変圧器たち

へんあつき-たち

Transformers R.E.D. Prime Arcee

という訳でしてね、もう劇中そっくりプライムアーシー欲しい欲しいの病に罹かってしまったのでもう止まりませんわ。地雷の評判は承知の上で Transformers R.E.D. のプライムアーシーをポチってしまったのですよ。

というかですね、前回1念願のハンターアーシー(あれはアレで最の高です)を手に入れることが出来たんですが、それだけでは満たされない劇中アーシーへの渇望を埋めるべくこりゃもうREDも買っちゃうしかねえべや、と思い立った時に Amazon で3990円になってたんですよね(今見たら5480円になってました)。R.E.D. のプライムアーシーは当初国内では6000~8000円台位の価格設定が多かった気がします。海外の並行販売屋さんでも USD $40 ~ $60 台で売ってたみたいなのでまあ半額位で買えたという事で。Wal-Mart限定品ですが、そっちだと USD $20 位の商品みたいですけどね!

R.E.D. は Robot Enhanced Design の略のようですけど何がエンハンスドなにかは良く判らんシリーズですね。劇中そっくり度なら納得ですが。

内側の台紙が図面っぽいデザインで格好良かったです。非変形フィギュアなので早速ロボットモードのお姿です。

全高は凡そ15.5cm位なのでぴったり 6 inch サイズですね。見ての通り劇中デザインそっくり。しかし素材は PVC の様な軟質プラ。リボルテックとかあんな感じの質感です。私はてっきりアクションフィギュアかと思ってたんですが、アクションフィギュアとするとあまりにも可動範囲が少なく狭い。多分これは見た目優先という事なんだと思うので基本的にこれは「多少ポーズを変えることが出来るスタチュー」という位置づけの玩具だと思います。

日本の超可動フィギュアに慣らされた弊害かも知らんおですけど私は今回劇中そっくりアーシーが欲しかったので寧ろウェルカムです。あースポーンとか!ああいう感じの奴(にしては可動範囲多いですね)みたいな感じですね。

軟質なので私の個体にはいくつか製造上の欠陥がありました。上の画像で言うと背中から生えた右側のウイングが、多分ダボが奥までしっかり嵌ってない状態で接着されてしまっているせいか基部の青いパーツが少し浮いてしまっていて、その影響でウイング先端部の左右の高さが違っちゃってます。

あとは指パーツ。このアーシーにはオプションで劇中でもよく登場した腕変形ブラスターが付属しているんですが、他の手持ち武器はないにもかかわらず、標準の手首パーツが何故か銃を握ってトリガーに指を掛けているようなポーズのものなんですが、その右手首パーツの人差し指が付け根から妙な方向にひん曲がって接着されていました。

背中のウイングと腕変形ブラスターは開封時にはひん曲がってたので熱湯に漬けて癖取りしています。

凄んげえ似てるんですけど、例えば腰回りのパーツはかぶさってるだけでどこにも固定されていない、腰回転が無い、膝の関節のロール軸が割とゆるゆる、関節が癒着しちゃってんのか、実は関節じゃないのか良く判らない部分がある、等まあ駄目なとこも沢山あるんですが、簡単にポーズ付けて置いて眺めたら劇中のアーシーが目の前にいるので満足感で同でもよくなる。で、手に取ると駄目なところが目について……という無限ループが楽しめます。

頭部はもう「本物」ですわ。そりゃジャックの母ちゃんも息子の性癖(誤用)を心配するわ。プライムキャラは明示的に鼻が省かれたデザインで当初こそ違和感あるんですけど視聴し続けているうちにこの顔が好きになってしまうんですよね。

そうはいっても印刷のスクリーン目が一寸荒い。こうやってアップで撮影すると印刷荒く見えますが、肉眼ではそんなに気にならないレベル。まあ老眼始まっちゃってる高齢者だから気にならんって可能性はありますけど。

胸部アーマーは取り外し可能。これは構造上外れる、ではなく取り外し可能なんだと思います。ディティールあるし。どうしてそんなに性癖(誤用)を歪めようとしてくるのか。とは言え胸は胸部装甲側になるので外すとつるぺったんです。私は晒し巻いた胸っぽいなと思ってしまったので寧ろ(略

この胸の下、わき腹辺りの分割線が可動軸っぽい気もするんですが僅かにガタつく程度で全然角度付けられない。遊びなのか、関節が癒着しちゃって固くなってるだけなのか判らんので怖くて触れない。首もほんのわずかに上下動するものの、これも怖くてあんまり触れない感じですね。R.E.D. は海外でプライムノックアウトの破損が多い的な記事読んじゃったので怖くて。手首の交換軸も非常に細いので折っちゃいそうなのよね。

腕の可動に関してはプライム期の玩具程度には可動するかもしれません。腕組みっぽいポーズが可能。

脚部は厳しい。膝は90度「近く」までは曲げること出来ますが、太腿部分の可動が非常に厳しい。足首はつま先のロール軸のみ。開脚とか前後とかはこの程度が目一杯に近いです。

武器の腕変形ブラスターは差し替え式。ちょっと上下を覚えていないのでこれであってるかどうか。一応パッケージ裏を確認して同じ向きにしていますが。

腕ブレード。ファーストエディションアーシーにも付属の武器ですが、向こうは非常に巨大化していましたが、こっちは劇中サイズに近い。下腕のスリットにタブを差し込んで固定します。

このブレードに取り付ける専用の「ブン回し残光」エフェクトがあるんですが、武器と同じ薄いグレーの成型色なのでなんのこっちゃらちょっと良く判らん、なんならブレードが溶けちゃってるみたいに見えてしまうので、多分使う事ないと思います。

パッケージ裏ではダークエナジョンキューブと同じ成型色のクリア素材だった筈なんですが(´・ω・`)

ダークエナジョンキューブ。丁度いいサイズなので色々重宝しそう。

付属品一覧。拳や腕変形ブラスターの取り付け軸は非常に細いので破損注意で取り扱いが必要そうです。

トランスフォーマー Go! 版ハンターアーシーとの2ショット。ハンターアーシーも Deluxe Class としては小さめですが、頭一つ分位の差があり、 R.E.D. 版アーシーは Voyager Class の小さめ位のサイズだと思いました。

