G1 スタースクリームって玩具的にはさあ、最初の玩具が基本デザイン完成させちゃってるんでもうあんまりやりようない感じするんだよね。勿論可動とかスタイルとかで進化はしているんだけど、パーツ配置とか変えようもないので変形もvariationにしかならないというか。新規性が難しい。という訳で変形スキーとしてはあんまり興味ない玩具なんですが、2006 年の時点ではリメイクというよりは全然別系統の G2 Advanced Tactical Bomber Megatron (テスト販売のみ)の奴とこっちも全然別系統なマシンウォーズ版はありましたが、あとは G1 オリジナルの再版的な奴とその縮小版である極小変形の奴ばっかりで Classics より前に発売された G1 スタスクのリメイクと言える奴はロボットマスターズ位しかなかったんですねえ。ロボットマスターズは手触りが好みじゃないので全部売っちゃったからな……
ロボットマスターズは置いといて、そうするとこれが私にとっては最初にちゃんとリメイクされたスタースクリームという事になるんですが、同年に悪名高い死体カラーの MP スタースクリームが発売されて、私は MP スタスクは変形玩具としては良さそうって思ったんだけど、 TF 玩具っぽさが薄かったのでこの時は Classics のがあるしな、みたいな納得の仕方してスルーしたんじゃなかったっけ?いやどうでも良いんですがその割にこれに対する印象が薄い。
他のアースモード組が G1 のオルトモードデザインから大胆に変えてきていてもの凄いフューチャー感あったのに、おまえさんは F-15 のままかい!っていう残念感はあった気がするんだよなあ。なので G1 デザインのスタスクはあんまり興味ないんですが、ベイバーススタスクは変形前後が同じモチーフなのに毎回変形パターン変えてきていて、そういうのは大好物なので結構買ってました。
オルトモード:
という訳でオルトモードは特に面白みもなく F-15 イーグルに変形します。よかった探しをすると軟質パーツがノーズコーンにしか使われておらず、主翼も尾翼も硬質パーツ。各部も必要な強度でロックされるので非常にかっちり感あります。
ちょっと変わっているのは着陸脚が機種部分になく、ロボットモード胸部のエアスクープのモールドが展開してタイヤに見立ててるトコでしょうか。こういうのは好き。
キャノピーは開閉しませんが中のディティールは作りこまれています。
主翼がロボットモード時の見栄えを考慮して若干アレンジされていますが、それ以外はかなり実機に忠実に F-15 を再現できているのではないかと思います。
裏面。すべてのしわ寄せがここに!ロボットモードの諸々が配置されているのが判りますね。ナルビームはスプリングによるミサイル発射機構付きのものなのでかなり大型です。
普通に遊んでてこの角度で見ることは殆どないと思いますがロボットモードで機種が収納される部分は空洞になっているのが違和感というか、「こいつロボットになるな?」感が隠しきれてない感じあります。
今となってはフィギュアスタンドのアームをこの隙間にねじ込んでオルトモードを飛行姿勢で飾れるという利点にはなります。でもガッチリ固定される訳じゃないから長期間この状態で飾るのはちょっと怖いですけども。
ロボットモード:
G1 スタースクリームとしては文句なしのデザインなのは間違いないんですがちょっと面白みに欠けるというか、変形パターンも大筋でロボットマスターズに似てる感じです。スタスクはナルビームの差し替え必要だからねえ(MP-11を除く)。変形はロボットマスターズに比べても断然に楽しいものになっていますが、可動はそれほど改善されておらず、Classics Bumblebee 以上に変形を楽しむ玩具になっています。
頭部メット形状は少しギャラクシーフォーススタスク入ってる感じ? G1 よりも洗練されてる印象があります。変形の都合で首は軸関節のみ。ちょっと首が短いのが残念ですね。
後頭部から機種部分がアームで接続されて後頭部方向に配置されるんですが、これが左右首振りのレバーっぽく使えます(意図した用途かは不明)。
一応フルポーザブルですが可動範囲は限定的。ナルビーム付けたままだとナルビームを構えたポーズは非常に限定的で、少しでも前方に向けると主翼に干渉してしまうので主翼を傾けるしかありません。
なのでナルビームは外して手持ちの方がこのスタスクに関しては良いかも知れないですね。
巨大ナルビームは見た目は滅茶苦茶格好良いんですが。
ジェットロンのリーダーですので当然恐ろしい数のリカラー、リデコが派生しています。その総数は数えてませんがジェットロン全部出す勢いでリカラーリデコ出すようになった最初の型のような気がしますよ。