ソラスプライムとの比較用に引っ張り出してきたので折角だから記事にしておきますね!
これはハスブロの Thrilling 30 版ですが、タカラトミーからも「トランスフォーマージェネレーションズ TG-25 オライオンパックス VS メガトロナス」の 2 pack で発売されていました。
高富版は赤い部分がメタリックレッドの塗装、ウィンドウはクリアブルーと蓮版よりも豪華仕様だったんですが、私は IDW コミックの ”Spotlight: Orion Pax” が付属してるというのに惹かれて Thrilling 30 版の方を購入しました。本当はジェネレーションズ版を購入して国内 TF 販売に貢献すべきなんですけどね……おっと、ヤバい話題に発展してしまいそうなのでさっさと本編行きましょう。
オルトモード:
オルトモードはセイバートロニアン = ピックアップトラック、かな?荷台にファンネルみたいの積載していますが。
Transformers Spotlight: Orion Pax
元ネタはコミック登場のこの姿だと思いますが結構攻めたボンネット形状が玩具ではより一般的な形状になっています。全体的なバランスとしてダットサントラック(普通車サイズ)位の車格に見えるんですが、コミックではもうちょっと大きな車両を意図しているかも知れません。
ピックアップトラック風ですがリア部にはフィン上のパーツが取り付けられた何か(玩具的にはロボットモードの腕)が配置されており「荷台」と呼べるような部位は塞がっています。
この型は、何故か入手難易度が高い Timelines で複数のリデコに使われていて、Transformers Collectors' Club 限定のライオコンボイ (2015)、BOTCON 2015 の組み立てイベントで配布されたというガルバコンボイ (2015)(これは TFCC のライオコンボイと対になるって意図なのかしらん?)、更には Transformers Collectors' Club 限定のノヴァプライム (2015)。
荷台部分のフィン状のパーツはその後のノヴァプライムのアイデンティティにまでなってる車両デザインに一致するのでこれはもしかしたら最初からノヴァプライムとのパーsha……(私の中で「パーシャル」が「設計段階から意図された別キャラクターとの共有化」みたいな意味で間違って認識しちゃってるのでうっかり言いそうになるんだけど、これは間違いなので)もとへ、頭部リデコで最初からノヴァプライムとすることも計画されてたかもな?と思っています。
前後上下。見ての通りルーフ部分のブロック以外は左右に分割されて手足を構成するんですが、結構隙間は空きます。最近のフォーマットに比べるとロック箇所が少ない気がしますねー。
ロボットモード時の武器(エナジーアックス、イオンブラスター)はオルトモードでは底面などに収納出来ない為リアフェンダー付近の 5mm ジョイントを使って取り付けておきます。最近だとソラスプライムがこれでしたね。この位置なら武装と言えないこともないんですけど個人的にはちょっと残念。
底面みるとボンネット前部側にかなりの大空間があるので、イオンブラスターに折りたたみのギミック追加すれば底面収納できたかもしれないので勿体ないですね(コスト制約はあろうと思います)。
これはジャンプしてるっぽい奴。 10 年以上前のフォーマットなのでフィギュアスタンド用のジョイントは存在しないのでアーム的な奴で支えるしかないですが、なんとかなります。
最近の Deluxe Class では SS ハチェットのオルトモードとほぼ同じくらいのサイズ感ですね。
ロボットモード:
この型の醍醐味はなんと言ってもボンネット部分がガバッと展開して膝下に立貯めれて脚部を構成するその変形。そしてかなり複雑なヒンジによって畳まれる肩基部の変形ですね。手首収納部に蓋が無く角度によってはスカスカがバレてしまう等は些細です。
頭部が非常に小さく作られている為唐人が非常に高くなっているのも特徴ですねえ。あと手首の 5mm ジョイント。もう慣れてしまったけど、拳に対してデカすぎる穴なの、当時はもの凄く嫌でしたねえ……手持ち武器を共通規格にするための措置なんですけど 3mm とか、せめて 4mm で良くなかった?これ?ただそのせいで拳は大きめに作られているので外連味はありますね。
頭部はオライオンなので口剥き出しフェイスですね。相対的に大きな額のスリット部分や顔側面のガードから繋がるチンガード的なパーツの造形のせいでちょっと BW2 ロングラックに似てる気がします。
後頭部はクリアパーツになっており、構造的には集光ギミック(ライトパイピング)が備わっているんですが、オプティックは不透明な水色で塗装されています。
後から強い光を当てると未塗装の目の周りだけが光るのでちょっと不気味な印象になりますね。
エナジーアックス。オプティマスプライムの手首が挿し変わるタイプではなく手持ちの大型バトルアックス。これは刃の色であるクリアオレンジの成型色に柄の部分を黒で塗装している為ですね。一段太くなっている部分の直下が 5mm 径になっていて、そこから更に段差がありもう少し径が細くなっていますが、5mm 径の箇所は塗膜の分少し太くなっているのでしっかり奥まで差し込もうとすると非常にキツいです。
手首にはロール軸が備わっているので、角度調整して両手持ちさせることも出来ます。
もう一つの武器はお馴染みイオンブラスターですね。こっちは未塗装なので 5mm ペグの太さは適切です。外した武器を本体にマウントさせとくとこが無いのがちょっと残念ですが、外観に無駄な 5mm 穴空いてないのはデザイン上は非常に喜ばしい事なので悩み所ではあります。
最近基準で考えても腰の前屈が無いくらいで可動軸はかなり豊富。足首がボールジョイントなのは寧ろ最近のプロダクトよりも可動範囲的には有利です(ヘタレに弱いという欠点はありますが)。
しかし関節の可動域がちょっと狭い。腕部はまず肩幅が広い為腕組みが出来ません。
膝関節は最大でこれ位しか曲がらないんですよねえ。せめて 90° 曲がってくれたら。
この可動域ですが立膝はどうにか可能。
これはまあ私のポージングセンスの問題なんですけど、なかなか格好いいポーズ取らせるのが難しいタイプの玩具ですね。
素立ちが一番格好良くなってしまった……
セイバートロニアンオプティマスぽい奴が今リアクティベートのしかないのでこれと一緒に撮影しましたがちょっと違うかな……ハスブロから Leader Class 位で IDW バースのオプティマス出してくれないだろうか……