プライムアーシーと言えばアオリですよね!将来的なベタつきが怖いアイテムですが、プライムアーシー好きにはマストのアイテムだと思います。買って満足。愛でて納得。


  1. ここで冒頭の「という訳でしてね」を回収。

参乗合体トランスフォーマーGo! G22 ハンターアーシー

ファーストエディション アーシー、あれはあれで非常に美人なんだけど、ちょっとクール過ぎんですよね。そうするともっと可愛げのあるプライムアーシーが欲しくなっちゃって R.I.D. Arcee を求めてしまう訳です。けどまあもうどこにも売ってないんですわ。ガハハ。

海外版が手に入らないなら国内版を買えばいいじゃない?と行きたいとこですがトランスフォーマープライムの国内版通常ラインはシール仕様、マイクロンジョイント増設のリデコでちょっと好みじゃないんですな。

そうすると次に狙うのは Beast Hunters Arcee になるんですがだったら入手難易度も低いしカラーリングもこっちの方が好みだしって事で今回の Go! 版ハンターアーシーが最適解という事になる訳ですよ。開封品なら最近まで結構お安く変えてましたし!という訳でこれはお安く入手できるだろうと皮算用してたんだけどいざ欲しいってなるとなかなか出品されてないのがオークションの世界。ようやっと未開封品が2800円で出品されたけど未開封品はみんな欲しがっちゃうんだって。ちゅ訳で応札14件、6250円でようやっとの落札でございます。しかも送料1500円も取られんの。ブックオフ暴利過ぎじゃない?嫌でも満足よ(´^ω^`)

当時は Beast Hunters /トランスフォーマー Go! の派手なリデコは全然好きじゃなかったんですが、歳取って嗜好が変わったのか今見たらこの過剰なディティールとか糞デカ武器とか滅茶苦茶好きですわ。そういや私ピンクレディーも当時は断然ミーちゃん派だったのが最近はもう断然当時のケイちゃんの方が美人に見えてしまいますし、キャンディーズもミキちゃんの可愛らしさったらないのよ。これが老化なのか……?!

そういう訳なので Beast Hunters でプレダコン全部揃えちゃって トランスフォーマー Go! 玩具は当時一つも買ってなかったからこれが私にとって最初のトランスフォーマー Go! 玩具となりました。

オルトモード:

劇中でアーシーはこんなモデルチェンジしないので、これはあくまでも玩具オリジナルの姿ですね(劇中でハンター化するのはオプティマスだけでした)。ビーストハンターというのは劇中に登場したセイバートロン星の絶滅種であるドラゴンに似た機械生物ことプレダコンを狩るもの、というニュアンスでしょうか。なんでしょうか、ファンタジーに登場するドラゴンキラーとかがドラゴンモチーフなデザインだったりするのと同じような理由でこんな見た目なんでしょうか。

モノとしては RID 版アーシーのリデコですが前述のように全体的にドラゴンぽい意匠が施されており、なんとなく族車とか昭和ヒーローのやりすぎデコレーションバイクの趣があります。

この角度から見たら特にヤンキー感強い気がするんですけど、こんな装飾はヤン車でもみたことないのでどうしてこれで族車感出るのかはちょっと判りません。

フロントカウルの向きはこれが正解。フロントフェンダー前部がすっぱり切り落とされていますが、これはハンターアーシーで追加された大型武器「アルクボウガン」をオルトモードで取り付けるための改修になります。

これが「アルクボウガン」。

この武器の中央部にあるドラゴンの頭部の様な意匠がフロントフェンダーの前部になるという訳です。この武器はオルトモードで正しく取り付ければかなりがっちりと固定されます。最初それが判らずそっと乗せるだけにしてたのでパッケージの様なモードに全然出来ないって焦りました。

これがパッケージに記載のあるモード。横幅増し増しのビークルモードですが、なんとなくギャリバード(アクマイザー3)とかビュビューンカー(超神ビュビューン:急に捻りの無いネーミングになっちゃってね……)を彷彿させますね。

個人的にはボウガンのリム部分を畳んで車両に沿わせた方が好きです。

変形時のリアタイヤの左右合わせ部分が他のどのバイクフォーマーとも違っていて、タイヤパターンの中央のくねくね曲がったラインで分割されるのが凄く良いと思いました。ピン接合よりも合わせやすい感じ。まあこれはこの車両デザインならではのタイヤパターンだから実現できたのかもしれないですが。左右の篏合もピン固定式よりやりやすい気がします。

ロボットモード:

割と結構大雑把な事を言うと変形パターンはファーストエディションアーシーに似ています。まあ脚部とかフロントタイヤの処理とかそういう大雑把な括りの話では、ですが。

ファーストエディションではタンク部分とフロントカウルを組み合わせて胸部を構成するという変形玩具的な魅力がありましたが、こっちはそこら辺が省略されています。省略されてる分胸部は劇中デザインに似ているのでどっちもそれぞれの方向性に於いて良いのでプライムアーシー好きはどっちの型も買わなきゃならんので大変ですね(私は最近になって season 3 迄視聴してプライムアーシーに嵌ってしまったので2024年の今になってこっちの型のアーシーを買う事になってしまいました。当時リアルタイムで見てれば普通に買えたのにね!という反省はありますが、基本「変形玩具」の面白さで買う派なのでこんなことはレアケースですよ……

ついでに言うとノックアウトも滅茶苦茶好きになってしまったんですけど、こっちはリデコのスモークスクリーンがあるので変形玩具としては満足。玩具は劇中のノックアウトに似てないので肩回りそっくりな変形玩具出てくれないかなーと期待しますが多分無理なのである意味安心しています。非変形のREDはちょっと欲しいけどね……

肩部はウイングが背面に移動していることもあり、かなり劇中のスタイルに似ています。下腕がブルーの成型色になっているのも劇中のイメージに近づいています。

但し肩基部はボールジョイントとなっているため、腕を横に広げる動作は90度開かない為可動に制限があります。

頭部可動についてもボールジョイントでぐりぐり動くんですが、腰部側の方がボールになっており、胴体側が受けになっているため、構造的に上を向けないのでポージングにやや制限があります。

これは試していないので何とも言えないんですけど脚部に2本のピンが造形されていて、これファーストエディションの武器を取り付け出来そうなんですよね。下腕側面にも5mm穴あるのでファーストエディションアーシーのブレードそのまま流用できそうな気がします。

ポージングはこんな感じ。ウエスト回転が無いとかまあまあ制限ありますけど割と普通に触ってていい感じにポーズが決まる良玩具です。肉眼だと大体どの角度でも可愛い顔なんですが、っ静止画にするとちょっと角度によってはグレイタイプエイリアンっぽくなってしまうので写真写り悪い方かも知れません。

脚の裾部分が末広がりで特に脹脛方向が後ろに張り出してしまっているので開脚ポーズの方がむしろ決まるかも。

立膝はギリ可能。

バランス取れば片足立ちも出来るぞ!

