変圧器たち

へんあつき-たち

トランスフォーマー レガシー TL-16 デッドエンド

紛うことなきデッドエンド顔なんですが、特徴的なフラットで直方体な胴体がアレンジされて胸板の幅が広めになっているのでマッチョな見た目になってて、設定画準拠のサードパーティ製品には無い格好良さ。まあオフィシャルですからね。

フルポーザブルですが関節角度は昨今基準では曲がらない方だと思います。関節の位置が適切なので適当にポーズ付けてもまあまあ決まるんですが、立膝的なのとかは無理。肘も 90° はギリ曲がらない感じ。

あと私の個体は股間と足首が緩くて股裂きし易かったり、後ろにコケ易かったりなかなか難儀な奴でした。

変形パターンについて、上半身は肩の幅増し部分を上の方で纏めて両腕を側部に纏める感じ。この時に左右肩パーツを移動させるためのアーム部分の肉抜き穴がコンバイナーモードでの合体用ダボになってるのも非常に練られた設計で感心することしきりなんですが、下半身、おめーは駄目だ。よくある膝部分に二重関節仕込んでクランク状に畳んで縮めるタイプなのは良いとして、とにかくロボットモードで足首部になる部分をオルトモードの車両後端に勘合させる箇所の合いが悪くて難儀しました。頑張って調整してもこんな感じ。

これストライプある側のかかと部分先端の突起(リアウインドウの部分に刺さって固定する部分)を切り飛ばして逆側の踵と高さのレベル合うようにしただけなので非推奨でし。ただでさえ外れやすい固定部が一層外れやすくなるので。

アドオンベンダはウイング拡大(つま先部増大)じゃなくてちゃんと調整されたつま先パーツとか出してくれないかしらん。色味合わせるの大変か。

緩いのも主に下半身に集中しているので設計というよりは金型の調整が上手く出来なかった感じかもしれないです。

巣立ちは一見して格好いい。最初にも書いた通りデッドエンドにしてはややマッチョですが、このマスク顔に似合った体形だと思います。

オルトモードのリアウイング部分がつま先になるので前方への張り出しは極小。踵は張り出してますが造形の制限で足底幅の 1/3程度のサイズとなります。

後ろから見ると、ボンネット部を丸ごと背負ってて、ヘッドライトが目に見えなくもないので、なんつーかちょっと二頭身キャラに見えてくる様な。

G1 デッドエンドはアニメ準拠なら脚部のタイヤは足の内側に配置されるのですが、本玩具では膝下 180° 回転がないので普通に外側にタイヤが来ます(モールドでタイヤっぽい丸みが内側にありますが)。

とはいえ腰と膝下部をそれぞれ 180° 回転させてやれば、脚部タイヤを内側に配置することが出来ます。膝下の左右の厚みが非対称なのでハの字立ちしか出来ないとか足首の横方向の可動が死ぬとは、何より見た目で腰部がネジだらけになったりはしますけどね。

武器はこれまでのスタントロン手足組と異なり、グリップ上下のジョイントが左右とも凸なので無限連結出来ません。大型武器の都合とかだったんですかね?謎の仕様。

肘部と脛部に 5mm ジョイントがあるので武器は手持ちさせないときでも本体に装備させておくことが出来るんだけど、どの位置でもなかなかに不自然なので普通はそういうことしないですね。

オルトモード:

フロントはかなりのポルシェ928。ただしリアはそれ程似せられていません。我が家の個体は尻周りの収まりが非常に悪く、未加工時はこれ位隙間が空いてしまってました。

コンバイナーモード:

今回のコンバイナーはメナソーに貼りついてるだけって思ってたけど合体するとやっぱり格好いいね。