個人的にはハッピーミールトイに毛の生えたような変形感でロボットモードのポージング性能は壊滅的なんですが、ビーストモードでは四肢肘膝に関節あって結構動くオルトモード優先デザイン玩具ですね。設計は( TFWIKI によると)蓮井章悟さんのようです。
簡単すぎて紙類未開封でしたわ(箱はとっくに捨て済み)。和名の「サイドス」は当代のみ。英名は「Backstop」ですがこっちは 2008 年の Transformers: Universe で発売された Mini-Con Class 12 Pack の中の 1 体で同名のキャラクター)が存在するようです(2010 年の無名のトイライン ”Transformers (2010)” で店舗限定品としてリカラー版が発売されているようですが、玩具としては同じ型のものなので、これについては同じキャラクターとしてカウントしています)。
「サイドス先生」って単語は知ってるんだけど番組視聴してないからどういうキャラなのかはいまいち判ってないんですけど、師匠系キャラなのかしらん?
オルトモード:
オルトモードはサイですね。名前に忠実。ボディ表面の梨地状の箇所は皮膚っぽいテクスチャの表現だと思いますが、メカっぽいモールドもあり、単に生物にディスガイズしているというよりはビーストマシーンズ期のキャラのようなテクノオーガニックボディ的なメカ生物っぽい表現という気がします。
四肢は肩股間がボールジョイント、肘膝に 1 軸の関節がありビーストモードでのフルポーザブルを意識している節がありますね。頸の回転軸、尻尾付け根の上下軸も表情付けに役立ちそうです。
尻方向。際の尻尾はこんなんじゃなかったと思いますが。肩関節股関節部分に赤いキャップ状の意匠があり、ちょっとゾイドっぽいですね。
天面底面。変形簡単ですけど、逆に単純すぎてこれだけだとどういう変形するのか想像できないかも。
前脚、後脚は良く動き自立安定性もそれなりにあります。
後脚だけで立ち上がることも出来ます。
逆立ちもイケます。
首を左右にかしげることが出来るので寝姿も再現できますね。当時はロボットモードでしか可動性能評価してなかったんで低水準だと判断してたんですが、これはなかなかポーズの付け甲斐がありますね。
フォースチップはアニマトロスのものが付属。
そしてイグニッション!(最早 CV.水樹奈々になってしまうな……)サイドスのフォースチップギミックである「ブラッディーホーン」が発動します。バネ仕掛けで角がビヨッ!と伸びるんですがこれが結構迫力のある長さで収納時は胴体部分にまで及んでいると思います。
フォースチップを取り付けるとケラトプス科恐竜のように見えますね。なかなか格好いいですね。
変形の都合で「喉から手が出る」を文字通り実践することが出来ます(´^ω^`)
ロボットモード:
この体形を見よ(´^ω^`)
変形パターン的には例えばビーストの四肢を組み合わせてロボットの脚に見立てる辺りにミニコンぽさを感じます。ビーストモードのボディ形状を優先してロボットモードでは左右非対称の胴体になる辺りも。
可動性能として、右腕に肩付け根の回転軸と肘の軸可動、左腕に肩回転軸+上下軸可動と肘の軸可動があります。尻尾の収納用関節使えば左手の中指も可動はします。股関節は前後可動のみ。ごくわずかですが脚部全体を外向きまたは内向きに「捻る」ことが出来ます。しかしこれはプラに負担が掛かるかも。
ビースト時の肩関節股関節部分の赤いキャップ状の丸い意匠はロボットモードでは膝頭を表現するモールドになっているのが上手ですね。この脚部はビーストモードの左右前脚、左右後脚がそれぞれ組み合わさって円筒型の形状を構成した物を 90° 向きを変えて表現しているのでビーストモードの脚の爪とか膝頭とかがそのまま丸見えになってしまっているのでよく見るとちょっと両右足(または両左脚)に見えてしまいます。またビーストモード時の肘膝関節は生きていますがロボットモードでは使い道がないですね。
右側面。真横から見ると説く判らん物体ですが意外にキブルは全くない(全身がキブルで出来ているという見方も出来ますが)。ビースト頭部から直接生えた右腕は手持ち武器が無い事もあって TF 玩具では珍しい開き手固定で造形されていてリアルで生々しいですね。
左側面。こっちは尻と尻尾が変形した三本指の大型クローになっています。せめてこっち側だけでも二の腕にロール軸あればねえ。
背面。ロボットモードの頭部が全く見えないので、随分腰高のサイだな?という風に見えちゃうね。脚部は前述の通りビースト前脚後脚を組み合わせているので前後対称になっている為膝窩側にも膝頭のモールドがあるのはご愛敬。
頭部は非常にシンプルな展開式。耳の辺りの軸でカバーを 90° 展開するとカバー裏側に張り付けられた頭部が現れます。
その為首に可動は一切なく、俯かせても不自然になるので頭部に可動はゼロです。
真っ赤な成型色に額当てとオプティック部分のみ塗装されています。
フェイス部分のモールドは少しだる気味かな?成型色のせいで余計にそう見えてるだけかもしれませんが。
よく見ると口元は下顎から上向きに生えた牙が左右に二本突き出しているので色味と併せてちょっと赤鬼感ありますね。
可動性能の全て。ロボットモードはポージングを楽しむ玩具ではないですね。
最大躍動感(私のセンスではこれが精いっぱいでした……)。
フォースチップギミックはロボットモードでも当然有効でブラッディホーンが発動しますが、真横にしか向けられない為、ロボットモードではこれも持て余しますね。
尻尾の可動軸を使って中指を立てることが出来ます!これ二の腕にロール軸さえあれば前に向けることも出来るんだけど!まあ、一瞥もくれないで横の敵に中指立てる感じ、ガン版スーパーマンに登場したガイ・ガードナーのグリーン・ランタンっぽいといえるかもね!(時事ネタ)