腕組み的なポーズ。腕細いから楽勝かな?と思ったんですが以外に難しい。

頭部ヘッド。写真だとちょっと「うーん」て感じなのは私が素材の良さを引き出せていないからかもしれません。インターネットで他の人のレビューとかだと滅茶苦茶可愛く撮れているので、実際にはかなりカワイイ造形だと思います。

集光ギミックは非常に優秀。目を光らせた方が可愛いな。劇中の顔と比べるとちょっと幼い感じのロリアーシーですね。

今回の変形パターンではバイクの燃料タンクは背中に配置されるのでこれだけでちょっとしたバックパック背負ってる位の厚みがあります。この後ろに更にフロントカウル部分丸ごとを背負っているので背部のボリュームは結構あります。

オルトモードでの変形時に腰を折るんですが、その時連動して頭部が少し胸部に格納されるオートモーフギミックがあります。

大型武器のアルクボウガンを構えさせるとこんな感じ。結構重いですが各部の関節保持力は程々に硬いので浮かせたまま持たせて長時間自立します。

グリップは可動するので両手持ちの武器として持たせることも可能。

ロボットモードで余剰になっちゃうのが玉に瑕ですが、背中の背負いもののことろに引っ掛けておく事は出来ます。

ロボットモードの時にフロントフェンダーのジョイント部に取り付けると背負いキャノン風で余剰無しに出来ます。

俺変形ですがロボットモード時にリアタイヤを展開して高速移動モードとか。リアタイヤ部分の装飾で自立する事は出来ますが、ポーズは制限されます。

この状態だと前にコケ易いのでアルクボウガンをフェンダー部分に取り付けてウエイトの代わりにしています。普通にロボットモードの時ここに武器取り付けて置けば余剰無しに出来ますね。

これ位膝曲げないと立ちません。

プライムアーシーと言えばジャック目線でデカ女萌えな訳なのでアオリでお別れです。ああー良いですねー。これは良い。

Transformers: Mutant Beast Wars Razor Claw

遂に購入してしまったミュータントビースト!開封済だったけど高い買い物だったわー。ミュータントビースト(Mutant Beast Wars)のラインでは全部で4種類の Deluxe Class 商品が発売されていますが、そのうち Soundwave に関しては開封品で破損してない奴は恐らく存在しないだろうし、未開封品買ったとしても開封できないだろうから諦めるとして、 あと2体を揃えることが果たしてできるのか……

さて、レーザークロウと言えばスペース区切りの無いひとつながりの単語の Razorclaw として、G1 ではプレダキングの真ん中の人としてお馴染みのライオンに変形する人が有名ですね。ビーストウォーズでは蟹ちゃんのレーザークローと メタルス2タイガーファルコンのリカラーで Transformers: Universe で発売されたフューザー戦士が有名ですが、今回の彼は 「Razor Claw」と2ワードで構成された名前をとなっています。

開封品の中古品をヤフオクで競り落としたんですがパッケージは結構程度悪かったです(これはちゃんと告知されていたので納得ずくですよ!)。購入時は殆どもげそうな状態ではありましたがブリスターの一部は台紙に接着されたままだったんですが角が破れてたりして状態はまあまあ悪かったです。しかし本体はほぼ新品同様で、あんまり飾ったりしないで直ぐにブリスターに戻して保管されてたと思われる程度の良さでした。

ミュータントビーストはロボットモードを持たず、2つのビーストモードを持つ突然変異体ですが、このレーザークロウは台紙の説明によると「Raptor/Wolverine」と書かれており、最初にラプターが来るのでこっちがメインかな?とも思うのですがキャラクターイラストはウルバリン(クズリ)が描かれているので、ビーストモード:ラプター/ロボットモード(相当):ウルバリンって事なのかもしれません。

ビーストモード(ラプター):

特徴的な足の親指の恐ろしい爪や前腕等、映画ジュラシックパークで大人気となったヴェロキラプトルがモデルになっていると思われる恐竜です。

左足太腿部に Mutant のインシグニアがシルバーメッキで刻印されています。

頭部はロバみたいな丸い鼻面やデカいサメの様な歯のせいで若干間抜け面に見えなくもないです。

下顎は開閉可能。この角度だとなかなかどうして男前のラプトルに見えますね。

ミュータントビーストとしては不要な機能ですが、この玩具は元々アニモーフの敵キャラとして設計されたものなので、頭部のカバーを起こすとアニモーフの敵エイリアンの頭部が現れます。触角の先がラプトルの両目になっているのが芸細で良いですね。

指が地面に付く位前傾姿勢取らせた方がヴェロキラプトル感出るような気がします。

可動については一応各部関節が可動しますが、そんなに変わり映えのするポーズが取れる訳ではないですね。首の付け根に変形用の関節があり、そこを使う事で遠吠えしてるような姿勢をとる事は出来ますが。

状態起こしたり、股開いたりは出来ますが、ラプトルっぽい姿勢から遠のくばかりなのでなかなか難しいですね。可動部分として特筆はラプトル時の足の親指のパーツで、これが上下に可動するので少し上向きに動かしてラプトルっぽい爪を表現することが出来ます。

ラプトルモードの背中がくぼんでるんですが、これはウルバリンモードの時にラプトルの首を畳む際の後頭部を収納するために設計されているものです。

ロボットモードだ!ラプトルの首を畳み切った時に現れる関節の篏合部分がシミュラクラ現象で顔に見えなくもないのででっち上げたモード。でもそう思ったら腹にも顔が見えてくるじゃんか!

