なんだか酔っ払いみたいな名前ですが、海外版では SkyShadow 名義で別キャラ扱い。ドランクロンの方が成型色が1色多いのでロボットモードではそれが効いてメリハリあるカラーリングになっていますが、ビーストモードのカラーリングは海外版の方がまとまりある上に頭部に派手な模様が塗装されているので格好いい気がします。
こちらのビーストモードの配色はなんとなくデストロン怪人を連想しちゃうのよね(ミサイルヤモリ)。ビーストモードは2種の動物が混じった異形のブレンドロン(FUZORS)でドランクロンはトカゲXトンボです。
ビーストモードの背中に昆虫の頭部らしきモールドが(逆向きに)あり、異形感を醸しています。
ビーストモードでは二の腕と太もものベージュがちょっと邪魔。後脚はロボットモードの脚部と共通なのでよく動くのは当然として、前脚も肘関節、手首の関節があるのでビーストモードでもポージング自由度が高い。この前脚はロボットモードでは割と持て余すのにゴージャス。口も開閉可能。
前半分と後脚がトカゲ、後半分がトンボというデザイン。羽根は畳んだり展開したりで表情付け可能なんだけど、ロボットモードの右腕になる側の羽根の形状がちょっとトンボっぽくないので昆虫側のモチーフが判りづらいかも知れない。
ロボットモード三面図。上半身は結構珍しい変形パターンで、初見殺し。ビーストモードの頭部と一対の羽根部が両腕に変形するんだけど、これを90°回転させる方法が一見して判らないと思います。
ロボットモードの頭部は口にミサイル装着させたビーストウォーズⅡでは割とお馴染みの異形でC-13ビッグホーン、C-17ビッグモスに似る。また胴体腹部から胸部に畳まれたトンボの翅はC-19トンボットに似る。
左手はビーストモードの頭部だが、その裏側から三本爪が生えており、単純に頭部手首ではないのが良い。右手はトンボの翅が展開してハサミ状の武器を構成する。
口のミサイルを外すと、異常に発達した下あごに鋭い歯が生えており、なかなか凶悪な面構え。他のフューザー戦士もそうだけどモチーフが判らないけど生っぽい悪人顔ですね。
首もぐりぐり稼働するのでポージング自由度は高め。発達した踵を持っているので自立性も高い。
腰回転もあるんだけどビーストモードの前脚を畳んでる都合でロボットモードのポージングには使えない感じ。ビースト前脚の処理をどうにかしたら腰可動出来そうな気もしますが今回試してみませんでした。
ブレンドロン3体の中では比較的地味なデザインですが、これはこれでなかなか味があると思います。