日付引っ張ってきたけどちょっと怪しい感じはあります。

2021 トランスフォーマー キングダム KD-03 チータ
2021 Transformers Kingdom WFC-K31 Shadow Panther
2022 Transformers War for Cybertron Cheetor Netflix Edition
2022 Transformers Legacy Nightprowler
2022 【タカラトミーモール限定】エージェントラヴィッジ&ラヴィッジ

trans-formers.hatenablog.com

ビースト覚醒メインラインチーターは完全新規ですが変形パターン的は KD-03 を踏襲している気がします。その上ガットガンも内蔵可能なのでホント KD-03 型は惜しいのよなあ。まあ好きですけど。

ビーストモード:

全身の斑パターンも一新されており印刷用の版が一新されているようです。最大の特徴は黒目あり。

口腔内も丁寧に塗り分けされていて非常にコストがかかってる印象なんですが、ボディは基本成型色で口吻部から胸部までが明るい色で塗り分けられているのは KD-03 とそう変わらない為、ぱっと見でなかなかリッチさに気付かない勿体なさがあります。

後流石に結構金型使いまわされていてちょっとガタが来てる感じがありました。顕著なのは首周りのここに隙間が生じちゃってるトコですね。あと、前脚の肩部が若干緩くなってきている気がします。まあどっちも個体差って可能性もありますけど。その他見た限りはナイトプローラーで使われてた型と違いはないように思われます。

ナイトプローラー以外はちょっとしまっちゃったので、今回比較対象はナイトプローラーのみですけど、個人的にはビーストモードの顔の印刷については黒目は無くてもええのでは?と思います。別に劇中のデフォルメチーターヘッドに似てる訳でもないですし、元玩具だって黒目ない訳ですし。個人的には涙ラインも以前の印刷パターンの方が好みです。が、こうやって黒目ありなしで並べちゃうとナイトプロウラーの方が真仮面ライダーの変身途中のダミーヘッドみたいに見えてしまうではないか!

引きだとあんまり変わらない感じ。今回の BWVS-04 版の方は尻尾の先まで斑が細かいんですが、実際のチーターはナイトプローラーの方みたいに尻尾の後端は斑が大きくなってるパターンもあるみたいなので特段リアルになってる感じも無かったり。

ロボットモード:

ロボットモードの塗装はかなりリッチ。頭部はフル塗装だと思います。後頭部のブルーも塗ってますよね?元の KD-03 もまあまあ塗装箇所多いんですが(Netflix エディションやナイトプロウラーは脛付近の塗装が省略されてるのでそれらと比較してですが)、それに加えて前腕、太腿部分にも塗装が追加されています。

又、殆ど見えませんが背負いもの部分の金パーツもモールドに塗装されている上に、劇中 CG 通り裏側にも斑が印刷されています。これで形状がもうちょっと似てたらね……

とは言えそもそもキングダムは劇中そっくりロボットモードには拘っておらず、ビースト系は劇中と違っていてもまあまあリアルなビーストモードな造形がテーマになっていたような気がするのでロボットモードの形状も必然として劇中そっくりという訳にはいかんのですよね。

ロボットモードで動物ヘッドの黒目は正面から見ると違和感ないんだけどちょっと斜めからになると頭部形状が非常に立体的なのでちょっと違和感出てくる角度がどうしても出てきちゃうので良し悪しですね。

チータスの変形する立体物としては(胸ダミーだったとしても)マスターピースが現時点では決定版と言っていいほど劇中のイメージをとらえており、キングダム版はサイズやコスト的にそこを目指せない(目指さない)故、新たな変形トイデザインとして設計されたのがこの型なんだと理解しているんですが、それは例えば膝下のデザインなどに表れていて、非常に立体的な造形になっていて塗装が無くても映える形状なんですよね。アゲインはその企画からしてアニメカラーの再現よりも当時玩具カラーの再現を目指すべきだったのでは?とか一瞬思ったんだけど、そうしたらあれか、塗装的にそんなにリッチにならんから特別感出ないのか。マーケティングは難しいですね!

何が言いたいのかというと、この型のチータスは塗装が豪華でもちょっと省略されていても玩具的な魅力はそんなに変わらんのでこれからも新しいのが出ちゃったら買ってしまいそうという事ですね!

ワスピーター

オルトモード:

キングダム版の KD-20 ワスピネーターも十分素晴らしかったので大きく印象変わっていないんですが、複眼や翅のクリアパーツがパープルからブルーに変更され、グリーンのボディカラーは若干暗めの成型色に変更されています。又蜂の腹などの黄色成型色+黒塗装だった部分が黒成型色+黄色塗装に変更されており、前提的に色味が濃くなっています。複眼や翅は劇中ではパープル寄りのカラーリングだった気もするので劇中カラー再現だったらここの成型色は買えなくて良かったのでは?という気もしますが、全体のカラーバランス的には今回の配色の方が「リアリティ」がある様な気がします。

キングダム版と比較すると若干彩度が低い感じ?けど腹の警戒色はよりくっきり締まった色合いになっているので単に彩度低くなってるだけでもないですね。

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腹の警戒色ですが、今回のアゲイン版は本来黒いはずの箇所が一部イエローで塗装されており、ビーストモードだと模様が不自然になってしまっている箇所があります。これは多分ロボットモードの太腿としての見栄えを優先したのかな?と思って居ます。

ロボットモード:

イエローの色味がビーストモードの腹部の完全に近いイエローとそれ以外のやや赤みの入ったイエローで塗り分けられています。又頭部や太ももの塗分けが変更されてあり、今回のアゲイン版の方が購入感があります。

あと特筆すべきは割れた蜂頭の断面が劇中同様イエローに塗装されています!芸細!

オプティックは相変わらずよく光りますね。ブルーアイもなかなか。

並べてみても画像だとそんなに違いが判らないかも知れないですね。個人的にはよりかとうけんそうさんボイスっぽいのはキングダム版な気がします。