こっちの方が可愛いかも。私にはノースリーブ着た妖精みたいに見えます。

ビーストモード(ウルヴァリン):

台紙のポーズを再現してみようとしたけどもう色からして全然違うし、頭部形状も正面から見たらなんだか全然判らんですね。このモードはウルバリン(クズリ:屈狸)という事ですが、さっぱり似てない。タスマニアキッドのタスマニアデビル以上に似てないかも知れん。

小さな耳、大きな足、辺りは特徴をとらえてると言えるかもしれないですが、前脚だけこんなにデカい訳でもなく。イタチ科の非常に凶暴な生物として知られていて、比較的小さな体躯(体長65 - 105センチメートル:wikipediaより)ですが、ヒグマなどの大型の猛獣にもひるまず襲いかかるとか言われてます。X-men のウルバリンがオリジンでは身長 160cm しかない設定なのはここからきているようです。実写映画で演じたヒューは 190cm 近い巨体なので前評判では非常に不評でしたっけね。

非常に強大な前脚と、貧弱な後脚で独特のバランスですが、不思議と魅力的な造形でとても面白い。変形のアイディアとしてラプトルの後脚をクズリの前脚に持ってくるという発想をよく纏め上げたなと感心してしまいますが、設計はレジェンド江島多規男さんとのことです

へちまみたいな独特の形状の尻尾も特徴的。実在のクズリの尻尾は全然再現してないんですが。尻尾パーツ部分は基本的にラプトルモードと同じパーツですが、この先端部分は 180° 回転して少し哺乳類っぽい尻尾に変換されています。又ラプトル時の長く太い尻尾の大半はクズリの腹部として配置されています。

頭部はこんな感じ。口は少しですが開閉可能。体毛の流れの彫刻はかなり美しいですね。肩(ラプトルの太腿)部分は共用なので爬虫類の皮膚表現なモールドですがそれ程違和感ありません。

この型部分の関節は真横に広げることが可能です。また肩基部には変形は不要な回転軸があります。

肩基部の回転軸で回転させて肩部の裏表をひっくり返すと、裏側には体毛の流れの様なモールドがある為、当初は肩部分をひっくり返す変形を想定していたのかもしれません。但しそうすると手首がひっくり返ったままなので手首のところにも回転軸が備わる予定だったのかな?と想像。あるいは上下逆で尻尾と頭部の位置が入れ替わっていたとかかも知れません。

追記:

違うわ!多分こういう事だわ!!ここの肩のパーツ「だけ」回転さすんだわ!!そうしたらここもちゃんと毛並み再現側が表側になるんだ!流石江島さん、無駄な関節なんてなかったんや!

後脚もちょっと謎で、本乳類として本来曲がる方向にはこれが目一杯しか曲がらないのに、逆方向だと 90° 近く曲がるんですよね。これは単に左右のパーツの取り付けミス的なものなのかも知れないですが。

恐ろしい前腕!非常に不思議な前腕ですが、アフターマンとかに出てきそうな進化した哺乳類に見えなくもない。

爪は外側の物がボールジョイント接続で外向きに可動、中央の二爪は軸接続で上下可動、内側の爪もボールジョイントで接続されていますが、殆ど回転軸として上下可動します。

謎モード。さっきの頭と尻尾を入れ替えたら、というのはこういう感じを想定しています。尻尾に関節足して前に折れるようにしたらカンガルー的動物の頭部に見立てられそうかなー?という想像ですね。今から24年前の玩具ですがセンスオブワンダーにあふれた素晴らしい変形トイでした。あと二つ、手に入るかな……

LED Head Upgrade Kit For Studio series SS-106 OPTIMUS PRIMAL

メーカー不明品ですが私は ebay で購入。3Dプリント製でフルマスク仕様のLED発光オプティックヘッドです。

オリジナルヘッドとは彫刻がまるっきり異なるのでコピーして口部を埋めてる訳ではなく外観も完全に新規造形のようです。表面処理されているのか、非常に高品位に出力できるプリンタ使ってるのか判りませんが、積層跡などは全く見当たりません。

濃いグレーが多分成型色でシルバーの塗装。オプティック部分はクリアグリーンのパーツを後ハメしています。裏側が若干汚ったねえのは私が購入した個体は篏合部分の調整不良で頭部前後の接合部分のタブとスロットの合いが悪く調整したのと、調整後少し緩かったのでタブを太らせようといくつか調整したからですね。表側には影響出ていない筈。当初はこのグリーンのパーツも完全に奥まで嵌ってなくて(と言っても0.2mmとかそのくらいの話ですが)、押し込んだり削ったりしました。

発光ユニットはこれ位のサイズ。幅で7mmない位、高さは5mm強程度、厚さも5mm強程度とこれまで見てきた ThirdParty 製の発光ユニットの中でもは一番小型だと思います。私が購入したセラーは「海外発送なんで電池を出荷できないけど良い?」って連絡来てそれに返信してようやっと出荷準備が始まるという流れでしたが、丁度中国の旧正月に入ってしまってプレオーダー時期の1/26に注文しましたが出荷開始は2/19まで待つことになってしましました。発送されてからは大体いつも通りの輸送時間で到着今回は6日掛かりました(このセラーは早いと翌営業日出荷、輸送期間5日だったりします)。

尚、電池は SR416SW を2個使用。1個500円位するので電池代考慮するとアップグレードキット代金+1000円の出費が必要です。この電池がかなり小さいので老眼不器用には厳しい取り付けでした。

www.ebay.com

上のリンクが私が購入したセラーですが、購入検討している人は「Upgrade Kit SS-106 OPTIMUS PRIMAL」とかで検索すると複数のセラーがヒットするので価格や送料、信頼性などで好きなところから買ったらいいと思います。調べてないですけど多分アリエクでも扱ってるセラー見つかると思います。

取り付けるとこんな感じ。サイズはオリジナルの頭部とほぼ同じなのでサイズに違和感は全くありません。

前半分を外すとこんな感じで発光ユニットが収まっています。このユニットは磁石によるオンオフ制御をするタイプですが、N極S極でオンオフ制御しているらしく、オンの時と磁石の向きを変えないとオフになってくれないタイプのスイッチでした(以前購入した YoloPark PLAMO BUMBLEBEE THE MOVIE : Earth mode Optimus Prime 用のLEDオプティック付きフェイスユニットは同じ極でオンオフできたので構造が違うんですかね)

ボールジョイント接合部も形状が変更されているのか、可動域もオリジナルより広くなった気がします。ボールジョイントの保持力は問題なし。

オフにするとこんな感じ。開口部分結構小さく感じます。これは発光した時の光の加減で発光面がデカく見える現象を考慮してるのか、偶々なのかはわかりませんが非常に渋い表情になっていると思います。

以下発光オプティック画像です~

ebay にて 送料込み USD 24.92 で購入。日本円で 3,834 円でしたが、前述の通り電池別なのでこれに電池代で +1000円程上乗せでした。その価値はあると思うけど、高い。

