変圧器たち

へんあつき-たち

Transformers CROSSOVERS HUMAN TORCH

ヒューマントーチ、直訳すると「人間松明」ですよね。英語ネイティブ圏の人は ”HUMAN TORCH” って聞いた時どういうの連想しちゃうんでしょうか?もちろん今となってはこの人が連想されるんだろうけど、彼がまだ存在してないとして!いやいやいや、人造人間のオリジナルヒューマントーチも存在しないとしてですよ?なんとなく「人間燭台」みたいなのイメージしちゃったりしないんでしょうか?灯台鬼!見た目通りの熱血漢ってよりもおどろおどろしい怪奇小説が似合いそうな雰囲気だったりするのでしょうか。

そう考えたらファイヤボーイってネーミングの方がヒーローっぽくて素敵ですよね。番組名が「宇宙忍者ゴームズ」だとしても。私の世代は断然そっちですがこの玩具はヒューマントーチです。

オルトモード:

オルトモードは炎を纏ったジェット機主翼長がやや短く非常に特徴的なシルエットで一見タックファルコンに見え……ないですね。もとへ。非常に特徴的なSF戦闘機にトランスフォームします。両翼の下にバネによる発射機構を備えたミサイル発射装置が備わっていますが、これが取り外し不可なのはちょっと珍しいと思います。

翼端とかジェット吹き出し口の炎のエフェクトが非常に美しいですね。

着陸脚的なパーツは一切なく、これは発売当時は結構文句言われてた覚えがあります。コストダウンでむしろ格納可能な着陸脚があれば褒められる昨今からは考えられない時代ですねー。

ロボットモード:

胸部の「④」がボタンになっており、変形工程の最後にここを押してやることで頭部が飛び出し胸部のプレートが左右に開きロボットモードが完成します。

私の個体では左目に銀塗装のハネがあったり、頬に瑕が入ってたりとちょっとハズレでしたが頭部のメカアレンジはクロスオーバーズの中でも結構いい感じのイケメンではないでしょうか。

ヒューマントーチ自体が全身炎に包まれたデザイン的な特徴は大してないキャラクターなので仕方がないんですが、頭部がバンダナっぽい意匠になっちゃってるのでエアロビしながらシュールギャグ繰り返してたふかわりょうに見えなくもない。胸元から炎が立ち上ってる感じは格好いいですね。

この胸部は各部を動かしているときにちょっと頭を触って押し込んでしまうと直ぐに閉じてしまうので撮影用にポージングとか取ってる時は非常にウザい事が判りました。

ロボットモードは胸元と頭部に炎の意匠があるくらいで全身はそんなに炎感無くボディカラーで燃えてますよ感を出している感じでしょうか?

変形パターンは機首が背中に回ってその部分に期待後半部が変形した脚部が来るというちょっと面白い感じ。

膝関節はこれが精いっぱい曲げた状態です。もう全然曲がらん。肩関節も非常に特殊。

肘はこれが目一杯曲げた状態。全然曲がらんの。という訳でポージング自由度は全然低いんですがこのシリーズは奇妙な魅力があるんですよねえ……

背中に割った機首を収めるんですがこの正位置も全然判らなくって、試行錯誤していい感じに収まったのがこんな感じです。

欠点は多いですがまあまあいい感じのポーズをつけられたのでヨシ!