トランスフォーマー スタジオシリーズ SS-118 オプティマスプライマル

ビーストモードとロボットモードで腕と脚は基本的に同じパーツを利用しているのでつまらない変形パターンになりそうなとこですけど、胴体前後裏返しおよび頭部、拳入れ替えギミック等で工数も多く、見た目もかなり変わるので変形満足度は非常に高い玩具です。この変形パターン、どこかで覚えが……と記憶を辿って思い出しました、アレですメタルスコンボイ(Transmetal Optimus Primal)です。大まかな変形思想は一緒ですが比べると四半世紀分の進化を感じますね。

trans-formers.hatenablog.com

昨今のデザインの流れ的にロボットモードの見栄えを優先した感じはありますが、ビーストモードも脚部以外はまあまあ破綻ない造形です。個人的にはパッケージみたいな咆哮顔ゴリラが良かったんですが、玩具のゴリラ頭部は劇中の憂いを讃えた知的なゴリラ顔で造形されています。これはこれで劇中に似た造形で素晴らしい出来栄えだと思います。

サイズ的には Voyager Class 相当ですが部品点数などコストの兼ね合いで Leader Class として販売されている為、パッケージに対して非常に余裕のある梱包ですね。その分武器等アクセサリーが充実しています。箱がデカいんでしょっぱく見えるんですが、本来刀二振り欲しかったのに一振しかつけてくれなかったナイトバードやらの昨今のコスト厳しい状況鑑みたら十分欲張りセットだと思いますよ!

ビーストモード:

劇中に登場したオプティマルのビーストモードは上半身が非常にマッシブで、脚部が小さめに造形されたデフォルメ体形のゴリラだったので、それと比べると足が長すぎるように思います。とは言え腹の丸い感じや背中の逆三角形のフォルム辺りは劇中のイメージをいい塩梅に昇華してそれっぽく造形できていると思います。

劇中ゴリラ感は手足のバランス的に覚醒ウェポンのオプティマルが一番似てると思います。細かいこと言えば頭部も頭の鉢はもうちょっと丸いのでは?とかゴリラ顔の銀塗装はもっと暗い色味では?とかいろいろあるんですが、変形玩具としては破格のそっくり度合いだと思います。二の腕の内側の黒い装甲も劇中で確認できるので、形状や取り付け方法に違いはありますが脚部以外の再現度は結構高いと思います。まあ一部の TF ファンは「でもこれ変形するんだぞ」で、ちょっと造形の再現度に甘いところはある気がします。私は特に変形玩具としての TF 好き派なのでそこら辺は非常に甘々なのですよ。

脚部は変形パターン的にかなり厳しい造形ですが、ここは心の眼でひと繋がりの太ましい短足と思いましょう。無理あるんですけどゴリラの尻っぽいのを再現しようとしているフシがあるのでこの辺りは設計の苦労をしのぶ感じでしょうか(´^ω^`)

足首部分の向う脛の長さを丸々削った位(つまりはトボットモードの膝関節部分に足の指が生えてる位)が劇中のビーストモードの足の長さのバランスではないかと思うんですが、ここは多分太もものモールドをロボットモードで優先した結果、膝からいきなり足の指が生えてると違和感あるので短いゴリラの膝下を造形したのではないかと想像します。

あと、股間部分がビーストモードの腹カバーやロボットモードの尻と太腿部分が干渉して股間部の可動で殆ど角度を付けられないので、ナックルウォークを再現するにはこの足首部分から曲げる必要があるんですよね。これは生物学的には無茶もいいとこなんですが、ここでクランク状に縮められたロボットモードの膝下側が後ろに出っ張ってるのが、ナックルウォーク時の特徴的な出っ尻っぽく見える(畳んだ膝アーマーもそれに貢献している)用に設計されており驚愕する訳です。ビーストモードの下半身の可動に制限がある中でちゃんと二足、四足それぞれの姿勢を成立させられるように設定されているのは凄い。 TFWIKI によると設計は梅津周平さんだそうです。流石やね。

正面から見るとちょっと肩幅が広いですかね。かなりの前傾になるんですが、ナックルウォークポーズでも正面向けるように首の上方向可動範囲が広く取られています。

二足歩行だと見上げるポーズも取り放題ですね。

肩関節はビーストモードでは前方に引き出すことが出来ます。これで腕組みポーズもイケてしまうのでは?と思ったんですが腕が太くてなかなかそれっぽいポーズが取れないのでビーストモードではいまいち使いどころが判らないですね(ロボットモードでは武器構えた時のポージング自由度が爆上がりします)。

ドラミングも良い位置に腕が配置できますねー。但し実際のゴリラの様に掌を開いたポーズ取らせようとすると微妙にズレちゃうので、あともう5°肘関節が深く曲がってくれたらよかったのにな、と思いました(でもドラミングポーズ取れるように肩関節位置とかか腕の長さとかの微調整相当してるんじゃないかと想像します)。

ビーストモードの口は開閉可能。かなり大きく開けることも出来ますが、口内はモールドが無くちょっとあっさりですね。インジェクションの抜きの都合上ここにモールド仕込むのは難しかったと思いますので仕方ないですね。

ビーストモードでは脚部可動に制限ありますけど、プライマル型はビーストモードの手足がロボットモードの手足を使っているケースが多いので他のマクシマルズ達よりもビーストモードで可動範囲あるケースが多いですね。

首を上に上げられる、腕可動が優秀、という事はスナイパーになれるという事なのでは?と思ってジャベリンのライフル銃持たせてみました。思った通りのスナイパー適性ですが、体格に対して銃がちょっと小さいですね。

ビーストモードの口は開閉可能。かなり大口掛けることが出来ます。口内は作り込まれてなくてちょっとあっさりなのが残念ですね。

初対面シーン。多分劇中の慎重さも玩具とほぼ一緒な気がするんですけど、このシーンでプライマルの方が川上で一段高くなってるところにいるのでこんな感じの対比になるんですよね。段差分は財布で再現です(´^ω^`)

エアレイザーに止め刺すシーン。ビーストモードの肩スイングの使いどころここかな……エアレイザーは SS 買ってないのでメインライン版で代用しているのでテイストが合わないのは仕方ない。

ロボットモード:

絞られたウエストやマッシブな腕、そして何より等身のバランスも劇中に近くとても満足感が高い造形。SS-102 Optimus Prime はちょっとヘッドが小さく等身高すぎで少し劇中と異なる印象だったんですが、これはもう劇中に登場した Orimal そのものという感じがします。

頭部ヘッドは何故か口出しマスク顔。最初のビーストウォーズアニメの劇中オマージュと思いますがビースト覚醒でこの口出しマスク顔のシーン一回も無かったですよね?そもそも殆どゴリラだった訳ですし(コンセプトアートで口出しマスク顔があったとのこと)。

tfwiki.net

個人的には口出しマスク顔のビーストコンボイも好きですし、この頭部の彫刻はとても素晴らしく格好いいので気に入ってるんですが、これを予約した直後に ebay みてたらLED発光オプティック備えた劇中そっくりマスク顔アドオンが売ってたのでついつい注文しちゃったんですよね……(それは別に記録する予定です)

話を本玩具に戻して、胸部中央のシルバーに塗装された部分にマクシマルズのインシグニアがシルバーで印刷されています。その為インシグニアは非常に控えめな表示となっています。なんか知らんけどこれが一寸リアリティある感じに見えるんですよね。

ロボットモードで腕組してみるとこんな感じ。 TF 玩具で腕組は大抵が見立てですけどプライマルは前腕が太ましいのでちょっと「腕組み」にしては長さが足りてない感じなので角度で誤魔化す必要があります。

膝は90°程度しか曲がりませんが、膝上膝下のバランスが良く立膝は余裕で出来ます。

スーパーヒーローランディングもイケました。これは膝関節部分の接合を外して誤魔化しています。

股関節の角度調整してたら上記のような膝関節を外して~とかの姑息な手段を使わなくても出来ましたね。滅茶滅茶可動優秀ですよ!

体幹も非常にバランス良いですね。片足立ちも出来ます。

フィギュアスタンド用の穴は太腿の側面という変則的な場所にあります。バランス取るのが尻穴タイプとちょっと違う感じですが保持力も優秀なので問題なく使えます。

センスさえあれば格好いいポーズ決めまくりだと思いますが、下手糞でもまあまあこの程度位はイケちゃいます。昨今の TF 玩具、割とどうやってもそこそこ格好良くポージングできてしまう悪俊フィギュア優秀な奴が増えて来てるの私の様なポージング下手糞にとってはありがたい限りですわ。

メイン武器の二振の剣は連結したり、チェーンパーツで延長したり非常に多彩に装備させられるので格好つけ甲斐があります。

たーのしー(´^ω^`)とにかく武器構えさせればそれなりに様になるので良いですね。ロボットモードでは肩関節は後方にスイングする構造ですが、これが非常に貢献していると思います。

トランスワープキーも付属するし半分に割れるのでスカージ君と半分ずつ持って割れたハートのネックレスみたいなカップルの証としても使えそう。

劇中でオプティマスが使っていた斧が付属します。この斧だけじゃなく、オプティマルの湾刀も5mm軸部分が別パーツになっていてピンで固定されているという非常に贅沢な作りになってます。ピン接合なのでどっかで折れるとかギミックが仕込まれてるのかな?と思ったんですけど、特にそうしたこともなく、リーダークラス分のコスト掛けた分の還元って事なんでしょうか。この斧に関しては私は DNA Design のアドオンに付属してた奴の方が好みです。

机が狭いので滅茶苦茶コンパクトになってしまいましたが、例のシーン再現するパーツが全部揃いました。これでバトルトラップを惨殺できますね!

そしてオプティマスもドン引きしてたこのシーンです(´^ω^`)ここ映画館でゲラゲラ笑ってしまったのよなあ。三悪全員結構なゴア描写で惨殺されてるんだけど、ロボットだからレーティング的には問題ないもんね!というのはマイケル・ベイからの伝統ですが、全 TF 実写映画で悪は必ず惨殺されているのでそういう縛りでもあるのかって疑っちゃうんですよね。ハズブロの指示?それとも映画監督というのは全員人体破壊シーンを描きたいんだけどレーティングの兼ね合いで我慢してるから、レーティング関係なしのロボット生命体に対してやりたい放題出来ちゃう!嬉しい!みたいなのがあるんでしょうか?

スタジオシリーズ恒例の台紙はマクシマルズと初遭遇する(劇中では。未公開シーンでは洞窟内で初遭遇してたっぽいですけど)森の中でしょうか。劇中と比べるとちょっと鬱蒼とし過ぎている気もしますけど。

こういうシーンあったと思います。

取説のインシグニアの眼がないってちょっと話題になってましたね。SS ライノックスでは Transuformaers のロゴが Transformers: Revenge of the Fallen の奴になってたりしてて、校正大目玉やね。

トランスフォーマー スタジオシリーズ SS-120 ナイトバード

オルトモードは実車そっくり!あと、これは意図した訳ではないんでしょうけど、リアタイヤがはめ込みの遊びでネガキャンついちゃっててヤン車感増してるのが個人的に Good です。

パッケージのデザインは多分コンセプトアートを使っていると思われ、劇中の姿とはちょっと違っているような気がします。

オルトモード:

日産のライセンスを取得しているだけあってオルトモードはかなり劇中に似ています。

日産スカイライン R-33(BCNR33)のオーバーフェンダー仕様でオーバーフェンダーの形状やボンネットのエアスクープ位置、特徴的なカスタムバックミラー(ドアミラーではなく運転席付近のボンネット上に設置)などサイズや成型の制限はありますがその限りで非常に似せて造形されています。散々擦られてますが BCNR33 1995年1月発売ですね。

リアウィングはスケールと素材の都合でかなり太ましく造形されていますが構造や形状は極力似せられていると思います。

リアウィングは流石に一体では抜けないので別パーツ化されていて、これは取り外すことも出来ました。リアランプ周りなどはかなり忠実に造形されており、ボンネット部分の「GT-R」のエンブレムもモールドされています。これはええですね(´^ω^`)

テールパイプが結構上から出ているようなモールドがあるんだけど、本当にプロップカーもこんな上から生えてるんですかね?今回武器の刀はオルトモードで車両底面に配置されて、その柄の尻がリアフェンダー下部から少し覗いているので、これをテールパイプに見立ててるのかな?と思ったんですけど。

ウィンドウはかなり透明度の高いクリアパーツですが、プロップカーは殆ど中が見えないスモーク貼られていたのでクリアブラックの成型色でも良かったんじゃないかな?と思いました。

フロントグリル中央にはプロップカーと同様テラーコンのインシグニアがモールドされており、メタリックパープルで塗装もされています。

底面。変形パターンはかなりの部分でメインラインナイトバートと共通していますが、非常に面倒くさかった太ももの回転収納などが変形しやすく改良されていました。

RotB ナイトバード玩具との比較。サイズは全車同じくらいですが車種が全部違う感じですよね。クルっとチェンジは日産車じゃない感さえあります。オルトモードは圧倒的に SS-120 が素晴らしい出来栄えですね。

ロボットモード:

頭部はバイザー部分が念願のクリアパーツ化されたんですが、その副作用でヘッドパーツがちょっと大きく見えるようになってしまって等身が低く見えちゃう原因の一つになっています。又胸部幅詰めのギミックが搭載されましたが、幅詰めした分バンパー部分が縦長に見えちゃってちょっと劇中と違う感出ちゃってんですよね。RotB の劇中ロボットデザイン、ビーもそうだけど車両ボンネットが多分実車よりも小さいんですよね。ナイトバードはエアロパーツにゴールドの差し色が使われてて、それが悪目立ちしちゃってるというのもあるし、玩具的にはここが分離してどっかに隠れてくれれば胸部もっと似たんじゃないかと思います。

そして背負いもののデカさよ。糞デカ背嚢背負い過ぎ感ありますね。そしてピヨピヨ羽根。この設計なら収納考えてもこうしかならんのは理解できるし、メインラインの焼き直しみたいな変形パターンであることから考えても相当スケジュールきつかったんだろうな、というのも判るのでこれがベターな選択肢だったのは理解するんですけど、いかんせんピヨ過ぎるんですよ。

太腿に直結した車体サイドのガワはここにある必要ないのでどうにかそれらの一部を使ってウイングにするとか期待ではあるんだけど、Ver.2 とかなさそうだしな(´・ω・`)

その他にはメインラインと比べても脚がちょっと短め、とか準備不足感が微妙に見え隠れしちゃってるんですけど個人的に一番気になってるのは正面から見たら頬骨が目に見えちゃう造形かな。ここはオリジナルに忠実で、発光アイがバイザーごしに見えるべきなので造形としては絶対正しいだけにどうやったらいいのか判らんん。ムービーマスターピースでリベンジして発光目備えるくらいしか解決策判らんですね。

対策としては私がもっと「頬骨である」を意識してそう見えない位迄に脳を鍛えるしかないですね。一寸下からのぞき込むとちゃんとオレンジ色の眼がモールドされていて塗装までされているのが判るだけに残念過ぎる。しかし1話限りの TF でさえないゲストロボットから随分出世しましたよね。

彼女が G1 ナイトバードと同キャラではないにしろ、そこからインスピレーションを得ているのは腹部にしっかり星モールドがある事からも推定できます。

可動はまあまあ秀逸。メインライン版同様に腰のガワと背負いものが干渉しますが、SS では腰のガワが若干小型化されているためメインラインよりは腰回転できます。

ピヨ羽根が目立ち過ぎんだよなあ。。。価格に対してコスト制約が厳しかったのか、刀は、オルトモードでリアウイングとして用いられるという制約故に脇差みたいな短さになってしまったメインライン版に比べると長いんですが、それでもちょっと短めなのでせめてあともう 5mm 可能なら 10mm 位は伸ばしてほしかった。オルトモード底面への搭載に支障がない程度に。それとやっぱり二振欲しかったですね(アドオンへの誘惑。。。)。

立膝可能。メインライン版と同様膝関節が左右2か所ずつあります。又それらを使って獣脚っぽい逆脚にすることも出来るんですが、一層脚が短く見えちゃうのでメリットはないです(微妙なS字立ちみたいな感じに使うといい感じかも)。

取説では、刀は太腿に接続されているサイドスカート部分に固定して帯刀風にするか、または背負いもの上部(ピヨ羽根の付け根辺り)に横向きに固定するよう指示されていますが、背中と背負いものを接続する隙間に差し込んでおくことも出来ます。劇中再現的にはこっちなんですが、やっぱり二振欲しいですね。

メインラインではリアウイングの支柱を君合わせて手鉤武器を構成していましたが、スタジオシリーズ版ではモールドで行減されています。ちょっと目立たないですけど劇中でもこれを駆使したシーン無かった気がするのでまあええか。

スタジオシリーズ恒例の背景台紙はノアとエレーナが最初にテラーコンに襲われた博物館の屋外に展示されていた石柱ですが、ここはエリス島国立移民博物館という場所らしいんですが、少なくとも現在はこんな柱は存在しないようです(金属エイリアンに破壊されて撤去されたのかもしれないですけど)。

サイズ的には丁度よろし。

他のビースト覚醒版ナイトバードたちと。

ピヨ羽根は簡単に引っこ抜けるので劇中再現してみました。難しいわ。。

ようやく三悪揃ったぞ!という記念撮影。劇中ではここ迄サイズ差ないのでもうちょっと大きめサイズのナイトバードは欲しいですねえ。。しかし出せるシリーズがない(ThirdPartyに期待するしかないのかしらん)。

総じてプロポーション等に不満が無いと言えばうそになりますが、玩具としての魅力はしっかりあるので

ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマーアゲイン BWVS-03 瞬速の対決

瞬足の対決って変換しちゃうとキッズ大人気スニーカーみたいですが「瞬速」ですって。変換候補に出てこないんですが。オリジナルは 「VS-3 最速の対決 チータスVSワスピーター」だったのでそれよりも早い感じって事なんですかね。

この当時玩具の対決セットオマージュのインナースリーブは物凄く評判良かったですけど、私は箱捨てる派なんですがちょっと勿体ない気がしてるんですよね(´・ω・`)どうしたものか。

さて、私はトランスフォーマーキングダムチーター(Cheetor:チートア)のリカラー/リデコを買わずには居られない呪いが掛かっているので本セットも買ってしまった訳ですが、セットのどっちも単なるリカラーなので玩具的魅力にはひとつも新規性がありません。

チータ

国内では現在チータスとチーターで表記揺らぎが発生していますが、今回のセットの場合パッケージや取説では「チータス」で統一、テックスペックカードでは「チータス(チーター)」と表記されています。個人的には動物のチーター(cheetah)と綴りが違う(cheetor)ので、ビーストウォーズ放送当時当たりの海外版の名称として使われていた「チートア」呼びにして欲しい希望があるんだけど、発音的には cheetor で「チーター」だ太t利するんですかね?

KD-03 チーターから始まったこの型、ロボットモードで肩回りの形状が非常に独特なのと、ガットガンを装備していない(出来ない)ので決定版とは言えないのでは?と常々思ってんのでいつか Deluxe Class で完全新規出してくれと願ってんだけど、まあ暫くは無理そうですよね。私が生きてるうちに出てくれるか知らん(´・ω・`)

今回のリペイントで恐らく6体目。過去のラインナップは以下の通り。発売順全然覚えてないのでタカトミ公式とか TFWIKI から日付引っ張ってきたけどちょっと怪しい感じはあります。

2021 トランスフォーマー キングダム KD-03 チータ
2021 Transformers Kingdom WFC-K31 Shadow Panther
2022 Transformers War for Cybertron Cheetor Netflix Edition
2022 Transformers Legacy Nightprowler
2022 【タカラトミーモール限定】エージェントラヴィッジ&ラヴィッジ

trans-formers.hatenablog.com

ビースト覚醒メインラインチーターは完全新規ですが変形パターン的は KD-03 を踏襲している気がします。その上ガットガンも内蔵可能なのでホント KD-03 型は惜しいのよなあ。まあ好きですけど。

ビーストモード:

全身の斑パターンも一新されており印刷用の版が一新されているようです。最大の特徴は黒目あり。

口腔内も丁寧に塗り分けされていて非常にコストがかかってる印象なんですが、ボディは基本成型色で口吻部から胸部までが明るい色で塗り分けられているのは KD-03 とそう変わらない為、ぱっと見でなかなかリッチさに気付かない勿体なさがあります。

後流石に結構金型使いまわされていてちょっとガタが来てる感じがありました。顕著なのは首周りのここに隙間が生じちゃってるトコですね。あと、前脚の肩部が若干緩くなってきている気がします。まあどっちも個体差って可能性もありますけど。その他見た限りはナイトプローラーで使われてた型と違いはないように思われます。

ナイトプローラー以外はちょっとしまっちゃったので、今回比較対象はナイトプローラーのみですけど、個人的にはビーストモードの顔の印刷については黒目は無くてもええのでは?と思います。別に劇中のデフォルメチーターヘッドに似てる訳でもないですし、元玩具だって黒目ない訳ですし。個人的には涙ラインも以前の印刷パターンの方が好みです。が、こうやって黒目ありなしで並べちゃうとナイトプロウラーの方が真仮面ライダーの変身途中のダミーヘッドみたいに見えてしまうではないか!

引きだとあんまり変わらない感じ。今回の BWVS-04 版の方は尻尾の先まで斑が細かいんですが、実際のチーターはナイトプローラーの方みたいに尻尾の後端は斑が大きくなってるパターンもあるみたいなので特段リアルになってる感じも無かったり。

ロボットモード:

ロボットモードの塗装はかなりリッチ。頭部はフル塗装だと思います。後頭部のブルーも塗ってますよね?元の KD-03 もまあまあ塗装箇所多いんですが(Netflix エディションやナイトプロウラーは脛付近の塗装が省略されてるのでそれらと比較してですが)、それに加えて前腕、太腿部分にも塗装が追加されています。

又、殆ど見えませんが背負いもの部分の金パーツもモールドに塗装されている上に、劇中 CG 通り裏側にも斑が印刷されています。これで形状がもうちょっと似てたらね……

とは言えそもそもキングダムは劇中そっくりロボットモードには拘っておらず、ビースト系は劇中と違っていてもまあまあリアルなビーストモードな造形がテーマになっていたような気がするのでロボットモードの形状も必然として劇中そっくりという訳にはいかんのですよね。

ロボットモードで動物ヘッドの黒目は正面から見ると違和感ないんだけどちょっと斜めからになると頭部形状が非常に立体的なのでちょっと違和感出てくる角度がどうしても出てきちゃうので良し悪しですね。

チータスの変形する立体物としては(胸ダミーだったとしても)マスターピースが現時点では決定版と言っていいほど劇中のイメージをとらえており、キングダム版はサイズやコスト的にそこを目指せない(目指さない)故、新たな変形トイデザインとして設計されたのがこの型なんだと理解しているんですが、それは例えば膝下のデザインなどに表れていて、非常に立体的な造形になっていて塗装が無くても映える形状なんですよね。アゲインはその企画からしてアニメカラーの再現よりも当時玩具カラーの再現を目指すべきだったのでは?とか一瞬思ったんだけど、そうしたらあれか、塗装的にそんなにリッチにならんから特別感出ないのか。マーケティングは難しいですね!

何が言いたいのかというと、この型のチータスは塗装が豪華でもちょっと省略されていても玩具的な魅力はそんなに変わらんのでこれからも新しいのが出ちゃったら買ってしまいそうという事ですね!

ワスピーター

オルトモード:

キングダム版の KD-20 ワスピネーターも十分素晴らしかったので大きく印象変わっていないんですが、複眼や翅のクリアパーツがパープルからブルーに変更され、グリーンのボディカラーは若干暗めの成型色に変更されています。又蜂の腹などの黄色成型色+黒塗装だった部分が黒成型色+黄色塗装に変更されており、前提的に色味が濃くなっています。複眼や翅は劇中ではパープル寄りのカラーリングだった気もするので劇中カラー再現だったらここの成型色は買えなくて良かったのでは?という気もしますが、全体のカラーバランス的には今回の配色の方が「リアリティ」がある様な気がします。

キングダム版と比較すると若干彩度が低い感じ?けど腹の警戒色はよりくっきり締まった色合いになっているので単に彩度低くなってるだけでもないですね。

trans-formers.hatenablog.com

腹の警戒色ですが、今回のアゲイン版は本来黒いはずの箇所が一部イエローで塗装されており、ビーストモードだと模様が不自然になってしまっている箇所があります。これは多分ロボットモードの太腿としての見栄えを優先したのかな?と思って居ます。

ロボットモード:

イエローの色味がビーストモードの腹部の完全に近いイエローとそれ以外のやや赤みの入ったイエローで塗り分けられています。又頭部や太ももの塗分けが変更されてあり、今回のアゲイン版の方が購入感があります。

あと特筆すべきは割れた蜂頭の断面が劇中同様イエローに塗装されています!芸細!

オプティックは相変わらずよく光りますね。ブルーアイもなかなか。

並べてみても画像だとそんなに違いが判らないかも知れないですね。個人的にはよりかとうけんそうさんボイスっぽいのはキングダム版な気がします。